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山崎秀晃、アダマンドポウロスを判定で破り63kg級王者に:3.20 後楽園

Krush.27
2013年3月20日(水/祝) 後楽園ホール
 WILDRUSHリーグを5戦全勝で優勝した山崎秀晃(チームドラゴン)が、トーマス・アダマンドポウロス(フランス)の持つKrush -63kg級王座に挑戦。山崎の先輩の尾崎圭司と梶原龍児に勝利している王者相手に序盤は劣勢だったものの、2Rにバックハンドブローでダウンを奪い判定勝ちし、日本にKrushのベルトを取り戻した。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第11試合 メインイベント Krush -63kg級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×トーマス・アダマンドポウロス(フランス/チーム・ブソネラ/王者/62.8kg)
○山崎秀晃(チームドラゴン/挑戦者/63.0kg)
判定0-3 (千葉28-30/豊永28-30/勝本27-30)
※山崎が新王者に

 アダマンドポウロスは2011年8月のKrush.11で尾崎圭司とISKA世界スーパーライト級王座を争い判定勝ち。その1年後のKrush.21では梶原龍児をKOしKrush -63kg級王座を獲得した。山崎は尾崎と梶原の後輩にあたり、63kg王座への挑戦者を決めるWILDRUSHリーグを5戦全勝で優勝し王座挑戦権を獲得。「自分にとってはタイトルマッチ=WILDRUSH最終章。僕はあのメンバーを代表して戦うし、本当に色んな想いがあって、何が何でも勝利が必要だと思います」と話していた。入場時、青コーナー付近にはその5人の戦友たちが勢ぞろい。山崎を激励する。



 1R、山崎は距離を取るが、アダマンドポウロスが山崎をコーナーに詰めると、フックとアッパーの連打で山崎をひるませる。いきなりピンチに陥った山崎だが、距離をキープしながら一気に飛び込んで右ストレートをヒット。その後も山崎が遠い間合いから右ミドル、左フックを叩き込み、アダマンドポウロスに鼻血を出させる。



 2Rになるとじわじわアダマンドポウロスの圧力が低下。そして中盤、アダマンドポウロスの右ミドルの直後にバックハンドブローをクリーンヒットし、ダウンを奪うことに成功すると、超満員の会場は大歓声に包まれる。アダマンドポウロスは尾崎戦でも2Rにバックブローでダウンを喫しており、山崎は尾崎直伝の技で勝利に一気に近づく。
 その後も山崎はバックスピンキックや左フックを当てて優位をキープ。3Rに入るとクリンチとスリップが増え、アダマンドポウロスの左ボディフックをもらう場面もあったが、決定打を許さず逃げ切りに成功。文句無しの判定勝ちで王座獲得に成功した。



◆山崎のマイクアピール
「今日は勝てて皆さんに感謝しています。前田(憲作)先生、ドラゴンの皆さん、僕の追い込みに手伝っていただいて、ありがとうございます。入場するときにWILDRUSHリーグで戦った選手がみんなリングサイドで立ってくれてたんですけど、そこの時点で泣きそうになりました。塚越さん、NOMANさん、高橋さん、寺崎さん、TaCaさん、ありがとうございました。皆さんチケット買って来てくれてありがとうございます。お父さんお母さん、丈夫に産んでくれて本当に感謝しています。これからももっとKrushを象徴できるチャンピオンになりたいと思うんで、このベルトを守り抜いて、強敵どんどん倒していくんで、これからも山崎秀晃、チームドラゴン、よろしくお願いします。今日はありがとうございました。

撮影:井原芳徳

◆山崎のインタビュー
「ホントこの試合落としたら、26歳、どうしようかと考えてて、絶対取るしかないと思ってたんで、ベルト取れてよかったです。WILDRUSHのメンバー代表して、あの頃の熱い気持ちを取り戻して戦えば怖いものは無いんじゃないかと試合前に言い聞かせてました。
 やっぱり1R、ちょっと距離取ってみようかと思ったんですけど、ローのフェイントでパンチが2発ぐらいガンガンと当たって、拳は硬いなと思ったんですけど、まあ、倒れるパンチでも無いし、出鼻を押さえればストッピングできるんじゃないかという考えが、1R序盤ですぐ頭にひらめきました。カウンターの膝だったりとか、入りしなのミドルだったりとか。真っ直ぐ系(=ストレート)の速い攻撃には対応しきれてないと感じましたね。
(『Krushが最強と証明する』と前日会見でおっしゃってましたね)今回はちょっと謝らんといけないことがあるんですけど、ダウン取った後は、とりあえず勝ちやと思ったんで、Krushらしいアグレッシブさに欠けたかもしれないですけど、今回は勝ちが最優先になったんですけど、今後はね、Krush代表と言えるような選手に登り詰めようと思うんで、これからもバシバシ倒して、山崎の試合はチケット買わなあかんなあと思われる選手になりたいです。
(バックブローは考えてた?)考えてました。練習でかなりミットでやってもらってて。みんな腕が痛い言うて嫌々(ミットを)持ってくれてたんですよ。尾崎さんが倒してたんで、入らない攻撃じゃないなと思ってたんで。」


第10試合 セミファイナル Krush -58kg級初代王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
○寺戸伸近(Booch Beat/ISKA世界バンタム級(55kg)王者/58.0kg)
×神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK/57.9kg)
判定3-0 (29-27/30-28/30-28)



  1R、寺戸が右ローの打ち合いでヒット数で上回り若干優勢。2Rも主導権を握っていたが、中盤から神戸が右ボディフックを当てると寺戸が下がるように。パンチの打ち合いでもダメージを負ったが、終盤に右のボディへの膝蹴りの直後に右ストレートを当ててダウンを奪うことに成功する。3Rは神戸が右ストレートの連打で寺戸を下がらせ、終盤にかけてのパンチの打ち合いでもヒット数で上回り、あわやという場面を作ったが逆転ならず。下馬評通り寺戸が決勝に駒を進めた。




第9試合 セミファイナル Krush -58kg級初代王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
○武尊(チームドラゴン/58.0kg)
×鈴木雄三(極真会館/58.0kg)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)



 1R、鈴木が序盤から左インローと右ローを着実にヒット。2Rも蹴り主体の攻めでやや優勢だったが、武尊は笑顔を浮かべながら前に出ると、パンチの打ち合いで左ストレートを当て、鈴木をひるませると攻勢に。ボディ狙いの膝蹴りとフックで下がらせ、3Rには膝蹴りのヒットを増やし、最後はパンチの連打で鈴木を追い詰め判定勝ちした。



◆武尊「後楽園の連続KO記録が止まったので悔しいですけど、やりたかった寺戸選手とやれてうれしいです。Krushは壊し合いの大会だと思ってるんで、日本一の壊し合いをしましょう」

◆寺戸「武尊選手と僕は、日本で過疎化が進んでいる鳥取県(武尊)と島根県出身(寺戸)です。そんな二人が東京に出てきて争うのはいいシチュエーションじゃないでしょうか。最高の壊し合いをします。」



第8試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
○“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者/60.8kg)
×林 将多(チームドラゴン/61.0kg)
1R 1'48" KO (左ストレート)



 林は戦績12戦6勝(3KO)5敗1分の22歳。昨年は4月に乱暴を49秒、6月に加藤港を32秒でKO。8月の名古屋大会では悠矢にKOされたものの激しい打ち合いで盛り上げ、11月の後楽園では琢磨を119秒でKOした。竹内とのハードパンチャー同士の殴り合いを期待されたが、竹内が格の違いを見せつける結果に。
 サウスポーに構える林に対し、竹内は飛び込むように右ストレートを叩き込む。スピードのある動きを見せると、パンチの打ち合いで被弾しながらも、ひるまず左フックを連打しダウンを奪取。林は立ち上がるもダメージが残り、再び竹内が左でダウンを奪いKO勝ちした。




第7試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
○山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/70.0kg)
×中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝/69.8kg)
2R 1'10" KO (右ストレート)



 中島は2011年7月の-70kg初代王座決定トーナメント準決勝で健太に敗れて以来、1年8ヶ月ぶりのKrush参戦だ。
 1R、中島が序盤から左右のパンチと膝蹴りを当て山内を下がらせるが、終盤に山内が右フックでダウンを奪い、試合の流れを変える。中島は立ち上がったもののダメージが尾を引き、3Rにも山内が右ストレートでダウンを奪い、中島は立ち上がるも表情が虚ろでレフェリーがKOを宣告した。山内は「久々の後楽園でKOで勝ててうれしいです。おっさんですけど、まだまだ上を目指して頑張ります」とマイクアピールした。




第6試合 -60kg Fight 3分3R(延長1R)
×卜部功也(チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2012 -63kg級優勝/60.0kg)
○大沢文也(TANG TANG FGHT CLUB/60.0kg)
1R 反則



 両者は09年12月の新宿フェイス大会で対戦し、功也が3R飛び膝蹴りでKO勝ちしている。1R開始すぐ、大沢が功也の左膝蹴りに合わせて左フックを当ててダウンを奪うが、再開後、クリンチで朝武レフェリーがブレイクをかけた後、功也の放った右フックで大沢がダウン。大沢はダメージが大きく、ドクターチェックで試合続行不能と判断され、功也の反則負けとなった。




第5試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
○宮元啓介(橋本道場/MA日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者/54.7kg)
×将大(MAD MAX GYM/55.0kg)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)



 Krush初参戦の宮元のトランクスに書かれたイニシャルのKの文字はKrushのロゴと同じ。Krushへの強い意気込みが感じられる。将大は1月の代々木大会でウエンツ☆修一を下して4連勝中。宮元も将大もともに92年生まれ、20歳同士のフレッシュな顔合わせだ。
 1Rから宮元がプレッシャーをかけ、右ローを随所で的確にヒット。時折スピードのある左ハイや右ストレートも当てるが、将大はまだ反応できている。2Rも宮元がプレッシャーをかけて主導権を握る。
 やや動きの硬い状態が続いたが、2R終盤になると左フックが当たり効き目を発揮。3Rは左右のパンチで将大のひるむ場面が増え、終盤には上段回し蹴りもヒット。素質の片鱗を見せ、無事Krush初戦を突破した。


第4試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○一輝(OGUNI GYM/NJKFスーパーライト級5位/63.0kg)
×東本央貴(MAD MAX GYM/63.0kg)
3R 0'29" KO (右ストレート)



 1R、東本がサウスポーで距離を取り、左ミドルを随所でヒット。2Rに入ると左の膝蹴り、ミドルの手数を増やして一輝を苦しめる。一輝はガードを固めてなかなか目立った攻撃を出せずにいたが、左ジャブでじわじわダメージを与え、2R終盤に入ると、右ストレートがヒットするように。すると3R、序盤から右ストレートを当てて東本を下がらせると、パンチの連打で豪快にノックアウト。一輝が今回も持ち味を発揮し観客を湧かせた。


第3試合 GAORA杯・Krush -55kg WILDRUSH League 2013公式戦 3分3R
○匠(チームドラゴン/勝ち点2→4/55.0kg)
×結城将人(チャモアペットムエタイアカデミー/勝ち点1/55.0kg)
判定2-0 (30-29/30-30/30-28)

 1R、お互い慎重な攻防だったが、中盤から匠の重みのある左ミドル、右フックがヒットし出すように。2R、匠がパンチ、結城が蹴りのヒットを増やしてくるが、均衡は崩れず。3Rに入るとお互い打ち合う場面が増え、中盤に結城の右のヒットが増えるが、匠も終盤にパンチをお返し。ほぼ五分で終わったが、ジャッジ2者が匠を支持し、匠の勝ちとなった。


第2試合 GAORA杯・Krush -55kg WILDRUSH League 2013公式戦 3分3R
△鈴木優也(スクランブル渋谷/勝ち点3→4/55.0kg)
△Kazyosi(シルバーウルフ/勝ち点1→2/55.0kg)
判定0-1 (28-28/27-28/28-28)

 Kazyoshiは今回もノーガード戦法で、右フックの2連打で1Rからダウンを先取。2Rに入ると、鈴木の右ローが効き目を発揮し出し、右ストレートでKazyoshiがぐらつく場面も。3Rには鈴木が左ボディフックを効かせてKazyoshiを下がらせ、残り20秒に左フックでダウンを奪い返し、ドローに持ち込んだ。


第1試合 GAORA杯・Krush -55kg WILDRUSH League 2013公式戦 3分3R
○大川一貴(青春塾/勝ち点0→3/55.0kg)
×嶋田将典(イングラム/勝ち点0/56.6kg→55.0kg)
1R 2'30" KO (3ダウン:左フック)

 嶋田は規定の計量開始2時間後の時点で56.2kg。その2時間45分後にクリアしたが、ペナルティとして1R減点1からのスタートに。1R、大川がサウスポーに構えプレッシャーをかけ、1分半に左ストレートを当ててダウンを奪取。その後も左のパンチで立て続けにダウンを奪いKO勝ち。3点を獲得した。


オープニングファイト第2試合 -60kg Fight 3分3R
△闘士(池袋BLUE DOG GYM/60.0kg)
△野辺広大(STURGIS新宿ジム/59.8kg)
判定0-0 (29-29/29-29/30-30)

オープニングファイト第1試合 –55kg Fight 3分3R
×石田圭祐(チームドラゴン/54.8kg)
○大雅(TRY HARD GYM/55.0kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-30)
※1R石田に1ダウン


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