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野杁正明、決勝で裕樹をKOしJAPAN -65kg SLAM制す:3.10 有明

Road to GLORY JAPAN -65kg SLAM
2013年3月10日(日) ディファ有明
 5月3日に有明コロシアムで開催される世界トーナメント「-65kg SLAM」目指し、MAキック、新日本キック、RISE、Krush、REBELSを主戦場とする8選手が1DAYトーナメントで激突。本命・野杁正明は、HIROYA、小宮由紀博を撃破し決勝へ進み、元RISE王者の裕樹をパンチでKOし優勝を果たした。
  レポート&写真:井原芳徳


JAPAN -65kg Slam


第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
○藤田ゼン(エイワスポーツジム/REBELS 65kg級王者)
×松岡 力(藤本ジム/K-1甲子園2011(62kg)4位)
3R 1'05" TKO (2ダウン:右ストレート)
※2R右ストレートで藤田に1ダウン

 松岡はプロ3戦目と、今大会出場者で一番プロでの経験が乏しいが、小学生時代から数多くのグローブ空手などの大会で優勝実績があり、試合の経験は十分。変則的に軌道を変えるハイキックを左右とも当て、前蹴りでも藤田をのけぞらせる。2Rには右ストレートでダウンを奪い、このままKO勝ちか?というムードに。
 しかしパンチの打ち合いになるとガードが甘くなり、3Rにカウンターの右を浴びてダウン。松岡は立ち上がるもフラフラで、最後も右ストレートでダウンし、2ノックダウンシステムにより藤田の逆転KO勝ちとなった。




第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
×モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/MA日本スーパーライト級(63.5kg)王者)
○裕樹(ANCHOR GYM/RISEライト級(63kg)1位・元王者)
判定0-3 (豊永27-30/福田27-29/和田27-29)

 モハンはサウスポーに構えると、裕樹に得意のローキックを打たせる前に前蹴りを休まず出し続け、時折力のこもったミドルとフックも絡め、1Rにジャッジ2者から10-9でポイントを獲得する。主戦場のRISEでの対戦を前から想定していたといい、その研究成果が活きているようだ。
 だが前蹴りとインローが何時もローブローとなり、2Rに減点1。フックもレフェリーに注意され続けたにも関わらず度々オープンハンドプローになってしまい、減点1が科される。
 裕樹はモハンの攻撃に反応しブロックしていたものの、なかなか得意なロー地獄に持ち込めず。3Rに体力の落ちたモハンを左ボディ主体のパンチで苦しめ、ようやく自力でポイントを奪取。結果としてモハンの失点2の差で勝った試合にはなったが、モハンの反則でのダメージでの消耗を考慮すれば妥当な勝ち上がりだったといえよう。




第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
×HIROYA(TRY HARD GYM/K-1甲子園2008(62kg)優勝)
○野杁正明(OISHI GYM/Krush YOUTH GP(63kg)2011優勝、K-1甲子園2009(62kg)優勝)
判定0-2 (シーナ29-30/松宮29-29/豊永29-30)
※2RローブローでHIROYAに減点1

 両者は過去K-1甲子園とKrushで計2度戦い野杁が2勝している。1R、両者パンチ主体の攻防からスタート。2Rに入ると蹴り主体の展開に切り替わるが、中盤、HIROYAの膝蹴りが野杁の股間に直撃。野杁のダメージが大きく、HIROYAに減点1が科される。
 3RはHIROYAが左右のボディパンチ、野杁が左ボディフックに膝蹴りと、両者ボディ狙いの激しい打ち合い。野杁は膝蹴りの連打の後に右ハイを当て、勢いを増してきたが、HIROYAも引かずにパンチの連打をお返し。結局なかなか差のつかないまま終わったが、HIROYAのローブローの減点差で野杁が判定勝ちとなった。




第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
○小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISEスーパーライト級(65kg)2位)
×梶原龍児(チームドラゴン/元Krush -63kg級王者)
4R 判定3-0 (福田10-8/和田10-8/豊永10-8)
3R 判定1-1 (福田29-30/和田30-29/豊永20-30)

 両者は2006年にJ-NETWORKライト級王者決定戦で戦い、梶原が判定勝ちしている。
 1R、梶原が終盤に右ストレートのヒットを増やし、少しペースをつかみかけたが、2Rに入ると小宮のクリンチで攻め手を封じられ、バランスを崩した隙にパンチと膝の連打を浴びて印象を悪くする。ジャッジ1者が小宮にポイントをつける。
 3Rもクリンチの多い展開に。時折合間に打ち合いが繰り広げられるが、すぐクリンチで膠着する。ルールではクリンチから3秒間の攻防が膝蹴りも含めて認められるため、注意の対象とはならない。
 本戦ではなかなか大きな差がつかず延長に突入すると、小宮が右ハイ、右ストレートなどのラッシュで先手を奪い、その後もペースをキープ。梶原は消耗が目立ちはじめ、終盤にはクリンチの際に小宮の後頭部へパンチを連打してしまい減点1。結局2ポイント差をつけられる形で判定負け。小宮にリベンジを許した。




第1試合 リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
○TaCa(triple-y)
×濱崎一輝(シルバーアックス)
2R 0'15" KO (右ストレート)


第7試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×藤田ゼン(エイワスポーツジム/REBELS 65kg級王者)
○裕樹(ANCHOR GYM/RISEライト級(63kg)1位・元王者)
2R 2'42" TKO (2ダウン:右ローキック)

 1R開始すぐ、両者のローキックの応酬となったが、ローに定評のある裕樹が数枚上手。右ローだけでなく、左のインロー、奥ローも織り交ぜ、じわじわと藤田を追い詰め、ジャッジ2者から1R目のポイントを得る。藤田もローをお返しし、裕樹をスリップさせ、裕樹もある程度効かされていたが、ダメージの大きいのは藤田で、裕樹が右ローの連打で立て続けに2ダウンを奪いTKO勝ちを果たした。




第8試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
○野杁正明(OISHI GYM/Krush YOUTH GP(63kg)2011優勝、K-1甲子園2009(62kg)優勝)
×小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISEスーパーライト級(65kg)2位)
判定2-0 (豊永30-29/シーナ30-30/松宮30-28)

 1R、小宮が左回りで距離を取りながら、上下にパンチを的確に当てる幕開けだったが、少しずつスピードが落ちてくると、野杁の蹴りが当たり出す。2Rに入ると野杁は左右のストレート、フックのヒットを増やし、膝蹴り、ハイキックも当てて優勢。ジャッジ2者が野杁にポイントをつける。一回戦で消耗戦を繰り広げた小宮は、クリンチからその先の攻撃になかなかつなげられない状態が続き、3Rも野杁がパンチと膝主体で手数で優位をキープ。ダメージの少ない状態で決勝に駒を進めた。




第11試合 決勝 3分3R(最大延長2R)
×裕樹(ANCHOR GYM/RISEライト級(63kg)1位・元王者)
○野杁正明(OISHI GYM/Krush YOUTH GP(63kg)2011優勝、K-1甲子園2009(62kg)優勝)
2R 1'35" TKO (1試合中4ダウン:右ストレート)
※野杁が優勝。5月3日に有明コロシアムで開催される世界トーナメント出場権と賞金2万ドルを獲得



 1R、クリンチが何度か繰り返された後、野杁の右の膝蹴りがローブローとなってしまい、裕樹はうずくまる。ダメージが大きいため、野杁は減点1。裕樹には3分ほどの休憩が与えらえる。再開後、裕樹は不意打ちの左ハイをクリーンヒット。だが野杁はひるまずに前に出ると、ボディへの膝蹴りと左アッパーで裕樹を後退させ、右ストレートの連打でダウンを奪う。



 これで勢いづいた野杁は、バックスピンキック、飛び膝蹴り、バックハンドブローといった大技を絡めたラッシュで裕樹をさらに追い詰める。裕樹も左ローをお返しするが、野杁の勢いは止まらず。ラウンド終了間際にも野杁が左の顔面狙いの前蹴り一撃でダウンを奪う。決勝は3ノックダウン制のため試合は続行する。




 2Rも野杁が右ハイ、バックスピンキックなどで攻勢。それでも耐えた裕樹は左のローの連打で抵抗するが、野杁は構わず前に出て左右のパンチを連打しダウンを奪う。それでも裕樹は笑顔を浮かべながら立ち上がり、観客を沸かせるが、再び右ストレートでダウン。規定により1試合中4度のダウンでTKO負けとなるため、これで野杁の優勝が決まった。



 野杁は「今日は一回戦から思うような動きができなくて、この戦い方だと世界戦は厳しいかなと思います」と優勝の感想を語り、「もっともっと練習して、世界戦もぶっち切りで優勝できるようになりたいです」と抱負を述べた。敗れた裕樹は本来の63kgでの5.3 有コロ大会へのワンマッチ参戦を熱望し、主催のGSIのマーカス・ルアー・マネージングディレクターは「ワンマッチを組む可能性はある」と前向きなコメントを残している。




ワンマッチ


第10試合 61kg契約 3分3R
○ト部弘嵩(チームドラゴン/Krush -60kg級王者)
×SHIGERU(新宿レフティージム/WPMF日本スーパーフェザー級王者)
4R 0'28" TKO (ドクターストップ:右膝蹴りによる左まぶたのカット)
3R 判定1-0 (松宮30-29/豊永29-29/和田29-29)

 1R、弘嵩が左ミドルを効かせつつ、終盤には左ミドル、飛び膝蹴り、パンチ連打の波状攻撃でSHIGERUを追い詰め、ジャッジ2者からポイントを獲得する。2Rも手数で上回り、ジャッジ1者のポイントを得る。だが3Rになると失速し、SHIGERUが首相撲からの膝蹴りと崩しで優勢に。弘嵩は組まれると背中を向けるような体勢となり、様子がおかしい。結局SHIGERUが3Rに追いつく形で延長へ。流れはSHIGERUかと思われたが、延長開始まもなくに放った弘嵩の飛び膝蹴りがSHIGERUの左まぶたを切り裂き大出血。ドクターストップがかかり、弘嵩がヒヤヒヤながらも2010年12月から続く連続無敗記録を14に伸ばした。SHIGERUはプロデビュー以来の連続無敗記録が10でストップした。




第9試合 70kg契約 3分3R
○廣野 祐(NPO JEFA/元J-NETWORKスーパーウェルター級・ミドル級王者)
×森本一陽(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)
判定3-0 (和田30-28/シーナ29-27/福田30-27)
※3R左膝蹴りで森本に1ダウン

第6試合 6kg契約 3分3R
×青津潤平(NPO JEFA/元J-NETWORKライト級暫定王座)
○稲石竜弥(team OJ/WPMF日本スーパーフェザー級6位)
4R 判定1-2 (10-9/9-10/9-10)
3R 判定1-0 (30-30/30-29/30-30)

オープニングファイト第2試合 61kg契約 3分3R
×TASUKU(リアルディール)
○皇治(S.F.K.)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

オープニングファイト第1試合 60kg契約 3分3R
×永島一平(y-park)
○古谷野一樹(クロスポイント古河)
1R 1'18" KO 

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