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菊野克紀、UFCでKO負けしたソウザにKOでリベンジ。町田光も快勝:1.3 舞浜

巌流島 世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表vs世界選抜
2017年1月3日(火) 千葉・舞浜アンフィシアター
  レポート&写真:井原芳徳


第5試合 世界武術団体対抗戦 大将戦 70kg契約 3分3R
〇菊野克紀(フリー/巌流島全アジア武術選手権'16優勝、元DEEPライト級(70.3kg)王者)
×ケビン・ソウザ(ブラジル/MMA)
1R 1'59" 一本 (左フック)

 巌流島は「世界中すべてのコンタクトスポーツ競技者に公平なルール」を掲げ、MMAとキックボクシングの中間点のようなルールを採用。オープンフィンガーグローブ、袖なしの道着を着用し、グラウンドは15秒以内、関節技・絞め技は立った状態のみ可能。直径8メートルの土俵型の試合場から相手を1Rに3回落としても勝ちとなる。一緒に落ちた場合は転落と認められない。試合時間は3分3R。判定はラウンド毎につけず全体の内容でどちらかに優劣をつける。

 今回は日本と海外の対抗戦5試合が目玉10月の8人トーナメント「全アジア武術選手権」で優勝した菊野克紀は昨年3月のUFCで91秒KO負けした相手・ケビン・ソウザとの再戦に臨む。
 ソウザはMMA 21戦16勝(14KO)5敗の32歳。菊野戦までUFCで3連勝だったが、続く昨年11月のチャス・スケリー戦で初黒星を喫した後、UFCから契約を解除され、最近では4月のベラトールに参戦し、パトリック・フレイレに判定負けしている。
 菊野はソウザに敗れた次の試合では28秒TKO負けし、UFCから契約解除。今年から日本の大会に復帰し、DEEPで1勝後、巌流島に参戦。10月のトーナメント決勝では小見川道大を三日月蹴りでKOし、巌流島のエース的存在となった。
 菊野は11月14日のカード発表会見で前回のソウザ戦について「勝ちたいが故に相手を見てしまって、攻められずプレッシャーをかけられて負けてしまった」と振り返り「その自分を超えたいですね。己に勝ちたいです」「新しい1年を元気に迎えてもらえるような大会にしたいです」とで話していた。



 1R、菊野はしばらくオーソドックスで構えていたが、サウスポーにスイッチすると、左のミドル、インローを当てるように。ソウザは距離を取って細かく動き、右のフック、ミドルを放つが、菊野は反応できている。そしてお互いフェイントをかけ合う状況が続き、ソウザが右ミドルを放つと、左手でブロックした菊野は、その直後に左のフックをソウザの首元にクリーンヒット。力の入った一発でソウザは崩れ落ち、菊野がマウントパンチを放ったところで、すぐさまレフェリーがストップ。菊野がKO負けした相手に見事KO勝ちでリベンジを果たした。




◆菊野
 滅茶苦茶怖かったですよ。良かったです。やっとようやく年が明けた。今から正月です。
 昨日久々にソウザと会って、凄く落ち着いているのに、強い雰囲気しかなくて、怖かったですね。試合直前までビビりまくっていたんですけど、試合前は勇気と覚悟をもって集中できたと思います。
 ソウザ対策で考えた「神の手」で封じることができました。間合いができて、前回と違ってソウザが入って来れなかったですね。最後は全く覚えていません。気付いたら倒れていた感じです。当たれば倒れる自信があって、瞬間で任せただけです。
 今回のテーマは克己心でした。前回は秒殺されて、弱い自分を超えるというテーマがあって、直前まで押しつぶされそうなぐらい怖かったんですけど、巌流島らしいものが発信できたと思います。
 山城(美智)先生(=菊野の沖縄拳法空手の師匠)をはじめ、チームで指導してもらった結果が出ました。自分が強くなっているのがわかって、それが何よりうれしかったですね。前回のソウザ戦とは別人になれたと思います。神の手があれば武器を持っているような状態で、どんな相手でも自分の距離が作れる自信がありますね。


第4試合 世界武術団体対抗戦 副将戦 80kg契約 3分3R
×田村潔司(U-FILE CAMP)
〇レオナルド・ブラマ [Leonardo Brama](イタリア/ジークンドー、MMA)
判定0-3 (梅木=ブラマ/長瀬=ブラマ/梅澤=ブラマ)

 田村は7月の猪木対アリ検証マッチ以来の巌流島参戦。寝技30秒、絞め技・関節技ありの田村寄りの特別ルールで行われる。対する初来日のブラマはMMA 2戦1勝1分の実績があるという。



 1R、サウスポーの田村が左ミドルをうまく当てる状態が続いたが、ブラマも右のインローをお返ししすると、右ハイが当たりだし、終盤は距離をうまく取って右のストレートを的確に当て続け優勢に。2R以降もブラマがパンチ主体で主導権を維持。田村は顔を腫らし苦しみながらも、蹴り足をつかんで倒すなどして応戦するが、ブラマも下から首を抱えて防御。田村は流れを変える糸口を見いだせず完敗に終わった。大会後の谷川貞治プロデューサーの話によると、田村は風邪をひき、体調が悪かったという。


第3試合 世界武術団体対抗戦 中堅戦 80kg契約 3分3R
×瀬戸信介(フリー/蟷螂拳)
〇マーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル/カポエイラ)
1R 1'38" 一本 (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 巌流島常連同士の戦いで、アウレリオがサウスポーからの左ストレートをクリーンヒットした後、瀬戸を押し出す。最後は上になると、重みのある左のパウンドを連打し圧勝した。




第2試合 世界武術団体対抗戦 次鋒戦 62kg契約 3分3R
〇町田 光(橋本道場/REBELS 60kg級王者、WPMF世界スーパーフェザー級王者)
×アディチャ・カトカデ [Aditya Katokade](インド/コシティ)
判定3-0 (梅木=町田/伊藤=町田/長瀬=町田)

 日本キック界のトップ勢の一人・町田光が初参戦。相手はインド相撲のコシティの使い手で、10月のトーナメントのリザーブファイトに出場し、毛利昭彦に敗れた。トーナメントは70kgがリミットだったが、本来は町田と同体格だ。
 1R、カトカデが町田を担ぎ上げて肩から落としてサイドポジションを取るが、町田は15秒間防御しブレイク。町田はパンチの連打から前に詰めて押し出そうとするが、一緒に落ちてしまう。その後のカトカデのタックルは切り続け、右ロー、左ミドル、居合ポーズからのパンチと打撃で優位に戦い、最後は首相撲で捕まえると膝を連打し、最後は崩しを決めてムエタイスキルを見せつける。



 2R、町田はローとパンチを効かせてそのまま押し出そうとするが、カトカデは土俵際で町田を振り回して逆に町田だけを落とすことに成功する。だが町田は右のテンカオを効かせてからの右前蹴りでカトカデを場外に落とし、五分に戻すと、終盤には疲れて戦意が低下してきたカトカデに町田が右ミドルを効かせてから突き落としに成功する。



 3Rは町田ペースが続き、カトカデは序盤のタックルに失敗すると、ほとんど攻撃せず。終盤にも町田が押し出しに成功し、文句なしの判定勝ち。巌流島ルールにキックボクシングのスキルをうまく生かす戦いで、初見の観客に好印象を残した。(下写真右は巌流島の谷川貞治プロデューサーのベースボールマガジン社時代の先輩・ターザン山本・元週刊プロレス&格闘技通信編集長。勝者へのプレゼンターを務めた)




第1試合 世界武術団体対抗戦 先鋒戦 65kg契約 3分3R
×渡辺一久(フリー/ボクシング)
〇チェ・ミンス [Choi Minsoo](韓国/テコンドー、キックボクシング、MMA)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ)

 1R終盤、渡辺が右ストレートでミンスをぐらつかせ、優位に試合を運んでいたが、2Rに場外に落とされそうになって踏ん張った際、左足の肉離れを起こした様子で、その直後に転落。左足を引きずって戦う状況が続き、2R終了後にドクターストップがかかった。

 対抗戦は海外勢が3勝2敗で勝ち越し。なお、本戦前には小見川道大がファンを巴投げで投げる「開運巴投げ」のイベントが行われた。





オープニングファイト第2試合 75kg契約 3分2R
〇濱岸正幸(U-FILE CAMP/元ZSTウェルター級王者)
×ハ・ウンピョ(韓国/テコンドー)
判定3-0

オープニングファイト第1試合 70kg契約 3分2R
×原 一隆(勝どきスタジオメレリエ/新空手)
〇伊左次雄介(NEO JUDO ACADEMY/柔道)
1R 2'31" 一本 (転落3回)

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