Home > REPORTS > Krush > 健太、中島弘貴&山内佑太郎破り70kg王者に:7.16 後楽園

健太、中島弘貴&山内佑太郎破り70kg王者に:7.16 後楽園

Krush -70kg初代王座決定トーナメント ~決勝戦~
2011年7月16日(土) 後楽園ホール
 70kgトーナメントは5月29日の後楽園大会で開幕し、山本優弥が19歳の松倉信太郎に一回戦で敗れる波乱。今回の準決勝では、ベテランの山内佑太郎が松倉を延長の末下し、健太は中島弘貴を撃破。決勝は健太が山内を下し、悲願のK-1参戦に向け大きく前進した。
  レポート:久保与志  写真:神谷 渚 


Krush -70kg初代王座決定トーナメント



第4試合 Krush -70kg初代王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○山内佑太郎(team pitbull/WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
×松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園 '09 70kg級王者)
4R 判定2-1(10-9/9-10/10-9)
3R 判定0-0(29-29/30-30/30-30)

 1R、前に出ながら攻撃の機会を伺う松倉に対し、山内はサークリングしながら距離を取る。両者、見合う場面が続きレフェリーから注意が与えられる。松倉が前蹴り、右ローからパンチへとつなげると、山内も右ストレート、右ローで応戦する。
 2R、松倉は距離を詰めて左右のフックを顔面、ボディに打ち分ける。左右のフックで前に出る松倉に対し、山内も飛び込んでの右ストレート、右ローで応戦。松倉が左右の連打から飛び膝蹴りを見せると、山内も飛び膝蹴りを返す。残り時間僅かのところで山内がパンチで距離を詰め、離れ際にハイキックを狙うが、松倉も左フックを返す。
 3R、松倉は左ハイから左右のフックでラッシュをかけるが、山内も細かいパンチ、右ローで応戦する。松倉が右ロー連打すると、山内も負けじと右ローを返し、左ミドルからワンツー、左ミドルと反撃する。松倉が前に出て左右のフックを振るっていくが、山内はブロッキングで防ぎ、奥足へのローを返し、両者共に相手に主導権を握らせずに試合終了のゴング。判定は29-29、30-30、30-30と共に差をつけることは出来ずに延長戦へ。



 延長R、松倉が一気に距離を詰めて左右のフックでラッシュをかける。山内は松倉の手数に押されながらも、ディフェンスしながら奥足ローで反撃。松倉はローをもらってもかまわずパンチで前に出るが、山内が飛び膝蹴り、右ストレートを合わせる。残り1分を切り、前に出続ける松倉に対し、山内も足を止めて打ち合いに応戦。両者、一歩も引かずに打ち合う中で試合終了のゴングが鳴る。判定は2-1とスプリットながら山内に軍配が上がり、山内が接戦を制して決勝へと駒を進めた。


第5試合 準決勝 3分3R(延長1R)
×中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX '10 日本トーナメント準優勝)
○健太(E.S.G/NJKFスーパーウェルター級王者)
判定0-2(28-30/30-30/29-30)

 1R、中島は開始すぐに右の飛び膝蹴りを見せると、健太のジャブに左右のローを返していく。健太はジャブ、前蹴りで距離を計りながら、距離が詰まると細かい連打をまとめる。中島はブロッキングしながら、カウンターで右クロスを狙っていくが、これは健太がダッキングでしっかりと外している。
 2R、中島が圧力をかけて前に出ようとしたころに健太が左ハイを見せる。健太は丁寧に左ジャブを突きながら、ショートのワンツーをまとめる。中島は膝蹴りで前に出ると、クリンチアッパーから奥足への左ロー。互いにローをキャッチして相手のバランスを崩そうとする。ラウンド中盤、中島はが左右のテンカオをボディにヒットさせて健太を下がらせると、さらに右テンカオをボディに突き刺して追撃する。健太も距離を取り直すと、右ミドルから左ボディフックと腹に攻撃を集めて反撃。距離を詰めて細かい連打をまとめる健太に対し、中島はカウンターで得意の右を狙うが、これは健太がダッキングでかわしてヒットを許さず。遠い間合いからの膝蹴りも、顔面を狙ったものは、バックステップなどを駆使して完全にタイミングを外している。



 3R、中島の右を外しながら、パンチの連打から右ローへとつなげていく健太。中島は右フック、膝蹴りを外され、徐々に手数で押され始める。健太は左ボディも交えたパンチのコンビネーションからロー、さらにボディへのバックキックもヒットさせる。中島は膝蹴りで前に出て、クリンチアッパーで健太を捕まえようとするが、最後までクリーンヒットは奪えず。逆に健太がショートレンジで細かいパンチをヒットさせて試合終了。
 判定は、1名が30-30でドローにつけるも、残り2名は28-30、29-30で健太を支持。健太が中島の強打を完封して判定勝利を収め決勝に進出し、8月のK-1の70kgトーナメントに出場が予定されていたバンゲリングベイの2人は共に準決勝で姿を消すこととなった。


第3試合 Krush -70kg初代王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
○廣野 祐(NPO JEFA/元J-NETWORKミドル級&スーパーウェルター級王者)
×秀虎(AK)
判定3-0(30-28/30-27/30-28)

 廣野が1Rから左ロー、膝蹴りでダメージ与えていくと、3Rにはラッシュをしかけてきた秀虎の攻めを凌ぎ、左ストレートでダウンを奪う。再開後もパンチと膝蹴りでラッシュをかけ、大差の判定でリザーブマッチを制した。


第10試合 Krush -70kg初代王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(最大延長2R)
○健太(E.S.G/NJKFスーパーウェルター級王者)
×山内佑太郎(team pitbull/WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
判定2-0(久保坂30-29/勝本29-29/和田30-28)
※健太が初代王者に

 1R、左フックから右ロー、左ミドルと先手を取っていく健太に対し、山内は距離を取りながら右ローを返していく。健太がパンチで詰めたところ、バッティングで山内の右目が腫れてドクターチェックが入る。再開後、健太がパンチで前に出て、細かい連打から右ミドル。さらに右フックをヒットさせて山内をコーナーに詰めると、山内も右ストレートで応戦して打ち合いに。記者採点は10-10のイーブン。
 2R、健太が左ハイをかすめると、強い右ローをヒット。山内もローで応戦し、前蹴りで健太を転ばせる。健太が右ストレートから右ローにつなげると、1回戦のダメージもあるのか山内は体が流れ始める。健太は左ジャブ、ボディからプッシングして左インローを蹴っていく。山内は前蹴りで距離を取りながらローを返していくが、インローをもらって大きくバランスを崩す場面も。距離が詰まると互いに打ち合うが、パンチの攻防では共にクリーンヒットは奪えず。記者採点は10-9で健太。トータルスコア20-19で健太。



 3R、健太が左を突きながら距離を詰め、ショートレンジでの打ち合いに。健太はそこから右ローにつなげ、前足にダメージを与えていく。山内も右ボディから右ストレート、奥足へのローと反撃を試みるが、健太は右アッパーをヒットさせて山内を押し返し、ロープ際に追い込んで細かいパンチをまとめ、再び右アッパーをヒットさせる。両者、一回戦の影響か疲れが見え始め、山内は攻撃を返すも自らバランスを崩す場面も。それでも山内は逆転を狙って右ストレートから左ハイを放つが、これは当たりが浅く、健太も右ハイから左フックを返してすぐに反撃。互いに打ち合う中、試合終了のゴング。記者採点は10-9で健太。トータルスコア30-28で健太。判定は1名が29-29でドローにつけるも、残り2名は健太を支持し、健太がKrush-70kg初代王座となった。



 試合後、「08年にNJKFでチャンピオンになった後、なかなか勝てなくて申し訳ない気持ちだった。同時期にNJKFのリングに上がっていた久保選手、大和選手、赤十字(現・羅紗陀)選手などが活躍していたので、自分に劣等感を感じていた」とホームリングであるNJKFへの矜持と、他階級の選手たちに遅れを取っていた悔しさを吐露した健太。8月に開催予定のK-1 MAX 70kg日本トーナメントに関しては「自分のスタイルがスタイルなので(オファーが来るかはわからない)」と前置きしながらも、「自分が格闘技を始めたきっかけはK-1だったし、今でもその思いは変わらない。チャンピオンになっても、いつK-1に出るの?と言われていた」と出場に意欲を見せた。



ワンマッチ



第9試合 60.5kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部弘嵩(チームドラゴン/Krush 60kg王者)
×チェン・ミンミン(中国/北京盛華国際武術クラブ/WBCムエタイ中国60kg級王者)
3R 0'57" TKO(ドクターストップ:有効打による鼻骨骨折の疑い)

 1R、互いに相手の出方を伺いながら、卜部はジャブを突いて強い右ロー。さらにパンチを打ち込もうとするが、チェンのブロッキングは固い。チェンはガードを上げながらプレッシャーをかけると、ジャブから右ストレートへとつなげていく。チェンの顔面のディフェンスは固いと見たか、卜部は距離を詰めて左ミドルから右ボディストレートとボディへ攻撃を集める。卜部が左ミドル、飛び膝蹴りで攻勢に出るが、チェンも右ストレートを返して応戦し流れを握らせない。
 2R、チェンは回転の速いワンツーでコーナーに詰めて膝蹴り。卜部もしっかりとブロッキングで防ぎ、右ボディストレートから顔面へ左フックを返すが、これはチャンもブロッキングで防ぐ。卜部は左ボディフックを盛んに見せるが、チェンはそこに鋭い左フックを合わせていく。チェンは圧力を強め、ワンツーで前進しながら連打につなげていくが、卜部もしっかりとブロッキングで防ぎ、共に顔面へのクリーンヒットを許さない。卜部はチェンのプレッシャーに押され気味になりながらも、左ミドル、ボディフックと我慢強くチェンの腹に攻撃を集めていく。
 3R、チェンがワンツーで卜部をロープ際に追い込み右ハイで追撃するも、ロープを掴んで攻撃してしまい注意が与えられる。再開後、卜部のインローでチェンがバランスを崩すと、卜部はすかさず右飛び膝蹴りで追撃。これがチェンのガードを突き破ってヒットすると、卜部がさらにパンチをまとめたところでドクターチェックが入る。チェンは鼻から出血し、鼻が折れている様子ですぐにドクターがストップを要請。卜部がチェンの固いガードを破ってTKO勝利を収め、初の国際戦を制した。


第8試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
○山崎秀晃(チームドラゴン)
×NOMAN(DTS GYM)
判定3-0(27-26/28-27/28-27)
※2R左フック、左ジャブでNOMANにダウン2、右フックで山崎にダウン1


第7試合 55kg Fight 3分3R(延長1R)
○匠(チームドラゴン)
×SATOI(チャモアペットムエタイアカデミー)
判定3-0(30-27/30-28/30-27)
※2R右ストレートでSATOIにダウン1


第6試合 女子フェザー級 2分3R(延長1R)
○佐々木仁子(チームドラゴン/元J-GIRLSフェザー級王者)
×桜朋梨恵(ラビカラ/J-GIRLSフェザー級2位)
判定2-0(30-29/30-30/30-29)

 佐々木が1Rから左右のボディフックから右ローへとつなげる攻めで手数で圧倒すると、2Rには完全にローを効かせてペースを握る。桜朋も逆転を狙ってバックブローを放っていくがヒットは奪えず。あまり差はつかず2-0と僅差の判定となったが、終始手数で上回っていた佐々木が判定勝ちを収めた。


第2試合 60kg Fight 3分3R
△翔栄(治政館/K-1甲子園2010王者)
△小川 翔(OISHI GYM)
判定0-0(30-30/29-29/29-29)

 Krush初参戦となったK-1甲子園2010王者の翔栄だが、同じK-1甲子園出身の小川のガードを崩しきれず。翔栄がパンチで飛び込みローにつなげるが、小川がしっかりとブロッキングして右ローを返す展開が続き、互いに明確な有効打を奪えずにドローに終わった。


第1試合 60kg Fight 3分3R
×山口正道(島田ジム)
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
判定0-3(30-30/29-29/29-29)

オープニングファイト第2試合 60kg Fight 3分3R
○佐々木大蔵(チームドラゴン)
×上杉隼土(超越塾)
判定3-0 (28-27/28-27/28-27)

オープニングファイト第1試合 58kg Fight 3分3R
○木谷典史(チームドラゴン)
×大川一貴(青春塾)
2R 0'52" KO (左膝蹴り)

Home > REPORTS > Krush > 健太、中島弘貴&山内佑太郎破り70kg王者に:7.16 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について