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スポーン快勝。地元戦士61kg王座奪取:6.18 スペイン

IT'S SHOWTIME
2011年6月18日(土/現地時間) スペイン・マドリード
 7月18日に日本カウントダウン上陸を控えたショータイムが、スペインに初上陸。スペインvs世界の構図の6カードが本戦で組まれ、メインではタイロン・スポーンが快勝したが、セミのドラゴ戦と第4試合の61kg級世界タイトルマッチでは、地元スペイン勢が番狂わせの白星。未知数だったスペインキックのレベルの高さが垣間見えた。
  レポート提供:遠藤文康  Cameraman: Ben Pontier / EFN  情報協力:J sports

  テレビ放映(再放送):6月24日(金)22~24時 J sports 2、6月27日(月)21~23時 J sports ESPN
      解説:魔裟斗(元K-1WORLD MAX世界王者)、布施鋼治(スポーツライター)  実況:矢野武


第6試合 ヘビー級 3分3R
×ローレン・ハヴィエル・ホルヘ
○タイロン・スポーン
判定0-5

 スペイン初上陸のIT'S SHOWTIME。メイン全6試合はスペインvs世界の構図だった。
 メインはタイロン・スポーン。それなりの作戦を持ってリングに上がったホルヘだったろうが、スポーンのニックネームが何故に『キング・オブ・ザ・リング』であるのかをすぐに体で知ったようだ。スピード、パワーそして集中力とコンビネーション。これらを駆使して攻めて来るスポーンに為す術なくホルヘはダウンを喫した。遠慮なくスポーンは自分のペースで攻め続けた。得意のヒザも繰り出す。最後まで踏ん張ったホルヘだが、健闘及ばず勝負はスポーンの圧勝で終わった。


第5試合 70kg級 3分3R
○アブラハム・ロケニー
×ゲーゴ・ドラゴ
判定4-1 

 セミファイナルのドラゴの入場でスペインファンは熱狂。まさにIT'S SHOWTIMEの入場王ドラゴ。一方のロクエニは2月にアンディ・サワーを破ったことで株が急上昇。もちろん大声援を受けての入場。
 序盤はドラゴがロクエニを追った。いつものイケイケスタイルのドラゴ。ロクエニはオーソドックススタイルからレフトキックで意表をつく。プレッシャーを与えるドラゴだがロクエニの動きがいい。続くラウンドも同様の展開となりドラゴはアグレッシブな攻めを見せるがロクエニのスピードが上回る。ロクエニは左右のコンビネーション攻撃から抜群のタイミングでドラゴを攻める。かなりのダメージがドラゴに見られ、ロクエニは仕留めにかかったもののKOには至らず。ロクエニは上手い。そして素早い。サワーに勝ったことは決して地元判定だけだったとは言えないようだ。


第4試合 ショータイム61kg級世界タイトルマッチ 3分5R
×カリム・ベノーイ(王者)
○ハヴィエル・エルナンデス(挑戦者)
判定0-5
※エルナンデスが新王者に

 3月にセルジオ・ヴィールセンからタイトル奪取したカリム・ベノーイにとって初防衛戦。対戦相手のハヴィエル・エルナンデスの詳細はよく分からないが、ニックネームはヴィアルビアの虎。マドリード郊外南部にヴィアルビアという地区があるのでそこの出身なのだろう。王者ベノーイのニックネームは軍医。虎と軍医の一戦だ。
 王者ベノーイは王者らしく落ち着いた出だし。相手の様子を見て慎重にスタート。構えをオーソドックスからサウスポーに時々スイッチしたりしている。動きに切れがあり気分もリラックスしているようだ。互いにコンビネーション攻撃を見せた両者は、パンチの交錯で1Rを終えた。
 2Rに8カウントのダウンを奪ったベノーイ。ところが3Rにはエルナンデスがダウンを奪い返す。場内はヒートアップ。声援の全てがエルナンデスだ。スペイン人は応援の仕方をとても良く心得ている。ラテンの血が騒ぐのだろう。凄まじい声援を背に受けてスペイン選手は戦っている。終盤、激しい蹴りの打ち合いの中で、王者の顔からはスタート時の余裕は消え、別人の形相となっていた。ベノーイの華麗なアッパーにエルナンデスの強烈な右ショット。大画面を見上げて残り時間をチェックした王者の表情からは失望の色が濃い。無名の虎が軍医を食う結果となったこの一戦は、IT'S SHOWTIME史でベストの部類に入る激闘となった。ハヴィエル・エルナンデスは一夜でその名を世界に知らしめた。


第3試合 70kg級 3分3R
×ラフィ・ゾーエイル
○マーセル・グローエンハート
1R TKO

 第3試合にはつ1い1週間前にポーランド大会を終えたばかりのマーセル・グローエンハートが、ケガで欠場となったウィリアム・ディンダーの代役で登場した。ダメージが何もないのなら、試合を終えたばかりの選手は逆にスタンバイOK状態にある。むしろ何の準備もできてない選手を起用する方がダメダメなことになるケースがかなり多い。
 この日のグローエンハートはイケイケだった。対するラフィ・ゾーエイルは花道入場で観客総立ちの熱狂的歓迎を受けた。地元のヒーローのようだ。じっと睨みつけたグローエンハートは右ハイの猛攻。ゾーエイルはバックスピンで迎撃したもののバランスを崩しスリップ。そこへグローエンハートが勢い余って反則の蹴りを入れる。ルールによりイエローカードがグローエンハートへ。続行の合図でグローエンハートは情け無用の攻撃で8カウントのダウンを奪う。グローエンハートはゾーエイルが完全に回復する前に試合を終わらせるつもりで再び猛攻でダウンを奪う。危険を察知したセコンドがタオルを投入。賢明な判断だったろう。観客はラフィの名前を連呼し称えた。ラフィは予想外の結末に涙を流しながらファンに詫びた。グローエンハートはスポーツマンシップに則りゾーエイルに頭を垂れて敬意を表した。1週間で2勝。ノリノリのグローエンハートだ。


第2試合 85kg級 3分3R
×モイセス・ルイバル
○サハク・パーパリアン
判定1-4

 他に85kg世界王者のサハク・パーパリアンがモイセス・ルイバルと対戦。タイトルマッチではなかったものの、モチベーションは高い。スタートはきつい蹴りあい。そしてルイバルの的確なパンチでパーパリアンは序盤から鼻血。ルイバルはジャブで圧力をかける。パーパリアンも左フックで応戦。ダメージを受けると笑顔を返す両者。レイ・セフォーばりにノーガードスタイルで舌を出し挑発するルイバル。パーパリアンも滑稽顔で応じる。そのパーパリアンが最終ラウンドで変貌。右フック3連発とヒザでルイバルをコーナーへ追い詰め仕留めにかかる。ルイバルは何とか持ちこたえたもののダメージは深い。判定はパーパリアン。



第1試合 70kg級 3分3R
○ゼベン・ディアス
×ヤバス・カヤバシ
判定5-0

 ディアスはローからのコンビネーションを主体とするオランダスタイルを駆使。ジャブも適切に使用。オランダ期待のカヤバシだったが、ヒザ攻撃以外はパワー不足の模様で単発攻撃に終わってしまい、全体の流れはディアスに。

今大会での収穫はこれまで未知数だったスペインキックのレベルの高さが垣間見えたことだ。これまで今ひとつ定かでなかったスペインキックだったが、実力ある選手がかなり存在するようだ。以前からキック強国とサッカー強国は重なると言われていた。オランダ、イタリア、フランス。そして実はスペインも只ならぬレベルにあることが今回判明した。やはり世界は広い。未知のファイターがまだまだ埋もれている。単に知られてなかっただけのことだ。その意味で全世界に情報発信を続けるIT'S SHOWTIMEの各国開催の意義はとても大きい。日本でSTJ主催によるIT'S SHOWTIME本体の日本大会が開催されたら、今回のスペイン大会同様に日本vs世界というマッチメイク構図となるだろう。そしてその場から世界へ向けて新たな日本選手の名前が発信されることになるだろう。


IT'S SHOWTIME 放送予定(7月)



~最強打撃格闘技~ IT'S SHOWTIME JAPAN countdown-1 「2011・7・18 ディファ有明」
7月24日(日)21:00~23:00  J sports ESPN
【再】7月26日(火)22:00~24:00  J sports 2

解説:布施鋼治(スポーツライター)  実況:市川勝也

・J SPORTS IT'S SHOWTIMEサイトリンク
http://www.jsports.co.jp/tv/fighting/its_showtime.html

※J SPORTSはJ:COMなど全国のケーブルテレビ、スカパー!、スカパー!e2でご覧いただける国内最大のスポーツ専門TV局です。

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