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菊田早苗、成瀬昌由とのグローブ無しマッチで1R勝利:10.27 有明

GRABAKA LIVE! 3
2013年10月27日(日) ディファ有明
 GRABAKA 3度目の自主興行のメインでは、代表の菊田早苗が昨年大会の桜木裕司戦に続き、初期UFCを彷彿とさせるグローブ無しルールに挑戦。元リングスの成瀬昌由をマウントパンチと肘で痛めつけた後、腕十字を極めわずか2分25秒で勝利したが、試合後は「(素手の)パンチをもらうと(肌が)切れる感じがするんですよ。それがあるんで早く極めないとヤバいなって感じでしたね」と独特の緊張感を振り返った。
  レポート&写真:井原芳徳


第2部


第8試合 無差別級(グローブ無し) 5分3R
○菊田早苗(GRABAKA/元ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト/88.7kg)
×成瀬昌由(フリー/82.8kg)
1R 2'25" 腕ひしぎ十字固め

 現在40歳の成瀬は2004年のブラジルのジャングルファイトのトニー・ウィリアムス戦以来、国内では2003年大晦日のDynamite!!のヤン・”ザ・ジャイアント”・ノルキヤ戦となるMMAの試合。昨年のGRABAKA LIVE!での菊田と桜木裕司のグローブ無しマッチに感銘を受け、菊田との対戦を志願した。当初は菊田からのグローブ無しでの対戦の提案に慎重で、いったんは通常ルールの試合と発表されたが、大会9日前にグローブ無しでの戦いを逆提案し、菊田も了承した。GRABAKA LIVE!は通常ルールでも肘、サッカーボールキック、踏みつけ、四点膝もありのため(第1部の試合は踏みつけ禁止)、グローブ着用が任意だった初期UFCを思わせるルールとなる。成瀬は元リングス・ジャパンの高阪剛をセコンドにつけ、元同僚の長井満也、山本宜久、金原弘光、山本喧一らと共に入場。試合開始前には「世界最強の男はリングスが決める」という当時のキャッチフレーズを叫ぶファンもおり、パンクラスに在籍していた菊田との懐かしい団体対抗戦のムードが会場に漂う。



 ゴングが鳴ると、成瀬が左ジャブをまずヒット。素手での攻撃に観客からもどよめきが起こる。菊田が組みついて足をかけると、成瀬は振りほどいて離れたが、菊田はパンチとローを当てて前進。ケージに成瀬を押し込んで、足を掛けてテイクダウンに成功する。ハーフガードからマウントにあっさりと移行し、顔面にパンチを連打するが、成瀬は高阪が得意としていたTKシザースでの脱出に成功し、すぐに足関節技を狙って菊田を脅かす。だが菊田は防御して再びマウントに戻すと、パンチと肘を連打し成瀬を痛めつけ、最後は腕十字を極めタップを奪った。




【試合後のマイクアピール】

◆成瀬「菊田選手、強かったんです。どうしても勝ちたいという気持ちでこのルール選んだんですが、一発一発に菊田君の去年の(桜木戦で敗れた)悔しさがこもってるパンチでした。最後極められてしまったんですが、菊田君、このルール受けてくれてありがとう」

◆菊田「二十歳の頃に憧れていたUインター、リングス、その20年の思いが、今日この夢のような舞台で実現できるとは思って無かったんで、ホントにうれしいです。成瀬選手ありがとうございました。今年は前半に手術2回して、復帰は難しいかなと思った時もあったんですけど、あきらめないでやればできるってことを、今このケージに立って、幸せだと思ってます。どうもありがとうございました。来年もGRABAKA LIVE!よろしくお願いします!」



【バックステージでのコメント】

◆成瀬「(リングス時代からの師匠の)前田(日明)さんのおっしゃる通り、甘くないぞと痛感する結果ですね。悔しいです。向こうは去年素手を経験してる分、腹が据わってたような感じがしましたね。最初フック一発もらった時、素手だ、と改めて思ったんで。
(復帰戦がこの過激なルールだったことは、成瀬さんにとってどうだったんでしょうか?)10年間ファンに対して嘘をつき続けてきた僕の贖罪ですよね。どうせやるんなら生半可な試合で復帰したって僕を応援してくれた人は許してくれないと思ってたんで、思いっきりアクセル踏みきってやりました。負けたのは悔しいですけど、このルールやって良かったです。やんないとわかんないことがたくさんありますね。
(入場でリングス・ジャパンが集合しました)リングス・ジャパンに限らず、新日本(プロレス)の時の垣原(賢人)さんとか、練習でお世話になってるマスタージャパンの弘中(邦佳)君、松本(光史)君、西岡(攻児)君、現役でバリバリで格闘技やってる子たちも、このメンツが集まってくれて感無量でした。菊田君にも感謝です。
(今後も格闘技の選手活動を続けますか?)もう一丁!ってなるのか、まだわからないですね。考えさせてください」

◆菊田「やっぱりパンチ効きますね。1Rで勝ったんですけど、焦っちゃうんですよね。パンチをもらうといつでも(肌が)切れる感じがするんですよ。それがあるんで早く極めないとヤバいなって感じでしたね。グローブの方がパンチ力はあるんですけど、素手のほうが、一発の折るとか、切るとか、決定的なダメージがあるんですよね。去年はナメてましたね。今回、鼻とこめかみだけは気を付けて行ったんですけど、効きますね。
 あと、まさかマウント返されるとは思わなくて。長年(練習)やってるメンバーにもなかなか返されないんで、あそこで魂を感じて気が引き締まりました。最後の腕十字もパキパキ鳴ってるんで、完全に極めなきゃ参ったしないんじゃないか?スタンドに戻ったらどうなるかわかんないってのがあったんで、凄い緊張感がありました。
(対戦してみて、成瀬選手の存在は、改めてどういうものですか?)リングスとかUインターとかが自分の中では青春なので、20年経って二人でやれたのが幸せです。しばらくリング離れてた人がこのルールって絶対できないですから。成瀬さんの根性に敬意を表したいです。
(また素手で戦いたい?)僕が格闘技を目指そうとした時はアルティメット(UFC)が素手だったんで、あんまり僕自体グローブは気にしないんですよね。でも別物のダメージを気にしないといけないという。UFCだとサッカーボールキックも無いですし、ルール一個違うと勝ち負けがだいぶ違ってくるかもしれないですよね」


第7試合 無差別級 5分2R
○石川英司(GRABAKA/パンクラス・ウェルター級1位/82.6kg)
×KEI山宮(GRABAKA/パンクラス・ミドル級2位/83.7kg)
判定3-0

 7月の大会開催発表記者会見で後輩の石川が冗談めかして提案したカードが、まさかの実現。9月のカード発表会見で石川は「会見ではショー的な感じでやりたいと言ったんですけど、まさか今回やるとは思ってませんでした」と驚きを隠せなかったが、山宮と共に「恨みっこなしで戦う」と宣言。試合では両者ともその通りの戦いを繰り広げる。
 1R、石川が何度かタックルを仕掛けるが、山宮はがぶって防御し、ケージに押し込まれるとクリンチ状態のままパンチを打ち合う。お互い手の内を知っており、思うような展開には持ち込めない上、攻撃も慎重な印象だ。
 2Rに入ると、石川が最初のタックルでテイクダウンを決め、上からパウンドを連打。すると山宮は奮起した様子で、石川に何かを語りかけ挑発。すると石川は自らスタンドに戻し、山宮と足を止めた状態でパンチの打ち合いを繰り広げる。石川の右フックで何度か山宮がひるんだが、それでもすぐに持ち直して打ち合いを続け試合終了。観客からは暖かい拍手が巻き起こった。
 判定勝ちした石川はマイクを持つと「もし来年、GRABAKA LIVE!があったら、菊田さん、僕と素手で勝負してください」とアピールした。大会後のインタビューで菊田は「うっすら聞こえてきましたけど、田村(潔司)さんの高田(延彦)さんに(真剣勝負を要求した時)みたいな感じがしましたね」と苦笑いしつつも、「新旧交代が面白いんであれば受けます。今日の石川はマウントでそのまま行けそうなところで離れましたよね。あれは凄いなと見てました。離しながらも勝って自分にアピールしてきたんで、さすがだな、と。成長を見ました」と弟子の成長を高く評価した。




第6試合 82kg契約 5分2R
○佐々木有生(GRABAKA/82.0kg)
×キム・リュル(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD/81.3kg)
判定3-0

 リュルは身長185cmの31歳。幼い頃からテコンドーをはじめ様々な格闘技を学び、キックでは15戦12勝の戦績を残している。グラップリングでも韓国のモートワン柔術大会、アディダス杯、BJJFKといった大会で銀メダルを獲得しているというが、佐々木は全く問題にせず。1R開始すぐから、佐々木が胴タックルでリュルをケージに押し込むと、オンブからのチョークを極めギブアップ寸前まで追い込む。ここでタップは奪えなかったものの、佐々木がこの後も度々テイクダウンを奪い、バックマウントを奪い、リュルを攻め続け完勝した。


第5試合 70.3kg契約 5分2R
×西川純矢(GRABAKA/69.8kg)
○門馬秀貴(ブライトネス門馬道場/70.2kg)
1R 2'40" 肩固め

 23日に40歳になったばかりの門馬が、2年前のGRABAKA LIVE!の佐々木有生戦以来の試合出場。ウェルターからライト級への減量にも成功し、キレのいい動きを見せる。日体大レスリング部出身の西川が開始早々、タックルからケージに押しこむが、CAGE FORCEの主力として活躍した門馬は落ち着いた表情でいなし、首相撲からの膝蹴りやオンブを狙う動きで逆にプレッシャーをかけ続け、足を掛けて豪快にテイクダウンに成功。そのままマウントを奪うと、肩固めを極めタップを奪い、CAGE FORCE時代を思い出させるケージに登ってのアピールを繰り広げた。




第4試合 55kg契約 5分2R
○ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル/54.8kg)
×澤田健壱(パラエストラ東京/54.7kg)
判定3-0

 1Rからランバーが左のインロー、ミドル、ハイを的確に当て、接近戦では左右のフックも当て優勢。2Rには澤田のタックルを切ってケージに押し込むと、離れ際に右の肘打ちを当て、突き倒してはサッカーボールキックをお見舞いしたりと、ルールで許される打撃をフル活用。仕留めきれなかったものの、最後まで打撃で優位をキープし完勝した。




第3試合 宮戸軍 3番勝負! 83.9kg契約 5分2R
○KAZZ(GRABAKA/パンクラス・ネオブラッドトーナメント'12 ウェルター級優勝&MVP/83.0kg)
×松井大二郎(フリー/82.4kg)
判定3-0

 1R、KAZZが松井の足をかけてテイクダウンに成功すると、バックに回ってチョークを狙い続け主導権を握る。2R、序盤にKAZZの膝蹴りがローブローとなり試合中断。松井はうめき声を上げ、かなり苦しいそうな状態だったが、5分ほどして試合再開。ギロチンでチャンスを奪う場面もあったが、KAZZが終盤に右フックの連打で松井をダウンさせ、再びバックからチョークを狙い松井を追い詰め、判定勝ちを果たした。


第2試合 宮戸軍 3番勝負! 57kg契約 5分2R
×中山ハルキ(GRABAKA/56.8kg)
○井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/元バンタム級キング・オブ・パンクラシスト/56.8kg)
判定0-3

 1R、テイクダウンを奪った後にバックを取られ、チョークを狙われピンチに落った井上だが、以降は何度もテイクダウンを決め、ケージを背中にうまく使いながら度々バックを奪い返して中山を圧倒した。
 9月29日の修斗からバンタム級(56kg)に下げ、57kg契約の今回と合わせ2連勝。「125パウンド(56.7kg)の世界標準の体重を意識して、そこでまたトップを目指したい気持ちから(階級転向を)決意しました」と記者会見で話していたが、ケージの使い方でも世界標準を感じさせる戦いぶりだった。


第1試合 宮戸軍 3番勝負! 85kg契約 5分2R
×蓮見隆太(U.W.F.スネークピットジャパン/82.6kg)
○小坂井寛(パワーオブドリーム/74.8kg)
判定0-2

 小坂井は元GRABAKAジム生で、プロレスラーとして活動後、今年1月でプロレスを辞め格闘技に専念。体格で勝り、頭から突っ込んで組んでくる蓮見に手を焼いたが、下からの攻めで主導権を握り判定勝ちした。


第1部


第9試合 61.2kg契約 5分2R
×恒村俊範(GRABAKA/62.0kg→61.55kg)
○堀 友彦(フリー/61.2kg)
判定1-2
※恒村は計量350gオーバーでイエローカード1からスタート

第8試合 77.1kg契約 5分2R
○草MAX(TEAM CLIMB/76.7kg)
×久保輝彦(禅道会松本支部/76.7kg)
判定3-0

第7試合 58kg契約(肘無し) 5分2R
△薩摩竜仁(BLUE DOG GYM/58.0kg)
△加藤直之(スプラッシュ/58.0kg)
判定0-1

第6試合 81.6kg契約(肘無し) 5分2R
○ジョー・プロクター(U-SPIRIT JAPAN町田/81.1kg)
×川和 真(禅道会新宿道場/79.9kg)
1R 0'37" 腕ひしぎ十字固め

第5試合 56.7kg契約(肘無し) 5分2R
△板谷一樹(GRABAKA/56.6kg)
△ペニー清水(坂口道場一族/56.3kg)
判定0-1

第4試合 70.3kg契約 5分2R
×ライガー成田(GRABAKA/70.2kg)
○大金鋼(R-BLOOD/70.0kg)
2R 4'45" 横三角絞め

第3試合 61.2kg契約 5分2R
△井関 遼(GRABAKA/61.2kg)
△小宮稔大(パラエストラ八王子/60.9kg)
判定0-0

第2試合 65.8kg契約 5分2R
×野村克也(GRABAKA/65.8kg)
○蓮實 光(ハイブリッドレスリング山田道場/65.7kg)
1R 1'45" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 64kg契約 5分2R
○唐沢達耶(GRABAKA/63.4kg)
×堀池裕介(超人クラブ/63.8kg)
1R 1'17"チョークスリーパー

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