Home > REPORTS > ホーストカップ > 佐藤嘉洋&翔センチャイジム、タイの強豪に判定負け:3.23 名古屋

佐藤嘉洋&翔センチャイジム、タイの強豪に判定負け:3.23 名古屋

HOOST CUP LEGEND ~伝説降臨~
2014年3月23日(日) 名古屋国際会議場イベントホール
 佐藤嘉洋はプロムエタイ協会の王者で26歳のペットマンコン・ガイヤーンハーダオと対戦。2Rに右フックでダウンを喫し判定負けしたものの、ダウン後の打ち合いで反撃し、地元名古屋のファンを沸かせた。翔センチャイジムは“ムエタイの神様”セーンチャイ・PKセーンチャイムエタイジムの牙城を崩せず判定負け。7年ぶりにリングに上がったアーネスト・ホーストも好ファイトを繰り広げた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント LEGENDファイトルール(16オンスグローブ着用) ヘビー級 2分3R
○アーネスト・ホースト(オランダ/チーム・ミスター・パーフェクト/K-1 GRAND PRIX '97 '99、WORLD GP '00 '02優勝)
×トーマス・スタンレー(米国/TS GYM)
判定3-0 (若宮30-25/水谷30-25/宮本30-25)

 ホーストは06年12月のK-1 WORLD GP準決勝のセーム・シュルト戦で引退したが、約7年ぶり、48歳にして公式戦にカムバック。2月の復帰発表会見では「以前からリングが恋しく、もう一度リングに上がって戦ってみたいと願っていました」「私が再びリングに上がることによって、格闘技界をまたあの頃のように盛り上げたいです」等と話していた。相手を務めるスタンレーは正道会館の新人戦で優勝したことがあり、プロでもキック10戦9勝1敗、MMA 8戦6勝2敗の戦績を残しており、名古屋でジムを主催している選手だ。
 1R序盤からホーストはプレッシャーをかけ、右ロー、左ボディフック、左ボディストレートを的確に叩きこむ。パワーやスピードはさすがにK-1時代より劣るものの、一発一発のタイミングやフォームの美しさや正確さは“ミスター・パーフェクト”らしさ十分で、名古屋のファンをどよめかせる。2Rには左ボディフックでダウンを奪い、3R終盤には左ボディと右ローの連打で再びダウンを奪取。今回が引退試合のスタンレーも、最後まで立ち上がり続け、49歳とは思えない不屈の闘志で観客を沸かせ、メインイベンターとしての重責を果たした。




第10試合 セミファイナル(2) 70kg契約 3分3R(延長1R)
×佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2010準優勝、ISKA世界ライトミドル級(72.3kg)王者)
○ペットマンコン・ガイヤーンハーダオ(タイ/タイ国プロムエタイ協会スーパーウェルター級王者・TOYOTAムエマラソン2010優勝)
判定0-3 (宮本28-29/御座岡28-30/水谷28-29)

 佐藤は昨年10月のMAX MUAYTHAIでのブアカーオ・バンチャメークとのムエタイマッチに続くタイ人との戦い。ペットマンコンはホーストカップと協力関係にあるWINDY SUPER FIGHTが送り込む刺客。かつてはライト級で活躍し、タイのメジャートーナメントである「TOYOTAムエマラソン」「ISUZUムエマラソン」で優勝。近年はスーパーウェルター級に上げ、プロムエタイ協会のタイトルを保持する。戦績250戦180勝55敗15分、26歳とムエタイ選手としてはベテランの域だが、近年はヨーロッパの選手との対戦が増え、パンチで追い込む場面も多いといい、そのパンチの破壊力を今回の試合で見せつける。

 1R開始すぐから、佐藤は右のロー、左の前蹴りを連打して積極的に攻めるが、ペットマンコンは次第に蹴り足をすくってパンチを打つように。肘無し、首相撲制限ありのK-1に近いルールだが、蹴り足をつかんでからの一発の攻撃は認められる。それでも佐藤は蹴りを連打し続けると、2Rに入りペットマンコンのステップがぎこちなくなってくる。だが佐藤が右ローを放ってガードが少し甘くなった隙を突き、ペットマンコンが右のフックをクリーンヒットしてダウンを奪取。佐藤はうつぶせで倒れダメージが大きい様子だったが、なんとか10カウント以内に立ち上がりファイティングポーズを取る。




 すると佐藤はペットマンコンとパンチを打ち合うようになり、左右のボディから右フックにつなぐコンビネーションも決め挽回。ペットマンコンのパンチをもらってもひるまず前に出て、終盤には右のストレートをクリーンヒットさせてペットマンコンをのけぞらせる。




 3R、佐藤はセコンドの小森会長の「ブチ切れろ」という声援を聞きながら前に出てパンチを振るうが、ペットマンコンはクリンチで防御するように。佐藤はクリンチに付き合わされる側だったが、レフェリーは両者に減点の一歩手前の警告1を出す。佐藤は最後まで勝負をあきらめなかったもののペットマンコンのクリンチに攻撃を封じられ試合終了。判定負けを宣告させると膝からマットに崩れ、無念の表情を浮かべた。
 とはいえ佐藤は大会ベストバウトと呼んでいい試合内容。大会前のインタビューで「僕のパフォーマンスとホーストさんのパフォーマンス、プロとしてどっちが上なのか、その勝負をしようと思ってます」と話していたが、現役のトッププロの戦いのシビアさを十分見せたのではないだろうか。



第9試合 セミファイナル(1) WINDY提供試合 ムエタイルール 61.5kg契約 3分5R
○セーンチャイ・PKセーンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー・ライト級5位、ルンピニー4冠王、WMC世界ライト級王者、WPMF世界ウェルター級王者)
×翔センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級王者)
判定3-0 (大川50-48/宮本50-48/若宮50-47)

 ホーストカップでは強豪セーンチャイの今大会の相手を公募したところ、2月2日のNJKF新宿大会で元ルンピニー・フライ級王者のタイ人に勝利した翔(しょうた)が「3月23日、名古屋、セーンチャイ・ソーキングスター、神様いるじゃないですか?あいつがなんか相手公募してるとか言ってるんで、僕、やるんで、日本人ナメんじゃねえぞってところを見せてやろうかと思ってます」と対戦に名乗り。直後に主催者とセーンチャイが承諾し、この一戦が組まれた。
 1R、両者サウスポーに構え、翔はロープやコーナーを背にしながらジャブや前蹴りで距離を取る展開。終盤に右のジャブのフェイントから左ストレートをヒット。セーンチャイはニヤリと笑顔を浮かべる。



 セーンチャイはお得意のカポエィラのような片手での逆立ちからの蹴りや、カカト落としといったトリッキーな技を駆使。観客を沸かせる。距離を取って回る翔を攻めにくそうだったが、2Rに入ると少しずつ左のボディフックや右のフック、左ミドル等のヒットを増やし、合間に崩しも度々決めて、優勢を印象付ける。



 3Rも同様の展開が続き、翔もなかなか攻撃を出せずにいたが、首相撲ではほぼ互角に渡り合い、突き放した直後に肘打ちをヒット。得意パターンを決めてみせると、セーンチャイは笑顔を浮かべ、翔をロープの外に頭から突き落とすようなイヤらしい崩しで本心をのぞかせる。
 すると4R、セーンチャイはさらに崩しを多用し、左ハイや二段蹴りもヒット。翔の攻め手を封じ、より一層主導権を握っていると印象付けるファイト。5Rは翔も前に出て肘を振るうが、セーンチャイは動きを見切ってかわし続け、終盤に首相撲からの膝の連打をまとめて試合終了。終始巧さを見せつけ、文句なしの判定勝ちを果たした。



 試合後はゲストとして来場した山本“KID”徳郁が勝利者賞のプレゼンターとしてリングイン。「セーンチャイのことは映像見て研究してたんで、生で見れて良かった。僕の中では神様です」と話し、“神の子”も神の強さを称えた。


第8試合 WINDY提供試合 ムエタイルール 44kg契約 3分3R
○福田真斗(キング・ムエ/元アディソンスタジアム75・77ポンド級王者)
×ヌアトラニー・フォーチャンチョンブリー(タイ)
2R 2'02" KO (左ボディフック)

 14歳で地元愛知出身の福田と、13歳のヌアトラニーのジュニア対決。1Rから福田が左の奥足狙いのローを効かせ主導権を握り、2Rに左ボディフックを連打し、豪快にノックアウトした。


第7試合 72kg契約 3分3R
×山本“バッファ”弘樹(大和ジム/NJKFスーパーウェルター級1位)
○ジャングルコーキ(Ten Clover Gym)
判定0-2 (29-30/30-30/29-30)

 両者は昨年9月のKrush名古屋大会で対戦し、ジャングルが勝利している。2R中盤まで、バッファが右ローをじわじわと効かせて流れをつかみかけていたが、低い構えから飛んでくるジャングルの右のオーバーハンドフックでひるんでしまい劣勢に。3Rはバッファも左の膝をお返しするものの、ジャングルの右フックに苦しめられ判定負け。ジャングルが返り討ちを果たした。


第6試合 61kg契約 3分3R
×不可思(クロスポイント大泉/REBELS 60kg級1位)
○山口侑馬(多田ジム山口道場/INNOVATIONライト級4位、DEEP☆KICK 60kg級2位)
2R 2'58" TKO (タオル投入:右足の負傷)

 今年に入って名古屋のTHE BODY BOXから東京のクロスポイントに移籍した不可思。右ローの打ち合いで徐々にペースを握り、山口を苦しめたが、2R終盤に山口の左フックをもらってダウンした際、元々痛めていたという右膝を負傷し、立とうとしたもののバランスを崩し、セコンドの山口元気氏がタオルを投入。移籍後初戦は無念の結末となってしまった。




第5試合 64.5kg契約 3分3R
○憂也(魁塾/DEEP☆KICK 65kg級王者)
×岩崎悠斗(Ten Clover Gym)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)


第4試合 55kg契約 3分3R
○國本真義(MEIBUKAI KICKBOXING GYM/REBELS 55kg級 4位、REBELS-MUAYTHAIバンタム級1位)
×KING強介(ROYAL KINGS/DEEP☆KICK 55kg級 3位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-28)
※1R左ストレートでKINGに1ダウン

第3試合 59kg契約 3分3R
△マン☆五郎(大和ジム/NJKFフェザー級7位)
△富田健祐(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーフェザー級6位)
判定0-1 (29-30/29-29/30-30)

第2試合 82kg契約 3分3R
△カーネル“THE THUNDER”改(アクセル☆勇誠会)
△ジュリオ・セザール(ブラジリアン・タイ)
判定1-1 (29-30/29-29/30-29)

第1試合 63kg契約 3分3R
×安田慶二郎(axis-j)
○早坂太郎(名古屋JKファクトリー)
判定0-3 (27-30/28-30/27-30)
※1R左膝蹴りで安田に1ダウン

オープニングファイト第6試合 72kg契約 3分3R
○佐藤篤史(アーネスト・ホーストジムJAPAN)
×マルコス・ササキ(ブラジリアン・タイ)
判定3-0 (30-26/30-27/30-26)
※3Rパンチの連打、左膝蹴りでマルコスが2ダウン

オープニングファイト第5試合 53kg契約 3分3R
○大和 航(大和ジム)
×ユースケ(TIA辻道場)
判定3-0 (30-28/30-29/30-29)

オープニングファイト第4試合 WINDY提供試合 ムエタイルール 50kg契約 3分3R
○大﨑一貴(OISHI GYM)
×儀部快斗(B-FAMILY NEO沖縄)
判定3-0 (30-28/30-29/30-29)

オープニングファイト第3試合 WINDY提供試合 ムエタイルール 36.5kg契約 3分3R
○大田一航(新興ムエタイジム)
×星野梨衣智(LEGENDジム)
判定2-1 (30-29/29-30/30-29)

オープニングファイト第2試合 ホーストカップ・チャレンジマッチ 55kg契約 2分2R
×北山魁一(KSS健生館)
○平山滉大(及川道場)
判定0-2 (19-20/20-20/19-20)

オープニングファイト第1試合 WINDY提供試合 ムエタイルール 33kg契約 2分3R
○名高吉成(エイワスポーツジム)
×梶原 嵐(ストライカージム)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

Home > REPORTS > ホーストカップ > 佐藤嘉洋&翔センチャイジム、タイの強豪に判定負け:3.23 名古屋

 - PR - Martial World presents Gym Village

MW 水道橋・なんば・名古屋・博多の店舗へGO!

BoutReview Onlineshopなら5%ポイント還元!

Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

OGUNI GYM
JR「池袋」北口徒歩12分
NJKF加盟キックジム。王者・トップ選手多数在籍。平日24時まで営業。今なら入会金無料!キッズ・レディースクラスも開設。見学・無料体験随時受付中

さらに詳しく

Gym Village おすすめジム最新ブログ記事
now loading...

おすすめジム欄へのジム広告掲載について

ジュニア格闘技・武道「安心安全」強化書 二重作拓也・著

広告掲載について