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久保優太、70kg進出に意欲。新生・石川直生が完勝:6.6 後楽園

Krush.19
2012年6月8日(金) 後楽園ホール
 昨年のK-1 63kg Japan Tourunament優勝者・久保優太はWKN欧州ウェルター級王者のモロッコ人・アブデラ・エズビリに圧勝。連勝を10に伸ばし、70kgへの階級アップに意欲を示した。60kg戦線では元RISE王者・板橋寛が「ベルトへの通過点」と豪語しKrushに初参戦したが、迎え撃った石川直生が右ストレートで苦しめ判定勝ち。試合前の公約通り、生まれ変わった姿を見せつけた。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント 65kg契約 3分3R(延長1R)
○久保優太(Fighting Kairos/ISKA世界ライトウェルター級(64.5kg)王者、K-1 WORLD MAX 2011 63kg Japan Tourunament優勝)
×アブデラ・エズビリ(モロッコ/Fighter 69/WKN欧州ウェルター級王者)
判定3-0 (30-26/30-25/30-25)



 開始すぐから、サウスポーの久保が重みのある左ミドルをエズビリの脇腹と腕にヒット。エズビリも右ミドルと左ローを時折返すが、久保はびくともしない。2Rに入るとさらに久保は左のテンカオなども含めて手数を増し、左右のボディフックの連打でダウンを奪う。だが直後に放った蹴りがエズビリに当たってしまい、朝武レフェリーから警告を受ける。エズビリは命拾いしたものの、久保はその後もバックハンドブローでダウンを重ねる。



 3Rは序盤にエズビリが右のフックの2連打で巻き返し、底力を発揮するが、久保は耐えて打ち合いで優位に立つと、中盤以降は左ミドル、ハイ、ボディフックを何発も当ててエズビリを圧倒。連続KO勝ちは3でストップしたものの、2010年11月から続く連勝を10に伸ばした。



◆久保「2Rにダウンを取った後、蹴りにいってしまって凄く反省しています。3Rは倒さないといけないという思いが空回りして、ムキになってパンチを振り回したら倒しきれませんでした。予告していた必殺技は2つ出して、1つは当たりましたけど、どちらも狙いすぎましたんでもっと磨かないといけませんね。(65kg契約でのコンディションは?)K-1で優勝した時の63kgから少しずつ上げてますけど、それでも減量が毎回キツいですね。(ゆくゆくは70kgを目指す?)そうですね。正直、70kgでもやれる自信があるんで。63kgとの二階級制覇を考えています」



第8試合 セミファナル -60kg Fight 3分3R(延長1R)
○石川直生(青春塾/元全日本スーパーフェザー級王者)
×板橋 寛(スクランブル渋谷/元RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)

 石川は1月の卜部弘嵩とのKrush -60kg級タイトルマッチでドロー。スランプ脱出の兆しを見せ、4月の板橋とのカード発表会見で「次で完全に生まれ変わりますから」と宣言していたが、見事有限実行を果たす。



 石川は左のジャブを突きながら時計回り主体でサウスポーの板橋の周りを動き、ノーモーションの右ストレートを的確にヒット。右のミドルや前蹴りも絡め、手数多く攻める。右ストレートは弘嵩戦でも有効に使っていたが、山田武士トレーナーの指導の元、今回はさらに磨きがかかった印象だ。板橋はバッティングで1Rに右まぶたをカット。時折左のフックやミドルを当てるものの、クリーンヒットにはならず、石川に距離を支配され続ける。ラウンドが進むごとに石川の手数が増し、3Rは終始石川が蹴りとパンチを当て続けポイントを獲得し判定勝ち。石川戦を「ベルトへの通過点」と豪語していた板橋を完封してみせた。



 K-1スタイルのルールでは渡辺理想戦以来実に2年ぶりの勝利をもぎ取った石川は、晴れ晴れした表情でマイクを持つと「人間は何回でも生まれ変われることを証明したかった。誰かにやらされるんじゃなく、自分で好きなことをやり続ければ必ず結果はついてきます」とアピール。33歳、58戦の石川が“未完のプリンス”から、完成形にさらに一歩近づいたことを証明する試合だった。



◆石川「今日は精神的なブレが全く無いまま戦えましたね。つかみでレフェリーから注意されたり、スネから出血したりして、いつもならそんな時にどこかで邪心が生まれたんですけど、とにかく今日は3分3R集中できたのでああいう試合ができました。最初から最後まで相手に勝つことにしか気を配らなかったのが勝因だと思います。
(いつも以上に右ストレートが当たったが?)細かくは言えないんですけど、1種類じゃないんですよ。蹴りもそうですけど一つの攻撃に5種類ぐらいの入り方があるので、板橋選手もわからなかったと思います。
(今後の目標は?)わかんないです。ベルトを用意しろとかそういう主張は持ってないですね。ベルトは自然に出会うものだと思います。これでどこにでも行けますよ。世界に行っても、60kgなら誰にも体負けしない自信がつきました」

第7試合 64kg契約 3分3R(延長1R)
○尾崎圭司(チームドラゴン)
×ディン・ニン(中国/北京盛華国際武術クラブ/CFP)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)

 1Rから尾崎が左右のローをディンの前足に集中。得意のバックハンドブローやバックスピンキックも徐々に比重を増やし、ディンを苦しめる。ダウンは奪えなかったものの、最後までディンにチャンスらしいチャンスを与えず完勝。試合後のマイクでは前日計量後にも話していたとおり、8月26日の名古屋大会への参戦を熱望した。


第6試合 Krush -60kg級挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
×後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
4R 判定2-1 (朝武9-10/和田10-9/勝本10-9)
3R 判定1-0 (朝武30-30/和田30-28/勝本30-30)



 両者は昨年12月の後楽園大会で対戦しドローに終わっている。1Rから2R、大沢は左のガードを下げながら、時折左ボディフックをヒット。左の前蹴りや膝蹴りも絡め、攻撃をボディに集中するが、後藤も随所で右ローと右フックをお返しし、3Rにはボディ狙いのパンチと膝で反撃する。
 だが後藤は中盤以降手数が落ち、ポイントにはつながらず延長へ。延長ラウンドも2分経過まで後藤が前に出て手数で上回ったが、体力を温存していた大沢が残り1分に手数を増やす。判定の難しい展開のまま終わり、大沢に軍配。7月21日のKrush.20での卜部弘嵩とのタイトルマッチに駒を進めたが、課題の多い内容に終わった。


第5試合 GAORA杯 Krush -63kg WILDRUSH League 2012 3分3R
×TaCa(triple-y/3点→3点)
○高橋幸光(はまっこムエタイジム/2点→4点)
判定0-3 (28-29/29-30/28-30)



 1R、TaCaが右ミドル、右ハイを放てば、サウスポーの高橋も左ミドルをお返し。終盤、TaCaが右フックで高橋をダウン気味に倒すが、高橋はそのまま後転してすぐ立ち上がり、ダウン宣告を免れる。
 2R、高橋が左ミドルのヒットを増やすと、右腕にもらい続けていたTaCaの手数が落ち、苦しそうな表情を浮かべるように。高橋は左ハイ、右フックもクリーンヒットし優勢。
 3Rも高橋には胴回し蹴りや二段蹴りも当てて最後まで優位を維持する。リーグ戦と新日本キックの試合を合わせて今年3戦連続ドローだった高橋だが、4戦目にして念願の初白星を獲得し、リーグ戦4位から3位に浮上した。次は8月12日の塚越仁志(2位・5点)戦だ。


第4試合 -70kg Fight 3分3R
×渡辺雅和(チームドラゴン)
○山崎陽一(シルバーウルフ)
3R 1'00" KO (右ストレート)



 魔裟斗K-1エグゼクティブプロデューサーが視察に訪れた中、ジムの後輩の山崎がしっかり魅せた。3月31日の中国での試合の怪我が完治していなかったといい、1Rは慎重な滑り出しだったが、2Rに入るとパンチのヒットを増やし、終盤に右フックからのラッシュで山崎を苦しめる。ラウンド終了のゴングの直後の流れで当たったパンチで渡辺はダウンし、フラフラになりながら自軍コーナーに戻る。
 3Rも山崎の優位は変わらず、右のストレートで2ダウンを奪ったところでレフェリーストップ。今年3戦3KO勝ちとなった。試合後のマイクでは「今年は70kgのベルトを取ると決めてるんで。(王者の)城戸選手とはいつも練習してるんで微妙ですけど取りに行きます」とアピールした。


第3試合 -60kg Fight 3分3R
○青津潤平(NPO JEFA)
×大滝裕太(ネクサスジム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)


第2試合 -60kg Fight 3分3R
×鈴木雄三(極真会館)
○神戸翔太(POD/AK)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)


第1試合 -55kg Fight 3分3R
×武尊(チームドラゴン)
○京谷祐希(Team Free Style)
1R 終了時 TKO (レフェリーストップ:パンチによる鼻骨骨折)

 大阪から初参戦の23歳・京谷は戦績12戦7勝(4KO)5敗で、昨年から今年に開催されたDEEP☆KICK関西最強55kgトーナメントの一回戦で元NJKFフライ級王者・高橋拓也をKOしている注目株だ。開始早々、サウスポーからの左ミドルで主導権を握ると、右フックで武尊をぐらつかせ、右ストレートでダウンを奪取。その後もパンチで武尊を苦しめると、1R終了後のドクターチェックで鼻骨骨折が判明し京谷が勝利となった。武尊はプロデビュー以来の連勝が5でストップした。


オープニングファイト第3試合 -63kg Fight 3分3R
×佐々木大蔵(チームドラゴン)
○緒方 惇(チーム緒方)
判定0-2 (28-28/28-30/28-30)
※3R右フックで佐々木に1ダウン


オープニングファイト第2試合 -70kg Fight 3分3R
○松村☆D☆HIRO克(シルバーウルフ)
×内山政人(アカデミア・アーザ水道橋)
判定3-0 (29-26/29-26/28-26)
※1R左フック、2R右フックで内山に各1ダウン


オープニングファイト第1試合 65kg契約 3分3R
○栗原圭祐(Fighting Kairos)
×本村康博(AACC)
判定3-0 (29-28/30-28/30-28)

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