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金原正徳、キック初戦はパンチでTKO勝ち。安本晴翔、連勝ストップ:7.20 渋谷

ROAD TO KNOCK OUT.2
2017年7月20日(木) 渋谷 TSUTAYA O-EAST
 昨年までUFCに上がっていたMMAの強豪・金原正徳が34歳にしてキックルールに初挑戦。元新日本キック暫定王者・中尾満を1Rからパンチテクニックで翻弄し、5RにTKO勝ちすると、RISE王者・不可思戦を希望し、不可思もTwitter上で対戦に意欲を示した。
  レポート&写真:井原芳徳


第5試合 64kg契約 3分5R
○金原正徳(リバーサル立川 ALPHA/元SRCフェザー級(65kg)王者)
×中尾 満(エイワスポーツジム/元新日本キックライト級暫定王者)
5R 1'01" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)

 ROAD TO KNOCK OUTは5月10日に同会場で初開催。本戦シリーズの登竜門的な位置づけで、今回はUFCにも出場経験のあるMMAの強豪・金原正徳が、34歳にしてキックルールに初挑戦する。迎え撃つ中尾は金原同様に03年にデビューし、約50戦の経験のある33歳。5月のROAD TOでは茂木俊介を相手に引き分けるも、血だるまになりながらも激しい打ち合いを繰り広げて会場を沸かせた。大会前半は若手同士のカードが並んだが、メインはベテラン同士の顔合わせになる。



 1R、金原は低く構えて距離を取りながら出入りしつつ、左ジャブを何発もヒット。中尾は金原のパンチのスピードに反応できず、もらい続ける。金原は右フック、三日月蹴りも絡め、中尾は鼻血を出し苦しそうだ。金原のセコンドには大沢ケンジ氏と、パラエストラ八王子時代の後輩の徳留一樹がつき、主に大沢氏が指示を出す。
 2Rも金原がパンチを当て続けると、中盤にドクターチェックが入る。金原はパンチを当て続けるが、中尾は耐える。金原はローキックを打たないが、足を怪我していたことを試合後に明かしている。
 3Rも金原が左ジャブ等のパンチを当て続け優勢。だが少しだけ勢いは落ち、中尾も右ミドルを少し返せるように。金原は倒すパンチに関しては出し方を少し躊躇している様子だ。
 4R、金原の左ジャブ、右ストレートが立て続けに決まると、中尾は少しふらつくように。金原はロープに詰めて連打するが、中尾は耐え、なかなか倒れない。だが5R、金原が左ジャブ、右アッパーを連打で決め、ロープに詰めてパンチを連打すると、棒立ちになった中尾を見たレフェリーがストップした。



 マイクを持った金原は「MMAファイターの金原です。初めてのキック挑戦、凄く怖かったですけど、試合していて凄く楽しかったです。今度、7月30日のRIZINで先輩の所英男さんが世界一強い選手(堀口恭司)に挑むので見てください。次のリングはどこに上がるかわかりませんが、KNOCK OUTに呼んでもらえればまた上がりたいです」とアピールした。この直後にKNOCK OUTの小野寺力プロデューサーがリングに入ると「日本の同じ階級のキックボクサーが必ず立ち上がるので楽しみにしてください」と、打倒・金原の相手を今後用意することを宣言した。
 なお、金原は試合直後のインタビュー(KNOCK OUT公式サイト掲載)で「不可思選手とやってみたいです。自分が今までKNOCK OUTを見させてもらって、不可思選手が一番印象に残ったんですよ。ああいうイキのいい若い選手はMMAでもいない」とコメント。この記事を見た不可思はTwitterで「一度勝ったくらいで、イケると思われちゃ困る。 金原選手、やりましょう。 俺はいつでも、どこでも」と対戦に意欲を示しており、両者のコンディションとタイミング次第でそう遠くない時期に実現しそうだ。




エキシビションマッチ 3分1R
―石井弘樹(RIKIX/元ラジャダムナン認定スーパーライト級王者)
―Dyki [宮城大樹](TARGET SHIBUYA/元RISEバンタム級(-55kg)王者)
勝敗無し



 5月のROAD TOで石井氏は那須川天心を相手にエキシを繰り広げたが、今回のエキシの相手は那須川の2代前のRISEバンタム級王者だったのが宮城氏。フジテレビ「テラスハウス」出演で人気を得つつあった矢先、くも膜嚢胞により惜しまれつつ引退した。現在はKNOCK OUTの解説席に並んで座る2人がリングで肌を合わせることに。両者ともエキシの途中から防具を外し、激しく打ち合い、観客を沸かせた。


第4試合 52.8kg契約 3分3R
△安本晴翔(橋本道場/REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者、INNOVATIONフライ級3位)
△高坂侑弥(エイワスポーツジム)
判定0-0 (大村29-29/北尻29-29/大成29-29)

 安本は6月11日に松崎公則に判定勝ちしREBELS王座を獲得した6戦6勝(1KO)の17歳。高坂は沖縄のTENKAICHIの王座を獲得したことがあり、3月の初代WMC日本フライ級王座決定トーナメント決勝では大崎一貴に判定負けしている22歳だ。



 1R、安本はサウスポーから左ミドルを何発もヒット。度々オーソドックスにもスイッチし、右ストレートや右ミドルも当てる。だが高坂も右ローを返しており、攻撃数では安本が上だが、ジャッジは3者ともイーブンだ。2Rに入ると安本が左ミドルだけでなく、右ロー、左の奥足狙いのローのヒットを増やし、さらに差をつけ、ジャッジ3者が安本につける。(高坂に1者がつけたと場内アナウンスされたが誤り)
 すると3R、安本がバックハンドブローを放ったタイミングで、高坂が右フックを当てると、少し動きの止まった安本に、高坂がパンチをラッシュし反撃。安本は蹴りを返せなくなり、最後まで劣勢が続く。結局、高坂が3Rにポイント差を埋める形でドローに。安本はプロデビュー以来の連勝が6でストップした。


第3試合 50.8kg契約 3分3R
×仲山大雅(RIOT GYM)
○タネヨシホ(直心会/INNOVATIONフライ級4位、DEEP☆KICK -53kg級王者)
判定0-3 (北尻28-30/岡林27-30/大村27-30)

 仲山は沖縄を主戦場とする18歳で、3月のK-SPIRITではジョッキーレック・GTジムに、4月のレキオバトル名護ではサムライ・カイトに、いずれもKO勝ちしており、戦績は10戦7勝(5KO)3敗。タネは大阪出身、8戦8勝(4KO)の17歳で、4月のINNOVATIONの酒井柚樹戦では多彩な攻めで素質の高さを印象付けていた。
 1R、サウスポーの仲山に対し、タネが積極的に右ミドルを連打。じわじわロープやコーナーに詰めては、右ストレートでのけぞらせる。仲山は左ミドルを返すが、有効打の差でタネが好印象を残し、ジャッジ3者ともタネを評価する。
 2Rはタネが仲山をコーナーに詰める場面がさらに増え、右ストレートを度々ヒット。仲山も左膝を返すがタネの勢いは止まらない。肘の応酬もスリリングだ。このラウンドもジャッジ3者がタネを支持する。
 3R、後の無い仲山は、序盤から前に出て左ボディを当ててからパンチを連打。反撃の糸口をつかむが、後半、タネは残りの力を振り絞り、腰を沈めてからの左フックや、バックハンドブロー、バック肘を当てて再度反撃。若さあふれるアグレッシブなファイトで観客を沸かせ、ホープ対決を制し連勝を9に伸ばした。


第2試合 女子50kg契約 3分3R
△小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/ムエタイオープン女子フライ級王者)
△Union朱里(GSB名古屋/SB女子ミニマム級(48kg)2位、WMCI-1アジア女子51kg&54kg級王者、韓国MAX FC女子-52kg級暫定王者)
判定1-1 (大成29-28/北尻28-29/岡林30-30)

 小林は5月大会の田嶋はる戦で引き分け連続出場。Unionは香港、韓国での試合経験も豊富なシュートボクサーで、7月7日のSBでは韓国の選手を左ボディでわずか58秒でKOしたばかりだ。
 1R、サウスポーのUnionに対し、小林は回って距離をうまく作り右ミドル、右ローを何発もヒット。Unionは受けに回る状態が続いたが、ボディから顔面につなぐパンチの連打を当て、終盤には左ストレートでのけぞらせる。だが全般に主導権を握る時間が長い小林をジャッジ2者が評価する。



 2Rも基本的に同じ構図ながら、1者が小林、1者がUnionを支持し、ジャッジは割れる。3Rも同様で、攻撃数では小林だが、Unionも随所で左ストレート、左ミドルを返し、お互い一歩も引かない打ち合いを展開。ジャッジは三者三様のドローとなり、小林は2戦連続引き分けだが、両者とも観客に好印象の残す試合内容だった。


第1試合 55kg契約 3分3R
○中村龍登(橋本道場)
×ギッティチャイ・タツヤ(はまっこムエタイジム)
判定3-0 (大村30-29/大成30-29/岡林30-28)

 中村はジュニア時代から活躍し、プロ6戦6勝(3KO)の16歳。7月9日のINNOAVATION愛媛大会で和斗に判定勝ちし、INNOVATIONバンタム級新人王となったばかりだ。対するギッティチャイは95年生まれで5戦2勝2敗1分。
 1R、両者サウスポーに構え、中村が左ロー、左ミドルをうまくヒットし、首相撲の展開でも膝を当て優位に試合を運ぶ。2Rも基本的に同じ流れだが、ギッティチャイもパンチを次第に返すようになり抵抗。3Rは中村は疲れが見え、クリンチが増えてしまうが、ギッティチャイに反撃を許さず判定勝ちした。

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