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ラジャダムナン王座初挑戦の田中秀弥、“僅差”の完敗:9.28 岡山

第1回 岡山ジム主催興行
2014年9月28日(日) 岡山・倉敷山陽ハイツ体育館
  レポート&写真提供:t.SAKUMA


第13試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ 3分5R(インターバル2分)
○ジョイシー・イングラムジム(ブラジル/イングラムジム/王者)
×田中秀弥(RIKIX/10位、WPMF日本ウェルター級王者)
判定3-0 (49-48/49-48/49-48)
※ジョイシーが初防衛

 昨年7月、ラジャダムナンスタジアム王座を日本人以外の外国人選手として初戴冠したジョイシー・イングラムジムが初の防衛戦を田中秀弥を相手に行った。この日の大会ではメインイベントのみ、タイから招聘されたラジャダムナンスタジアムが認定するレフェリーとジャッジが試合を裁いた。

写真提供:t.SAKUMA写真提供:t.SAKUMA

 1R、サウスポーに構える王者のジョイシーが左ミドルを放つと、田中はそれをスウェーバックでかわし、すぐに返しの右ローキック。さらに田中は右ストレートをヒットさせる。ジョイシーは左ミドルを再び蹴るも田中はそれを左手ですくうようにキャッチし再度右ストレート。決定的なダメージを与える攻撃ではないが、田中のペースでラウンドを終える。

 2R、ジョイシーが左ミドルをたびたび出すも、田中はそれをことごとくスウェーでかわしていく。田中は右ミドルをヒットさせると右ストレートから左フック。これに、ジョイシーの上体が一瞬のけぞる。田中はすかさず距離を詰めると、右ヒジ、ワン・ツー、左アッパー、右ストレートと追い打ちを掛ける。ジョイシーはコーナーに追い詰められるもギリギリの距離でパンチをよけていく。しかし、それでも田中が右ストレートを打つと、これがジョイシーの顎にヒット。ジョイシーがロープにもたれかかったところへ、田中は執拗に左アップーから右ストレート。このラウンドも田中が戦いを有利に進めた。
写真提供:t.SAKUMA写真提供:t.SAKUMA

 3R、ムエタイのポイントが動きだすと言われるこのラウンド。ここからの攻防が1、2R以上に重要になると言われている。田中はこのラウンド、序盤から右ミドル。ジョイシーもエンジンが掛かってきたか、すぐに左ミドルを返していく。このラウンドになってムエタイらしいミドルの攻防が増えてくる。田中はジョイシーの左ミドルに左フックを合わせると、ジョイシーは一瞬のけぞるが、すぐに体勢をたてなおして左ミドルを返す。ラウンド終盤、ジョイシーは田中に組み付くと細かい膝蹴りを打ち込んでいく。このあたりの攻防が、ポイントにどのような影響を与えるのか。

写真提供:t.SAKUMA写真提供:t.SAKUMA

 4R、ジョイシーは一気に距離を詰め田中の腰に組み付くと膝蹴りを打ち込んでいく。さらにジョイシーは組み合った状態から田中のバランスを崩し倒していく。田中も負けじと膝を出して反撃するが、ジョイシーが組み付きから田中のバランスを崩し再び倒す。

 5R、開始早々にジョイシーが左ミドル。田中はすかさず右ミドルを蹴り返すと、ここまでのジャッジの判定を不利とみたか、パンチの連打をジョイシーに打ち込んでいく。一方のジョイシーは判定で有利になっていると捉えたか、ムエタイ特有の“逃げ”モード。田中はジョイシーをロープ際に追い詰めると右アッパー、右ストレート、左アッパー、右ミドルと猛攻。しかし、ジョイシーも組付きとステップバックで決定打を与えないよう凌ぎながら左ミドルを返す。田中は右ハイキックに右の縦ヒジと果敢に攻めるも決定打は与えることはできずに終了のゴング。二人は健闘をたたえあい抱き合った。

写真提供:t.SAKUMA写真提供:t.SAKUMA

 判定は3-0でジョイシー。田中は試合の序盤を有利に進めるも、中盤でポイントをもっていかれてしまったか。ムエタイの歴史上10人にも満たない価値ある外国人王者のジョイシーを仕留めることはできなかった。
 初防衛に成功したジョイシーは試合後、「日本でやるのは初めてで不安な部分もあった。彼はパンチが強かった。でも私の方が経験で優っていた。いつもはタイで試合をしているので、タイ人と日本人の戦い方の違いは大きかったです。ただ、日本人(鈴木会長)のジムでやっているので、対応の仕方などは対策ができたと思う」とコメント。所属ジムの鈴木秀樹会長は、「ジョイシーの悪いところでもあるスロースターターの部分がでたが、逆にいつもどおりという安心感もあった」と話した。

写真提供:t.SAKUMA
 一方の田中陣営。田中本人は「パンチとヒジで倒すつもりでしたが、最後詰め切れなかった。世界で一番強い人といい経験ができた。もうラジャのタイトルに挑戦するチャンスはないかもしれないけど、またあきらめずに挑戦していきたい」とコメント。所属ジムの小野寺力会長は「ポイントは1つしか離れていないが、ムエタイで完敗だった。3、4でやられて、5で逃げられてと。ミドルの蹴り合いはできたが、やはり首が難しい。ただ世界一と面白い勝負ができたかなとは思う」との感想。田中の先輩でもある元ラジャダムナンスタジアム・スーパーライト級王者の石井宏樹は「自分も悔しい思いをたくさんしてきたので、今回の試合でまた(田中も)強くなると思います」とコメントした。

 1ポイントの僅差と捉えることもできる内容だったが、反対にこの1ポイントの差が大きいと捉えることができるのもムエタイだ。ただ、会場をあとにする観客からは見応えのある試合だったとの声が多く聞かれた。



第12試合 セミファイナル 64.5kg契約 3分3R
◯ペットナリン・ソー・スパーポン(タイ/岡山ジム水島道場)
×宮島教晋(誠至会/NJKFスーパーライト級2位)
判定2-1

第11試合 スーパーウェルター級 3分3R
◯チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム)
×白神武央(拳之会/NJKFスーパーウェルター級5位)
判定2-0

第10試合 バンタム級 3分3R
◯馬木愛里(闘我塾)
×アクション・チャムノンファーム(タイ/チャムノンファームジム)
判定3-0

第9試合 ウェルター級 3分3R
◯大道翔貴(ゼロ戦クラブ)
×門田哲博(武勇会)
1R KO (パンチ)

第8試 アマチュアキックルール選抜トーナメント決勝戦合 40kg契約 1分30秒2R(延長1分1R)
◯伊山嵐翔(日進会館)
×平松 侑(岡山ジム水島道場)
判定3-0

第7試合 スーパーフェザー級 3分3R
◯翔貴(岡山ジム水島道場)
×榊原勇士(無名塾)
判定3-0

第6試合 85kg契約 3分3R
△TOSHI(一神會館)
△宮原康介(日進会館宮原道場)
判定1-1

第5試合 69kg契約  3分3R
△増田(日進会館総本部)
△優斗(岡山ジム)
判定1-0

第4試合 スーパーフライ級 3分3R
◯山下Spankey博史(誠至会)
×宇田尚汰(武勇会井上道場)
判定2-1

第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
△小椋光人(拳之会)
△藤原 良(誠至会)
判定1-0

第2試合 バンタム級 3分3R
◯勇次(ナックルズGYM)
×孫 政宗(岡山ジム水島道場)
判定3-0

第1試合 女子フライ級 2分3R
◯勝山舞子(拳之会)
×HARUKA(岡山ジム水島道場)
判定3-0

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