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瀧谷渉太、復帰戦で将大に痛恨の判定負け:7.13 新宿

Krush-IGNITION 2013 vol.5
2013年7月13日(土) 新宿FACE
 1月のマイク・アラモス戦で連勝が10でストップし、5月に名古屋から上京し健生館に移籍した瀧谷渉太。-55kg級王座も返上し、再び王座を目指しての第1戦だったが、対戦相手の将大の度重なるクリンチの反則に攻撃を寸断され判定負けに。レフェリングにも泣かされた試合だったが、瀧谷は「完璧に自分の負け」「今この状況で(9月1日の名古屋大会で)戸邊選手とやったら確実にKO負けしていた」「今日を教訓にして9月に生かしたい」と反省した。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 メインイベント -55kg Fight 3分3R(延長1R)
×瀧谷渉太(KSS健生館/元Krush -55kg級王者/54.7kg)※桜塾から所属変更
○将大(MAD MAX GYM/55.0kg)
判定1-2 (和田28-29/勝本28-27/千葉28-29)
※3R左ストレートで瀧谷に1ダウン

 1R、瀧谷がサウスポーの構えで前後にステップし、距離を詰めるとパンチや蹴りを勢いよく放つが、大振りになってしまう。将大は時折左の前蹴りを当て、瀧谷の突進を封じる。お互いクリンチになることが多く、なかなか均衡が崩れなかったが、終盤に放った瀧谷の右フックがクリーンヒット。ぐらついた将大はクリンチで追撃を逃れる。
 すると将大は「あれから足に力が入らなくなった」といい、2Rに入ると瀧谷のパンチをもらう度にクリンチしたり、前方にスリップする場面が増えてくる。瀧谷は自分から組みつくことはほとんど無かったが、将大に組まれると突き放せず道連れに遭い、朝武レフェリーは両者に口頭注意をする。



 それでも試合の主導権は瀧谷が握っていたが、3R序盤にまさかの展開に。瀧谷がパンチの連打で詰めた後、押し返すように将大が放った左ストレートがアゴに命中し、瀧谷が尻もちをつきダウンを宣告される。スリップと見た観客も多く、不満の声も飛んだが、瀧谷は試合後のインタビューで「完璧に当たったというのが、今も痛みがありますので、初めて効いたというか、ダウンして。効いたパンチでした」と振り返っており、朝武レフェリーの判断は妥当だったことがわかる。



 その後も将大の回し蹴りをもらってぐらつく場面もあった瀧谷だが、次第に回復すると再びパンチを当てて反撃。しかし2Rまで同様、将大がぐらついてはクリンチしたりスリップしたりする場面が多い。瀧谷はその都度攻撃が寸断され、朝武レフェリーは将大に注意を重ね、警告を宣告するが、減点対象とはならず。結局その状態は変わらないまま試合は終了。勝敗は判定に委ねられる。するとジャッジは割れたが、将大が2票を獲得して勝利に。観客の反応は不満の方が多く、スッキリしないムードのまま大会は終わった。

 ジャッジ3者の採点を分析すると、和田・千葉ジャッジの28-29は、2Rを瀧谷に10-9でポイントをつけ、3Rは将大に10-8でつけた、レフェリングに忠実な採点だったといえる。一方、勝本ジャッジの28-27は、1Rと2Rを瀧谷に10-9でポイントをつけ、3Rは瀧谷の反撃を評価し、将大のクリンチを減点対象とし、8-9にしたと考えられる。筆者の採点は1R10-10、2R10-9で瀧谷、3R9-10で将大の29-29でドロー。延長戦できっちり決着をつけて欲しかった。将大は1Rから自分から組みつく場面が多かったため、3Rは減点にしてもよかったのではないだろうか? Krushルールの根幹に関わるため、今後レフェリーはクリンチへの判断をより厳密にして欲しい。

 なお 瀧谷は9月1日の名古屋大会での戸邊隆馬(シルバーウルフ)戦が決まっており、この勝者には、現在行われているGAORA杯 Krush -55kg WILDRUSH League 2013優勝者と、第2代Krush -55kg級王座決定戦を争う権利が与えられる。Krushの宮田充プロデューサーは「将大については勝負をして勝った結果を踏まえた上で、55kgでまたチャンスを作って行こうとは思います。ただ、瀧谷対戸邊を変更するほどのインパクトは無かったと思うので、瀧谷対戸邊の勝者が第2代王座決定戦に進むのはそのままで行こうと思います」と話している。



◆将大「(今日、勝ちましたが?)勝ちじゃないですね。あんま覚えてないんですけど、1R目にフックかな?あれから足に力が入らなくなった感じですね。2R以降も効いてて、3Rに左フックですかね?入ってダウンを取った時はあんまり感触が無かった感じで。改善するところがいっぱいあるなと改めて思いましたね。
(瀧谷と実際戦ってみて)強いというか硬かったです。(1R相手が出るところに前蹴りを合わせたのは作戦?)あれは作戦やったんですよ。あれと踏み込んでの右ストレートが決めてた作戦で、他にも色々考えたんですけど、圧力が強くてできなかったです。
(勝ったうれしさは?)勝ってホッとはしてるんですけど、まだまだ変わらなあかんところがいっぱいあって、逆に焦りがありますね。
(元王者に勝ったことで今後につながるのでは?)今も知り合いからも連絡が来て、言っていただいたんですけど、まだまだ変わらんとあかんところがあるんで、これから進化して強くなりたいです。」

◆瀧谷「(今日の結果はどう受け止めてますか?)完璧に自分の負けで、アップの時は体が凄く動いたんですけど、本番では距離が全然合わなくて、自分の悪いところが全て出た試合でした。1月以来で試合勘が鈍ってたのもあると思うんですけど、全て言い訳になってしまうので、二代目王者になるって決めたんですけど、こんな試合をしてしまって、自分が情けなくて仕方ないです。押忍。
(どこが良くなかったですか?)もっと下を蹴ればよかったんですけど、顔に集めようとして、距離が合わず、詰めたらくっつかれて、昔から悪い試合は全部こうだったんですけど、全くその時から成長してないのが出た試合でした。入らなきゃ入らなきゃって気持ちばかりが突っ込んでしまって、前蹴りをもらってしまいました。
(ダウンをもらったパンチに関しては?)完璧に当たったというのが、今も痛みがありますので、初めて効いたというか、ダウンして。効いたパンチでした。返し早々だったので、自分でも気を抜いたというか、さっきと同じパターンで入ってく入ってく中で一発もらってしまったという感じでした。
(相手のクリンチが多かったことは?)自分がもっと離せれば良かったんですけど、相手は悪くなく、もっと自分が対応してれば良かった話だと思います。
(9月の試合が決まってますが、この結果を受けてどうですか?)正直ショックなんですけど、今この状況で戸邊選手とやったら確実にKO負けしていたと思うので、ここを一つの区切りというか、自分の気持ちの甘さを感じて、次の戸邊選手には今日みたいな気持ちじゃダメなんで、自分の悪いところ直して、いいところを伸ばして、今日を教訓にして9月に生かしたいと思います。東京進出して第1戦目でこのような結果で、たくさんの人に応援していただいたんですけど、これで信用を落としたというか、『東京に来て瀧谷はダメになった』と正直思われてしまうと思うんですけど、クヨクヨしてても仕方ないので、9月にせっかくチャンスをいただいてますので、そこで見返してやりたいと思います。押忍」


第6試合 セミファイナル –58kg Fight 3分3R(延長1R)
○大滝裕太(ネクサスジム/57.8kg)
×中嶋剛志(青春塾/57.7kg)
3R 0'44" KO (右フック)

 1R終盤から、大滝がボディ狙いのパンチを効かせた後に顔面へのパンチにつなげ、中嶋をひるませるように。2Rもそのパターンで、右ボディフックの後の右ストレートでダウンを奪取。ラウンド終了間際にも右ストレートでダウンを奪い、3Rは左ミドル、右膝を効かせた後、右フックで豪快にKOした。




-63kg Fight 3分3R(延長1R)
×後藤眞暢(triple-y)
○富平禎仁(シルバーアックス)※アーネスト・ホーストジムJapanから所属変更
不戦勝 (後藤の体調不良)

エキシビジョンマッチ 2分2R
―卜部功也(チームドラゴン/ISKA世界ライト級(60kg)王者)
―富平禎仁(シルバーアックス)
勝敗無し

 富平の試合中止で、前日のオファーでエキシの相手を務めた功也だったが、左右のミドル主体の蹴りを何発も当てて技量差をアピール。だが富平も相手の打ち終わりの右ロー等、蹴りを随所で確実に返し、コンディションの良さを印象づけた。エキシ後のインタビューでは、「9月1日の名古屋大会、東京と名古屋の7対7対抗戦の残り1試合が決まってないので、僕を出して欲しいです」とアピールした。




第5試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○岩崎悠斗(TEN CLOVER GYM/2010新空手全日本K-2軽量級準優勝/64.2kg→63.0kg)
×東本央貴(MAD MAX GYM/Krush YOUTH GP 2012 -63kg級準優勝/62.8kg)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定1-1 (朝武30-29/和田29-30/千葉30-30)

 岩崎がサウスポーの東本に対して奥足狙いの右ローを効かせるが、毎ラウンド1度ずつローブローとなりインターバルが入り、お互い攻撃が寸断される。延長に突入するも、ローとローブローのダメージの影響で東本は気持ちが切れかけた状態で、岩崎が右のロー、ミドル、前蹴りを度々当てて東本を圧倒し判定勝ちした。


第4試合 -67kg Fight 3分3R
△緒方 惇(チーム緒方/67.0kg)
△菊崎義史(TANG TANG FIGHT CLUB/66.3kg)
判定0-1 (28-29/29-29/30-30)

第3試合 -58kg Fight 3分3R
×林 京平(JTクラブジム/58.0kg)
○塙 隆雄(DUROジム/57.7kg)
判定0-3 (28-29/29-30/29-30)


第2試合 -60kg Fight 3分3R
×五十嵐充(チーム・ピットブル)
○築 [きずく](MAD MAX GYM/60.0kg)
1R 2'48" KO (3ダウン:パンチ連打)

第1試合 -55kg Fight 3分3R
×南野卓幸(隆拳塾/55.0kg)
○佐野天馬(チームドラゴン/2013全日本新空手G-1軽量級優勝/54.7kg)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

オープニングファイト第2試合 -58kg Fight 3分3R
△竹内賢一(TEN CLOVER GYM/57.8kg)
△鈴木雅博(チームドラゴン/2011全日本新空手K-2軽量級優勝/57.7kg)
判定1-0 (30-29/29-29/29-29)

オープニングファイト第1試合 -55kg Fight 3分3R
×勝大(シルバーウルフ/54.6kg)
○リョウタ(鷹虎ジム/54.8kg)
判定0-3 (28-29/28-30/28-30)

オープニングファイト第1試合で勝利したリョウタ


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