Home > REPORTS > KNOCK OUT > ライト級T準決勝は勝次×前口太尊、町田光×森井洋介に:6.17 TDC

ライト級T準決勝は勝次×前口太尊、町田光×森井洋介に:6.17 TDC

KNOCK OUT vol.3
2017年6月17日(土) TDCホール
 初代ライト級王座決定トーナメント一回戦では勝次が不可思との合計6度のダウンの応酬を制し5R TKO勝ちし、前口太尊と町田光も初戦を突破。先に一回戦で勝利していた森井洋介は、梅野源治が判定勝ちしたワンマリオに3R TKO勝ちした。小笠原瑛作はワンチャローンとの死闘を制し、能登龍也は新鋭・石井一成を1R KO。ラジャ王座陥落のT-98は再起戦で快勝した。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント一回戦Bブロック 61.5kg契約 3分5R(延長1R)
×不可思(クロスポイント大泉/RISEライト級(63kg)王者/61.5kg)
○勝次(藤本ジム/新日本キック日本ライト級王者/61.4kg)
5R 0'13" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる鼻柱のカット)

 4月大会からスタートした8選手によるトーナメント。4月大会では一回戦1試合だけが行われ、森井洋介が宮越慶二郎をKOしている。
 1R、不可思が圧力をかけ続け、パンチ、右ローを狙う。勝次は回って防御しつつ、時折左の三日月や顔面への前蹴り、右ローをお返し。終盤には距離ができると、左ジャブで下がらせてから飛んで、右のスーパーマンパンチをヒット。奇襲に成功しダウンを奪う。



 2R、不可思は右ローを連打して効かせると、右のロングフックでダウンを奪い返すことに成功。勝次はダメージが残り、直後にも不可思が右ストレートでダウンを奪い、一気に形勢を逆転する。ところが不可思がパンチラッシュを仕掛けると、打ち合いに応じた勝次の右フックがさく裂し、今度は不可思がダウン。これで再び勢いづいた勝次は、またも右のスーパーマンパンチでダウンを奪取。KO勝ちとなる3ダウン目は奪えなかったが、このラウンドのポイントを五分に戻すことに成功する。
 3Rも不可思はダメージを引きずり、勝次がまたも右フックでダウンを奪取。だが不可思はセコンドの指示に従い、打ち合いに付き合わず、左ジャブを突きながら右ローを集中する戦法を徹底。4Rもそのパターンを貫く。勝次も時折右ローを強打するが、不可思がヒット数で大差をつけ、終盤には左の奥足狙いのローも当て、再逆転への布石を打つ。
 だが5R、勝次はラウンド開始すぐから、ローをもらう前に距離を詰めると、右の肘をヒット。不意を突かれた不可思は鼻柱をカットし、ドクターチェックが入ると、1回目でストップ。勝次が死闘にいきなりピリオドを打った。



 勝利者インタビューで勝次は「パンチ食らったんで頭が飛んでます」と繰り返し、今の気持ちは?と聞かれても、「いやあ、ハッピー」と話すだけで、「優勝します。記憶がボーッとしています」とも語り、ほとんどインタビュアーとやりとりが成立しないほどだった。


第6試合 KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント一回戦Bブロック 61.5kg契約 3分5R(延長1R)
○前口太尊(PHOENIX/J-NETWORKライト級王者/61.5kg)
×山口侑馬(山口道場/INNOVATIONライト級王者、DEEP☆KICK 60kg級王者/61.5kg)
2R 2'25" TKO (3ダウン:パンチ連打)

 1R、両者パンチ、ミドル、ローの応酬。前口は少し低めの重心で構え、パンチ主体で若干手数が多く優勢。終盤、侑馬のパンチが顔面に当たって少し前口が後退するが、ゴングに救われる。ジャッジ1名が前口にポイントをつける。



 2Rも前口は蹴りを織り交ぜながらもパンチ主体。じわじわヒットを増やすと、左ジャブのフェイントからの右ストレートで侑馬をのけぞらせ下がらせると、右のフックでついにダウンを奪うことに成功。侑馬は立ち上がるが、ダメージは残り、前口がパンチの連打で2度目のダウンを奪う。後のない侑馬も打ち合いでパンチを当てるが、前口のパンチの連打で前のめりにバランスを崩してマットに手をついたところでダウンとみなされ、前口のKO勝ちとなった。



 前口は「山口選手強かったです。打ち合い楽しかったです。みんな楽しんでもらえましたか? 準決勝、不可思選手、勝次選手、どっちでも大丈夫です。かかってこい」とアピールした。


第5試合 KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント一回戦Aブロック 61.5kg契約 3分5R(延長1R)
○町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者/61.4kg)
×DJ.taiki(パンクラスイズム横浜/元DEEPバンタム級(61.2kg)王者/61.4kg)
判定3-0 (大成49-48/大村49-48/岡林50-48)

 1R、MMA選手のDJが、スイッチを繰り返しつつ前に詰めて、パンチを時折連打。町田は戦いにくそうで、終盤には町田の頭がのけぞる場面も。DJについてもおかしくないが、ジャッジは3者とも五分とする。
 2Rに入ると少しずつDJのパターンを読むようになった町田が対応するようになり、左右のボディや左フック等のパンチを返すようになり挽回。だがクリンチが増え、町田のほうにだけ北尻レフェリーはイエローカードを出す。それでもジャッジ2者は町田にポイントをつける。3Rもパンチとクリンチの繰り返し。今度はDJのヒットが増え、ジャッジ1者がDJを支持する。



 4R、DJは首相撲から膝を当てるが、町田は左右のミドルをお返しすると、DJの動きが時折止まるように。終盤、DJがバックハンドブローを空振りすると、町田は顔面狙いのバックスピンキックを当て、好印象を残す。ジャッジは三者三様だ。
 5R、さすがに慣れないルールで疲れが見えてきたDJに対し、町田は力を振り絞って前に出て、左右の肘をヒット。終盤には居合ポーズから素早く左フックを当てるパターンを何度も繰り返して場内を沸かせ、優勢で試合終了。結局、最終Rの差がものをいい、町田の判定勝ちとなった。



 これでvol.4 8.20(日) 大田区総合体育館大会の準決勝は勝次×前口、町田×森井の組み合わせとなった。vol.4への那須川天心と緑川創の参戦、重森陽太 vs. 村田裕俊の一戦、vol.5 10.4(水) 後楽園ホール大会開催も発表されている。また、TOKYO MXのレギュラー番組「キックボクシングKNOCK OUT!」が7月からテレビ神奈川、岐阜放送、三重テレビ放送、びわ湖放送、テレビ和歌山でも新たに放送されることも発表されている(放送時間は各局異なる)。


第4試合 61.5kg契約 3分5R
○森井洋介(ゴールデングローブ/全日本スーパーフェザー級王者/61.5kg)
×ワンマリオ・ゲオサムリット(スペイン/元WPMF世界ライト級王者/61.5kg)
3R 1'19" TKO (タオル投入)

 トーナメント一回戦の前には、梅野源治と那須川天心にこれまでのKNOCK OUTで敗れたワンマリオ、ワンチャローンが登場。エース格の梅野・那須川が不在の今大会で、彼らを追う森井・小笠原瑛作が両外国人を迎え撃ち、真価を問われる一戦となった。

 1R、開始すぐから森井が前に出て、サウスポーのワンマリオに右ロー、左ボディを集中し、左ボディでダウンを奪取。ワンマリオはしばらくうずくまったが、10カウント以内に立ち上がる。その後も森井がロープに詰めて、右ロー、左ボディ等を当て続け圧倒する。



 2R、ワンマリオはオーソドックスに切り替えて、肘を狙って前に出てくるが、森井は左右のローを当てては回って距離を取ることを繰り返し、左ボディも絡めて着実にダメージを与える。
 そして3R、セコンドの小林聡トレーナーの「絶対倒せ」という檄が飛ぶ中、森井はローを連打し続け、右ローでついにダウン奪取。ワンマリオは気持ちが切れており、森井が再び右ローでダウンを奪うと、ワンマリオ陣営がタオルを投入。梅野が判定勝ちに終わった相手を森井が見事マットに沈めた。



 森井は試合後マイクを持つと「この後一回戦3試合ありますけど、誰が来ようがKOで倒すしかないんで、KOするんで」とアピールした。


第3試合 55.5kg契約 3分5R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS 52.5kg級王者/55.4kg)
×ワンチャローン・PKセンチャイジム(タイ/ルンピニー認定バンタム級6位・ラジャダムナン同級9位、元ルンピニー2階級王者/55.2kg)
5R 1'10" TKO (タオル投入)

 1R、小笠原はゴングが鳴ると同時に左ロー主体のラッシュ。両者サウスポーで、小笠原が右ボディも効かせてワンチャローンを苦しめ、左ローの連打でダウンを奪う。その後も左ハイ等も絡め圧倒するが、ワンチャローンも左ストレートを時折返し、クリンチで終盤はしのぐ。
 インターバルで休んだワンチャローンは2R、息を吹き返すと、左ロー、左ハイ、肘を当ててじわじわ反撃。小笠原も肘を返すが、ローキックが減ってくると、終盤、ワンチャローンがバックハンドブローの奇襲に成功しダウンを奪い返す。その後も小笠原は左ローを当てるが、踏ん張りが効かなくなってスリップする場面が何度かあり、ダメージを隠せない。



 3R、ワンチャローンが肘、左ローを当ててくるが、小笠原も左ローを返し続けると、ワンチャローンがまたもぐらくつように。ジャッジ2者が小笠原にポイントをつけ、再び差をつける。
 4R、お互い消耗が激しいが、小笠原が左ローを当て続けてワンチャローンを何度かスリップさせ、中盤にパンチラッシュでまたもダウンを奪取。ワンチャローンはダメージが大きく、その後もパンチの連打をもらってダウン。3ダウンは奪えなかったが、小笠原が大きな差をつける。



 5Rもその流れは変わらず、小笠原が左ローを連打していると、ワンチャローンは必死で耐えていたが、ついに背中を向けてふらつくようになり、見かねたセコンドがタオル投入。小笠原はやっと勝利をものにすると、マウスピースを吐き出して安堵の笑顔を浮かべた。



 マイクを持った小笠原は「KNOCK OUT、僕が引っ張って行くんんで、会場の方、見てください。でも天心、(RIZINの)MIXルールで忙しいと思うけど、たまにはKNOCK OUT帰って来てください」と、ライバルへのアピールも忘れず繰り広げた。


第2試合 51kg契約 3分5R
×石井一成(東京KBA/元タイTrue4Uフライ級王者/50.8kg)
○能登龍也(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFフライ級王者/51.0kg)
1R 1'53" KO (パンチ連打)

 石井は4月大会で矢島直弥に勝利したが、能登はその矢島に2月のNJKFで1R 57秒右フックでKO勝ちしている選手。今回もその右が火を噴く。



 1R、開始しばらく、石井が鋭い右ローを連続で当てていたが、能登が前に詰めると、後ろに下がった石井に右ストレートをヒット。少しひるんだ石井に、能登はチャンスとばかりに一気にパンチラッシュ。石井はダウン気味に倒れ、スリップ扱いではあるが、ダメージは明白で、その後もパンチを浴び続け、棒立ちになったところで岡林レフェリーがダウンを宣告する。カウント中、石井は後ろにふらつく場面もあり、10カウントになっても虚ろな表情で、ファイティングポーズを取らなかったためストップ。能登がKNOCK OUT初参戦でフライ級のホープ撃破に成功した。




第1試合 71kg契約 3分5R
○T-98(クロスポイント吉祥寺/REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者、元ラジャダムナン同級王者/70.9kg)
×廣虎(ワイルドシーサー沖縄/ISKAオリエンタルルール世界ライトミドル級王者/70.9kg)
2R 0'55" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)



 T-98は5月25日にタイでラジャダムナン王座の2度目の防衛に失敗してから約3週間の間隔での試合。1R、開始すぐから廣虎が左の縦肘を多用してT-98を脅かすが、T-98は右ロー主体で左ボディ等も当てて次第に主導権。終盤にはお返しとばかりに右の縦肘を当てて廣虎の額を切り裂く。一度ドクターチェックが入り、2Rにも開始間もなくドクターチェック。再開したものの出血が止まらず、大成レフェリーがストップ。T-98が再起戦を制した。


Home > REPORTS > KNOCK OUT > ライト級T準決勝は勝次×前口太尊、町田光×森井洋介に:6.17 TDC

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

センチャイムエタイジム
JR中央線・東京メトロ東西線「中野」徒歩9分
ラジャダムナン&ルンピニーの元ランカーが本物のムエタイを個人指導。親子でムエタイを学べるコースも土曜昼オープン!

さらに詳しく

府中ムエタイクラブ
京王線「東府中」徒歩30秒
元世界チャンピオンが教えるムエタイ、キックボクシングジムです。 見学、無料体験歓迎!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について

格闘技医学会&ISAMI共同開発 KO養成サンドバッグ