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佐藤嘉洋、格闘技界団結を熱望。梶原、石川に判定勝ち

Krush.9
2010年8月14日(土) 後楽園ホール
 盲腸で欠場の山本優弥に代わり急遽参戦した佐藤嘉洋は、名城裕司のパンチに苦しみつつも、ローキックを効かせてポイントを奪い判定勝ち。試合後は「格闘技界はここ2、3年、だいぶ景気が悪くなっているけど、悪いからこそみんな力を合わせて欲しい」とファンや関係者に向けてアピールした。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第9試合 メインイベント 70kg Fight 3分3R(延長1R)
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)
×名城裕司(国士会館)
判定3-0 (30-29/30-29/29-28)

 1R、名城はサウスポーに構え、リングを大きく使って左右に回って佐藤をかく乱。左ミドルを主体に、左右のストレートや右のアッパーも的確にヒット。佐藤は右ローを放つが、動き回る名城を捕らえきれず、数発しか当てることができない。
 だが佐藤は「名城選手の試合のビデオは全部見た」といい、得意の左ハイも十分研究済みで、しっかりブロック。2Rに入ると、右回り主体になった名城に対し、佐藤は右の奥足狙いのローとインローのヒットを増やし、右のテンカオも絡めて次第に手数を増やす。名城のカウンターパンチをもらって鼻血を出し、左まぶたも腫らすが、勝利の糸口はつかんだ様子だ。
 3Rに入ると佐藤の右の奥足狙いのローで名城のステップが止まる場面が増えるように。名城も必死で耐えて右のジャブやアッパーを当てるが、序盤のような威力が無い。ローだけでなく、終盤に佐藤は右のフックやアッパーもヒット。結局判定にもつれ込んだものの、序盤の劣勢を跳ね返し、下馬評どおりに佐藤が勝利を果たした。



 試合後マイクを持った佐藤は「思ってたとおり、名城選手は強かったです。これから絶対上がってくる選手だと思います」と名城を称える。さらに佐藤は「格闘技界はここ2、3年、だいぶ景気が悪くなっているけど、悪いからこそみんな力を合わせて欲しい。内輪で戦うんじゃなく、外のもっとメジャーなサッカーや野球と戦わないといけない。格闘技のほうが歴史は古いし、メジャースポーツになれる力があると思うので、みんなで盛り上げましょう」とファンや関係者に向けてアピールした。

 バックステージでのインタビューでも佐藤は「僕がデビューした頃、ジムの先輩の鈴木秀明さんや佐藤孝也さんが活躍していて、他団体でも小野瀬(邦英)さんや小野寺(力)さんとか、いい選手がいっぱいいたけど、キック団体の間の確執が激しいから、日の目を見ず、別競技のK-1に人気をかっさらわれた。今は業界内で足の引っ張り合いをしている場合じゃない。色々事情はあっても、選手には関係ない。いい選手はいっぱいいるから、メジャースポーツになるポテンシャルは持っているはず」と格闘技業界の現状を憂慮。

 今回のKrush参戦については「今日、僕は全日本キックに5年半ぶりに戻ってきた気持ちだった。このリングに立っただけで感慨深かった」と語り、次戦については「自分はK-1が本チャンだけど、次はやるかやらないのかはっきりして欲しい。今、谷川さんが頑張っているのは承知の上だけど、試合をする立場の選手としては困ってしまう。海外からもオファーが来ているけど、K-1が10月になるのか11月になるのか決めてくれないと、判断ができない」と、なかなか次回興行日程が決まらないK-1に対して苦言を呈した。




第8試合 セミファイナル 63kg契約 3分3R(延長1R)
×石川直生(青春塾)
○梶原龍児(チームドラゴン)
判定0-3 (27-29/27-29/27-30)
※3R右ストレートで石川に1ダウン

 石川は入場時、恒例の毒霧パフォーマンスを繰り広げると、梶原と笑顔でグローブを合わせる。お互いこの対戦を強く待ち望んでいた様子。ゴング前にはK-1 63kgトーナメントを制した大和哲也が両選手に花束を贈呈する。
 1Rは両者慎重な試合運び。石川は右ローと左ミドル、梶原も手数はやや劣るものの同様に蹴り主体。時折距離が縮まると、梶原の伸びのある左右のストレートが石川の顔面を捉える。一瞬石川の動きが止まる場面はあるが、まだ大きなダメージは無い様子だ。
 2Rに入ると、石川が左ジャブを突きながら右ローを連打。梶原は右目をパチパチさせて、少し様子がおかしい。梶原もカウンターのパンチを当てるが、石川はひるまず、終盤には右ハイや右ストレートをお返し。じわじわと石川がノッてきた様子だ。
 3R、開始と同時に両選手の応援団が大きな声援を送る。石川が右ミドルを放つと、蹴り足をつかんで梶原は右ストレートをヒット。真後ろに倒れた石川はスリップと判断されたが、若干ダメージはある様子だ。その後も梶原は左右のパンチを的確にヒットさせると、石川は後退。左まぶたも切られ、ついに梶原の右ストレートでダウンを喫する。



 石川は昨年11月のKrushライト級GP準決勝の竹内戦でも、パンチで左まぶたを切られている。残り試合時間は30秒。ドクターチェックでストップはかからなかったものの、再開後も石川は蹴りを潰され、パンチラッシュを浴び、残り10秒に右フックで2度目のダウン。石川はレフェリーに向かってではなく、本部席の谷川貞治K-1イベントプロデューサーに向かってファイティングポーズを取るほど意識朦朧とした様子。試合終了のゴングと同時にマットにへたり込み、悔しさを露にした。
 リマッチを制するとともに、秋開催が予想される次回K-1 MAX参戦に大きく近づいた梶原は「今後はKrush代表は歌舞伎龍!半端ない男目指してまい進するぞ!」とラップ口調でアピールした。


第7試合 70kg Fight 3分3R(延長1R)
×白虎 (和術慧舟會/チームC3BLAIZ)
○吉川英明 (チームドラゴン)
判定0-3 (27-30/28-30/28-30)

 白虎はパンチの連打とテンカオ、吉川は右フックと右ローとボディブロー、お互い接近戦で打ち合い、なかなか均衡が崩れなかったが、3R残り1分に吉川がパンチのラッシュを仕掛け、残り10秒でダウンを奪取。底力が活き判定勝利をもぎ取った。


第6試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
○堀 啓(小比類巻道場)
×福田雄平(HIDE'S KICK)
3R 2'07" TKO (タオル投入:左ローキックで2ダウン後)


第5試合 85kg Fight 3分3R(延長1R)
○洪 太星(極真会館)
×長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)
判定3-0 (30-28/30-26/30-28)


第4試合 85kg Fight 3分3R(延長1R)
○ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット)
×地主正孝(正道会館)
判定2-1 (30-29/29-30/30-29)


女子アマチュアマッチ Krush女子特別ルール 2分2R(延長1R)
○谷山佳菜子(正道会館東大阪本部)
×魅津希(空手道白心会)
判定2-0 (20-19/20-20/20-19)


第3試合 60kg Fight 3分3R
△一馬 (小比類巻道場)
△森川修平 (KSS健生館)
判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

第2試合 55kg Fight 3分3R
○田中一輝 (月心会)
×力也 (KSS健生館) ※大前力也 改め
3R 0'12" KO

第1試合 63kg契約 3分3R(延長1R)
○前田 修(GET OVER)
×高橋 功(和術慧舟會DUROジム)
2R 1'18" KO

オープニングファイト第3試合 60kg Fight 3分3R
△瞬太 (GET OVER)
△佐々木大蔵 (チームドラゴン)
判定1-0 (30-30/30-30/30-29)

オープニングファイト第2試合 60kg Fight 3分3R
×渡辺 武 (青春塾)
○山口正道 (島田ジム)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

オープニングファイト第1試合 70kg Fight 3分3R
×YUUKI(鷹虎ジム)
○能登 崇(和術慧舟會釧路支部・忠和會)
3R 1'06" KO

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