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卜部弘嵩×石川直生はドロー。山崎秀晃KO負け:12.14 後楽園

Krush.25 ~TEAM DRAGON 10th Anniversary~
2012年12月14日(金) 後楽園ホール
 Krush -60kg級王者・卜部弘嵩は、石川直生相手に3度目の防衛戦。両者は過去2度対戦し、2010年12月の初対決では弘嵩が判定勝ちし、今年1月の弘嵩の初防衛戦ではドローに終わっていたが、今回もドローという結末に。来年3月の-63kg級王座挑戦を控えた山崎秀晃は、フランスのサバット王者相手にまさかのKO負けを喫した。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント Krush -60kg級タイトルマッチ 3分3R
△卜部弘嵩(チームドラゴン/王者)
△石川直生(青春塾/挑戦者)
判定0-1 (芹沢27-28/豊永28-28/勝本28-28)
※1R右ストレートで卜部に1ダウン、2R右ストレートで石川に1ダウン
※卜部が3度目の防衛

 1R、石川は右回り主体で弘嵩の正面に立たない動きを続け、最近得意とするいきなり飛び込んでの右ストレートをヒット。陣営からは「まだ行かない」という声も飛び、深追いをしない試合運びだったが、右ハイキックを弘嵩にブロックされた直後、息つく間もなく右ストレートを顔面に叩き込みダウンを奪うことに成功する。これで勢いづいた石川はパンチ、ミドル、前蹴りなどを当てて弘嵩を苦しめる。
 2Rも石川が手数多めで優位を維持していたが、弘嵩がバックブローを放った直後、下がった石川が構えなおそうとしたところで右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪い返すことに成功。会場は一気にヒートアップする。石川も終盤は右ストレートや膝をお返ししたが、10-9に戻すほどの勢いは無い。



 3R開始前、石川の応援団から大歓声が起こるが、弘嵩陣営の前田憲作会長も気勢を上げ応援団の歓声を煽る。前田会長にしては珍しい行動で、チームドラゴン10周年のメインを務める弘嵩を何としても勝たせたいという熱意にあふれている。その勢いに乗るように弘嵩が右ストレートで石川をひるませるが、石川の王座奪取への熱意も負けず、すぐさま右ストレートを当て返して弘嵩をひるませる。苦しんだ弘嵩はクリンチで防御。ブレイクをレフェリーから指示された後も石川の後頭部を叩く動きを繰り返したため、レフェリーから注意を受け、石川の応援団からブーイングを浴びる。石川は飛び膝を当て、弘嵩は少し効いた様子だったが、次第に持ち直すと左ミドルをお返しし、手数で石川に負けない状態を維持し試合終了。



 結局、ジャッジ1者のみ3Rの石川に10-9でポイントをつけたが、残り2者はドローのため引分に。かろうじて王座を守り切った弘嵩の応援団からは歓声、石川の応援団からは悲鳴とブーイングが起こった。両者の対戦成績はこれで弘嵩の1勝2分に。ライバル関係はまだ来年も続きそうだ。


第8試合 セミファイナル 63kg Fight 3分3R(延長1R)
×山崎秀晃(チームドラゴン/GAORA杯 Krush -63kg WILDRUSH League 2012優勝)
○グァニー・バラッジ [Gagny Baradji](フランス/フランス・サバット王者)
2R 0'58" KO (右ストレート)



 山崎は10月にWILDRUSH Leagueを5戦全勝で優勝し、Krush -63kg級王者・トーマス・アダマンドポウロスへの挑戦権を獲得。来年3月20日の後楽園大会で予定されるタイトルマッチを見据え、外国人との前哨戦に臨んだが、不安を残す結果に。
 バラッジはキック戦績30戦24勝(8KO)5敗1分の26歳。サバットの選手らしく、前後の細かいステップが特徴的だが、山崎はパンチ、ミドル、ハイ、膝と多彩な攻撃をヒットさせて序盤から主導権。途中、膝を股間にもらって1分のインターバルが入ったものの、再開後のパンチの打ち合いで優位に立ちダウンを奪うことに成功する。
 その後もパンチでバラッジを苦しめたが、2R序盤、コーナーに詰めてパンチと膝で攻めた際、かわしたバラッジが右ストレートをクリーンヒット。山崎は立ち上がったもののフラフラで、和田レフェリーがストップした。


第7試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部功也(チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2012 -63kg級優勝)
×ミカエル・ペイノー [Michael Peynaud](フランス/Club Centvint/KA's Management/WKA世界ライト級王者)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 初来日のペイノーは、今回功也と戦う予定だったカリム・ベノーイに2009年と2010年に2連勝している実力者。セルジオ・ヴィールセン、ハビエル・エルナンデスといった強豪とも拳を交えたこともある。戦績は80戦70勝(43KO)9敗1分。3月に野杁と戦ったセドリック・ペイノーの兄だ。功也は11月10日にYOUTH GPで優勝してから1か月間隔での試合となる。63kgから61kgに体重を落としてきたことで、少し体全体がスッキリした印象だ。
 両者サウスポーに構え、ペイノーは伸びのあるローとパンチを放ってくるが、功也は落ち着いて対処し左ローをコツコツとヒット。1R終盤にはさっそくペイノーがバランスを崩すようになり、2Rに入ると功也は上下のパンチとミドルキックの比重を高めて手数で圧倒。ダウンこそ奪えなかったものの、3Rも同様に攻勢を維持し完勝。試合後は「きれいに倒そうとしすぎたのが反省点」としながらも「63kgより軽くてベスト体重。体負けしなかったので、国際戦をどんどんやりたい」と手ごたえをつかんだ様子だった。


第6試合 63.5kg契約 3分3R(延長1R)
○梶原龍児(チームドラゴン/元Krush -63kg級王者)
×一輝(OGUNI GYM/NJKFスーパーライト級5位・元ライト級王者)
判定3-0 (30-29/30-28/30-29)

 梶原は8月の後楽園大会でのトーマス・アダマンドポウロスとの63kg級タイトルマッチでKO負けしてからの再起戦。顔面のガードをガッチリ固めながらジリジリ前に詰める一輝に、梶原はボディ狙いのパンチで応戦する。
 2Rには一輝の右ローで梶原の足が流れる場面もあったが、3Rに入ると梶原がパンチと膝の手数を増やして優勢に。中盤、一輝も右フックをお返しして梶原を下がらせるが、終盤に梶原が左フックをクリーンヒットすると一輝の腰が落ちる。
 結局3Rの攻勢が決め手となり、梶原が判定勝ち。試合後のマイクでは「勝ててホッとしてます」と第一声を発し、「もう俺、36だけど、人生でもう1回ぐらい勝負させてくれって思ってます。来年Krush盛り上げるんでよろしく」とアピールした。




 第5試合終了後、渡辺雅和(チームドラゴン)の引退セレモニーが行われ、前田憲作会長、藤本京太郎、尾崎圭司らから花束が贈呈された。渡辺は「6月8日の試合で山崎陽一選手のパンチを右目にもらって、右目の移植手術をしました」と引退理由を明かし、「山崎選手には酒でリベンジしたいんで、宮田さん、試合組んでください」と宮田充プロデューサーにアピールして笑いを取った。
 さらに「これからは指導する側に回ってチームドラゴンを世界一のチームにします。チームドラゴンから選手を送り込んで、Krushを世界一の団体にします」と新たな目標を表明。「オトンとオカンの嫌いな格闘技をやらせてもらってありがとうと言いたいです。もう指導に回るけん、大丈夫やけん」と故郷の山口の言葉で締めくくり、涙を流した。渡辺の通算戦績は33戦16勝(4KO)16敗1分。


第5試合 55kg Fight 3分3R
○匠(チームドラゴン)
×田中一輝(月心会)
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)
※1R右ストレートで田中に1ダウン

 匠も8月の名古屋大会での55kg級タイトルマッチで瀧谷渉太に敗れてからの再起戦。1R終盤のパンチの打ち合いで右ストレートでダウンを奪い、2Rも打ち合いで優勢を維持し田中に鼻血を出させる。結局そのポイントを守りきる形で勝ったものの、田中も最後までひるまず打ち合いに応じ、3R終盤には右フックで匠をぐらつかせてポイントを奪い返す等健闘。今年3月に武尊にKO負けして以来の東京での試合でしっかり印象を残した。


第4試合 56kg契約 3分3R
○武尊(チームドラゴン)
×榊 克樹(韓道場)
1R 1'43" KO (3ダウン:右フック)

 これまで55kg級で戦ってきた武尊が、来年1月26日のKrush.26で開幕する「Krush -58kg級初代王座決定トーナメント」を前に、56kg契約で出場。右フックで3ダウンと立て続けに奪って完勝すると、「58kgトーナメントは俺が取らないと盛り上がらないんで、俺がチャンピオンになります」と宣言した。


第3試合 55kg Fight 3分3R
○伊澤波人(チームドラゴン)
×日畑達也(FKD/J-NETWORKバンタム級2位、WPMF日本5位)
判定2-0 (30-30/30-29/30-29)

第2試合 ヘビー級 3分3R
○高萩ツトム(チームドラゴン/J-NETWORKヘビー級7位)
×YOSUKE(team REAL)
1R 1'08" KO

第1試合 60kg Fight 3分3R
×平塚大士(チームドラゴン)
○葉山翔平(烈拳会)
1R 1'36" KO

オープニングファイト第4試合 68kg契約 3分3R
○吉川英明(チームドラゴン/J-NETWORKスーパーウェルター級7位)
×CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM/J-NETWORKウェルター級5位)
2R 2'58" KO

オープニングファイト第3試合 63kg Fight 3分3R
○佐々木大蔵(チームドラゴン)
×飯塚祐己(KFG)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

オープニングファイト第2試合 55kg Fight 3分3R
○石田圭祐(チームドラゴン)
×平野 翼(烈拳会)
1R 1'08" KO

オープニングファイト第1試合 58kg Fight 3分3R
○SHO-YA(チームドラゴン)
×竜・センチャジム(センチャイムエタイジム
1R 1'29" KO

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