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K-1甲子園王者の松倉信太郎、山本優弥を下す:5.29 後楽園

Krush -70kg初代王座決定トーナメント ~開幕戦~
2011年5月29日(日) 後楽園ホール
 4月30日の3階級王座決定トーナメント決勝の興奮の冷め遣らぬ中、70kgのトーナメントも開幕。K-1世界3位の実績もある本命・山本優弥が初戦敗退する波乱が起こった。また、Krush初のキックルール戦で石川直生はJ-NETライト級3位の森重真を膝蹴りでKO。7月のWBCムエタイ日本王座挑戦に弾みをつけた。
  レポート&写真:久保与志


第7試合 Krush 70kg初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX '09 世界トーナメント3位)
○松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園 '09 70kg級王者)
判定0-3 (野口28-29/勝本29-30/和田28-29)
※3R右飛び膝蹴りで山本に1ダウン

 1R、じりじりと距離を詰める山本に対し、松倉は前蹴り、左ジャブで突き放そうとするが、山本はかまわず前に出ると、左ボディから連打へとつなげる。松倉もパンチを返し、中間距離で激しい打ち合いとなるが、左フック、左アッパーをヒットさせるなど、パンチの精度は山本が上回っている。ラウンドも終盤に入ると、山本は左の三日月蹴り、ミドルと松倉の腹に攻撃を集めハイキックを放っていくなど、調子は良さそうに見える。



 2R、山本は距離を詰めて松倉のボディに蹴りを集める。松倉はこの攻めに苦しそうな表情を浮かべながらも距離が詰まると、左右ボディフックを返し、右ストレートで押し返すと、パンチをまとめて反撃に出る。山本は顔面へのパンチはしっかりとブロッキングしているが、松倉の手数が多く会場は大きく沸く。山本が再び三日月蹴りで松倉のボディを攻めると、松倉もボディブローで応戦。ラウンド終了間際に山本が右アッパーをヒットさせる。



 3R、山本が2R終盤の攻勢の流れと同様に、鋭い三日月蹴りからパンチをまとめて主導権を握ったかに見えたが、松倉は前蹴りで突き放すと、左右のボディアッパーを連打。これで動きの止まった山本の顔面に、右膝を突き刺してダウンを奪う。



 立ち上がった山本に、松倉はさらにダウンを奪わんとパンチをまとめるが、ここで山本の右ハイがカウンターでヒットして松倉は大きくグラつく。山本は飛び膝蹴りから右ストレート、さらに左右のフックをまとめて猛ラッシュをかけるが、松倉も右ストレートで応戦。両者激しく打ち合い会場がヒートアップする中、松倉の右ストレートが次第に顔面を捉え始め、試合終了間際には逆に山本を下がらせ、右ハイ、飛び膝蹴りで攻勢をかけてタイムアップ。3Rにダウンを奪った松倉が、山本の猛反撃も押し返す精神力も見せ、優勝候補の山本を下すアップセットを成し遂げた。




第6試合 Krush 70kg初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×名城裕司(国士会館/K-1 WORLD MAX '10 日本トーナメント出場)
○山内佑太郎(team pitbull/WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
4R 判定0-3 (朝武9-10/野口9-10/勝本9-10)
3R 判定0-1 (朝武29-30/野口30-30/勝本29-29)

 1R、名城が左ストレートから右ハイを放って先手を取ると、その後も左ストレートをリードにして連打につなげていく。山内は名城のパンチをディフェンスしながら、距離を詰めて奥足への右ロー。ラウンド終盤に名城が昨年5月の前戦でKOした左ハイを見せるが、これは山内も警戒していたか、しっかりとブロッキングして防ぐ。
 2R、山内は名城の蹴りを警戒しながら、ステップインして右ローを蹴り、名城が入ってくるとダイレクトの右ストレートを合わせようとする。名城はこれをかわしながら、左ストレートから細かい連打、ハイにつなげるが、集中打を浴びせるまで攻め込めない。



 3R、山内は徹底して奥足への右ロー。名城はローに左ストレートを合わせるが、やや距離が遠くクリーンヒットはしていない。名城が左ストレートから右ストレート、さらに左ハイも見せるが、ここも山内はしっかりとブロッキング。至近距離での打ち合いで頭が当たったか、名城が目尻をカットしてドクターチェック。再開後、山内が奥足ローでしつこく攻めると、足の止まり始めた名城に飛び膝蹴りをヒットさせ、さらに右ストレートで追撃。名城もパンチで応戦し、激しく打ち合い試合終了のゴング。判定は0-1(山内に一票)のドローで延長戦に突入する。
 延長Rは山内が奥足ローの連打、右ボディストレートなど手数でやや上回り、名城も左ストレートから返しの右につなげて応戦するが、最後までクリーンヒットは奪えず。勝敗は判定にもつれ込み、手数で押し切った山内が0-3で勝利。屈辱のKO負けを喫した前戦のリベンジに成功した。




第5試合 Krush 70kg初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×渡辺雅和(チームドラゴン/元全日本ウェルター級4位)
○健太(E.S.G/NJKFスーパーウェルター級王者)
判定0-3 (29-30/29-30/28-29)
※2R右ストレートで渡辺にダウン1

 1Rはジャブの差し合いから一進一退の攻防が続き、渡辺はラウンド終盤になると健太のパンチにテンカオを合わせ始める。2Rに入ると、渡辺がパンチのコンビネーションから膝蹴りに繋げてペースを掴みかじめるが、健太もパンチから右ローに繋げて応戦し、渡辺の膝蹴りにカウンターで右ストレートをヒット。渡辺はこれで尻餅をついてしまい、すぐに立ち上がるがダウンが宣告されてしまう。ダウンポイントを取り返したい渡辺は前に出て右ストレートをヒット。さらにパンチをまとめようとするが、健太もパンチを返して応戦する。



 3R、前に出てパンチを振るっていく渡辺に対し、健太はダッキングでパンチを外しながら、押し返して右ローをヒットさせる。両者パンチで応戦しながら一歩も引かず、最後はともにボディに膝蹴りを入れあう我慢比べのような戦いに。これも共にひかずにどちらも主導権を握れないまま試合終了。2Rに奪ったダウンが決め手になり、健太が僅差の判定で勝利した。


第4試合 Krush 70kg初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX '10 日本トーナメント準優勝)
×YOSHI(M&Jキックボクシングジム)
3R 0'50" KO (右飛び膝蹴り)

 1R、開始すぐにいきなり右フックをスイングした中島だが、その後はYOSHIのパンチをしっかりとブロッキングで防ぎつつ、前足への右ロー、奥足の左ローを当てながら圧力をかけていく。YOSHIは回転力を活かして左右のフックを振るっていくが、中島のブロックを崩すには至らず、中島はカウンターの右フックで応戦する。



 2R、YOSHIは左フックをボディ、顔面へと振り分け、そこから右ストレートを振るっていく。中島は右ハイ、奥足への左インローなども織り交ぜながらパンチで応戦。中島の圧力に負けて下がり始めたYOSHIに、ボディへの膝蹴り、飛び膝蹴りをヒットさせるなど攻勢を強める。



 3R、中島はローを蹴りながら前に出ると、右ストレートで応戦してきたYOSHIにカウンターの右フックをクリーンヒット。さらに返しの左フックもヒットさせ、完全に動きの止まったYOSHIに飛び膝蹴りを一閃。これが顎に突き刺さり、YOSHIがダウンしてそのまま立ち上がることが出来ず。見事なKO勝利を挙げた中島だが、鮮やかなフィニッシュシーンもさることながら、1Rから見せた固いブロッキングや左右のローなど、以前より幅の広がった落ち着いた戦い振りが印象に残った。



第3試合 55kg Fight 3分3R(延長1R)
○寺戸伸近(青春塾/M-1&RISEバンタム級王者・元全日本同級王者)
×ジュ・ミホ(韓国/チーム・テサン/K-1 KOREA推薦選手)
1R 2'04" KO (3ダウン:パンチ連打)

 寺戸が試合開始から右ストレートを振るって攻勢をしかけ、右ストレートと左フックで2度のダウンを奪うと、最後は強烈な左ボディから棒立ちになったジュに連打を浴びせて3度目のダウン。昨年の日下部戦の敗北を払拭するように、圧巻のKO勝利を飾った。



第2試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
○尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX '07 日本トーナメント3位)
×パク・ドンファ(韓国/KHAN GYM/チーム・チビン/K-1 KOREA推薦選手)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

 1Rは尾崎がサークリングでパクの圧力をかわしながら、的確に右ローを当てていく展開がつづく。かなりの数のローを被弾しているパクだが、前進は止めずに左フックを振るっていく。2Rに入ると、ローが効力を発揮しだしたか、パクの追い足が鈍り、尾崎はローに加えて右ストレートもヒットさせ、ラウンド終了間際にはバックキックをボディに突き刺す。3Rも尾崎ペースで試合が進み、バックキックやバックブロー3連打など、得意の回転技で圧倒するも、パクがタフネス振りを見せてダウンは奪えず。尾崎が大差の判定でパクを下した。



第1試合 63kg Fight 3分3R(延長1R)
×AKIRA(チームドラゴン/M-1スーパーフェザー級王者)
○一輝(OGUNI-GYM/NJKFライト級王者)
2R 2'37" KO (右ストレート)

 1Rに一輝が左ジャブでダウンを奪うと、2Rにはポイントを挽回しようと手数で押し返してきたAKIRAの攻撃をしっかりとブロッキングで防ぎ、右ストレートを痛打。動きの止まったAKIRAにパンチをまとめて2度目のダウンを奪うと、最後は立ち上がったAKIRAをロープ際に追い詰めて右ストレートで沈め、Krush初参戦を豪快なKO勝利を飾った。


特別試合 キックボクシングルール 58.97kg契約 3分5R
○石川直生(青春塾/元全日本スーパーフェザー級王者)
×森重 真(KFG/J-NETWORKライト級3位)
2R 2'17" KO (3ダウン:ボディへの膝蹴り)

 石川の再起戦はキックルールで行われる特別試合。K-1ルールでの試合にこだわってきたKrushの本戦扱いではなく、あくまで7月17日のNJKFで行われる中須賀芳徳とのWBCムエタイ日本スーパーフェザー級タイトルマッチに向けた試金石のための一戦といった位置づけか。
 1R、ミドル、ローを飛ばしながら組みにいこうとする石川に対し、森重は左フックを振るって前に出る。距離が詰まると石川が首相撲に捕らえ膝を入れていくが、ラウンド中盤に強引に組みにいったところに、森重の左膝蹴りをまともに浴びてしまう。石川がこれで大きくグラつき、森重はダウンを奪おうと左右のフックを振るって追撃。石川は防戦一方になりながらも、ラウンド終了まで凌ぎきりダウンは逃れる。



 2R、石川はすぐに距離を詰めて徹底して組みに持ち込み、執拗に森重のボディに膝蹴りを突き刺していく。森重は首相撲に対応できず、ボディに膝をもらい続けてしまいついにダウン。何とか立ち上がるも、またも膝地獄に捕まり2度目のダウンを喫すると、最後は右ストレート、前蹴りとボディを集中攻撃された後に、ボディへの膝を突き刺されて3度目のダウン。ヒヤリとする場面もあったが、石川が7月のタイタルマッチに向けて、約2年ぶりのキックルールで白星を挙げた。


オープニングファイト第3試合 63kg Fight 3分3R
×生井宏樹(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級8位)
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
3R 1'21" KO

オープニングファイト第2試合 55kg Fight 3分3R
○伊澤波人(チームドラゴン)
×戦国(強者山根道場)
3R 1'26" KO

オープニングファイト第1試合 60kg Fight 3分3R
×加藤 港(チャモアペットムエタイアカデミー)
○将大(M&Jキックボクシングジム)
3R 2'32" KO

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