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菊野克紀、14か月ぶり対戦の小見川道大を57秒で返り討ち:1.3 舞浜

巌流島 OUT ENEMY 2018 in MAIHAMA -謹賀新年、宿敵同士の果たし合い-
2018年1月3日(水) 千葉・舞浜アンフィシアター
  レポート&写真:井原芳徳


【巌流島ルール概要】(一般的なMMAルールとの違い)
・袖なしの道着・帯を着用。
・グラウンドは15秒以内。関節技・絞め技は立った状態のみ可能。(特別ルールで異なる場合もあり)
・直径8メートルの土俵型の試合場から相手を1Rに3回落とせば「合わせ一本」となる。一緒に落ちた場合は転落と認められないが、攻撃性が伴えば「有効」と認めらる場合もあり、2度の有効で転落1回と同等となる。
・時間切れの場合は試合内容全体で判定し、ラウンドごとに採点はつけない。



第8試合 メインイベント 70kg契約 3分3R
○菊野克紀(フリー/巌流島全アジア武術選手権'16優勝、元DEEPライト級王者/空手、MMA)
×小見川道大(NEO JUDO ACADEMEY 小見川道場/巌流島全アジア武術選手権'16準優勝/柔道、MMA)
1R 0'57" 一本 (左フック→グラウンドパンチ)

 巌流島は1年前にも東京ディズニーランドの敷地内にある舞浜アンフィシアターでの新春興行を開催し、18年の正月も同様の大会で定例化させようとしている。
 巌流島のエース格・菊野と小見川は16年10月の巌流島のトーナメント決勝で対戦し、2Rに菊野が三日月蹴りを効かせてからの押し出しで一本勝ち。17年9月大会のメインの菊野の試合後、小見川が再戦を要求し、菊野が快諾していた。
 以降、菊野はテコンドーでの2020年の東京五輪出場を目指し、秋の東日本選手権で優勝。1月21日の全日本選手権を控えているが、充実した様子で、11月の会見では「UFCの頃は(契約上)試合がしたくてもできない状況が凄く苦しくて、今は(ALLIANCEからも)独立し、自分の意志で考えて行動できていますので、肉体的・精神的にキツいこともありますけど、楽しいですね」と話していた。小見川も「前回負けた菊野選手が相手ですけど、自分が気持ちよくなる、周りが気持ちよくなる、ヨダレが出るような試合をしたいです」とコメント。巌流島という新たな環境で、2人ともイキイキしている様子だ。



 タイトルマッチでは無いが、試合前に国歌が流される。試合が始まると、小見川はサウスポーでガードを固めて頭を振って前に出るが、菊野は距離を取りつつ右ミドル、右フックを的確にヒット。小見川は菊野の道着をつかんで一本背負いを狙うが、菊野は潰して上になると、場外に押し出すことに成功する。
 試合はその流れのまま変わらず、小見川が右と左のフックを連打するが、菊野は落ち着いた様子で左フックを合わせ、小見川はダウン。これで決まったと思った様子の菊野は、追い打ちを一瞬躊躇したが、芹沢レフェリーが様子を見たのを確認すると、上からニーオンザベリーの体勢でパウンドを連打したところで、ようやくレフェリーがストップ。菊野の完勝に終わった。



 試合後、両者は抱き合って健闘を称え合う。勝利者賞を受け取った後の菊野は「今日は子供を結構見かけます。これだけ殴り合うのに、子供がこれだけ来ることは無いと思います。巌流島は今までの格闘技と違います。子供たちに誇れるような試合、立ち振る舞いをしたいです」と、自身の信条と巌流島のコンセプトをアピールした。




第7試合 無差別級 3分3R
○シビサイ頌真 [しょうま](ハニートラップ/ブラジリアン柔術、倉本流武術、MMA)
×ブライアン・ドゥウェス(オランダ/キックボクシング)
1R 0'25" 一本 (グラウンドパンチ)

 開始間もなく、両者組み、ドゥウェスが反り投げ気味に倒そうとしたが、シビサイは潰してそのままマウントポジションになると、素早くパウンドを連打。ドゥウェスは両手でブロックを続けたが、その状態でもらい続けていると、平レフェリーがストップした。


 
 ドゥウェスはストップに不満げだったが、メインイベント前に解説席にカメラが向けられた場面で、谷川貞治プロデューサーとアナウンサーの会話が場内にも流れ、谷川氏は「亀になって15秒の時間切れで助けられようとする行為は一本になります。ルールミーティングでも説明しています。レフェリーの判断は正しいです」と説明した。

 一般的なMMAの試合と比べると早いストップだが、ひたすら痛めつけて大きなダメージを与えて屈服させるのではなく、技量や体力の競い合いで優劣が明確になったところで止める方針は、多くのプロボクシングやタイでのムエタイに近い。勝つと負けるとでは数百万円ファイトマネーに差がつくような試合でもない限り、選手生命も考慮すれば、国内の他団体も参考にしても良い点だろう。


第6試合 無差別級(寝技30秒、関節技・絞め技あり) 3分3R
○関根“シュレック”秀樹(ブルテリア・ボンサイ/ブラジリアン柔術、柔道、MMA)
×ジミー・アンブリッツ(米国/元KOTC世界スーパーヘビー級王者/レスリング、MMA)
1R 2'55" 一本 (腹固め)

 43歳の関根と40歳のアンブリッツの戦い。スタンドで両者組み、1分ほどその状態が続き、膠着ブレイク。お互い早くも息が荒くなる。アンブリッツの右フックで少しぐらついた関根だが、そこから組み付いて倒す。素早くバックを取ってから、横に回って両足でアンブリッツの腕を挟み、腹固めで征しながら鉄槌を連打すると、アンブリッツがタップした。



第5試合 無差別級(関節技・絞め技あり) 3分3R
○エブゲニー・シャロマエフ(ロシア/空道2014年第4回世界選手権270+級優勝)
×カルロス・トヨタ(ブラジル/ハードコンバット/柔術、空手、MMA)
1R 0'53" KO (右フック)

 柔術家のトヨタ寄りの関節技・絞め技ありの特別ルールが採用されたが、試合はスタンドだけの内容に。サウスポーのトヨタに対し、シャロマエフが圧力をかけて下がらせつつ、左右のロー、右ミドルを当て続け、前に詰めて右フックを放つと、真後ろに下がったトヨタは場外に転落する。トヨタはカポエィラ式の回転系の蹴り技を使うが、シャロマエフは難なくかわすと、右ロー、右の関節蹴り、右ミドルを当て、直後に右フックをクリーンヒットし、トヨタをKOした。




第4試合 無差別級 3分3R
○鈴川真一(フリー/相撲、プロレス、MMA)
×斐也 [よしなり](チームドラゴン/キックボクシング)
1R 2'02" 合わせ一本 (転落3回)


第3試合 78kg契約 3分3R
×蓮見隆太(U.W.F.スネークピットジャパン/プロレス)
○岩崎徳正(数見道場/空手)
判定0-3 (賀数=岩崎/芹沢=岩崎/伊藤=岩崎)


第2試合 無差別級 3分3R
○アキラ・シット・レック(フリー/システマ)
×左 禅丸(フリー/元J-NETWORKウェルター級4位/キックボクシング、日本拳法、MMA)
3R 1'34" 一本 (グラウンドパンチ)

第1試合 65kg契約 3分3R
○聡-S DATE(Team DATE/MMA)
×香月俊介(レンジャージム/空手)
2R 0'59" KO (上段後ろ廻し蹴り)

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