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野杁正明、山崎秀晃との延長戦制す。NOMANドロー防衛:8.22 名古屋

Krush.57 ~in NAGOYA~
2015年8月22日(土) 名古屋国際会議場イベントホール
 野杁正明は山崎秀晃と-65kgで激突。延長に及ぶ接戦となるも、多彩な蹴りと巧みなディフェンスで故郷のファンを魅了し勝利すると、4月に試合が流れたゲーオ・フェアテックスとの対戦を改めて熱望した。-65kg王者のNOMANはドロー防衛となり試合内容を猛反省。元-55kg王者・瀧谷渉太は新階級-53kg初戦を圧勝でクリアした。
  レポート&写真:井原芳徳


第8試合 メインイベント TOKYO×NAGOYA 5対5マッチ大将戦 Krush -65kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
△NOMAN(DTS GYM/王者)
△泰斗(GET OVER/挑戦者)
4R 判定1-1 (芹沢10-9/勝本9-10/豊永10-10)
3R 判定1-0 (芹沢30-30/勝本30-29/豊永29-29)
※NOMANが初防衛

 1月に寺崎直樹を破って新王者となったNOMANが初防衛戦。挑戦者の泰斗は今大会の地元愛知出身で、名古屋大会は3戦3勝(2KO)。NOMANは敵地に乗り込む形での試合となる。
 1R、右ロー主体の蹴りの応酬から始まり、NOMANは左ミドルも多用し、終盤にはコーナーに泰斗を詰めて飛び膝蹴りで奇襲。クリーンヒットにはならないが、少しだけ優勢と印象付ける内容に。
 2Rも蹴り主体の展開。なかなか均衡は崩れないが、中盤にNOMANが手を振って泰斗を挑発すると、泰斗は右ハイをヒット。すると泰斗の応援団に火がつき、押されるように泰斗は前へ。地の利も働き少し優勢な印象だ。
 だがどちらかに大きく流れが傾くことは無く、3Rも変わらず。泰斗コールがさらに大きくなり、泰斗は前に出てパンチを振るうが、NOMANはスウェーしてヒットを許さない。
 結局、延長に突入すると、打ち合いの頻度は増えるものの、お互いなかなかクリーンヒットが出せない状態は変わらず。中盤、泰斗がバックハンドブローを当てたのをきっかけに前進し、バックスピンキックもヒット。若干攻勢を印象付ける攻めにも見えたが、終盤はやや攻めあぐねてしまったせいもあってか、ジャッジの評価は割れることに。タイトルマッチはマスト採点ではないため、1者がドローをつけ、トータルでもドロー。結局、NOMANが首の皮一枚つながる形で防衛に成功したものの、大苦戦の内容で笑顔は無かった。



◆NOMAN「木村選手が僕のことを『日本10位ぐらいの実力』と言ってましたけど、20位ぐらいの実力です。向うの声援にも押されてしまいました。延長終わって、負けたなって感覚があります。どんどん批判言ってください。2代目(王者)のHIROYA選手や3代目の寺崎選手に謝りたいです。価値を下げちゃったと思います。正直、僕が観客なら糞試合と言ってると思います」


第7試合 セミファイナル TOKYO×NAGOYA 5対5マッチ副将戦 -65kg Fight 3分3R(延長1R)
×山崎秀晃(チームドラゴン/Krush -63kg王者)
○野杁正明(K-1ジムEBISU 小比類巻道場/元Krush -67kg王者)
4R 判定0-3 (勝本9-10/芹沢9-10/朝武9-10)
3R 判定0-1 (勝本29-29/芹沢29-30/朝武30-30)

 野杁は4月のK-1でマサロ・グランダーに飛び膝で右まぶたを切られTKO負けをして以来の試合。7月4日のK-1でグランダーが木村“フィリップ”ミノルに敗れると、その2日後の会見で野杁は、K-1 WORLD GP -65kg王者・ゲーオ・フェアテックスへの挑戦者決定戦を8月22日のKrush名古屋大会で木村とやりたいと話した。ゲーオは11月21日のK-1での防衛戦が予定されているが、相手は未定だ。
 だが木村は試合間隔が短く、ベストコンディションで臨めないためキャンセルし、その翌週の会見で、野杁の相手として山崎が用意された。本来、Krush王者のKrushでの試合は全てタイトルマッチでなければならないが、別の階級で戦う場合はノンタイトル戦も認められるように規約が改定された。山崎は6月に-63kg王座の3度目の防衛を果たして以来の試合だ。



 1R、開始すぐから山崎がパンチラッシュを仕掛けるが、野杁はブロックすると、山崎の打ち終わりにスピードのある右ハイをお返し。いきなり始まるスリリングな展開に場内が沸く。その後も野杁は山崎のパンチを落ち着いてブロックし、バックスピンキックの奇襲にも反応して腹に力を入れて耐え、右ミドルをお返しする。終盤にはサウスポーにスイッチし、圧力をかけてコーナーに詰め、左ミドル、ローをヒットする。
 2Rも野杁がサウスポーでうまくプレッシャーをかけ、左ミドルを当て続ける。回り続け守勢に回る山崎だが、大きなダメージは負わず、顔面狙いの左前蹴りや、左ローキックを随所でお返し。終盤に野杁はオードソックスに戻して右ローを連打するが、山崎はまだ崩れない。



 3Rも野杁がオーソドックスからサウスポーへと途中スイッチしながらも圧力をかけ続けるが、なかなか山崎をぐらつかせる攻撃は出せない。ほぼ五分の状態が続いた終盤になり、ようやくパンチの打ち合いに。野杁は時折もらうがクリーンヒットは無く、山崎のパンチをスウェーし、右ストレートのクリーンヒットをお返しする場面もあり、手数では劣るものの的確さでは上回ってみせる。

 結局、判定では野杁に1者が票を入れるも、ドローとなり延長に突入。ポイントが全て発表されると、野杁は頷いて自軍に戻る。そしてゴングが鳴ると、落ち着いて山崎のパンチを防御しつつ、右ローを連打し先手を取る。山崎の左ボディフックをもらうが、ひるむことなく、すぐに右ストレートをお返し。その後も山崎がバックハンドブローの奇襲を決めるが、これにもぐらつかず、右ローを当て続けると、少し山崎の表情が曇り出し、ステップもぎこちなくなる。野杁は右ハイも織り交ぜ、終盤のパンチの打ち合いの展開でも、山崎のパンチをかわしつつ打ち終わりに右ハイをお返し。通常のラウンドなら10-10でもおかしくない程度の差ではあったが、マスト判定で差を印象付けるには十分で、野杁が3票を獲得し、接戦をものにした。



 マイクを持った野杁は「名古屋のみなさん、野杁正明が名古屋に帰って来ました。僕が言い出して名古屋Krushが始まって、3回目は事情があって出れなかったんですけど、帰って来ることができて、対戦相手も強くて尊敬する選手の一人である山崎選手でうれしく思っています。2人でハイレベルなKOができればいいとインタビューで言っていたんですけど、延長判定勝ちになってしまって申し訳ございません」と、感謝と反省の弁。さらに「11月にゲーオとやらせてください。4月に(グランダーに)ああいう負け方をしたんですけど、元々ゲーオとやると決まっていたのは僕です。一回やった選手(木村)がまたやるのは面白くないと思うし、みなさんも僕対ゲーオが見たいと思います」と話し、改めてゲーオ戦を熱望し、最後は「タイトルマッチは泰斗君が獲ってくれると思うんですけど、取れなかったら次が僕が狙います」と話して締めくくった。


第6試合 TOKYO×NAGOYA 5対5マッチ中堅戦 -53kg Fight 3分3R(延長1R)
×良輝(晴山塾)
○瀧谷渉太(KSS健生館/元Krush -55kg王者)
判定0-3 (豊永25-30/芹沢24-30/朝武24-30)

 新設された-53kgで初の試合。-55kgを2度制した瀧谷はベスト体重となる-53kgに落とし、9戦3勝5敗1分の21歳・良輝と対戦した。瀧谷は1R、サウスポーに構えて出入りしつつ、左の蹴りを上中下に的確にヒット。終盤には左のインローを効かせて良輝をぐらつかせる。2Rも蹴りで良輝を苦しめると、顔面狙いの右の前蹴りで2ダウンを奪う。終盤はパンチの連打で倒しに行くが、体重を落としたせいもあってか、当たりが軽くなってしまう。



 3Rも瀧谷が左のロー、ミドル、ストレート等を当て続けるが、良輝も耐え続け、胴回し蹴りやスーパーマンパンチの奇襲を仕掛け、最後まであきらめず。終了間際に瀧谷が右の前蹴りでまたもダウンを奪うが、KOはできず。圧勝ながらも瀧谷の追い求めるレベルはもっと上で、試合後は苦い表情を浮かべると、マイクを持ち「-53kgを引っ張っていかないといけないのに、こんな試合じゃダメです」と反省した。


第5試合 TOKYO×NAGOYA 5対5マッチ次鋒戦 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
○大岩龍矢(チームドラゴン)
×倉崎昌史(GET OVER)
判定3-0 (水谷29-27/朝武30-28/豊永30-27)

 大岩は東京チームの一員ではあるが、去年までいた故郷名古屋での凱旋試合に。1R、大岩のパンチで倉崎が鼻血を出すようになると、次第に大岩のパンチのヒットも増え、2Rに大岩が左の膝蹴りをボディに当てた後に左フックをヒットし、倉崎はダウン。倉崎は足を上げたタイミングで、うまく合わされてしまう。その後の打ち合いの展開では倉崎も当て返し、大岩を苦しめるが、大岩も負けずに打ち合い試合終了。結局、大岩がダウン分で差をつけ判定勝ちした。


第4試合 TOKYO×NAGOYA 5対5マッチ先鋒戦 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
×南野卓幸(チームペガサス)
○早坂太郎(名古屋JKファクトリー)
4R 判定0-3 (芹沢9-10/豊永9-10/朝武9-10)
3R 判定1-1 (芹沢29-30/豊永29-28/朝武29-29)

 1R、パンチの打ち合いの展開で、ヒット数で上なのは南野だが、早坂は距離ができればサウスポーからの左のミドルとローを的確にヒット。2Rまで同様の構図で、3Rも基本的には同じではあるが、早坂はパンチでも左ストレートで南野をぐらつかせる場面を作り、3R目のポイントを確実に取る。2Rまでの採点の評価が分かれ、延長戦にもつれ込むと、パンチをもらう場面もあった早坂だが、今日引退セレモニーを行う先輩の佐藤嘉洋を思い出させる、片手でつかんでの左の膝を連打して手数多く攻め判定勝ち。Krush名古屋大会で2年連続で勝利をもぎ取った。


第3試合 -60kg Fight 3分3R(延長1R)
×平塚大士(チームドラゴン)
○明戸仁志(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
2R 0'45" KO (右フック)

 1R、平塚が重みのある右ローを連打して明戸をぐらつかせ、終盤に右ローでダウンを奪取。KO勝ちも時間の問題かと思われたが、2Rに明戸がローに耐えて左フックをお返しすると効き目を発揮。そこから一気にパンチラッシュで畳みかけ、右フックで逆転KO勝ちし、名古屋のお客さんを驚かせた。


第2試合 -60kg Fight 3分3R(延長1R)
×剣闘士“俊”(チームペガサス)
○大野 聖(頂上会テアゲネス)
判定0-3 (29-30/28-30/29-30)


第1試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
○DAISUKE-A.K.G(A-BLAZE×KICKGYM)
×栗原圭佑(Fighting Kairos)
1R 1'50" KO (右ストレート)


オープニングファイト第2試合 -60kg Fight 3分3R
×高田彰二(和術慧舟會駿河道場)
○宮地謙太朗(GET OVER)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)

オープニングファイト第1試合 -65kg Fight 3分3R
○上田誠也(Number.8)
×前田洋平(KANALOA-GYM)
2R 0'50" KO

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