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佐藤嘉洋、接戦制し海外再進出を表明:1.9 後楽園

Krush初代王座決定トーナメント ~Round.2~
2011年1月9日(日) 後楽園ホール
 佐藤嘉洋はキック世界4冠王・シェムシ・ベキリのパンチに苦しみながらも判定勝ち。試合後のマイクでは「佐藤嘉洋物語・第3章、あけましておめでとうございます。次は3月にイタリアで試合する予定です。世界でどれだけ通用するか試しに行きます」とアピールした。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第11試合 メインイベント 70kg Fight 3分3R(延長1R)
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2010世界トーナメント準優勝)
×シェムシ・ベキリ [Shemsi beqiri](スイス/チーム・スーパープロ/WKA&WFC世界ミドル級王者、WFCAムエタイ世界スーパーウェルター級王者)
判定2-1 (豊永30-28/和田28-29/勝本29-28)

 ベキリはコソボ生まれのスイス移民で24歳。ヨーロッパで通算4本の世界タイトルを獲得し、70戦64勝(31KO)6敗の戦績を残している実力者だ。ザンビディスを彷彿とさせる体格とトランクスで、開始まもなく、高速のバックスピンキックで佐藤を吹き飛ばす。その後もスピードのある左フックを放つが、佐藤は落ち着いて左のローをお返し。特に奥足狙いのローが多く、左のテンカオも織り交ぜ、1Rは優位に試合を運ぶ。




 2Rも奥足狙いのロー、ボディフックの連打からのローなどを当て順調なすべり出し。だがベキリは打たれ強く、下がりながらも左右のフックを随所で当て続け、佐藤に鼻血を出させる。3Rもベキリはパンチを当て、逆に佐藤はローをなかなか打たせてもらえず、膝は随所で当てるものの、クリンチで休む場面が少しずつ目立つように。



 判定は割れたが佐藤に軍配。試合後、ベキリは足を引きずっており、佐藤が着実にダメージを与えていたことはわかったものの、試合中はそういう素振りを見せず、ベキリのタフさが印象に残る試合となった。
 佐藤は昨年11月のK-1 MAX世界トーナメント終了後、「今日で佐藤嘉洋物語の第2章は完結です」と話していたが、この日の試合後のマイクでは「めでたく、佐藤嘉洋物語・第3章、あけましておめでとうございます」と第一声。そして「今日のベキリ選手のように、世界には強い選手がまだたくさんいます。次は3月にイタリアで試合する予定です。世界でどれだけ通用するか試しに行きます」と語り、K-1での試合は一休みし、次は世界に打って出ることを宣言した。

◆佐藤「動き見てもらってわかるとおり、ベキリ選手、強かったですね。試合前に研究していくうちに、とんでもない奴ってことはわかってて、覚悟はできてたんですけど、後ろ回し蹴りのタイミングとスピードは、今まで戦った選手の中で一番凄かったですね。
(次戦について)3月12日にイタリアです。向こうのプロモーターからは『(ジョルジオ・)ペトロシアンとやってくれ』と言われてて、僕としてはもうちょっと間を置いてからやりたい気持ちなんですけど、やれと言われたらやります。最初はタイ人とやる予定だったんですよね。『FIGHT CODE』っていう大会で、ペトロシアンのセコンドにいつもついている、博士みたいなメガネをかけた人が主催する大会です。もちろん谷川(貞治・FEG代表)さんにも了承を得ているので、K-1離脱とかじゃないです。
 去年5月にショータイムで久しぶりに海外で試合して、自分が『日本ボケ』してたのがわかりましたね。どれだけK-1が選手のために良くしてくれているかというのがわかりました。23から25歳ぐらいの頃、海外でずっと試合してた頃のように、今は物凄くハングリーです。今日はあの頃みたいに、ヒゲも剃って茶髪にしてみました。佐藤嘉洋物語・第3章は『ハングリー』で行きます(笑)」


第10試合 Krush -63kg 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
×イ・ソンヒョン(韓国/仁川ムビジム/韓国格闘技協会ウェルター級王者)
4R 判定3-0 (和田10-9/豊永10-9/朝武10-9)
3R 判定0-0 (和田29-29/豊永29-29/朝武29-29)

 ソンヒョンは9月のRISE韓国大会のメインでクォン・ミンソク [オルチャン-K] に判定勝ち。その1ヶ月後のK-1 WORLD MAX韓国大会では、才賀紀左衛門から2度ダウンを奪った末に圧勝した、19歳の新鋭ファイターだ。



 1R、サウスポーに構えた功也が、左の奥足狙いのローを主体に、左ミドル、右の前蹴り等もヒットさせて主導権。だが2Rに入ると、ソンヒョンは時計回りでうまく距離を取り、功也の左の蹴りを封じる。逆に単発ながらも右の膝蹴りを当て続けると、3Rには功也の口が開きバテてきた様子。打ち合いでもフィジカルで勝るソンヒョンが右フックを的確に当て続け、ポイントを奪い返す形で延長に持ち込む。功也危うしかと思われたが、中盤に左ボディを効かせると、ソンヒョンもパワーダウン。功也は時折左ミドルもクリーンヒットさせて印象を良くし、僅差ながらも判定勝ちをおさめ、3月19日(土)後楽園ホールの決勝トーナメントに駒を進めるとともに、プロデビュー以来の連勝記録を10に伸ばした。


第9試合 Krush -63kg 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
×TaCa(triple-y/J-NETWORKスーパーライト級3位)
判定3-0 (久保坂30-29/豊永30-29/朝武30-29)



 1R、梶原がカウンターの右フックでTaCaをぐらつかせるが、TaCaもすぐに持ち直し、流れを与えず。じわじわとTaCaが左のインローを当て続けると、2Rには梶原の表情も曇り出し、TaCaは右ストレートも当てるようになる。3RにはTaCaの左インローの連打を浴びた梶原が、一瞬ガードを下げると、TaCaが左ハイをヒット。完全に流れをつかんだようにも思えたが、梶原が左ボディを一発効かせると、TaCaの動きが落ち、ローを打てなくなる。すると打ち合いの場面が増え、梶原が若干優位に試合を運び、危ない内容ながらも判定勝ちをおさめた。


第8試合 Krush -63kg 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×山本佑機(橋本道場/WMAF世界スーパーライト級王者)
○白濱卓哉(建武館/2009 Krush Rookies Cup優勝)
4R 判定0-3 (朝武9-10/久保坂9-10/勝本9-10)
3R 判定0-1 (朝武30-30/久保坂28-30/勝本30-30)



 白濱は回りながら距離をキープし、時折フェイントで距離を詰め、コンビネーションから左右のフックをヒット。佑機も右ローと左ミドルを当てるが、攻めあぐねる展開が続く。2R、3Rと白濱が左フックをきっかけに時折チャンスを作るが、ジャッジからは十分な評価を得られず延長へ。それでも白濱の攻勢の流れは変わらず、右ストレートと左フックを的確にヒットし続け、佑機の反撃を封じ判定勝ちをおさめた。


第7試合 Krush -63kg 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×寺崎直樹(青春塾/元全日本ライト級5位)
○才賀紀左衛門(M&Jキックボクシングジム/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 3位)
判定0-3 (久保坂29-30/勝本28-30/和田27-30)



 紀左衛門は1R、終了間際に左ハイで寺崎をなぎ倒すが、全般的に慎重な攻め。2Rも左ボディと左ミドルを効かせるが、終盤に寺崎の右ストレートの連打を浴び、今ひとつ詰めきれない。3R終盤こそ左右のミドルを効かせ、右ストレートで寺崎を下がらせて、ポイントを確実に奪ったが、持ち味を発揮しきれない試合内容に。試合後のマイクでは「接近戦が苦手だったので練習してきた」ことを明かしたが、まだ発展途上の様子だった。


第6試合 70kg Fight 3分3R(延長1R)
○山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント3位)
×渡辺雅和(チームドラゴン)
2R 2'16" KO (左フック)



 1R、渡辺はガードを下げた状態から左右のテンカオを連打すると、左ジャブ、右ストレートを何発もヒット。優弥は渡辺のパンチが見えている様子だが、もらい過ぎで印象が悪い。それでも終盤には左ボディ、左アッパー、左ミドルを効かせて流れを引き寄せ、2Rに入っても優勢をキープ。チームドラゴン陣営は「ハイ来るよ」と連呼し、優弥にハイを打ちにくい状況にしていたが、優弥は前蹴りを渡辺の顔面にクリーンヒット。そこから一気にラッシュを仕掛け、左フックで2ダウンを奪うと、渡辺は10カウント以内に立ち上がれずノックアウト。優弥が苦しみながらも今年初戦をKOで飾った。


第5試合 70kg Fight 3分3R(延長1R)
○名城裕司(国士会館)
×堤 大輔(チームドラゴン/J-NETWORKウェルター級1位)
判定3-0 (和田30-22/朝武30-24/豊永30-24)



 両者サウスポーに構え、慎重な立ち上がりだったが、1R中盤、名城がパンチの連打で堤を真っ直ぐ下がらせた後、左ハイをクリーンヒットさせる得意パターンでダウンを奪取。2Rには堤の左ストレートでひるむが、打ち合いで右ストレートを当てて再びダウンを奪う。3Rも右ジャブの連打で主導権を握ると、右ストレートでダウンを奪取。KOこそできなかったものの、ポイントで大差をつけて完勝した。


第4試合 70kg Fight 3分3R
○健太(E.S.G./NJKFスーパーウェルター級王者)
×秀虎 [ひでとら](AK)
2R 2'23" KO (右ハイキック)

 1R、健太が左のフェイントからの右ストレートでダウンを奪取。その後もこの攻撃で秀虎を苦しめるが、2R序盤にスリップした際、勝本レフェリーからダウンを宣告されてしまう。すると健太は闘志に火がついたか?攻撃の手数を増し、ローとボディを効かせて、完全に倒しに行くモードに。最後はコーナーに詰めての右ハイで秀虎を豪快にノックアウトした。


第3試合 70kg Fight 3分3R
○廣野 祐(NPO JEFA/前J-NETWORKミドル級王者)
×小西拓槙(M-BLOW/NJKFアマチュア70kgトーナメント2009優勝)
判定3-0 (朝武30-27/久保坂30-27/勝本30-27)
※3R左膝蹴りで小西に1ダウン

第2試合 70kg Fight 3分3R
×阿佐美ザウルス(フリー)
○YOSHI(M&Jキックボクシングジム)
2R 2'25" KO (左フック)

第1試合 60kg Fight 3分3R
○鈴木雄三(極真会館/極真会館2009全世界ウエイト制軽量級優勝)
×加藤 港(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
判定3-0 (30-27/29-27/30-27)
※2Rバックスピンキックと右フックで加藤に2ダウン

オープニングファイト第2試合 63kg Fight 3分3R
×坂本洸巳(チームドラゴン/J-NETWORKウェルター級9位)
○野間一暢(DTS GYM)
判定0-3 (27-30/27-29/27-29)

オープニングファイト第1試合 女子フェザー級 2分3R
○佐々木仁子(チームドラゴン/元J-GIRLSフェザー級王者)
×MINA(秀晃道場)
判定3-0 (30-29/30-29/29-28)

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