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弘嵩&城戸、フランス勢から白星。石川・竹内・板橋、新鋭退ける:10.8 後楽園

Krush.23
2012年10月8日(月/祝) 後楽園ホール
 Krush -60kg級王者の卜部弘嵩(ひろたか)と-70kg王者の城戸康裕はフランス人選手と対戦し勝利。60kg戦線では石川直生が翔・センチャイジムを判定で下し2連勝。1年ぶり参戦の“狂拳”竹内裕二は大沢文也とダウンの応酬の末KO勝ちし、板橋寛は後藤勝也を1Rで沈めた。63kg王座への挑戦者を決めるWILDRUSH Leagueは最終戦を迎え、山崎秀晃が公約通り全勝優勝を果たした。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第8試合 ダブルメインイベント2 60.5kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部弘嵩(チームドラゴン/Krush -60kg級王者)
×グザヴィエ・バスター [Xavier Bastard](フランス/COBRA Vannes/WPMF欧州ライト級王者、WPKA欧州スーパーフェザー級王者)
4R 2'18" TKO (ドクターストップ:左耳の負傷)
3R 判定1-0 (勝本30-29/千葉29-29/豊永29-29)



 バスターは韓国生まれのフランス人、1R、弘嵩が右主体のパンチ、右の飛び膝、ローをヒット。バスターも右ロー、左インローを弘嵩の前足に集中する。2Rに入るとローの打ち合い主体となり、中盤以降、バスターのほうが手数多く攻め、若干印象よい展開に。
 だが3R、中盤にバスターがバックスピンキックを空振りした直後、弘嵩が右のボディフックを効かせると、バスターが失速。その後は弘嵩がボディ狙いの攻撃でバスターを追い詰め続ける。



 弘嵩優位で本戦を終えたが、ジャッジの2者が2Rのバスターの攻撃を評価したことで延長に突入。バスターはローを手数多く放つが、弘嵩も随所で右ボディフック、左ミドルなどボディ狙いの攻撃を的確に決め、一歩も引かない。すると終盤に差し掛かったところで、弘嵩の右ハイがヒット。バスターは倒れなかったものの、左耳から大量の血を流す。右フックをもらってぐらついた直後にドクターチェックが入り、耳の皮膚が裂け、軟骨が砕けていることが判明しストップ。ややスッキリしない結末ながらも、弘嵩が連続無敗記録を11に伸ばした。なお、Krushの宮田充プロデューサーは、バスターについて「早い時期に日本で次のチャンスを与えたい」とコメントしている。


第7試合 ダブルメインイベント1 70.5kg契約 3分3R(延長1R)
○城戸康裕(谷山ジム/Krush -70kg級王者、MA日本ミドル級王者)
×ラドウィック・ミレー(フランス/CS Meaux AP/ISKA世界キックスーパーウェルター級王者・ISKA推薦選手)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)



 1R、城戸は度々構えをスイッチしながら左右のローをヒット。ミレーは城戸の構えに合わせ、左ジャブや右ミドルで応戦する。静かな立ち上がりだったが、ラウンド終盤にミレーの左右のストレートがヒット。城戸はバランス崩すが、崩れたままの体勢から得意のバックハンドブローを当ててダウンを奪う。
 2R、城戸がサウスポーで左ミドルや奥足狙いのローを随所でヒット。ミレーがパンチで突進してくるタイミングでバックハンドブローを放つが、空振りが続く。終盤の打ち合いで城戸が右フックを当てるが、直後に頭突きを右目あたりにもらい攻撃が寸断される。
 3R、開始早々に城戸が右ストレートでダウンを奪取。ミレーはダメージは小さく、右ストレート、右前蹴りをお返しし、城戸が後退する場面もあったが、城戸が左の奥足狙いのローを効かせて突進を封じ判定勝ち。連勝を6に伸ばした。



 城戸はマイクを持つと、頼まれてもいないのに「ものまね、見たい?新しいの」と話し、2006年のK-1 MAX 日本代表トーナメントで肩が脱臼したにもかかわらず続行を懇願した山本優弥と、それに答えようとするTATSUJIというマニアックな新ネタを披露し、客席を微妙な空気にした。


第6試合 セミファイナル 60kg Fight 3分3R(延長1R)
○石川直生(青春塾)
×翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級2位)
判定3-0 (28-27/28-27/28-27)



 1R、サウスポーの翔に石川が飛び込んでの右ストレートをヒット。さっそく翔は鼻血を出すが、左ミドルや右フックを当ててじわじわ流れをつかむと、左フックでダウンを奪う。だが、立ち上がった石川に翔が左ストレートで襲いかかると、石川が下がりながらもジャンプして右の膝を翔のアゴに叩き込み、逆転のダウンを奪い返すことに成功する。
 2Rは石川も立て直し、随所で得意の飛び込んでの右ストレートをヒット。翔をのけぞらせ、右のまぶたを腫れさせ、このラウンドのポイントを奪う。3Rはクリンチの場面が増え、やや攻めあぐねたものの、右ストレートや右ハイを随所で当てて翔の反撃を封じ、判定勝ちを果たした。




第5試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
○“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者)
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
3R 1'35" KO (左フック)

 竹内が昨年9月の石川戦以来となるKrush登場。1R、しばらく互いにフェイントをかけて静かにチャンスを伺う状態が続く。だが残り30秒を切り、竹内の前蹴りでコーナーまで下がった大沢が、飛び込むように左フックを竹内に叩き込みダウンを奪取。不意を突かれた竹内は倒れた直後に苦笑いを浮かべ、すぐに立ち上がるが、直後にも左フックをもらってロープの外に飛ばされてしまう。
 だが2R、竹内が左フックでダウンを奪い返す。試合はこれでわからなくなり、竹内はボディ打ちで下にも意識を向けさせた後、右と左のフックの連打で2ダウン目を奪う。
 ところが大沢はこのままでは終わらない。竹内のボディ打ちの連打で下がったものの、直後にまたも左フックを当ててダウンを奪い返す。場内はスリリングな展開に大盛り上がりとなる。



 だが大沢の反撃はここまで。3R中盤、竹内が左ボディフックを効かせた後、右ストレートでダウンを奪う。最後は大沢の右膝のタイミングで左フックを当ててダウンを奪ったところで、立ち上がろうとした大沢がフラフラしてマットに倒れたところで千葉レフェリーがストップ。竹内の勝利となった。
 マイクを持った竹内は「余裕とか言いたかったけど、盛り上がったっしょ?良かったっしょ?Krush、宮田(プロデューサー)が頑張ってっから、これからもっとデカい大会になると思うし、宮田をよろしく」とふてぶてしくアピールした。



第4試合 60kg Fight 3分3R(延長1R)
○板橋 寛(スクランブル渋谷)
×後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
1R 2'54" KO (3ダウン:パンチ連打)



 開始1分足らずの打ち合いで、板橋の左ストレートで後藤がダウン。軽く当てたような感じだったが、後藤は不意を突かれた様子でダメージが大きい。その後、板橋は後藤をロープかコーナーに詰め、左ストレート、フック、ボディを何発も当て続ける。2ダウン目を奪った後もノンストップのパンチラッシュで、最後はコーナーに詰めて左フックと左ボディを連打したところで豊永レフェリーがストップした。
 マイクを持った板橋は「6月のKrush最初の試合は負けましたけど、僕はまだ終わってません。これから60kgのベルトを取りに行きます」と宣言した。




第3試合 GAORA杯・Krush -63kg WILDRUSH League 2012 3分3R
○山崎秀晃(チームドラゴン/勝ち点9→11:1位)
×高橋幸光(はまっこムエタイジム/勝ち点4:5位)
判定2-0 (30-28/30-30/30-28)
※山崎が優勝。Krush -63kg級王者・トーマス・アダマンドポウロスへの挑戦権を獲得

 山崎の試合の前に2位の塚越仁志が敗れたことで、山崎の優勝が決定。だが山崎は公約どおり全勝優勝で1年に渡るリーグ戦を締めくくった。
 1R、サウスポーの高橋が左ミドル、ハイ主体の攻め。山崎は飛び込んでのパンチを狙うが、まだ距離が遠く、連打の後に高橋の左ストレートをもらってしまう場面も。



 2Rも同様のパターン。中盤に山崎が右ミドルを効かせれば、高橋も左ミドルを効かせ、互いに一瞬動きが止まるが、大きく流れは傾かない。だが終盤、山崎の右ストレートのフェイントからの左のバックハンドブローが決まり、効き目を発揮。高橋が若干印象を悪くする。
 3R、山崎はややバックハンドブローを狙いすぎてしまい空振りが続いたが、高橋の左ミドルを耐え、終盤には右ストレートで高橋をのけぞらせる。高橋はやられた後もすぐに立て直して左ミドルの連打をまとめるため、ジャッジ1者はドローと採点したものの、山崎が2者に支持され判定勝ちとなった。



 表彰式で優勝者の山崎は「WILDRUSH Leagueが始まる前は通過点と言いましたが、志の高い5人の仲間と戦えたおかげで、盛り上がる大会となりました」と、他の選手たちへ敬意を表し、「来年2月か3月にトーマスの持つタイトルに挑戦できると思います。ドラゴンの先輩の尾崎さんと梶原さんがトーマスに負けてますが、僕がトーマスを倒して日本にベルトを取り返します」と宣言した。


第2試合 GAORA杯・Krush -63kg WILDRUSH League 2012 3分3R
×塚越仁志(シルバーウルフ/勝ち点7:2位)
○TaCa(triple-y/勝ち点3→5:4位)
判定0-3 (25-29/25-29/25-30)



 リーグ戦2位の塚越はKO勝ちで3点を取らないと逆転優勝の可能性が消える状況。1R、塚越が左のパンチから右のローやテンカオにつなぐパターンで優勢。偶然のバッティングながらも、TaCaは右眉付近を切り、2度ドクターチェックを受け、心理的に押されている状況に。
 だが2R、塚越の右の膝をボディにもらったTaCaが、ひるまず前に出てロープに詰めると、右ストレートを当てて塚越からダウンを奪うことに成功する。塚越はバッティングで右まぶたも出血。ドクターチェック後も目は虚ろで、打ち合いでTaCaの右フックをもらって2度目のダウンを喫する。
 後が無くなった塚越は右膝、左右のパンチで反撃するが、威力は不十分。3ダウン目は免れたものの、3Rにもパンチをもらいダウンしてしまう。それでも逆転優勝への執念を見せ、TaCaのパンチをもらっても耐え続けると、残り1分を切り、左ボディフックからの右ハイキックのコンビネーションでTaCaをぐらつかせる。終盤にも右ハイキックを当て、TaCaを防戦一方に追い込むが、TaCaが耐え抜き時間切れ。最後までスリリングな展開で観客を湧かせたものの、TaCaの判定勝ちとなり、山崎の優勝がこの時点で決定した。


第1試合 GAORA杯・Krush -63kg WILDRUSH League 2012 3分3R
×寺崎直樹(青春塾/勝ち点1:6位)
○NOMAN(DTS GYM/勝ち点3→6:3位)
1R 1'26" KO (飛び膝蹴り)



 1R、静かな立ち上がりだったが、NOMANが左ボディフックを効かせると、寺崎がコーナーに後退。NOMANが右ボディストレートを連打した後、コーナーを離れて下がった寺崎に飛び膝を叩き込んでノックアウト。消化試合ながらも、最高の形でリーグ戦を締めくくった。寺崎は勝ち星無しでリーグ戦を終えてしまった。


オープニングファイト第2試合 60kg Fight 3分3R
×大滝裕太(ネクサスジム)
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
2R 2'31" KO

オープニングファイト第1試合 55kg Fight 3分3R
○Kazuyoshi(シルバーウルフ)
×鎌田裕史(韓道場)
2R 0'57" KO

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