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久保優太、初代ウェルター級王者に。武尊防衛。大雅KO負け:9.18 さいたま

  • K-1
  • 更新・2017-09-18 (Mon)22:12
K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~
2017年9月18日(月/祝) さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
 トーナメントで久保優太は元同門の後輩・木村“フィリップ”ミノルに判定勝ちし初戦を突破し、準決勝で塚越仁志、決勝でモハン・ドラゴンを下し優勝。近年は低迷が続いたが「ちょっと続けられそうです」と復活を喜んだ。武尊はワン・ジュングァンとの打ち合いを制し初防衛。大雅は初来日のスタウロス・エグザコスティディスに1R KO負けを喫した。
  レポート&写真:井原芳徳  中継:AbemaTVGAORA 9/23(土)12:00~16:30


K-1 WORLD GP初代ウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント



 1年前の階級細分化で新設されたウェルター級の王座トーナメント。恒例の日本人4人、外国人4人の構図で、今回は日本在住のモハンと木村は外国人枠となった。渡部×モハンの激闘派対決、久保×木村の元同門対決が一回戦の注目カードとなるが、初来日の海外勢2人も波乱を起こしそうな破壊力を秘めている。
 最近の各選手の状況だが、塚越は2月にモハンに3R逆転KO勝ちしKrush -67kg王座を初防衛。木村は3月のKrushで西川康平に1R KO負けしたが、5月28日のKrushでKENJIに1R KO勝ちしている。山際は4月のKrushで渡部に判定2-0で勝利。久保と山際は6月4日のビッグバンで対戦し3R引き分けに終わっている。渡部は7月のKrushの日中対抗戦でティエ・インホァに判定負けし5連敗中だ。

第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
×渡部太基(ゴールデングローブ/元Krush -67kg王者/67.5kg)
〇モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/元MA日本スーパーライト級王者/67.4kg)
1R 2'15" KO (2ダウン:パンチ連打)

 モハンはサウスポー主体で時折スイッチし、サウスポーの渡部に対し、左主体でフックを豪快に振り回し、観客はどよめく。渡部は前蹴りやミドルを返すが、少し足を痛めているか?バランスが悪い。中盤、モハンが左フックを空振りすると、直後に放った右フックがクリーンヒットし渡部はダウン。不意を打たれた渡部はダメージが大きく、最後はモハンがパンチの連打でマットに沈めた。


第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
×山際和希(谷山ジム/Bigbangウェルター級王者/67.4kg)
〇メルシック・バダザリアン [Melsik Baghdasaryan](アルメニア/ムエタイ・アメリカジム/中国WLF -67kg級世界王者/67.1kg)
判定0-3 (長瀬28-29/梅木28-29/勝本28-30)

 初来日のバダザリアンは戦績9戦8勝(5KO)1敗・25歳・身長175cm・サウスポー。6歳から空手を始め、アルメニアでジュニア王者になった実績があり、13年から米国に移住し、元ボクシング4階級制覇王者のミゲール・コットのスパーリングパートナーを務めていた時期もあるという。中国の2016年WLF -67kg級世界カンフー王者・チュー・ジェンリャンにも勝った実績がある。
 1R、オーソドックスの山際に対し、サウスポーでバダザリアンはじわじわ圧力をかけ、左の伸びのあるミドル、ハイ、フック、バックスピンキックをヒット。山際も右ミドルを時折返し、まだ大差は無いものの、少し押され気味の展開だ。
 2Rも基本的に同じ構図で、山際の右ミドルもヒットが増え、少しバダザリアンが笑顔でごまかす場面もあったが、一発の破壊力では上で、終盤、バダザリアンが左フックの連打でダウンを奪う。
 3Rはバダザリアンは疲れが見え始め、山際の右ミドルをもらうと顔をしかめ、クリンチが増え、警告1が宣告されるが、減点とならない範囲でうまく休んで、時間いっぱいまで逃げ切った。バダザリアンは左肩を痛めており、このことが3Rの失速に影響したと思われる。


第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
〇塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ/Krush -67kg王者/67.3kg)
×ハン・ウェンバオ [Han Wenbao](中国/大東翔クラブ/CFP/中国WLF -70kg級新人王'16/67.1kg)
判定3-0 (勝本29-28/豊永29-28/長瀬29-27)

 初来日のウェンバオはウェイ・ルイ、ユン・チーとも同門の選手で、戦績23戦20勝3敗・20歳・身長172cm。K-1側はジェンリャンにもオファーしたが、本来は-66kgまでがベストで、-67.5kgのK-1ウェルター級での試合に難色を示し、代わりにウェンバオが中国側から推薦された。ちなみにジェンリャンは7月16日のKrushの日中対抗戦で初来日し、小宮由紀博と66kg契約で対戦し勝利している。
 1R、ウェンバオが圧力をかけ、打ち合いで左フックを当てて塚越をぐらつかせ、パンチを振って前進してくるが、塚越は不意打ちの右の飛び膝をアゴにクリーンヒットしダウンを奪取。その後も右の膝を連打し、ウェンバオを追い詰める。
 2R、ウェンバオは右ローを少しずつ返すと、左フックも当たるように。塚越は一転して苦しい状況になる。だがインターバルで回復すると、3Rは左ジャブを突きつつ、右ボディ、右テンカオを随所でヒットし挽回。ウェンバオも左フックを随所で返していたためジャッジは1者しか支持しなかったものの、1Rのダウン分の点差を守り切る形で判定勝ちした。


第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
〇久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush -67kg王者/67.5kg)
×木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Team Philip/GSA/WSR/67.2kg)
判定3-0 (勝本29-27/芹沢29-27/長瀬30-26)

 久保が約2年前に五反田にジムをオープンするまで、両者は約5年間同じチーム(Fighting Kairos)で共に練習していた。先輩の久保は最初、一回戦の木村戦のオファーを断ったが、試合決定後は2人を指導していた矢口哲雄トレーナーの元で練習していたことを前日会見で明かし、寝耳に水といった様子の木村は「敵が増える感じ」「彼とトレーナー含め、地獄を見せます」と闘志をみなぎらせていた。



 1R、サウスポーの久保に、オーソドックスの木村がノーモーションで右フックをヒット。先手を取るが、久保は落ち着いて左右のミドルを当て続ける。だが中盤にも久保のミドルの後に木村がパンチを連打しぐらつかせる場面も。久保はすぐ持ち直すが、印象は少し悪い。
 2Rも同様の構図となるが、木村が右フックを放ってきて、一瞬クリンチになった際、突き放した久保が左フックを当て、不意を突かれた木村はダウン。その後、木村も左右のパンチを返して巻き返すが、久保は左のミドル、ローを効かせ、木村を追い詰める。



 3R、木村は左ミドルをもらいながらも、左アッパー、右フックを返し、反撃を試みるが、右フックで突進した後、またも久保が左フックを当ててダウンを奪取。さらに久保が左ハイで木村の右眉の横を切り裂き、ドクターチェックが入る。木村は最後までパンチで必死に反撃を試みるが終了のゴング。負けが確定した瞬間、木村は土下座し、リングに入った矢口トレーナーとしばらく会話を交わし、少し涙目になっていた。



第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
〇牧平圭太(HALEO TOP TEAM/元Krush -67kg王者/67.4kg)
×KENJI(K-1ジムEBISU小比類巻道場/67.4kg)
3R 1'06" TKO (ドクターストップ:左ハイキックによる右まぶたのカット)

 両者は3月のKrushで対戦し、牧平が優位に試合を運んだ末に、左ハイでKENJIの右まぶたを切り裂いて3R 0'57" TKO勝ちしている。牧平がサウスポー、KENJIがオーソドックに構え、牧平が左ローを効かせ、左ハイで1Rからダウンを奪取。その後も左の蹴り主体でKENJIを攻め続け、3Rに左ハイを当てると、またもKENJIは右まぶたをカット。皮肉にも前回と同じ形でドクターストップがかかった。


第9試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
〇モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/元MA日本スーパーライト級王者/67.4kg)
×山際和希(谷山ジム/Bigbangウェルター級王者/67.4kg)
2R 2'58" KO (2ダウン:左ストレート)

 山際に判定勝ちしたメルシック・バダザリアンは左肩を上げるのが困難な状態のためドクターストップ。代わりに山際が準決勝に進んだ。両者は昨年6月、山際のBigbangウェルター級王座初防衛戦で対戦し、山際が3R終了間際に右ストレートでKO勝ちしている。
 1R、モハンはいつものようにサウスポーで雄たけびを上げながら左右のフックを連打。序盤のラッシュを耐えた山際は右ミドルを返すが、モハンは時折勢いよくパンチを振るい前進。荒は目立つものの、手数差で好印象を残す。
 2Rもモハンはパンチを振るい続け、右ストレートでついにダウンを奪取。その後もパンチを何発も振るい、山際は後退。時折モハンは勢いが落ちるものの、以前ほどその時間は長くなく、体力がアップした模様。最後はラウンド終了間際に左ストレートを当てて2ダウン目を奪いKO勝ちし、リベンジを果たすとともに、決勝進出を果たした。


第10試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
×塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ/Krush -67kg王者/67.3kg)
〇久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush -67kg王者/67.5kg)
1R 2'36" KO (2ダウン:右ローキック)

 久保がサウスポーに構え、右ローを一発強打すると、早くも塚越はぐらつく。一回戦の2Rにウェンバオから多くもらった右ローのダメージが大きかった様子だ。久保はジャブを突きつつ左ミドルも強打し、じわじわ塚越を追い詰めると、右ローを一発効かせると、さらに連打してダウンを奪取。最後も右ローで2ダウン目を奪い、準決勝はダメージ無しで決勝に駒を進めた。


第14試合 決勝 3分3R(延長1R)
×モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/元MA日本スーパーライト級王者/67.4kg)
〇久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush -67kg王者/67.5kg)
判定0-3 (勝本26-29/朝武27-30/梅木25-30)
※久保が優勝。初代ウェルター級王者に

 1R、両者サウスポーに構え、久保が右ジャブで距離を作りながら、左ミドルをヒット。だが接近戦になると、モハンも左ストレートを当て、久保の頭がのけぞる場面も。終盤、久保が左ローを連打し、少しモハンの動きが止まるが、その先につながらず。まだ大差は無い状態だ。



 2Rも久保が左ミドルを当てて先手を取るが、さすがに3試合目ということもあり、次第に勢いが落ちると、モハンは接近戦に持ち込んでパンチを当てるように。一転、久保が苦しい状態。終盤、久保も持ち直し、モハンが押されるような形で一瞬スリップした際、ダウンを豊永レフェリーを宣告するが、ジャッジと協議し、ダウンを取り消すアクシデントも。



 3Rも久保が左ミドルを当てるが、モハンは耐えてパンチを連打。久保はまたも苦しい状態に陥る。だが必死の形相で左ストレート、左ボディ、左ミドル、膝をお返しすると、少しずつモハンは後退。久保は残り1分、コーナーにつめての左ストレートでついにダウンを奪うことに成功する。さらに久保はパンチの連打で2ダウンを奪い、残り10秒のため倒しきれなかったものの、点差を広げて終了。苦しみながらも判定勝ちで優勝を果たすと、一回戦で戦った木村と抱き合い涙を流した。



 久保は「正直、コメントとかあんまり考えていなくて、一回戦で弟と思っていたミノル君と組まれ、『なんて日だ』と思っていたんですけど…(涙声に)。『久保優太、終わった』ってみんな言ってたんですけど、チャンピオンになるまでが…。今年から二十歳から見てもらっている矢口トレーナーにもう1回お願いして、中国の試合とか負けたり次も引き分けたり、最悪の年だったけど、こうやってチャンピオンになれて、負けたら引退しようと思っていたんですけど、ちょっと続けられそうです。もうちょっと続けてもいいでしょうか?(場内拍手)。決勝打たれ過ぎてボーッとしています。今日はゆっくりして、チームの皆さんに感謝の言葉を伝えたりとか、おうちに帰ってプロポーズしたりとか。これからも応援お願いします」と話した。

 久保は11年にK-1 -63kg、12年1月にKrush -67kg、同年5月にGLORY -65kgのトーナメントを制覇し、これでプロでの大規模なトーナメント優勝は4度目。体も大きくなった影響で、K-1スーパー・ライト級(-65kg)では苦戦が続いたが、適正体重の-67.5kgでようやく復活の狼煙をあげた形だ。



◆久保「自分の道場を弟と作って、練習していてもどうしても自分に甘くなる部分があったので、20歳の頃から見てもらっていた矢口トレーナーに今年から見てもらっていました。6月の試合(ビッグバンの山際戦)は駐車場で事故に遭って、僕は悪くなかったんですけど、むち打ちになってしまって、本調子じゃなかったです。今回は練習をかなりやって、週6回自分でもよくやれたという感じで、おかげでスタミナ切れにもならなかったです。
(木村とリング上で何を話した?)『ありがとう』という言葉をかけて、試合後も控室に来てくれて、『チャンピオンになってください』と言ってくれて、『ミノル君の分も責任持ってチャンピオンになる』と言いました。ミノル君はK-1をこれから背負って立つと思います。
(リング上で話したプロポーズについて)僕ももう30なんでね。マレーシアでコンドミニアムを買っちゃって、2019年末に完成したら移住しようと思ってて、南の島でゆっくり過ごそうと思ったら、これ(ベルト)を取ったちゃったんで(苦笑)、少しでもこれの価値を上げるために、もう1回頑張らないと。練習は辛いですけど。『久保は終わった』と結構言われたんですけど、今日で自分でも希望を持てました」

◆モハン「楽しかったです。夢の舞台、出れて、試合できてうれしいです。(疲れは?)なんか元気でしたね。まだ試合できる状態です。まだ夢の中にいるみたいですね。テレビの中で試合してるような。まだ実感できていないですね。(悔しさは?)無いんじゃないかな。やるだけやったから。いつも倒すか倒されるかだから悔いはないです。(久保と戦ってみて)強いの知ってて、GLORYのトーナメントに私も出たけど、彼が優勝して、1千万持って行かれたけど(笑)。パンチよけられるのは知ってて、蹴り中心で行きたかったです。観客の皆さん、試合楽しめましたか?モハン、できることやりました」




スーパーファイト



第13試合 K-1 WORLD GPフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
〇武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者/57.5kg)
×ワン・ジュングァン (中国/中国高大拳クラブ/挑戦者、Glory of Heroes -57kg級2位/57.3kg)
判定3-0 (勝本30-29/豊永30-29/長瀬30-28)
※武尊が初防衛

 武尊は昨年11月のトーナメントで優勝し獲得したベルトの初防衛戦。6月大会でブバイサ・パスハエフを3R左ボディでKOし、今回も出場だ。ワンは“中国の武尊”と中国で呼ばれている選手で、7月16日のKrushの日中対抗戦で初来日し里見柚己に判定勝ち。試合後は武尊に対戦を要求し、武尊も「タイトルを賭けていい」と話し、さっそく翌日の会見で王座戦が発表された。

 1R、武尊は左のミドル、三日月蹴りを多用し主導権。パンチもボディと顔面に打ち分け、被弾はするものの、手数で上回る。
 2Rも武尊は左ミドル、三日月を多用しつつ、左ロー、右のテンカオも増やし、パンチの連打でも追い詰める。だがワンも打たれ強く、パンチやバックハンドブローを返し、決定的な差はつけさせない。
 3Rも武尊は顔面とボディへのパンチ、ミドルを当てていたが、ワンも打ち合いでパンチを返していると、少しずつ武尊にもダメージが溜まり、表情が曇り始める、するとワンは手数を上げて逆転を狙って来るが、武尊は打ち合いでワンを上回る手数をお返し。もらいながらもギアを上げて打ち続け、観客を沸かせて試合終了。最終的には武尊らしい派手な展開を作りつつ、文句無しの判定勝ちで初防衛に成功した。



 ベルトを巻いた武尊は「KOできなくてすみません。誰がなんと言おうとK-1が世界最強なんで、僕が先頭で引っ張ります。K-1最高!」とアピールした。

◆武尊「今日は最低限の仕事をした感じです。勝って勉強だなと思いました。前回と戦い方が全然違って、今回に向けて勉強してきたのがわかりましたね。(額の腫れは?)バッティングかバックブローが肘になったのだと思います」



第12試合 スーパー・フェザー級(-60kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
×大雅(TRY HARD GYM/K-1 WORLD GP王者/60.0kg)
〇スタウロス・エグザコスティディス [Stauros Exakoustidis](ギリシャ/ナソス/メジロジム/ISKA・WAKO・WKBC世界スーパーフェザー級王者/60.0kg)
1R 2'41" KO (3ダウン:左フック)

 エグザコスティディスはかつてK-1 MAXで活躍したマイク・ザンビディスとも練習をしていたことのある23歳で戦績39戦32勝(11KO)7敗。セコンドにはオランダ・メジロジムのアンドレ・マナート会長、メジロジムに出稽古経験のある廣野祐がつく。
 1R、少しだけ体格で勝る大雅が圧力をかけてパンチやミドルを放つが、エグザコスティディスはロープを背負いながらもステップでかわし、頭を振って左ローをヒット。そしてロープを背にしつつ、大雅が詰めて来たところでオーバーハンドの左フックをクリーンヒットしダウンを奪う。不意を打たれた大雅は立ち上がるも少し目が泳いだ状態で、さらにエグザコスティディスが右ストレートでダウンを奪取。最後は左フックでロープ外まで吹き飛ばし、豪快にノックアウトし、王者喰いを果たした。

◆大雅「一発もらってから効いちゃったんで覚えていないんですけど、完敗です。映像見ないとわからないです。悔しいですね。(もう1回やりたい?)もちろん。リベンジしたいですね」





第11試合 スーパー・バンタム級(-55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
〇武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者/55.0kg)
×伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/中国英雄伝説世界-57kg級王者/54.9kg)
3R 1'10" KO (3ダウン:パンチ連打)

 1R開始間もなく、武居はサウスポーから顔面とボディにパンチと蹴りを連打して先手を取るが、その後は前足となる右足を少し引きずるように回る時間が続く。伊澤は時折オーソドックスからサウスポーにスイッチしながらプレッシャーをかけ、独特の軌道のローキックをヒットするが、まだ決定的な差は無い。



 2Rも武居は右に回り続けるが、伊澤にローを打たれる前に手数多く豊富なバリエーションのパンチと蹴りで攻め立てる。終盤には左ボディからコーナーに詰めてパンチの連打で追い詰める場面も作り好印象を残す。ジュニア時代からの経験が豊富なだけあり、苦しい状況でもクレバーに戦う。
 そして3R開始間もなく、武居が右ボディから左ハイにつなげてダウンを奪取。コーナーに詰めて左ボディで2ダウン目を奪うと、最後はコーナーに詰めてのパンチ連打でマットに沈め、地力の差を見せつけた。


第8試合 スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
〇卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP王者/60.0kg)
×山本真弘(N.F.T.T./元IT'S SHOWTIME世界-61kg級王者、元全日本フェザー級王者/59.9kg)
2R 2'51" KO (3ダウン:右ストレート)

 弘嵩と真弘は14年8月のKrushで対戦し、弘嵩が判定勝ちしている。2連敗中の真弘は藤原ジム時代の先輩・小林聡氏の現役時代に使っていた、映画「キッズ・リターン」のテーマで入場。再起にかける思いが伝わって来るが、スピード差が目立ち、弘嵩の攻撃への反応は今一つ。弘嵩がサウスポーの真弘にパンチと蹴りを当て続け、1R終了間際の打ち合いで右ストレートを当ててダウンを奪う。
 2R、序盤に偶発的なバッティングで真弘が苦しむアクシデントもあり、不運さも加わったが、弘嵩がパワフルに攻め続け真弘を圧倒。右フックでダウンを奪うと、さらにコーナーに詰めてのボディ狙いの右の膝蹴りでダウンを奪い、最後は右ストレートで3ダウン目を奪い完勝した。これで弘嵩は連敗を3でストップした。


第7試合 スーパー・ウェルター級(-70kg) 3分3R(延長1R)
〇日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者/70.0kg)
×セルジオ・サンチェス [Sergio Sanchez](スペイン/インダール・ヴィトリア・チーム/WAKO欧州王者/69.7kg)
判定3-0 (三浦30-29/芹沢30-29/勝本29-28)

 日菜太は6月のさいたまの第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントの一回戦でジョーダン・ピケオーに逆転のダウンを奪われ判定負けを喫し、K-1に2大会連続で登場。今回は初来日のサンチェスの相手を務める。サンチェスは戦績55戦48勝(14KO)7敗。日菜太は今回が61戦目。日菜太と同じ86年8月生まれの30歳で、身長もサンチェス180cm、日菜太は181cmと、近い点の多い選手だ。
 1R、日菜太がサウスポーからの左ミドルを当てていたが、サンチェスが突っ込んできた際バッテイングとなり、日菜太は左まぶたをカットしドクターチェックが入る。再開後もまたドクターチェックとなるが、日菜太は左ミドル、ローをタイミング良く当て続けて主導権を握る。
 2Rも日菜太が左の蹴りを当て続け、サンチェスもパンチとミドルを返し、接近戦も増えると、バッティングで今度はサンチェスが額をカットしドクターチェックを受けることに。だが傷は浅く続行。サンチェスは蹴り足をつかむ反則を2度犯し梅木レフェリーが警告する。日菜太も蹴り足をつかんでのパンチでダウン気味に倒して警告を受ける。
 3Rも日菜太は左のロー、ミドル、そしてハイも当て続け優勢。中盤にはコーナーに詰めてのパンチの連打で追い詰める場面も作る。サンチェスは血だるまになりながらも耐え、日菜太はKOできなかったものの、攻撃力の高さを十分印象付け、念願のアラゾフの王座挑戦に向け一歩前進した。


第6試合 スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
×島野浩太朗(菅原道場/MA日本スーパーフェザー級王者/59.8kg)
〇皇治(SFK/ISKA K-1ルール世界ライト級王者/60.0kg)
判定0-3 (勝本25-29/芹沢25-29/長瀬25-29)

 1R、皇治がパンチ主体で主導権を握り、右ストレートでダウンを奪取。島野は打ち合いパンチを返すが、終盤にも右フックをもらってダウンする。2Rも皇治が序盤から右ストレートでダウンを奪うが、少しずつ攻め疲れが見えてくると、島野が左ボディを連打して挽回する。3Rも島野が左ボディを連打し攻勢。皇治も右ローを返すが島野は耐え、終盤はパンチを何発も当ててダウン寸前まで皇治を追い詰め試合終了。持ち前の底力を発揮して観客を沸かせたが、わずか及ばなかった。



本戦前の試合


K-1カレッジ2017 -65kg決勝 2分3R(延長1R)
×半井 龍(旭川医科大学・3年)
〇佐野純平(桜美林大学・4年)
判定0-3 (29-30/28-30/28-30)

K-1カレッジ2017 -60kg決勝 2分3R(延長1R)
〇内田道隆(国士舘大学・4年)
×下地 涼(拓殖大学・2年)
判定3-0 (29-28/30-27/29-27)

K-1カレッジ2017 -55kg決勝 2分3R(延長1R)
〇野村 優(弘前大学・5年)
×金塚聖矢(日本外国語専門学校・2年)
判定3-0 (29-28/30-29/30-28)

プレリミナリーファイト第2試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R
〇平山 迅(センチャイムエタイジム/67.5kg)
×渡邊俊樹(優弥道場/67.3kg)
1R 0'44" KO

プレリミナリーファイト第1試合 ヘビー級 3分3R
×訓 -NORI-(K-1ジム総本部チームペガサス/99.5kg)
〇古田太一(ボルティファミリアジム/90.1kg)※正道会館から所属変更
判定0-2 (29-30/29-30/29-30)

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