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イッツ・ショウタイム復活?マヌーフ主催のWFLが第2回大会:10.18 オランダ

ワールド・ファイティング・リーグ(WFL)
2015年10月18日(日/現地時間) オランダ・ホーフトドルプ:スポーツコンプレックス・コニング・アレキサンダー
 オランダで新イベントとなるワールド・ファイティング・リーグ(WFL)が発足。4月にスタートし今回が二回目となったWFLはかなり好調だ。主催は日本でも活躍したあのメルヴィン・マヌーフ。2000名規模の会場は満員で熱気に溢れメインでは場内総立ちの盛り上がりを見せていた。
  記事提供:遠藤文康 (Bunko Endo) photos by WFL/Ben Pontier


まさにイッツ・ショウタイムの復活


会見で挨拶をするマヌーフ(中央)

 マヌーフは格闘技ファンなら誰でも知っての通りキックとMMAの両刀使いの選手だったが二年前にジム経営をスタート。そして今年からいよいよプロモーターとして自前イベントのWFLを立ち上げ尽力することとなった。
 そしてこのWFLの運営進行があのイッツ・ショウタイムのノウハウを参考にしている点が心憎い。オープニングの煽りビデオのナレーション声もショウタイムと同じだし、試合インタバルに花道で踊る女性ダンサーたちもそのままだし、レーザー光線で場内を盛り上げるスタイルもそのまま。思えばマヌーフはイッツ・ショウタイムで育った選手だった。
 イッツ・ショウタイムは2011年にグローリーに買収されたことで消滅したものの、その進行ノウハウはイベントとして高度に完成されたものだった。ショウタイムで育ったマヌーフがそのノウハウをそのまま活用してイベントを運営している姿は感動的だ。

WFLの基本は3階級の4人トーナメントと合い間にワンマッチを入れる。


 4月大会では65kgと84kgそして女子56kgのトーナメント。2回目の今大会では70kgと95kgそして女子61kgのトーナメント。メインに目玉となる試合を一つ組んでいる。
 これから先もこのスタイルを維持するのか、もしくはコンセプトを変化させて行く可能性もあるだろうが、WFLのキャプションが『Unfinished business』(終わりなき仕事)と銘打っていることからWFLを大切に育て上げたい気持ちがマヌーフにあることは十分にみてとれる。こう言っては失礼だが、まさかマヌーフがイッツ・ショウタイムのノウハウを駆使したイベントを立ち上げるとは想像もできなかったし、考えてみればオランダ人のキック関係者が誰一人イッツ・ショウタイムのノウハウを活かす大会を立ち上げなかったことも不思議だったし、何よりもイッツ・ショウタイムのスタイルが今も決して色褪せることなく完成されたノウハウであることをマヌーフはまさに証明してくれた。

モハメド・カマルの完全復活


 大会のメインを締めたのがモハメド・カマル対シャイド・ウラド・エラージの一戦。
 カマルはK-1MAXオランダ優勝者であり、イッツ・ショウタイムのキング・オブ・アムステルダムであり、現グローリー王者ロビン・ファン・ロスマレンに過去二戦して二勝という選手である。ロスマレンがどうにも勝てない相手、それがモハメド・カマルである。
 2012年から私生活上でトラブルに巻き込まれ練習ができない環境に陥り二年ほどのブランクがあったが、2014年に一区切りついたことで戦線復帰し徐々にコンディションを上げ、今大会では万雷の拍手を受けてシャイドとのリベンジに立った。一方のシャイドはK-1でもイッツ・ショウタイムでもタフで頑丈なファイトを披露した選手として有名で、2010年にはカマルを判定で下している。
 再戦の結果はシャイドのアゴを折る右フックKOで、カマルはリベンジを果たすとともに完全復調を周囲に力強く印象付けた。まだ25歳のカマルはこれから70kg戦線に乱入してくることは間違いない。おそらくロスマレンも三度目の正直でカマルとのリベンジを考え始めていることだろう。

 また、日本のK-1で急激に名を上げたマサロ・グランダーが70kgトーナメントに登場。ベテランのウィリアム・ディンダーを破って決勝に上がるもマヌーフの甥にあたるセドリック・マヌーフに惜敗。通常65kgのグランダーにとって70kg戦はウエイト差と圧力が厳しかった。しかしながら如何なく才能を発揮し十分な働きを見せていた。

 年2回ペースで開催予定のWFLはドイツとボスニアの団体とも提携した。両国での開催も視野に入っている。日本で言えば後楽園ホールサイズの会場でイッツ・ショウタイムのノウハウを活かして開催するWFLは新たなオランダのキックイベントとして定着し成長する可能性まさに大である。


◆スーパーマッチ

○モハメド・カマル(ボスジム)
×シャイド・ウラド・エラージ(Tシャイド)
2R KO (右フック)

 両者ともに力が入り過ぎてガチガチ。慎重に様子を見ながら要所でパンチ中心の打撃戦。スピードで一枚上手のカマルのパンチが的確にシャイドを捉える。2Rに入りパンチ交差でカマルの右ストレートが後の先でカウンターとなりシャイドがバックステップでよろめきながらダウン。立ち上がるも血の気が失せた顔となり再びの交錯でカマルの右フックがアゴを貫きシャイドは昏倒。カウント中にセコンドからタオルが入りカマルがTKO勝利でシャイドへの過去の清算を済ませた。あのタフなシャイドをパンチで倒しきったカマルはまさに完全復調と言って間違いない。

◆レディース61kgトーナメント 賞金7500ユーロ

準決勝
○イロナ・ワイマンス
×サリサ・ファン・デン・ボス
判定

準決勝
○オリンタ・ファン・デン・ゼー
×サラ・デ・バイブ
判定

決勝
○イロナ・ワイマンス(マヌーフジム)
×オリンタ・ゼー(ボスジム)
判定

◆70kgトーナメント 賞金14000ユーロ

準決勝
○セドリック・マヌーフ
×エドソン・フォルテス
判定

準決勝
○マサロ・グランダー
×ウィリアム・ディンダー
判定

決勝
○セドリック・マヌーフ(マヌーフジム)
×マサロ・グランダー(マイクスジム)
判定

◆95kgトーナメント 賞金20000ユーロ

準決勝
○ルイス・タバレス
×フレッド・スィキング
判定

準決勝
○ロレンゾ・ホルヘ
×レドゥアン・カイロ
判定

決勝
○ルイス・タバレス(ケープベルデ)
×ロレンゾ・ホルヘ(スペイン)
判定

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