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卜部弘嵩&梶原龍児、中国勢との対抗戦で勝利:9.24 後楽園

Krush.12
2011年9月24日(土) 後楽園ホール
  レポート&写真:久保与志


第10試合 Krush vs 中国「英雄伝説」 3対3マッチ 60.5kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部弘嵩(チームドラゴン/Krush -60kg級王者)
×ジャン・ポー [張 波] (中国/盛華国際武術クラブ/07年・第2回アジアインドアスポーツ・ムエタイ60㎏銀メダル)
判定2-0(30-30/30-29/30-29)

 1R、ジャブを突きながら圧力をかけ、左ミドルを蹴っていく卜部に対して、ポーは両手を広げて挑発。ポーは右ローで牽制しながら、飛び込んでの右ストレートを放っていく。卜部はプレッシャーをかけ続けながら、左ミドル、ボディフックと腹に攻撃を集める。ローを蹴りながら回るポーを、卜部が追う展開が続くが、距離が詰まると互いに組む場面が目立ち、レフェリーから注意が与えられる。記者採点は10-10のイーブン。



 2R、ポーが左ジャブから右アッパーで突っ込んでくるが、卜部はブロッキングでしっかりポーのパンチを防ぎながら、強い右ローをヒットさせていく。ポーもパンチのヒットは許さず、共に明確な有効打は奪えないまま試合が進む。卜部はバックブロー、飛び膝蹴りを見せるなど、攻撃に変化をつけるが、これもクリーンヒットはせず。卜部が攻撃を出すと、ポーもすぐにパンチを返して反撃する。記者採点は10-10、トータルスコアも20-20のイーブン。



 3R、卜部は左ミドルを増やして、ポーの腹に攻撃を集める。卜部はバックキックを見せるがこれは不発。卜部はジャブを突きながらボディへの左ミドル、肩口へのミドルハイとミドルを蹴り分けて手数を増やす。ポーは顔面をしっかりとガードしながら、パンチの距離になると右アッパーを突き上げて応戦する。結局、両者最後まで大きな見せ場は作れずに試合終了のゴング。記者採点は10-10、手数で卜部が上回っていたが、K-1ルールでの採点で差をつくかは微妙なところ。トータルスコアも30-30のドロー。判定は1人目が30-30でドローにつけるも、残り2名は30-29で卜部を支持し、卜部が判定勝ちとなった。
 中国「英雄伝説」との対抗戦を全勝で終えたが、「(試合前はRISE60kg王者の小宮山工介からの対戦アピールを興味がないと一蹴していたが)こんな試合をしていたら、他団体の奴らにもなめられちゃいますよね」と悔しさを滲ませていた。


第9試合 Krush vs 中国「英雄伝説」 3対3マッチ 63.5kg契約 3分3R(延長1R)
○梶原龍児(チームドラゴン/Krush -63kg級王者)
×リュウ・ウェイ [劉 威](中国/盛華国際武術クラブ/07年・湖北省散打選手権56kg級優勝)
判定3-0(30-28/29-28/30-29)
※2R組み付きでリュウにイエローカードが出され減点1



 1R、湖北省散打56kg王者という肩書きのウェイだが、長身でリーチも梶原より一回り大きい。ウェイはサウスポーから前蹴り、左ハイを放つなど、蹴りの選手かと思いきや、良く伸びる左ストレートを見せて場内が軽くどよめく。梶原はウェイのリーチに手を焼きながらも、カウンターの左フックを合わせながら、インローを返していく。しかし、ウェイの前進は止まらず、遠い距離からの左ストレートで度々梶原を脅かす。記者採点は9-10でウェイ。
 2R、梶原はウェイの右手をパリーで叩いて牽制しつつ、インローをこつこつと当てていく。ウェイは前蹴りを飛ばしながら、飛び込んでの左ストレート。梶原はこれにカウンターの左フックを被せると、体を入れ替えてウェイにコーナーを背負わせてパンチをまとめる。ウェイは右フックを振るいながら、組み付いて凌ごうとするが、これでジャッジから注意が与えられ、イエローカードで即減点1が課せられる。梶原はウェイのパンチが見えてきたか、左ストレートを外しながら、逆に右ストレートがヒットし始める。記者採点は減点もあり10-8で梶原。トータル19-18で梶原。



 3R、完全にウェイの攻撃を見切った梶原は、ウェイの右フックをかわしながら、再三右ストレートをヒット。右ストレートのダブルもヒットさせ、パンチのコンビネーションから強烈な左ボディを叩き込むなど、完全にペースを掴む。このまま梶原がラウンドを取るかと思われたが、ウェイが梶原をロープ際に詰めて、強烈な左ストレートをクリーンヒット。がくんと腰が落ちる梶原だが、ここは何とか組み付いて追撃を防ぐ。ブレイク後も、ウェイが左ストレートで襲い掛かるが、梶原も左フック、右ストレートで応戦。最後は両者のストレートが何度も交錯する形でタイムアップ。ウェイは減点されたことを理解していないのか、両手を挙げて勝利をアピールする。記者採点は10-10、トータル29-28で梶原。判定は30-28、29-28、30-29の3-0、2Rの減点が決め手となる形で、梶原がウェイに競り勝った。


第8試合 Krush vs 中国「英雄伝説」 3対3マッチ 63kg Fight 3分3R(延長1R)
○山崎秀晃(チームドラゴン)
×チェン・ミンミン [陳 明明] (中国/北京盛華国際武術クラブ/WBCムエタイ中国60kg級王者)
2R 0'56" KO(膝蹴りのダメージによる試合放棄)

 1R、山崎が強烈な右ミドルで先制すると、ミンミンも負けじと左フックからパンチの連打を返す。山崎は前蹴りで距離を取りながら、コーナー付近で鋭い右ストレートをヒット。下がるミンミンにさらに右ハイをかすめてダウンを奪う。足元のおぼつかないミンミンに、山崎は右ストレートからパンチをまとめて試合を決めようとするが、ミンミンもまだパンチに力が残っており、下がりながらも左右のフックを返して反撃する。セコンドの指示もあり、距離を取り直した山崎は右ストレート、飛び膝蹴りと遠い間合いからの攻撃を出していく。記者採点は10-8で山崎。
 2R、山崎は右ストレートに加え、パンチで突っ込んでくるミンミンに対してボディを狙った左右のテンカオを出し始める。山崎の右テンカオが強烈にボディに突き刺さり、直後の蹴りがローブローとなり中断。ミンミンは下腹部ではなく、脇腹の辺りを押さえてうずくまる。インターバルをおいて、レフェリーが再開を促すが、ミンミンは脇腹を押さえたまま。レフェリーはダウンとみなしてカウント始めるが、10カウントを数えてもミンミンは立ち上がれず。そのままKO勝利となり、山崎が対抗戦の初戦を制した。




第7試合 キックルール 3分3R(延長1R)
ד狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者・Krush 60kg級1位)
○石川直生(青春塾/元全日本スーパーフェザー級王者)
2R終了時 負傷判定3-0 (18-17/18-17/18-17)
※偶発性のバッティングで石川が試合続行不可能となったため

 このカードはK-1ルール60kg契約で実施予定だったが、前日計量で竹内が1.7kgオーバーしたため、両陣営と主催者の協議の結果、竹内8oz、石川6ozのグローブハンデ、竹内1R減点1、ファイトマネー30%没収のペナルティに。ルールも石川陣営の希望によりキックルールに変更となった。




 1R開始すぐ、竹内が 左フック、右ストレートを振るって前に出ると、距離を取ろうとする石川を右ストレートで追いかけ、返しの左フックでいきなりのダウンを奪う。立ち上がった石川は、飛び膝をしかけて距離を潰し、右肘を連打。さらにテンカオ、右ミドルと反撃に出るが、竹内がカウンターの右ストレートを当て、下がった石川にさらに右ストレートで追撃しようとしたところを、石川は右肘で迎撃してダウンを奪い返す。立ち上がった竹内は左フック、右ストレートで前に出るが、石川はここで再び右肘をクリーンヒット。腰が落ちた竹内はしがみつくようにクリンチして何とかダウンを逃れる。石川はあまり組みにはいかず、遠い距離から飛び込んでの右肘。竹内もパンチ、肘で応戦しラウンド終了。記者採点は8-8、竹内にはペナルティによる減点があるので7-8で石川。




 2R、石川は左ミドルで距離を取りながら、パンチで詰めてきた竹内に右ハイをヒット。さらに右ストレートで追撃し、首相撲からボディに膝蹴りを入れていく。竹内も首相撲を振り解くようにしながら左右の肘打ちで反撃。石川の前蹴りをキャッチし、飛び込んでの左フックを狙っていく。石川は左ミドル、右ハイを蹴りながら、竹内が入ってくると首相撲に捕まえ、ボディへの膝蹴り。ラウンド終了直前に、両者の頭がぶつかり、このバッティングで石川が目の上をカット。傷口をチェックしたドクターはすぐにストップを促し、まさかの負傷判定へ。記者採点は9-10で石川、トータルスコアは16-18で石川。判定は減量失敗による減点もあり、3者ともに17-18で石川に軍配。減量でのごたごたを払拭するような濃密な6分間が展開されていたこともあり、突然のあっけない幕切れに、観客席からはため息が漏れた。

 呆然とした表情の石川はマイクを持つと、「キックを始めて17年、デビューして13年、自分がもうギリギリだっていうことは分かっています。でも、もう1試合だけ、どうしてもやりたい試合があるんです。10月から始まる22歳以下のトーナメントのチャンピオンとやらせてもらえませんか? 俺はその試合を現役最後の試合にしようと思っています。こんなボロボロの俺だけど、必ずしっかりと作ってくるので、実現させてくれませんか?」と、Krush YOUTH GPの優勝者を最後の相手に指名しての引退を宣言した。発言の真意について、インタビュースペースでは「強くて若い、これからKrushを背負っていく一番強い選手と魂のぶつかり合いがしたい。最後にしっかりと魂を伝えてということをしたかった。(その試合を引退試合にしようと決めたのはいつ?)今日の試合を受けた時に決めました」と語った。

 これに対し、Krush宮田充プロデューサーは「それが実現して、お客さんが本当に見たいと思うのであればいいんですけど…まだ始まってもいないトーナメントの優勝者に限定されても、どんな選手が勝ちあがるかもわからないわけですし、それが石川の最後の相手にふさわしいのかもまだ分からない、相手の気持ちもあるし、トーナメント優勝者と引退試合をするというのは、ちょっとピンと来ないですね」と当惑気味の表情。また、「今回の試合は、減量失敗で時間がない中、青春塾さんの要望もあって、キックルールでやらざるえなかった。試合も凄く盛り上がったとは思いますが、Krushという興行の中でキックルールの試合をするのは、今回が最後にしたいですね。キックルールというのは安易に触っちゃいけないものだと思ってますし、Krushの中でのキックルールは今回限りにします」と大会のコンセプト通り、今後はK-1ルールのみで運営していく意向を示した。


第6試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
○寺崎直樹(青春塾/Krush 63kg級3位)
×西山誠人(アクティブJ/M-1スーパーライト級王者)
4R 判定3-0(10-9/10-9/10-9)
3R 判定0-0(29-29/29-29/29-29)



 1Rは西山は左ミドル、ローで機先を制しながら、飛び込んでの右ストレートを狙っていく展開が続く。寺崎も受け返しの右ロー、フックで応戦するが、やや手数に乏しい。2Rに入ると、西山が寺崎の右ハイをかわしての右ストレート、ボディへの膝蹴りなどで攻勢に。西山優勢の流れで試合が進むが、寺崎が飛び膝蹴りをヒットさせて反撃。さらに寺崎がパンチと膝で追撃しようとするが、西山はテンカオから右ストレートをヒットさせて流れを引き戻す。
 3R、寺崎が再び飛び膝をヒットさせ、西山がバランスを崩して尻餅をつくが、これはノーダウンの判定。組み付きが増え、ダメージ、疲労の見える西山に、寺崎が顔面への前蹴り、左右のフックで前に出て試合を終える。判定は3者とも29-29のイーブンで延長戦へ。
 延長R、先手を取ったのは西山。頭をつけるようにして距離を潰しながら、左フック、右ストレートを振るって前に出る。寺崎も押し返しての膝蹴り、左フックで反撃し、最後は両者フラフラになりながら、寺崎が左フックを当てるなど攻勢を印象付けてタイムアップ。延長判定を制した寺崎は、マイクで63kg級王者・梶原とのタイトルマッチをアピールした。


第5試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
×TaCa(triple-y/Krush 63kg級4位)
○一輝(OGUNI GYM/前NJKFライト級王者)
4R 1'00" TKO(ドクターストップ:有効打によるカット)
3R 判定1-0 (30-29/29-29/29-29)



 開始すぐに一輝が右ストレートをヒットさせてTaCaの動きが止まる。TaCaはこの一撃で目の下をカット。なおも右ストレート、ローで前に出る一輝に対し、TaCaは左右のボディフックからローにつなげて手数で対抗する。2Rに入ると、一輝はやや右ストレートに固執しすぎか、ローの数が減ってしまい動きが単調に。TaCaが細かいパンチからローにつなげ、接近戦では両者激しく打ち合うも、TaCaは攻撃の最後を膝蹴りまでつなげて手数で上回る。3RもTaCaが手数で押し、ラウンド終盤には右ストレートをヒットさせるなど攻勢を印象付けて試合終了のゴング。判定は1名が30-29でTaCaを支持するも、残りの2名は29-29のドローで延長戦へ。延長ラウンドも、両者頭をつけての激しい打ち合いが続くが、1Rから続いていたTaCaのカットによる出血がひどくなりドクターチェックが入る。これでストップがかかり、タフファイトをものにしてTKO勝利を挙げた。


第4試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
×白濱卓哉(建武館/Krush 63kg級5位)
○NOMAN(DTS GYM/元全日本ライト級9位)
判定0-3(28-30/28-29/28-30)
※3R右ストレートで白濱にダウン1



 強打の白濱に対し、NOMANはブロッキングでしっかりとパンチを防ぎながら左ミドルを中心にして試合を組み立てる。白濱は単発ながら強いロー、右フック、ガードを割るようにアッパーを狙っていく。NOMANは接近戦になると、左手で白濱の頭を下げて右アッパーを突き上げていく。2Rに入ると、NOMANのペースが上がり、次第に右ストレートがヒットし始める。ラウンド終盤には左ハイもヒットさせ、右アッパーの連打で一気に攻勢に出る。
 3R、白濱は右ロー、左ボディフックで流れを変えようと試みるが、NOMANの攻勢は止まらず。片手クリンチからの右アッパーがレフェリーから注意を受けるが、その後もNOMANが圧倒的な手数で攻め立てる。NOMANは顔面へのテンカオをヒットさせて白濱を後退させると、怒涛のラッシュをしかけ、右クロスでついにダウンを奪う。結局、KOこそならなかったものの、NOMANが文句なしの判定勝利。敗れたものの倒し倒されの激闘を繰り広げ、山崎を後一歩まで追い詰めた前戦に続く好ファイトを見せた。


第3試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○匠(チームドラゴン)
×作田良典(GET OVER)
1R 2'02" KO(3ダウン:右ストレート)

第2試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
○泉 耕太(チームドラゴン)
×関 太一(TA-1)
判定3-0(30-26/30-26/29-26)
※2R右フック、左ミドルで関にダウン2

第1試合 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
×木谷典史(チームドラゴン)
○貴章(Team Gwinds)
判定0-2(28-28/28-29/28-29)
※2R右フックで木谷にダウン1

オープニングファイト第4試合 55kg Fight 3分3R
○武尊(チームドラゴン)
×鎌田裕史(韓道場)
2R 2'17" KO

オープニングファイト第3試合 60kg Fight 3分3R
○鈴木雅博(チームドラゴン)
×小澤量哉(士心館)
判定2-0 (29-29/30-28/30-28)

オープニングファイト第2試合 70kg Fight 3分3R
×西内貴洋(チームドラゴン)
○斎藤武彦(スクランブル渋谷)
判定0-3 (27-29/27-29/27-29)

オープニングファイト第1試合 60kg Fight 3分3R
○北井智大(チームドラゴン)
×岩切康浩(エイワスポーツジム)
1R 2'45" KO

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