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森井洋介、町田光下し勝次待つ両国へ。水落洋祐、鈴木博昭との死闘制す:10.4 後楽園

KNOCK OUT vol.5
2017年10月4日(水) 後楽園ホール
 KNOCK OUTが後楽園初進出。メインのKING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント準決勝では森井洋介が肘によるTKO勝ちで、勝次との12.10両国での決勝に駒を進めた。水落洋祐はシュートボクシング世界王者の鈴木博昭と一進一退の打ち合いを繰り広げ5R KO勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント準決勝 61.5kg契約 3分5R(延長1R)
〇森井洋介(ゴールデングローブ/全日本スーパーフェザー級王者/61.5kg)
×町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者/61.5kg)
2R 2'18" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる右まぶたのカット)

 森井は4月大会でWBCムエタイ・インターナショナル王者・宮越慶二郎を2R KOしトーナメント一回戦を突破。町田は6月大会の一回戦でDJ.taikiを下したものの、顎を骨折。8月大会での森井と町田の準決勝は今大会にスライドされた。森井は一回戦突破後も6月大会、8月大会に出場して勝利。今や常連選手としてKNOCK OUTをけん引する立場にまで躍進した。トーナメントの反対ブロックには新日本キックの勝次が待ち構え、決勝は12月10日の両国国技館大会で行われる。

 1R、町田はガードを高く構え、左ジャブを突きつつ、右ローを連打。左ミドルを強打する場面も、森井は回ってパンチを連打するが、ガードの上となる場面が大半。それでもパンチを当て、ローも絡め、バック肘も放つなどして積極的に攻め続けると、終盤にはガードの隙間から右肘を当て、町田は右まぶたをカット。ジャッジ1名は森井を支持する。



 2Rも町田が右ローを当てていると、少し森井のバランスが悪くなるが、町田の出血が激しくなりドクターチェックが入る。再開するも攻防を続けるうちに再び出血が激しくなりドクターストップ。森井のTKO勝ちとなった。



 勝った森井は「もっと圧倒的に倒したかったんですけど、覚悟決めた町田選手、強かったです。12月10日、勝次選手と決着つけますんで、両国大会、楽しみにしてください。ライト級王座、俺が取るんで見に来てください」とアピール。
 続けてリングに上がった勝次は「今日は手に汗握る熱い戦いを客席で見ていました。おめでとうございます。決勝戦、日本一の称号と、破格の優勝賞金争奪の最高の舞台、熱い試合をしますんで、声援お願いします」と呼びかけた。



 大会後の会見で、小野寺力プロデューサーは、進退を賭けて臨んだ町田に引き続きオファーすることを明言。ちなみに「破格の優勝賞金」は勝次が勝手に話したとのことだが、賞金は額を今後検討して用意するとのことだ。


第6試合 64.5kg契約 3分5R
〇水落洋祐(はまっこムエタイジム/REBELS 65kg級王者/64.3kg)
×鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB世界スーパーライト級(65kg)王者/64.4kg)
5R 0'33" TKO (ドクターストップ:右ストレートでダウン後)

 水落は4月大会で不可思に肘で切られ4R TKO負けしたが、得意の右のパンチで不可思を脅かす場面も。その試合前後、2月のSBでのMASAYA戦では6Rに及ぶ死闘の末にKO勝ちし、6月のREBELSでの王座防衛戦では2年前にKO負けした相手である中村広輝に判定勝ちし、どちらも激闘で観客を沸かせた。
 鈴木はSBの日本人エースとして長年活躍。SBルールは肘無しだが、KNOCK OUT参戦を目指し、4月には肘有りルールで山口裕人と対戦し、5R左肘打ちでKO勝ちした。6月のSBの海人戦も肘有りとなり、海人に肘で切られ1R TKO負けを喫したが、肘の防御の重要性は学んだはずで、KNOCK OUTに向けてどう備えるかも見どころだ。
 鈴木は通常のムエタイパンツを着用。これまでSBでのロングスパッツで隠されていた、ふくらはぎのふくらみがかなりあることがわかる。過去にSBから参戦した伏見和之はロングスパッツだったため、鈴木の自主的な判断だったと思われる。



 1R、鈴木がサウスポー、水落がオーソドックスで構え、ミドルとローの応酬。終盤にパンチが増え、少し鈴木のヒットが上回り、最後には左ハイもヒット。2名が鈴木を支持する。
 2R、しばらく蹴り合いが続いたが、次第にパンチの打ち合いになると、水落がボディ打ちを多用し、少し鈴木が苦しげな表情を浮かべるように。それでも鈴木は打ち合うが、終盤に水落の左フックが命中し、鈴木はダウンする。
 3R、インターバルで鈴木は息を吹き返すと、序盤から左ハイを連続でヒットし、水落をぐらつかせる。パンチと顔面膝のラッシュで追い詰め、水落はダウン寸前になるが、耐えると、終盤には逆に鈴木をロープに詰め、ボディから顔面にパンチを連続でまとめて挽回。ジャッジ2名は鈴木、1名はイーブンとつけるが、流れは水落だ。



 4Rも水落が何発もパンチを当て優勢。鈴木はサンドバッグ状態で防戦一方。それでも倒れず耐えたが、終盤、コーナーに詰められ何発も肘、パンチを浴び続けたところで、ようやくダウンが宣告される。
 5Rに入っても鈴木のダメージは残り、水落がパンチで攻め続け、最後は右ストレートの連打でダウンを奪ったところで、ドクターからタオルが投入された。両者とも驚異的な打たれ強さを発揮する激闘となり、敗れた鈴木が退場する際も暖かい拍手が満員の観衆から起こった。




第5試合 55.5kg契約 3分5R
〇宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者/55.5kg)
×野呂裕貴(エスジム/ムエタイオープン・スーパーバンタム級王者、元WPMF日本&NKBバンタム級王者/55.4kg)
3R 2'05" KO (右ハイキック)

 宮元は昨年12月の旗揚げ戦で小笠原瑛作にKO負けして以来の本戦出場。5月のROAD TO KNOCK OUTのメインイベントではシュートボクシングの元王者の伏見和之に3R KO勝ちし、本戦復帰につなげた。
 対する野呂はKNOCK OUT初参戦。1987年1月13日生まれの30歳で戦績27戦19勝(13KO)8敗、4連続KO勝利中だ。



 1R、サウスポーで長身の野呂が、左ミドルを度々ヒット。宮元の脇腹は早くも赤くなる。その中でも宮元は右ロー、ミドルを随所でお返し。ジャッジはイーブン。2Rも同様の展開で、どちらも蹴り数は増加するが、野呂が肘も絡めて好印象を残し、2者から支持される。
 3Rも同様な展開となるが、宮元は随所で右ミドルを当てて次第に効かせていくと、少し野呂の表情が曇り始め、伸びのある変則の右ハイを当て、野呂は左まぶたをカットし出血。ドクターチェックが入る。再開したが、宮元は右ミドルを当てて下がらせると、野呂が左ミドルを当てた直後に再び右ハイをクリーンヒット。野呂がダウンすると、岡林レフェリーはすぐさまストップ。宮元が持ち前の技のキレを発揮し野呂を粉砕した。



 この試合後、次回12月10日両国国技館大会で不可思 vs. 金原正徳が行われることが発表された。7月のROAD TOで中尾満にKO勝ちした金原が対戦を希望し、不可思も以前から前向きだった一戦。金原は「まさか(キック)2戦目でチャンピオンとやらせてもらえて、ちょっとビビっているところもあります。でも不可思選手の積み重ねたものを全部奪い去って、いい年を迎えたいです」、不可思は「金原選手と決まったのは楽しみですけど、KNOCK OUTに来て俺とやりたいと言ったことを後悔させます」とアピール。リング上でにらみ合いを繰り広げた。両国大会には新たに重森陽太、石井一成が参戦することも発表されている。




第4試合 51kg契約 3分3R
△能登龍也(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFフライ級王者/50.8kg)
△タネヨシホ(直心会/INNOVATIONフライ級4位、DEEP☆KICK -53kg級王者/50.8kg)
判定1-0 (岡林29-29/大村30-29/北尻29-29)

 能登は6月大会で石井一成をわずか113秒でKO。13戦8勝のうち7試合がKO勝ちと、パンチ力が持ち味だ。対するタネは高校生。7月のROAD TOで仲山大雅を若さあふれるアグレッシブなファイトで圧倒し、デビュー以来の連勝を9に伸ばした。
 1R、タネは開始すぐから左右のローを連打し、能登がローを打ってくれば、大半をすくってパンチを返す。パンチ自体の精度は高くはないものの、攻勢を印象付けるにはうまく行き、2名がタネを支持する。タネは二段蹴りや肘も駆使し、攻撃のバリエーションも豊富だ。



 2Rもタネは同様の攻め方で主導権をしばらく握る。他団体と違い、蹴り足をつかんでからの連打を認められるため、タネにとっては戦いやすい。だが中盤、能登の左ミドル、ボディ、ローが次第に効いてくると、タネは後退する。終盤は持ち直すが、やや印象が悪い。ジャッジ3者ともイーブンとつけ、場内は少しどよめく。
 3Rも能登がロー、ミドルを効かせ、タネが劣勢。一発一発の重みでは能登が上回る。終盤、能登が後ろ回し蹴りを当て、タネは倒れるが、小川レフェリーはスリップと判断する。タネも能登の蹴り足をつかんでから左フックを当てて倒す場面もあったが、これもスリップとの判断。最終的に能登はジャッジ3者から支持されたが、総得点では同点に戻すにとどまる。
 5R制で見たい試合だったが3Rドロー。両者とも再戦を希望し、小野寺力プロデューサーも「来年に組みたい」と話した。




第3試合 63.5kg契約 3分3R
〇山口裕人(山口道場/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者/63.4kg)
×ジュ・ギフン(韓国/Bu gwang gym/韓国ライト級王者/63.0kg)
2R 1'21" KO (パンチ連打)

 山口兄弟の兄・裕人は2月大会で不可思に3R TKO負けして以来の参戦。ギフンは8月大会で森井に3R TKO負けしたが、ノーガードでパンチを受けて観客を沸かせる場面も作った。
 1R、山口がボディへのパンチ連打、左インローを効かせると、少しギフンの動きが落ち、バックスピンキック、左ボディフックも度々当たり、山口優勢となる。
 2R、山口は少しギフンと打ち合って沸かせた後、コーナーに詰め、左ジャブを振ってからの右ハイをクリーンヒットし、棒立ちにした後にパンチを連打して、大成レフェリーはスタンディングダウンを宣告する。続行したがダメージが大きく、山口の飛び膝からのパンチの連打で、軽い当たりながらギフンがスリップしたところで、レフェリーがストップした。




第2試合 女子48kg契約 3分3R
〇小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/ムエタイオープン女子フライ級王者/47.9kg)
×田嶋はる(アクティブJ三軒茶屋/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/WPMF世界女子ミニフライ級王者/46.5kg)
判定3-0 (大成30-29/岡林30-28/小川30-27)

 田嶋と小林は5月のROAD TOで対戦しドロー。今回、KNOCK OUTの本戦初となる女子マッチで決着をつける。小林は7月のROAD TOでSBの実力者・Union朱里と引き分けており、今度こそ白星が欲しいところだろう。



 1R、開始すぐから小林が圧力をかけ、田嶋は終始右に回り続ける。どちらもヒットは少ないものの、小林の右ストレート、右ロー、組んでの膝がわずかに目立つ。1名が小林、2名はイーブンと採点する。
 2Rに入ると、同じ構図ながら、小林のヒット数が目立つように。ローが効き目を発揮し、肘や右ハイも命中し、パンチも連打で決まる。ジャッジ3者とも小林を支持する。
 3R、田嶋も肘を多用して一発逆転を狙うが、小林の優勢は変わらず。小林も肘を返し、パンチ、ローでも追い詰め、終盤には右ハイもクリーンヒット。大成ジャッジだけ点差が小さかったが、小林が明確に差をつけて完勝し、KNOCK OUT初白星をもぎ取った。




第1試合 63.5kg契約 3分3R
〇大月晴明(キック スターズ マスクマン/元Krush -60kg王者、元WPKC世界ムエタイ&全日本ライト級王者/63.4kg)
×中尾 満(エイワスポーツジム/元新日本キックライト級暫定王者/63.5kg)
1R 2'49" TKO (3ダウン:パンチ連打)

 大月は昨年12月のKNOCK OUT旗揚げ戦の第1試合でスターボーイ・クワイトーンジムを45秒でKOして以来の参戦。3月のホーストカップ京都大会で辻出優翔に1R TKO負けした際、自身の強打で右手首を骨折してしまったが、回復してKNOCK OUTに帰還する。今回は大月が中尾戦を希望し試合が組まれた。中尾は7月のROAD TOでMMAの強豪・金原正徳に5R TKO負けして以来の参戦となる。



 試合が始まると中尾は大月と距離を取らず、最初から打ち合いに応じたが、大月のパンチをもらううちに動きが低下。大月はボディ打ち、右ローも絡めつつ、コーナーに詰めると、連打の後に右フックを当ててダウンを奪取。その後はロープに詰めてのパンチの連打で2ダウンを重ね快勝した。


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