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新ブームの潮流になるか?K-1 甲子園スタート

  • K-1
  • 更新・2008-08-30 (Sat)15:03
dip Presents K-1 甲子園 KING OF UNDER 18 〜FINAL16〜
2008年8月29日(金) 東京・ディファ有明
 「新しい世界観を作りたい」と谷川貞治プロデューサーがスタートしたK-1甲子園。ラウンドインターバル中、高校野球のアルプス中継のように、TBSの女子アナが家族・友人にインタビューし、その光景が大画面に映し出される等、演出面の違いが印象的だった。
 谷川氏は大会発表会見で「会場全体を甲子園のアルプススタンドのようにしたい。選手の家族や仲間の高校生、ブラスバンドやチアリーダーも呼びたい。ラウンドガールも女子高生にしたい。アキバ系ならないよう(笑)さわやかな大会にしたい。新しい世界観を作りたい」と話しており、実際その通りの内容に。
 ブラスバンドはいなかったが、チアリーダーを客席に据え、制服姿の女子高生が開会式とラウンドインターバル中にプラカードを持って登場する。TBS(関東ローカル)で9/21(日)14:00〜15:30に放送予定のため、ディファ有明全体が公開番組の収録スタジオのような雰囲気となる(実際にディファがテレビの公開収録に使われることは多い)。K-1甲子園の本戦出場16選手の紹介VTRが流され、2分間という長いインターバル中には、両陣営の応援団やセコンドに女子アナがインタビュー。通常のディファ等のキック大会では、選手ごとの応援団が客席の各所を陣取り、その選手の試合の時だけ大きな声援を送るのが恒例だが、そういったありふれた光景も番組の演出装置としてうまく機能させていたのが印象的だった。

 試合開始前には空手の大会のように、両選手が客席、審判に一礼をし、握手をしないといけない。試合内容もルール(下記)の性質上、K-1の代名詞ともいえるKOが少ない。紹介VTRも概ね、どこにでもいる男の子が実は強いといった紹介内容で、ナレーターもアニメの声優が務め、殺気だった雰囲気は無い。
 93年にスタートしたK-1は、ヘビー級の大男たちのノックアウト劇を最大の売りにしブレイク。過激さや残酷さや技の華麗さといった魅力は、2000年頃からPRIDE、K-1 MAXが形を変えて引き継ぎ、格闘技ブームを作り上げた。多くの物事の流行り廃りの周期は7〜8年とも言われる。これまでとは全く違ったベクトルの、家族揃って見られる“ライトなK-1”は、格闘技の新潮流となりうるのか? 9/21の放送後の反響が楽しみだ。

K-1 甲子園 KING OF UNDER 18



[甲子園ルール概要(通常のK-1ルールとの相違点)]
契約体重62kg〜57kg。2分3R、インターバル2分。延長無しマスト判定。
2ノックダウン制。1ダウンのカウントは5まで。2度目のドクターチェックでTKO負け。
10オンスグローブ、スネパッド着用。両手で相手をつかんでの膝蹴り、バックハンドブローは反則。

[一回戦]

第11試合 2分3R
○HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール2年/フリー/推薦選手)
×園田顕悟(宮崎県立門川高校2年/小比類巻道場/九州・沖縄・四国地区大会優勝)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)

 園田のセコンドには小比類巻貴之改め小比類巻太信の姿。開始すぐから、園田はコヒを思い起こさせる前蹴りや飛び蹴りで先手を取る。バックステップも駆使し、2R途中までHIROYAに有効打を打たせない。だがHIROYAは距離を詰めて圧力をかけるとパンチが当たるように。2R終盤に右ストレート、3R序盤にジャブ気味の左ストレートでダウンを奪い、最後はKO寸前まで追い込み完勝した。


第10試合 2分3R
×藤鬥嘩裟(勇志国際高校1年/藤ジム/推薦選手)
○平塚大士(愛知県立安城農林高校1年/稽道会/中部地区大会3位)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)

 鬥嘩裟のセコンドは加藤督朗。師匠の加藤重夫会長はリングサイド席で見守る。1R序盤こそ、鬥嘩裟が得意の前蹴りを何発もヒットさせるが、次第に平塚がステップを駆使しして前蹴りを封じ、右フックや左ストレートを的確に当てる。いつものような勢いの無い鬥嘩裟はクリンチが増え、結局最後まで流れをつかめないまま判定負けを喫した。平塚は試合後の記念撮影で、3年前に亡くなった母親の遺影を持ち涙を流した。


第9試合 2分3R
○日下部竜也(愛知県立豊田高校1年/大石道場/中部地区大会優勝)
×戸邊隆馬(神奈川県立荏田高校3年/シルバーウルフ/関東地区大会ベスト8)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)

 アマで実績を残し、シュートボクシングNAGOYA KICKで既に場数を踏んでいる日下部が、1Rから右ストレートやハイキックで攻勢。2Rには左の前蹴り一発で戸邊を吹き飛ばす。3R、後が無くなった戸邊がパンチラッシュを仕掛けるが、冷静に捌いた日下部は右フック一発でダウンを奪取。これで勝利を確実にした。


第6試合 2分3R
×小林幸太(埼玉県立大井高校1年/藤ジム/推薦選手)
○佐々木大蔵(都立山崎高校3年/チームドラゴン/関東地区大会準優勝)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)

 佐々木は紹介VTRで、中学1年生の時にイジメに遭ったことがきっかけでキックを始めたというエピソードが紹介される。試合は小林の前蹴りとステップにややてこずるも、手数でやや上回り接戦を制した。


第5試合 2分3R
○卜部功也(千葉県立岬高校3年/西山道場/関東地区大会優勝)
×林 恭平(大阪府立東百舌鳥高校2年/Atsuki Muaythai/西日本地区大会3位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 YOUTHに出場した卜部弘嵩の弟・功也が、兄同様センスの高さを発揮。サウスポーの構えから右アッパーをうまく当て、右ローも効かせて完勝した。ファイトスタイルはK-1向きだった。


第4試合 2分3R
×山本宣明(宮城県立仙台東高校1年/ドラゴンジム/東北・北海道地区大会優勝)
○坪井悠介(静岡県立天竜林業高校3年/斬刀拳/中部地区大会準優勝)
2R 1'04" KO (2ダウン:パンチ連打)

 ほぼ互角の攻防が続いたが、パンチ連打を貰った際、山本が左肩を痛めスタンディングダウン。ドクターチェック後も続行したが、坪井にコーナーに詰められパンチの連打をもらうと2ダウン目を宣告され、KO負けとなった。


第3試合 2分3R
×木谷典史(近畿大学付属高校3年/無名塾/西日本地区大会優勝)
○村越 凌(神奈川県立平塚農業高校2年/湘南格闘倶楽部/関東地区大会3位)
判定0-3 (26-30/26-30/27-30)

 木谷は西日本予選でハイキックやパンチでKOを積み重ね、前田憲作ユース監督に「18歳のときの魔裟斗を見て以来の衝撃だった。あの子はきっとスターになる」と言わしめた注目株。だが、組み付いて膝蹴りを放つ癖があり、K-1ルールに適応できず。2Rにはレフェリーに何度も注意を受け、攻めのリズムが狂うと、不用意に近づいた際に左フックをもらいダウンを喫する。3Rもレフェリーの「もっと打ち合う!」という指示を受けながらも、クリンチと膝蹴りを繰り返し、村越に勝利を奪われた。


第2試合 2分3R
○嶋田翔太(西武台高校2年/島田塾/推薦選手)
×山口裕人(大阪府立平野高校1年/多田ジム/西日本地区大会準優勝)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 嶋田がパンチを的確に当て続け、3R終盤にスリップ気味ながらも右フックでダウンを奪い完勝した。


[リザーブファイト]

オープニング第5試合 2分3R
○上田 龍(新潟県立東高校1年/チーム我強/関東地区大会ベスト8)
×前田勇人(真颯館高校2年/リアルディール/九州・沖縄・四国地区大会準優勝)
1R 0'46" KO (2ダウン:左ストレート)

オープニング第4試合 2分3R
×秋元優也(青森県立北高校2年/DTSジム/東北・北海道地区大会準優勝)
○相良修亘(福岡県立小郡高校2年/興気塾/九州・沖縄・四国地区大会3位)
2R 0'35" TKO (レフェリーストップ)


K-1 WORLD YOUTH スペシャルマッチ



第7試合 60kg契約 3分3R
○卜部弘嵩(西山道場/19歳)
×石橋真幸(名古屋JKファクトリー/19歳)
3R 2'33" KO (2ダウン:右ローキック)

 高卒以上のYOUTHの試合は、普通のK-1ルールとほぼ同じルールで実施される。
 既に全日本キック、K-1ユースで活躍している弘嵩が、蹴り技で石橋を圧倒。ガードの上からハイキックを当てても、石橋はグラつくほど。石橋も左ジャブを返し粘るが、3Rに右ローの連打で弘嵩が石橋を撃沈。格の違いを見せつけた。


第1試合 53.5kg契約 3分3R
○瀧谷翔太(全日本新武道連盟 桜塾/19歳)
×江幡 塁(伊原道場/17歳)
判定3-0 (30-29/30-28/30-28)

 全日本キックと新日本キックの未来のチャンピオン候補である両者の攻防は、第1試合にはもったいないほどのハイレベルなものに。1R、伸びのある顔面への前蹴りの応酬で場内を沸かせる。だが2Rに入ると、瀧谷が右フックで塁をひるませるように。3Rも左フックで塁の頭をたびたびのけぞらせ、期待の新鋭対決を制した。


第8試合 60kg契約 3分3R
△才賀紀左衛門(大誠塾/19歳)
△谷山俊樹(谷山ジム/19歳)
判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

 才賀が胴回し蹴り等の回転技を多用するも空振りが多く、2Rにはスタミナが落ちクリンチを多用するように。谷山はパンチとローの的確さで上回ったが、才賀のクリンチにつかまり攻めきれずドローに終わった。


オープニング第3試合 54kg契約 3分3R
×江幡 睦(伊原道場/17歳)
○秋元皓貴(真樹ジム愛知)
判定0-3 (28-30/28-30/29-30)

オープニング第2試合 70kg契約 3分3R
×西澤クリストファー清(PHOENIX)
○松倉信太郎(バンゲリングベイ)
3R 2'05" KO (2ダウン:膝蹴り)

オープニング第1試合 60kg契約 3分3R
×水戸一雅(アラビアムエタイジム)
○水谷 深(ザ・ボディ・ボックス)
2R 1'40" KO (2ダウン:パンチ連打)


小学生エキシビジョンマッチ



オープニング第7試合 新空手K-4 小学4年生マッチ
△北山龍輝(KSS健生館)
△篠田大生(建武館)
引き分け

オープニング第6試合 新空手K-4 小学6年生マッチ
○橋本侑也(KSS健生館)
×勝本竜矢(健生会)
優勢

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