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HIROYA、連続KO勝ちで-65kg級王者に。武尊、-58kg級王座初防衛:3.8 後楽園

Krush.39
2014年3月8日(日) 後楽園ホール
 1月大会で開幕した初代Krush -65kg級王座決定トーナメントは準決勝・決勝が行われ、HIROYAがNOMANを右ハイ、TaCaを右ローでKOし優勝。K-1甲子園2008優勝後、長らくスランプが続いたが、昨年からノッパデッソーン・トレーナーの元で急成長し、22歳にしてプロ初のタイトル獲得に成功した。-58kg級では武尊が神戸翔太との激しい打ち合いを制し判定勝ちし王座初防衛。木村ミノルは再起戦を1R KO勝ちで飾った。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 ダブルメインイベント(1) 初代Krush -65kg級王座決定戦 3分3R(延長1R)
○HIROYA(TRY HARD GYM/65.0kg)
×TaCa(triple-y/65.0kg)
2R 1'37" KO (右ローキック)
※HIROYAが新王者に

 1月4日の後楽園で開幕した-65kg級王座決定トーナメントはいよいよ決勝。今大会での準決勝でNOMANを2R右ハイでKOしリベンジを果たしたHIROYAと、泰斗に判定勝ちしたTaCaの組み合わせになった。



 1R序盤からHIROYAが鋭い右ローを的確にヒットし先手。だがTaCaの軽く合わせたような右フックをもらうとひるみ、TaCaのパンチラッシュでマットに手をついたり、ロープに倒れこんだりと、ダウン寸前のところまで追い詰められる。だがHIROYAは右のテンカオでTaCaの突進を止めると、右ローを連打し反撃。TaCaは足が棒のようになる。
 そして2R、HIROYAが右ローを連打するとTaCaは足が止まり、HIROYAは執拗にローを当てて攻勢に。TaCaが起死回生を狙い放った右ストレートを空振りしたタイミングで右ローを当て、ついにダウンを奪取。TaCaは10カウントギリギリで立ち上がったものの、ファイティングポーズを取るには間に合わず試合終了。HIROYAがプロ36戦、22歳にして念願の初タイトルを獲得した。



 試合後のHIROYAは「中3でK-1でデビューして、やっとKrushのチャンピオンになれる選手になりました。トーナメント全試合KOで勝てましたが、まだまだ改善しないといけないところがあります」と話し、昨年からジムのトレーナーとなった元ラジャダムナン王者のノッパデッソーン氏と、父親の河部儀信氏に感謝の言葉を述べた。
 さらにHIROYAは「野杁君が67kg級チャンピオンを返上して、65kgに落としてきたので、野杁君とやることになるでしょう。野杁君を倒せば最強のチャンピオンになれます」と話すと、リングサイドで観戦していた野杁正明もリングイン。K-1甲子園、Krush YOUTH GP、Road to GLORY JAPANで計3度HIROYAに勝利している野杁は「4度目の対決も僕が勝ってチャンピオンになります」と宣言した。




第2試合 初代Krush -65kg級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
×NOMAN(DTS GYM/65.0kg)
○HIROYA(TRY HARD GYM/65.0kg)
2R 1'21" KO (右ハイキック)

 1R、互いに右ローとパンチを当て、ほぼ互角の展開。2Rに入るとHIROYAが右のテンカオや右のクロスが当たりだし、左ボディフックがクリーンヒット。これでNOMANの動きを止めると、右ボディフックも当てた後に右ハイキックでなぎ倒すようにダウンを奪う。前のめりに倒れたNOMANは立ち上がったもののフラフラで、すぐさまレフェリーがストップ。HIROYAが昨年6月に判定負けしたNOMANへのリベンジを果たし、決勝にコマを進めた。





第1試合 初代Krush -65kg級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
○TaCa(triple-y/65.0kg)
×泰斗(GET OVER/65.0kg)
判定3-0 (和田30-29/千葉29-28/芹沢30-28)

 1Rからお互いミドルや前蹴りを当てつつ、パンチの打ち合いを時折繰り広げる展開が続く。2Rも3Rも泰斗がラウンド序盤にパンチを当てるが、TaCaも終盤にかけてパンチをお返しする展開。大きな差のつくラウンドは無かったが、TaCaがジャッジ3者から評価され判定勝ちした。


オープニングファイト 初代Krush -65kg級王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
○富平禎仁(正道会館/65.0kg) 
×栗原圭佑(Fighting Kairos/64.8kg)
1R 1'32" KO (右フック)





第10試合 ダブルメインイベント(2) Krush -58kg級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○武尊(チームドラゴン/王者/58.0kg)※初の防衛戦
×神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK/挑戦者/58.0kg)
判定3-0 (豊永29-28/千葉30-28/勝本30-28)
※武尊が初防衛

 神戸(かんべ)は王座挑戦者決定トーナメントで石川直生、大滝裕太を下し優勝。だが1月の決勝を見た武尊は会見で「正直あまり面白くなかった」とバッサリ。その後も「3月は俺だけ見に来たらいいんじゃないですか?」「チャンピオンになれる選手とチャンピオンの器じゃない選手の違いを見せます」と豪語していた。
 対する神戸は1月の会見では「セコい手を使ってでも(ベルトを)取りたい」と話していたが、前日計量では「明日はケンカだと思って無茶苦茶にしてやります」とコメント。当初のコメントから一転、真っ向勝負に意欲を示していたが、その気持ちが武尊を脅かすことになる。



 1R、序盤から武尊がオードソックスからの左のミドル、インロー、左右の前蹴りを連打し主導権。まだ手数は控えめだが、じわじわと神戸にダメージを与える。2Rも同様に主導権を維持し、左のテンカオ(ボディへの膝蹴り)とサイドキックを効かせて神戸の動きを止めると、パンチの打ち合いで左フックを当ててダウンを奪う。
 その後も武尊がパンチのラッシュで神戸を追い詰めるが、神戸はセコンドの「左を合わせろ」との声を聞き、武尊が左フックを放ってガードが開いた隙を突き、左フックを合わせて逆に武尊をひるませ挽回。場内が大声援に包まれる中、両者はパンチの激しい打ち合いを繰り広げる。
 1分のラウンドインターバルで息を吹き返した武尊は、3R開始すぐから前に出てパンチと左膝蹴りでラッシュ。神戸は下がりながらも目は死んでおらず、細かくパンチをお返しし、最後まで勝負をあきらめない。試合は激しい打ち合いのまま終了。ダウン分のポイント差で武尊が勝利し初防衛に成功したが、神戸の粘りも光る試合だった。




第8試合 セミファイナル 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部功也(チームドラゴン/ISKA世界ライト級(60kg)王者/61.5kg)
×ヒシャム・ムジタヒド [Hicham Moujtahid](ベルギー/バロンチーム/チーム・スーパープロ/WCSFスーパーライト級王者/61.0kg)
判定3-0 (咲田30-28/勝本30-28/芹沢30-27)

 初来日のムジタヒドはアルジェリア系の22歳で、尾崎圭司を下したことのあるベルギーの強豪・ジェシー・プティ・ジャンと2012年にIT'S SHOWTIMEで戦い勝った実績がある。サウスポーの功也は1Rから重みのある左ミドルをムジタヒドの脇腹、腕に何発も当てて主導権。次第に左テンカオ、左ハイ、右のサイドキックも絡め、ダウンは奪えなかったものの終始圧倒し完勝した。
 試合後、ISKAのフランス代表者と日本代表の加藤勉氏がリングに上がり、功也のISKA王座の初防衛戦を5月1日(水/現地時間)にフランスで、イェトキン・オズクル(トルコ)を挑戦者に組むと発表。功也は「ヨーロッパでNo.1、No.2に強いオズクル選手ですが、Krushの看板は俺が守りたいです」と宣言した。既報通り、兄の弘嵩も4月26日(土/現地時間)にフランスでグサヴィエ・バスターとISKA世界スーパーライト級王座決定戦を行うため、兄弟揃っての遠征となる。




第7試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○木村ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム/63.0kg)
×佐々木大蔵(チームドラゴン/63.0kg)
1R 2'49" KO (3ダウン:パンチ連打)

 木村は昨年12月に山崎秀晃の持つ-63kg級王座に挑戦し、1R KO負けを喫して以来の試合。佐々木には昨年3月3日の新宿大会で1R KO勝ちしたものの、2ダウンを奪った後に1ダウンを喫していた。大蔵はその敗戦以降、園田顕悟、宇都宮城、一輝を相手に3連勝と好調だが、今回の木村は危なげなく佐々木を退けてみせる。
 1R開始しばらく、互いにローの応酬で、静かなスタートだったが、木村が次第に単発の右フックや、右ボディ→左フックの連打を決めるようになり出し、じわじわと主導権を握り、左フック一発をクリーンヒットしダウンを奪取。その後はフラフラの佐々木から立て続けにパンチ連打で2ダウンを奪って快勝した。
 試合後マイクを持った木村は「タイトルマッチでは応援してくれた人を辛い思いをさせたんで、これからはぶっ飛ばします。まだまだこれからついて来い!」と吠えた。




第6試合 佐々木仁子ファイナルマッチ 女子57kg契約 2分3R
○佐々木仁子(チームドラゴン/元J-GIRLSフェザー級王者/56.6kg)
×森田和美(勇心館/2013全日本新空手G-3女子-60kg級王者/56.5kg)
判定3-0 (福田30-29/豊永30-28/勝本29-28)

 キャリア10年、33戦目の佐々木が引退戦。相手を務める森田はプロ2戦目。2013全日本新空手G-3(現K-3)女子-60kg級優勝者で、11月の新宿大会のプロデビュー戦では37戦のキャリアのあるベテラン・成沢紀予に判定勝利している注目株だ。



 試合は開始すぐから佐々木がプレッシャーをかけ、右ローを効かせつつ、重みのある左右のパンチをヒット。2Rには連打で森田の動きを止め、ダウン寸前まで追い詰める。だが森田は3R、序盤から先に前に出てパンチを連打し反撃。鋭い左ミドルも効かせると、佐々木は己を鼓舞するように雄叫びを上げ、森田も叫び返す。すると両者とも激しいパンチの打ち合いを繰り広げ、場内を沸かせる。お互い一歩も引かぬまま最後まで打ち合い続け試合終了。佐々木は最後に完全燃焼しつつ勝利をもぎ取り有終の美を飾った。



 試合後の引退セレモニーではチームドラゴンの前田憲作会長、ドラゴン所属選手代表として尾崎圭司、昨年WBCムエタイ日本王座を争った大石綾乃が花束を贈呈。最後はKrushの宮田充代表が記念のベルトを贈呈すると、佐々木はこの日一番の喜びの表情を見せた。
 佐々木は「本当は辞めたくないんですけど、一人で生きているわけじゃないし、これから後輩がチームドラゴンの強さを表現してくれると思うので、気持ち良く引退します」と話し、ジムの仲間、ファン、両親に感謝の言葉を述べた後「今まで10年間チームドラゴンの佐々木仁子を応援してくれてありがとうございました」と挨拶を締めくくり、10カウントゴングを聞いた。佐々木の通算戦績は33戦24勝(4KO)8敗1分。




第5試合 Krush -60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
△闘士(池袋BLUE DOG GYM/勝ち点3→4/60.0kg)
△渡辺 武(Booch Beat/勝ち点0→1/59.9kg)
判定1-0 (勝本30-29/豊永30-30/朝武30-30)

 1月4日大会から開幕したWILDRUSH League。初戦をKO勝ちで幸先良く突破した闘士だったが、渡辺相手に攻めあぐねる状況が続く。3Rに入ると渡辺が左ボディを皮切りに、右ストレートや左ミドルを当てて攻勢に。だが闘士もローをお返しし、次第にパンチの激しい打ち合いに突入。場内を沸かせたものの、互いに決め手に欠けドローに終わった。


第4試合 Krush -60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
×レオナ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット/勝ち点2/60.0kg)
○島野浩太朗(菅原道場/勝ち点0→3/60.0kg)
1R 1'03" TKO (ドクターストップ:パンチによる眉間のカット)

 開始すぐから島野のローブロー、レオナの蹴り足つかみといった反則があり、荒れ気味の幕開け。すると接近戦でのパンチの打ち合いとなり、レオナが眉間をカットし大出血。レオナはドクターストップがかかり、和田レフェリーは有効打と判断し、島野がKO勝ちの3点を獲得した。


第3試合 Krush -60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/勝ち点2/59.9kg)
○北井智大(チームドラゴン/勝ち点0→2/60.0kg)
判定0-3 (和田28-29/豊永28-29/芹沢28-30)
※1R右フックで大沢に1ダウン

 開始すぐ、北井が右フックでダウンを奪ったが、大沢は独特のフェイントを駆使して左ボディフックを中心としたパンチや、左ミドルの手数をじわじわと上げ反撃。3Rには右フックで北井に鼻血を出させ、左まぶたを腫れさせ、敗れたものの北井を追い詰めた。



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