Home > REPORTS > K-1 > ボンヤスキー、王者の威厳保つ。38歳のアーツが激闘

ボンヤスキー、王者の威厳保つ。38歳のアーツが激闘

  • K-1
  • 更新・2009-03-29 (Sun)03:00
FieLDS K-1 World GP 2009
2009年3月28日(土) 横浜アリーナ
 昨年GPを制したボンヤスキーは、試合直前の負傷の影響で苦戦するも、アリスターに逆転勝利。ベテランのアーツとバンナは、延長にもつれ込む好勝負で場内を沸かせた。K-1ヘビー級王座決定トーナメントでは前田慶次郎がまさかの優勝を果たした。

ワンマッチ



第8試合 3分3R(最大延長2R)
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
×アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
判定3-0 (御座岡30-28/朝武30-28/岡林30-28)



 ボンヤスキーは来日直後、ファンに写真撮影を頼まれた際、膝をひねって負傷してしまったといい、鎮痛剤を打っての試合出場。持ち前の飛び蹴りが使えなくなり、ミドルキックも威力が不十分だ。アリスターは蹴り足をつかんでからのローキックや、組み付いてバランスを崩させたりと、ボンヤスキーを嫌がらせる。2R序盤にはアリスターが右の前蹴りでボンヤスキーをひるませる。押され気味の展開が続いたボンヤスキーだったが、3R中盤、一瞬アリスターがバランスを崩した際、右フックをヒットさせダウンを奪う。アリスターに大きなダメージは無かったものの、これでボンヤスキーが2ポイントを獲得して逃げ切り、かろうじてGP世界王者の威厳を保つことに成功した。



第6試合 3分3R(最大延長2R)
○ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
×エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデン・グローリー)
4R 判定3-0 (黒住10-9/朝武10-9/市瀬10-9)
3R 判定3-0 (黒住29-29/朝武28-28/市瀬29-29)



 バダ・ハリの代役で10日前に急遽エントリーしたアーツだったが、12年前まで指導を受けていたトム・ハーリック氏の元で再びトレーニングするようになった成果を存分に発揮する。開始早々、ジマーマンの右フックをもらってしまったものの、中盤からは左ミドルやボディフックの連打で反撃。2Rも圧力で勝るジマーマンの左フックを度々もらってぐらつくが、一歩も引かず。3Rには右フック、左ボディ、右ロー等、上下左右に打ち分ける多彩な攻めで再び反撃し、延長戦に持ち込む。長期戦になっても、38歳とは思えぬスタミナでジマーマンを圧倒。左ボディ、右ストレート、右ハイでジマーマンを苦しめ、見事勝利をもぎ取った。




第5試合 3分3R(最大延長2R)
×澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)
○グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
2R 0'48" TKO (タオル投入:左ストレートでダウン後)

 序盤からフェイトーザが右ロー、左ジャブ、左前蹴り等を的確にヒット。澤屋敷もひるむことなく、接近戦で左フックを当てる等健闘したが、終盤に左ストレートを鼻柱にもらうとダウン。ラウンド終了間際には右フックで再びダウンする。1Rは耐え抜いたがダメージは色濃く、2Rに突進したところに左ストレートを合わせられてまたもダウン。なんとか立ち上がるが、危険と判断したセコンドがタオルを投入した。


第4試合 3分3R(最大延長2R)
×ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナ・エクストリーム・チーム)
○エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
5R 判定1-2 (御座岡9-10/朝武9-10/黒住10-9)
4R 判定1-0 (御座岡10-9/朝武10-10/黒住10-10)
3R 判定0-0 (御座岡29-29/朝武30-30/黒住30-30)



 サウスポーのバンナに対し、テイシェイラは徹底して右回りで右ミドル攻め。1R終了間際には右ハイを放ち、バンナは間一髪でブロックする。2R以降のバンナは左フックだけでなく左ミドルも増やすように。逆にテイシェイラも右フックをヒット。3R終了間際、バンナがパンチの連打でテイシェイラを後ずさりさせるが、アピールに乏しく延長にもつれ込む。
 延長戦も同様の攻防が続く。終了間際に互いにフックをクリーンヒットさせるが、決め手に欠け再延長へ。互いに手数は落ちるが、緊張感を維持したまま攻め合う。ミドルの打ち合いで場内を沸かす場面も。それでも決定打が互いに無いまま終わったが、マストシステムにより若干手数の多かったテイシェイラに軍配が上がった。


第3試合 3分3R(最大延長2R)
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1スーパーヘビー級王者)
×ヘスディ・カラケス(エジプト/パンクレイション / チャクリキ)
判定3-0 (黒住30-26/市瀬30-26/御座岡30-26)

 開始すぐからシュルトが左ジャブを何発も当て、突き刺すような左ミドル、頭まで届く左膝蹴りも絡めてカラケスを圧倒。2Rには左ミドルでダウンを奪う。カラケスもチャクリキの選手らしい打たれ強さを発揮するが、最後までシュルトは反撃を許さず、横綱相撲を繰り広げた。


K-1ヘビー級王者決定トーナメント



第1試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクスジム)
○前田慶次郎(日本/チームドラゴン)
1R 2'02" KO (右フック)

 ルスラン・カラエフ、ハリッド・“ディ・ファウスト”の欠場により、出場メンバーの半分が入れ替わったヘビー級トーナメント。そこで幸運をつかんだのは、大会2日前に急遽リザーバーから本戦に繰り上がった前田だった。
 マヌーフはスピードのある左右のフックを振り回すが、前田は慎重に距離を取り、左ミドル等の蹴り主体で応戦する。セコンドの前田憲作氏からは「パンチ見えてるぞ」の声。その後、マヌーフが左アッパー、右フックを放ちながら突進してくるが、後ずさりした前田は一瞬足を止めると、ガードがガラ空きになったマヌーフのアゴに右のショートフックをクリーンヒット。前のめりにダウンしたマヌーフはなんとか立ち上がるが、足元がふらついてるのを見た角田レフェリーがKOを宣告した。


第2試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
×タイロン・スポーン(スリナム/ブラックレーベル・ファイトクラブF.F.C.)
○グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
4R 1'58" KO (右フック)

 両者スピードのあるパンチと蹴りを、コンビネーションも駆使しながら当てるが、やや慎重な試合運び。3Rにサキの左ローでスポーンがバランスを崩したが、それ以外に目立つ攻めが無く、ジャッジ3者とも30-30の採点で延長へ。
 延長ラウンドは両選手とも構えを度々スイッチしながらチャンスをうかがう。今度はスポーンの左インローでサキがバランスを崩したが、表情は変わらず。そしてクライマックスは突然訪れる。両者ほぼ同時に右フックを放つと、ヒットしたのはサキの拳。スポーンはダウンした後に立ち上がるが、うまく歩けず、小川レフェリーがストップした。


第7試合 決勝 3分3R(最大延長2R)
○前田慶次郎(日本/チームドラゴン)
×グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
4R 判定2-0 (御座岡10-9/朝武10-10/岡林10-9)
3R 判定0-0 (御座岡30-30/朝武30-30/岡林30-30)
※前田が第2代王者に。優勝賞金500万円を獲得



 準決勝で延長まで戦い、ローのダメージの蓄積しているサキに対し、ほぼノーダメージで勝ち上がった前田はロー主体の慎重な攻め。1R終盤から、サキが足の痛みをごまかすように度々構えをスイッチするように。パンチを当てるが、踏ん張りが効かなくなったせいもあって威力は不十分だ。だがサキも準決勝同様、ローキックを随所で駆使し前田を痛めつける。勝負は本戦で決着がつかず延長へ。前田は序盤から積極的にパンチを連打。前田も踏ん張りが効かなくなっているが、手数の多さで印象を良くする。サキもようやく終了間際になって左のパンチを当てるようになるが、やや遅かった。ジャッジ2者が前田を評価し、前田に軍配が上がった。


オープニングファイト



第3試合 3分3R
○野田 貢(日本/シルバーアックス)
×ユ・ヤンレ(韓国/チームフォーマー)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)
※2R左フックでユに1ダウン

第2試合 3分3R
×堀 啓(日本/HIDE'S KICK)
○佐藤 匠(日本/極真会館)
3R 1'19" TKO (タオル投入:右ローキックで2ダウン後)

第1試合 3分3R
×立川隆史(日本/アンリミテッドジム)
○坂間 豊(日本/バンゲリングベイ)
1R 0'29" KO (左ハイキック)

Home > REPORTS > K-1 > ボンヤスキー、王者の威厳保つ。38歳のアーツが激闘

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

センチャイムエタイジム
JR中央線・東京メトロ東西線「中野」徒歩9分
ラジャダムナン&ルンピニーの元ランカーが本物のムエタイを個人指導。親子でムエタイを学べるコースも土曜昼オープン!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について