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森井洋介、宮越慶二郎を2R KO。梅野源治、ロートレックに判定負け:4.1 大田

KNOCK OUT vol.2
2017年4月1日(土) 東京・大田区総合体育館
 那須川天心の不在で初開催となったKNOCK OUTだが好勝負続きに。ラジャダムナン王座防衛戦を5月に控えた梅野源治は、タイの第一線で活躍する激闘派・ロートレックと対戦。3Rまで五分で渡り合ったが、4Rから膝蹴りと崩しで攻め込まれ判定負けを喫した。ライト級王座決定トーナメントが開幕し、小林聡の後輩・森井洋介がNJKFの宮越慶二郎を2R KOし幸先良いスタートを切った。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第6試合 KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント一回戦Aブロック 61.5kg契約 3分5R(延長1R)
〇森井洋介(ゴールデングローブ/全日本スーパーフェザー級王者/61.5kg)
×宮越慶二郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者/61.5kg)
2R 0'18" KO (左ストレート)

 KNOCK OUT 3回目の今大会からスタートするライト級トーナメント。8選手が参加するが、1DAY形式ではなく3大会に分け、今大会で一回戦1試合、6月17日のTDCホール大会で3試合が行われる。
 森井×宮越は一回戦から実現した好カード。1R、両者ローキックを当て合う状態が続く中、森井はバックスピンキックや左ボディフックも絡め、軽快に攻める。そして左ジャブを当てて少し宮越をひるませた後、宮越の右ストレートの直後に右ストレートを当てていきなりダウンを奪うことに成功する。これで勢いづいた森井は、終盤にも左フックでダウンを奪う。



 宮越は残り時間、回って距離を取ってなんとかしのぐが、ダメージは1分のインターバルでも抜けきらず。2R開始すぐ、森井が前に詰め、右ストレートと左ストレートを連続でヒット。宮越はマットにアゴに打ち付けるようにして前のめりで崩れ、森井のKO勝ちとなった。




 森井は階級アップ初戦ながらも、全く問題無しと感じさせる完勝。「これがKNOCK OUTのメインです。ここで何か言っている人もいるんですけど、ライト級トーナメントが今年は一番盛り上がるんで。6月、あと3試合あるんで、トーナメントもかなり盛り上がるんで、今年はトーナメントを見に来てください。全試合ノックアウト」と、梅野源治を意識しつつアピールした。森井は6月大会の町田光×DJ.taikiの勝者と8.20大田区総合体育館大会で対戦する。

◆森井
 めっちゃうれしいですね。何をもらってもあきらめない心構えができていたんで、自信持って攻撃できました。今回は絶対勝ちたかったんで、1か月これだけに全部集中していたので、体のキレも良かったです。
(階級が上がった影響は?)どうなのかと思ったんですけど、思ったより差が無かったです。(宮越と戦ってみて)相手に調子に乗らせる前に仕留められて良かったです。1R最後ステップで逃げられたんで、2Rはこれを逃したらこのまま逃げられると思ったんで、早めに倒せて良かったです。
(小林聡トレーナーからノックアウト指令はあった?)すごいプレッシャーがありましたね。(小林氏が大喜びしていたが?)ずっと1か月間2人で練習していたんで、一緒の感情だったと思います。(マイクで思いの丈は言えましたか?)言えたと思いますけど、興奮しすぎました(苦笑)


第5試合 61.3kg契約 3分5R
×梅野源治(PHOENIX/ラジャダムナン認定ライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者/61.3kg)
〇ロートレック・ジャオタライトーン [Rotlek Jaotalaytong](タイ/PKセンチャイジム/元タイBBTVスーパーフェザー級王者/60.8kg)
判定0-2 (大成49-50/小川49-49/岡林49-50)

 ロートレックは15年9月に梅野がラジャダムナンスタジアムで対戦し判定負けしたセクサンとも2月22日に戦い、判定勝ちしたばかりの強豪選手。膝と肘の打ち合いでも屈せず、強烈なローとパンチを持つ激闘派だ。梅野は5月17日にラジャダムナンでの同スタジアム王座防衛戦を控えており、タイ側に強さを印象付けるためにも大事な試合だ。
 1Rはムエタイ流儀で、まだお互い慎重な試合運び。梅野が単発でもコンビネーションでも左の奥足狙いのローにつなげるパターンを繰り返すが、ロートレックも次第に蹴り足をすくうようになる。



 2Rも梅野が左の奥ローを放つが、ロートレックはブロックしたり、蹴り足をすくったりして連打は許さず。ロートレックは時折右ボディや右ローをお返しする。首相撲も5度ほどあったが、五分の状態だ。
 3Rに入ると、梅野の左ローよりも、ロートレックの右ローのヒットが増えてくる。左のインローも絡め、梅野の足が内側も外側も赤くなってきているのがわかる。梅野は時折パンチを連打するがロートレックは落ち着いてブロック。首相撲の展開で互いに膝を当てるがまだ五分だ。



 ジャッジペーパーを確認すると、3Rまでジャッジ3者とも10-10。削りあったところで迎えた4R、少しダメージがあるのは梅野のほうか。首相撲の展開が少し増えてくるが、梅野が組み付こうとしたところでバッティングとなり、ロートレックは右目尻をカットしドクターチェックが入る。再開後、ロートレックは圧力を強め、首相撲からの崩しを2度決めると、左膝を連続で当てるように。梅野は下がってしまい印象が悪い。ジャッジペーパーを見ると、ジャッジ3者ともロートレックに9-10でポイントをつけている。
 5R、ロートレックは執拗に首相撲で梅野を捕まえ、左膝をヒット。右肘も絡め、梅野を脅かす。梅野は離れれば左ミドルを放つが力が入らず、ロートレックは蹴り足をつかんでから組み付き膝をヒット。崩しも数度決め、差を印象付ける。



 5Rはジャッジ1者が梅野にポイントをつけ合計が49-49の五分に。2者が5Rはドローのため49-50となり、ロートレックの判定0-2での勝利となった。タイならおそらく48-50になっていそうな内容。梅野にとってこのタイミング、この内容でのロートレック相手の完敗は相当悔しいものだろう。5月17日の防衛戦に向け、どのように切り替え、立て直すか?






第4試合 67.5kg契約 3分5R
×健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者/67.5kg)
〇ジャオウェハー・シーリーラックジム [Jaowayha Sirilakgym](タイ/MAXムエタイ・スーパーライト級王者/67.1kg)
3R 1'32" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる頭部のカット)

 ジャオウェハーは昨年4月のシュートボクシングで宍戸大樹の引退試合の相手を務め、3R肘でTKO勝ち。2月には外国人7人目のラジャダムナン王者・ジョイシー・イングラムジムにも肘で1R TKO勝ちしたばかりで、今回も肘の名手ぶりを発揮する。
 1R、お互い慎重な試合運びだが、健太がジャブやフェイントをうまく絡めながら右ローをコツコツ当てていると、終盤にジャオウェハーの腰が少し沈む場面も。
 2Rも健太が右ローを狙い続け、連打とはならないものの、主導権を維持。中盤、ロープに下がらせ、右アッパー、右ボディを連打し、終盤には左右の肘も放って、手数で差を印象付ける。



 だが3R、ジャオウェハーは距離を詰めて健太のローを封じると、両手を前に出してフェイントを仕掛け、健太を下がらせながら右肘を連打。すると健太は前頭部を切られ出血しドクターチェックが入る。再開したものの、出血が止まらず再びドクターチェックが入るとストップ。健太は逆転TKO負けを喫してしまった。


第3試合 56kg契約 3分5R
〇小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS 52.5kg級王者/56.0kg)
×ビョン・ソンジ [Byeon Seong Ji](韓国/韓国ムエタイ・バンタム級王者/55.6kg)
1R 2'09" KO (左ローキック)

 小笠原と対戦予定だったコーリー・ニコルソン(オーストラリア)が負傷欠場。代わって参戦したソンジは14年12月にREBELSで来日し、矢島直弥に2R TKO負けしている。今は階級を上げているが、小笠原がサウスポーからの左ローを当てていると早くも効き目を発揮。続けて放った左ミドルがクリーンヒットすると、ソンジはダウンする。なんとか立ち上がったが、左ローを軽くもらって再びダウンしたところで小川レフェリーがストップした。



 小笠原は「急なオファーを受けてくれたソンジ選手ありがとうございます。ライト級トーナメントが始まったんですけど、僕の階級でトーナメントを組んでください。盛り上げる自信があります」とアピールした。

 
第2試合 51kg契約 3分5R
〇石井一成(東京KBA/タイTrue4Uフライ級王者/51.0kg)※エクシンディコンジムJAPANから所属変更
×矢島直弥(はまっこムエタイジム/WPMF日本&蹴拳フライ級王者/51.0kg)
3R 終了時 TKO (タオル投入)

 タイを主戦場にしてきた石井が、高校卒業後初戦でKNOCK OUTに初参戦。1R、距離を取ってタイミングよく左右のロー、左ミドルを当てるが、終盤、矢島が距離を詰めて顔面にパンチを当てるように。まだお互い慎重で五分の状態だ。



 2Rも序盤は矢島がうまくパンチを当てていたが、しばらくすると石井の右ストレート、左ボディ、左ストレートが立て続けに当たるようになり、矢島は鼻血を出して少し後退するように。終盤は右ハイ、右ロー、右肘、顔面への右前蹴りも絡めて矢島を追い詰め、多彩な攻めで初めて石井を見るであろう大半の観客を魅了する。
 3Rもしばらく石井がパンチを当て攻勢。だがパンチ戦は矢島も得意で、中盤はボディと顔面にパンチを当てて石井を下がらせるが、石井は不意打ちの右肘をクリーンヒットし矢島をぐらつかせ、流れを引き戻す。すると4R開始直前、ドクターチェックを受けていた矢島の陣営がタオルを投入。パンチと肘のダメージがかなりあった模様で、やや唐突ながらも石井の勝利となった。



 マイクを持った石井は「もっと派手な試合を見せようと思ったんですけど、力不足ですみません。次は世界戦が決まっているので、KNOCK OUTに戻ってきたら応援してください」とアピールした。スキルの高さを存分に見せつけた試合で、再登場が期待される。


第1試合 64.5kg契約 3分5R
〇不可思(クロスポイント大泉/RISEライト級(63kg)王者/64.5kg)
×水落洋祐(はまっこムエタイジム/REBELS 65kg級王者/64.4kg)
4R 1'01" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる右まぶたのカット)

 1R、不可思が右の飛び膝をきっかけに、パンチラッシュと肘で先手を取るが、一発に定評のある水落が、終盤に右フックをクリーンヒット。不可思は腰が落ち、ダウンは免れたが一転ピンチに陥る。
 2R、不可思は崩しや肘も織り交ぜ、右ローで着実に削ろうとするが、水落は落ち着いた様子で、時折右のパンチを炸裂させ、不可思を脅かす。
 3Rも不可思は右ロー主体で攻め、少しずつ効き目を発揮。それでも終盤に水落の右フックをもらってしまい、印象を悪くしてしまうものの、4R開始すぐに放った肘打ちで水落を右まぶたを深く切り裂くことに成功。2度目のドクターチェックでストップがかかった。



 とはいえ勝った不可思には苦戦したせいもあり笑顔が無く「なんかスッキリしない試合ですみません」と反省。だが「今日のメインでも、一回戦があるんですけど、ライト級トーナメント、俺も6月から一回戦で参戦します(勝次と対戦)。つまならいKINGはいらないんで、俺が本物のKINGになるところを見に来てください」と、梅野批判を繰り広げ、トーナメントでの巻き返しを誓った。

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