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田中路教、UFC契約解除後初戦はブラジル人に一本勝ち:10.29 大久保

GRANDSLAM 6 - WAY OF THE CAGE -
2017年10月29日(日) 東京・GENスポーツパレス
 今年2月の試合でブラジル人選手に敗れUFCとの契約が切れた田中路教(みちのり)が再起戦。パンクラスに参戦経験のあるブラジル人選手から再三テイクダウンを奪い、3Rにチョークで一本勝ちすると、「あそこの舞台があきらめきれなくて、あそこで一番になりたいんです」と、UFC復帰を熱望した。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント バンタム級 5分3R
〇田中路教(チーム・アルファメール・ジャパン/元PXC王者)
×ホジェリオ・ボントリン(ブラジル/チーム・ジレ・ヒベイロ)
3R 2'27" チョークスリーパー

 田中は14年からUFCに参戦し2勝3敗。今年2月のヒカルド・ラモス(ブラジル)戦で2連敗を喫しUFCとの契約が終了した。日本での試合は14年9月のUFC埼玉大会以来となる。対戦予定だったハファエル・シウバ(パンクラス・バンタム級2位)が手の骨折により欠場し、代わって同じブラジル人のボントリンが出場した。
 ボントリンはMMA戦績12勝1ノーコンテスト。柔術茶帯で、ムエタイをアンデウソン・シウバと同じコーチに習っている。昨年12月のパンクラスで初来日し、フライ級で春日井健士と対戦したが、3.6kgも計量をオーバーしてしまい、1R腕十字で一本を取ったものの、規定によりノーコンテストとなっていた。今回は1階級上のバンタム級での試合に。8月のブラジルでの試合ではパンクラスにも参戦していたリルデシ・リマ・ディアスにわずか48秒でTKO勝ちしている。

 1R、開始すぐから田中はスピードのある左ジャブをヒット。ボントリンが右ハイを放つが、田中はつかんで抱え上げて豪快にテイクダウンを奪取。金網際でトップキープし、パウンドを肘を当てる。ボントリンも下から足を登らせるが、すぐ反応して振りほどく。終盤、スタンドに戻されると、ボントリンも反り投げを決め、すぐ背後に回り込もうとするが、田中は振り落とし、トップの状態でラウンドを終える。田中がポイントを先取する。
 2R、パンチの打ち合いから田中が両脇を差し、そこから足を掛けて倒して上に。トップからパスガードを狙いつつパウンドと肘を随所で当て続ける。
 3Rも田中が1分ほどでテイクダウンに成功。ボントリンが疲れて来たのを確認すると、サイド、バックと素早く動き、チョークを仕掛ける。ボントリンは立ち上がって、後方に叩きつけて脱出を試みるが、極まりがさらに深くなりタップ。場内が沸きあがると、田中はケージによじ登って喜び、涙を流した。




 田中は「本来彼は1個下の選手です。慎重になり過ぎてすみません。連敗中なんで。何がなんでも勝ちたかったです。今年2月にUFCで負けてリリース(=契約解除)されちゃいました。でも、どうしてもあそこの舞台があきらめきれなくて、あそこで一番になりたいんです。絶対あそこにたどり着くんで、もう少し僕のことを見てください。応援してもらえるともっと強くなれます。家出した僕に試合を組んでくれた勝村(周一朗:リバーサルジム横浜グランドスラム代表)さんありがとうございました」とアピールした。


第8試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
〇柏崎 剛(K-PLACE埼玉格闘技/ZST王者)
×堀 友彦(フリー/GRACHAN王者)
2R 2'33" 肩固め

 柏崎は昨年11月、元GRACHANバンタム級王者の手塚基伸と対戦して判定負けし、初黒星を喫した。今回はそれ以来の試合。対する堀は今年1月に手塚と引き分け、5月に佐々木郁矢に判定勝ちしGRACHAN王座を獲得している、35歳・39戦16勝15敗8分のベテランだ。
 1R、堀の蹴り足をつかんで柏崎が序盤からテイクダウンを奪取。金網を背にして立とうとする堀をコントロールし続ける。中盤過ぎにはハーフからマウント、バックと移行。終盤はトップキープし、スタンドに戻ったところでゴング。柏崎がポイントを先取する。
 2R、柏崎が左ストレートで堀をひるませた後、タックルでテイクダウン。立たれてもすぐグラウンドに戻し、堀に反撃の糸口をつかませない。最後はパウンドを当てた後、素早くパスして肩固めを極めて一本勝ちした。



 柏崎は「色々あって1年ぐらい試合を休んでいたんですけど、支えてくれた人たち、ありがとうございました。一言言いたいんですけど、これが本物の総合格闘技だよ。テレビの格闘技なんか本物じゃねえよ。来月もう1回、ZSTで試合するんで見に来てください」とアピール。RIZINへの対抗心を爆発させた。


第7試合 ウェルター級 5分3R
×レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/GLADIATOR王者・元パンクラス王者)
〇濱岸正幸(U-FILE CAMP登戸/元ZST王者)
2R 2'15" チョークスリーパー

 1R、両者サウスポーに構え、レッツが右ストレートを連打すると、濱岸はダウン。打撃では苦しめられるが、腰投げで上になって休み、スタンドに戻ると、終盤にも足をかけてテイクダウンを奪う。その先の攻めは乏しく、レッツが打撃の好印象でポイントを先取する。
 だがレッツも序盤のようなパンチのキレが無くなり、2Rに入る時点でも口で息をしており、疲労が目立つ。すると濱岸の左右のパンチが当たり出し、レッツは鼻血を出して後退するように。濱岸は足を掛けて倒すと、素早く背後に回り込み、チョークを極めタップアウト。見事な逆転勝ちで観客を沸かせた。なお、レッツは試合後のTwitterで、1R序盤に右拳を負傷したことを明かしている。




第6試合 グラップリングマッチ ライト級 3分2R
×所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
〇伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)
ポイント1-7

 練習仲間でもある両者によるグラップリングマッチ。テイクダウン、パスガード、マウントなどのポジショニングでポイントが加算される、ブラジリアン柔術に近い形式で争われる。(ルール詳細は大会前の記事参照)
 1R、序盤から所が自ら座る状況を繰り返し、伊藤にポイント1が2度入る。事前のルール説明も、何でポイントが入ったという場内アナウンスは無いが、両選手もポイントは気にしていない様子で、グラウンドになれば目まぐるしく動き、伊藤が腕十字でチャンスを作れば、場内はどよめく。インターバル中にようやく、伊藤に3点、所に1点が入っていたことがアナウンスされる。



 2Rも所が自ら度々座り、伊藤はサイドで押さえ込み、ポイントを重ねる。逆サイドに回っての腕十字、飛びついての腕十字を狙うが失敗。所も足関を仕掛けるが伊藤は防御する。
 結局、時間切れでポイント上では伊藤の勝利。伊藤は「一本取れずすみません。ポイントで勝ったけどこんなんじゃ引き分けなんで、頑張ります。もっと仕上げて、年末、カッコいい姿を見せますんで期待してください」と、RIZIN再出場に向けてアピールした。


第5試合 ライト級 5分3R
×加藤忠治(フリー/元PXC王者)
〇能登 崇(ノースキングスジム)
判定0-2 (高本27-29/田澤28-28/福田27-29)

 1R、能登がサウスポーに構え、お互い前の手を振ってパンチを狙うが、なかなか手が出ない状況が続く。序盤、加藤が右ストレートで能登をぐらつかせるが、その後はほとんど手が出ず、能登が左のインロー、左ストレート、バックハンドブローを比較的積極的に出すように。
 2R、ようやく試合が動き出し、加藤が能登のパンチのタイミングでタックルを仕掛けて倒してハーフに。中盤過ぎにも同じように倒すが、どちらも1分ほどで立たれ、はっきりした見せ場が作れない。スタンドに戻ると積極的にロー等を当てるのは能登のほうだ。
 3R、能登がローを当て続け、加藤は少しステップがぎこちなくなってきたが、ジャブ気味の左ストレートで能登をひるませ、タックルで倒して上に。立たれるが、脇を差して倒そうとすると、能登は金網をつかみ、イエローカードを出され、その直後に終了。3Rは加藤が取り返したものの、2Rまでのスタンドでの消極的なファイトがジャッジの印象を悪くした模様で、能登の判定勝ちとなった。


第4試合 女子ストロー級 5分2R(延長1R)
×ジェット・イズミ(M16ムエタイスタイル)
〇KAI(リバーサルジム立川ALPHA)
判定0-2 (豊永18-20/高本19-19/田澤18-20)

 ジェットは現在42歳で、09年8月の修斗のWINDY智美戦以来8年ぶりのMMAの試合となる。1R、KAIが左右のストレートの連打でジェットからダウンを奪い、ジェットは左まぶたを腫らす。その後はロー、膝蹴り等で挽回するが、最初のダウンの印象をぬぐうほどの攻撃にはつながらない。



 2Rは金網に押し込み合う展開が繰り返され、離れればジェットも左右のミドルやハイを当てるが、KAIはひるまず前に出て、顔面に時折パンチを当てて好印象を残し、ジャッジ2者に順当に支持され判定勝ちした。


第3試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
〇滝田J太郎(和術慧舟會&YMC栃木)
×SHIN(ISHITSUNA MMA)※杉原 慎からリングネーム変更
2R 4'33" チョークスリーパー

 滝田はキャリア15年、現在44歳の大ベテラン。最近では3月のパンクラスでハルク大城に判定負けし、9月3日に地元栃木の大会で大金剛にチョークで勝利している。



 ハロウィンの時期だが、関係なく昔から毎試合コスプレ入場で楽しませるのが滝田。今回は女装し、八代亜紀の「舟唄」を歌いながら登場する。試合でもワンマンショーが続き、グラウンドで度々チョークを狙ってSHINを攻め続け、2R終盤にチョークでタップを奪うと、観客に呼びかけJポーズで締めくくった。



 なお、次回大会「GRANDSLAM 7」は来年3月25日(日)ディファ有明での開催が決定している。


第2試合 ストロー級 5分2R(延長1R)
×小川竜輔(リバーサルジム立川ALPHA)
〇三谷敏生(総合格闘技道場コブラ会)
1R 3'21" チョークスリーパー




第1試合 フライ級 5分2R(延長1R)
×悠 輝平(パラエストラ愛媛)
〇伊藤夏海(ISHITSUNA MMA)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)

[GRANDSLAM SURVIVOR]

第2試合 73kg契約 5分2R
×モリシマン(STYLE PLUS GYM)
〇鈴木一史(リバーサルジム新宿Me,We)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)

第1試合 フェザー級 5分2R
×本田壮一(K'z FACTORY)
〇山内雄輔(ライジングサン)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)

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