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バンタム級日本トーナメント決勝は今成×所に:5.29 埼玉

FIGHT FOR JAPAN - DREAM JAPAN GP ~2011バンタム級日本トーナメント~
2011年5月29日(日) さいたまスーパーアリーナ
 主催のFEGの経営危機、昨年大晦日のDynamite!!の視聴率低迷、東日本大震災等といった逆境の中、これまでよりも小規模での再開となったDREAM。新設のバンタム級(61kg)王者を決めるGPの出場権を賭けた日本トーナメントが開幕し、今成正和と所英男が決勝に駒を進めた。ライト級ワンマッチでは青木真也と菊野克紀が快勝。フェザー級では宇野薫がDREAMでの3年ぶりの白星に涙を流した。
  レポート&写真:井原芳徳

バンタム級日本トーナメント



第1試合 1回戦(1) 1R10分・2R5分
×中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
○山本 篤(KRAZY BEE)
1R 8'43" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 ダレン・ウエノヤマの負傷欠場を受けて緊急出場した中村が、得意の打撃で序盤主導権を握る。レスリングベースの山本のタックルで倒されてからも、リバーサルに成功し、再びスタンドに。このままいけばKO勝ちでも不思議ではない流れだった。しかし調整が不十分な状態での出場での上、初のDREAMルールの1R10分ということもあってか、5分過ぎから失速。山本に倒されると、パウンドを少しずつもらう内に動きが悪くなり、次第に山本のパウンドが増え、最後はレフェリーストップ。プロ4戦目の中村が波乱を起こすことはできなかった。



第2試合 1回戦(2) 1R10分・2R5分
×前田吉朗(パンクラス稲垣組)
○所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
2R 0'43" TKO (タオル投入)

 開始すぐから、両者とも激しいパンチの打ち合いで、ダウンの応酬に。前田は途中から雄たけびを上げたりと、冷静さを欠いている。本人は試合後のインタビューでも明かさなかったが、笹原圭一DREAMイベントプロデューサーによると、試合前のリングチェック中に腰を痛めてしまったといい、その痛みから己を鼓舞するための雄たけびだったようだ。
 1R終盤には偶然のバッティングで前田がさらにダメージを負う。インターバルに入っても自力でコーナーに戻れない状態だ。それでも2Rに臨んだが、開始すぐの所のボディストレートが偶然にもローブローとなり、5分近く前田は動けない状態に。それでも試合続行を志願し立ち上がり、場内は拍手に包まれたが、完全に腰が引けた状態。所のタックルで簡単に倒されたところでセコンドがタオルを投入し、無念の初戦敗退となった。


第3試合 1回戦(3) 1R10分・2R5分
○今成正和(Team ROKEN/DEEPバンタム級王者)
×藤原敬典(秋本道場Jungle Junction/チームZST/ZSTバンタム級王者)
判定3-0 (足立=今成/木村=今成/小路=今成)

 1R、今成はいつものようにスライディングや飛びつきから関節技を狙う展開。リバーサルに成功してマウントを奪ってみせる場面も。藤原はパンチを振り回すが、今成の関節技を警戒してか、慎重なファイトで、距離が遠い状態が続く。2R中盤過ぎになると、ようやく距離が縮まり、右フックで2度ほど今成をダウン気味に倒してみせたが、ジャッジの評価を得られず。今成が逃げ切るような形で勝利をものにした。


第4試合 1回戦(4) 1R10分・2R5分
○大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS)
×大塚隆史(AACC)
判定2-1 (大橋=大沢/木村=大塚/芹澤=大沢)

 組み付いてテイクダウンを狙う大塚を、大沢は突き放し、ステップで距離を取りながら随所でパンチを的確にヒット。右ボディフックやテンカオも駆使し、じわじわと大塚にダメージを与える。2Rに入ってようやく大塚がテイクダウンに成功したが、有効な攻めにつなぐことができず。決定打こそ無かったものの、打撃で試合を支配した大沢に軍配が上がった。


第10試合 準決勝 1R10分・2R5分
×山本 篤(KRAZY BEE)
○所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
判定1-2 (都鳥=所/大橋=山本/小路=所)

 1R、所のタックルを山本が潰して上になるが、所は下から腕十字を狙ってチャンス。スタンドに戻ると、所がローを時折ヒットし、やや優位に試合を進める。2Rも所がアームロックと腕十字を狙ってチャンスを作る。終盤、膝蹴りのカウンターで山本の左フックを浴びてスリップしたが、組み付いて素早い動きでアームロックを狙うなど、主導権を譲らず。08年9月のDREAM.6での借りを返すとともに、決勝への切符を手にした。


第11試合 準決勝 1R10分・2R5分
○今成正和(Team ROKEN/DEEPバンタム級王者)
×大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS)
2R 0'58" アキレス腱固め

 1R、今成はタックルを仕掛け、上になれば足関、下になれば腕を狙いにいく。大沢は難なく防御するが、右目の上を腫らし、ダメージと疲労では今成より上の様子だ。左足首も大塚戦で痛めたといい、蹴りを使えない状態。気持ちの面でも「大塚君に勝てばこの階級のてっぺんに近づけると思ったので、終わった時に気持ちが続かなかった」といい、2R開始1分足らず、パンチに行ったところを、潜り込んだ今成の足関につかまりタップアウト。足関十段・今成が、持ち味を発揮する形で決勝へ駒を進めるとともに、約6時間の長時間を綺麗な形で締めくくった。



ワンマッチ



第9試合 ライト級 1R10分・2R5分
○青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA/DREAMライト級王者)
×リッチ・クレメンティ(米国/チーム・ブードゥー)
2R 2'17" フェイスロック

 1R、青木がタックルからテイクダウンに成功し、パスガードしてマウントを奪取。いったん立たれたものの、すぐに組み付いて再び倒すと、今度はそのままマウントポジションを奪うことに成功する。そして敵コーナー付近で、クレメンティの頭部に100発以上パウンドを打ち込む。危険な状態にも見えたが、島田レフェリーはストップせず、クレメンティ陣営もタオルを投入しようとしないまま時間は過ぎ、島田レフェリーはブレイク。するとクレメンティは何事も無かったかのように立ち上がってステップを踏んだが、再び青木にテイクダウンを奪われ、サイドを取られた状態で1Rを終える。
 2R、青木はオンブの状態からバックを奪い、そのままグラウンドに持ち込む。しばらくパウンドを落として隙を作らせた後、フェイスロックを極めタップを奪った。試合後マイクを持った青木は「DREAM、もっと強い外人を呼んできて。俺もいつか行くから」と、なかなか実力に見合った選手との試合が組めない主催者への複雑な心境を口にした。


第8試合 ライト級 1R10分・2R5分
○菊野克紀(ALLIANCE/DEEPライト級王者)
×中村大介(U-FILE CAMP)
判定3-0 (足立=菊野/大橋=菊野/小路=菊野)

 両者ノーガードに構え、激しくパンチが交錯するが、正確さでは空手ベースの菊野。中村は次第に消耗し、1R終盤には飛びつき腕十字の掛け逃げのような形でグラウンドに持ち込む場面も。2Rは菊野がバテた中村のタックルを潰し、頭に膝を連打し、トップポジションをキープした状態で試合終了。菊野が青木・川尻に続くDREAM日本人ナンバー3の座をキープした。


第7試合 フェザー級 1R10分・2R5分
○宇野 薫(UCS)
×西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
判定3-0 (都鳥=宇野/大橋=宇野/小路=宇野)

 1R、宇野はウィッキーを押し込んだ後、オンブの状態でバックを奪ってから、そのままグラウンドへ引きずり込み、チョークを狙う。ウィッキーに上を取られた後も、素早い動きでバックに回り込み、主導権を譲らない。2Rもバックからチョークを狙ってチャンスを作り、文句なしの判定勝ち。試合後の宇野は「石田選手との試合以来、3年ぶりにここのリングで勝つことができました。あれから何回も辞めようかと思いましたけど、あきらめずにやってよかったです」と涙ながらに語ると、会場は暖かい拍手で包まれた。


第6試合 フェザー級 1R10分・2R5分
○リオン武(シューティングジム横浜)
×松本晃市郎(今田道場/DEEPフェザー級王者)
1R 6'51" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 開始しばらく、松本が左のフェイントの後の右フックを度々ヒットさせ、ボクシングで優位に立っていたが、リオンは次第にタイミングをつかむように。いったん島田レフェリーが両者にアグレッシブに戦うよう注意したが、その直後、松本の右アッパーのカウンターでリオンの右フックがクリーンヒット。倒れた松本にパウンドを連打したところでレフェリーストップとなった。


第5試合 フェザー級 1R10分・2R5分
×石田光洋(T-BLOOD)
○ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA)
判定1-2 (大橋=ハンセン/足立=石田/小林=ハンセン)

 石田が得意のタックルや首投げでテイクダウンを奪うが、ハンセンは得意の柔術を駆使し、バックに回り込んだり、下からオモプラッタ、三角絞めなどを仕掛け、再三チャンスを作って印象を良くし、判定勝ちをおさめた。

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