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青木、アキレスで川尻に一本勝ち。水野がマヌーフを撃破

DREAM.15
2010年7月10日(土) さいたまスーパーアリーナ
 2年間のDREAMを牽引した青木真也と川尻達也によるライト級タイトルマッチは、青木が最初のチャンスをいきなりものにして113秒で一本勝ち。J.Z.カルバンは菊野克紀との再起戦を制し、小見川道大&中村和裕の吉田道場勢もDREAM初戦を白星で飾った。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 メインイベント DREAMライト級タイトルマッチ 1R10分・2R5分
○青木真也(日本/パラエストラ東京/王者)
×川尻達也(日本/T-BLOOD/挑戦者)
1R 1'53" アキレス腱固め
※青木が初防衛

 開始すぐ、川尻が距離を詰めてプレッシャーをかけると、青木は片足タックルを仕掛ける。川尻は切って立ち上がろうとするが、青木はそのまま素早い仕掛けでアキレス腱固めに移行する。「一回バキバキって言ってもタップしなかったんで、死闘になるな、って。足首壊すつもりでした。お互い意地があるから、こいつタップしないな、って思ったんで。そうなったら折るしかないですよね」とその時の状況を振り返る。川尻は苦痛の表情を浮かべ、カカトを青木の目に落として脱出を試みる。青木も何度か極め方をシフトし続け、2分近く経ってようやく川尻がタップした。




 立ち上がれない川尻を尻目に、青木はリングサイドの家族の元にすぐさま駆け寄って勝利を報告し、リングに戻ればコーナーポストに登って勝利をアピール。昨年大晦日のSRCとの対抗戦の廣田戦を思い出させる秒殺劇で、「折るしかない」という試合後の殺気に満ちた言葉もその時と似ていたが、練習仲間でもあり、DREAMを共に牽引した同志である川尻に対する侮辱行為は無い。アピールの後は、倒れたままの川尻の元に歩み寄り、負傷を気遣った。試合後の青木は「なかなかあそこまで我慢できないでしょう。気持ちが強いですよ」「川尻達也だからこの試合ができた。嫌いじゃないし、好きなファイター。ありがとうという感じです」と川尻を賞賛した。

 勝利後マイクを持った青木は「今日でPRIDEは終わりました。川尻達也だからここまで頑張ることができました。私事ですが、僕は結婚します。DREAMを含め、俺がみんなまとめ幸せにしてやるから、俺についてこい!」とアピールした。バックステージでのインタビューでは、婚約者について「4月にメレンデスに負けて、色んな人が色んなことを俺に言って、すごい悔しかったけど、そういう時に一番支えてくれた」とコメント。「予想で川尻勝利って並べたクソ雑誌を見て『くたばれ!』って感じでしたね」と彼らしい毒舌も飛び出したが、今回はそれらの屈辱もバネにした勝利だったと言えよう。
 次の試合は9/25のDREAM.16 日本ガイシホール大会(名古屋)を希望し、「10月のDEEP(10周年大会)にも出たい。僕にとっても価値がある」ともコメントした。笹原圭一DREAMイベントプロデューサーは「もう一回海を越えて欲しい。大きな借りがあると思う」と話し、ストライクフォースへの再派遣にも前向きだった。


第6試合 セミファイナル ライト級 1R10分・2R5分
○J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
×菊野克紀(日本/ALLIANCE/DEEP同級王者)
判定2-1 (ヒューム=カルバン/小林=菊野/礒野=カルバン)

 菊野はスタンドの攻防で、オーソドックスからサウスポーにスイッチし、得意の三日月蹴りを放つ。カルバンは何発か被弾しかかるが、距離を縮めることでクリーンヒットは防ぎ、普通の左ミドルのような当たり方が多い。菊野は右ミドルや左フックも終盤に当てるが、カルバンも打たれ強く、効いた様子を簡単には見せない。



 とはいえ打撃勝負は危険と判断した様子のカルバン。2Rに入ると、序盤からタックルでテイクダウンに成功すると、菊野のブリッジのタイミングに合わせてマウントポジションを奪取。バックに移行するとチョークは極められないが、腕で口をふさいでプレッシャーをかける。レフェリーのブレイクを防止するため、一ヶ所のポジションにとどまらず、時折体勢を変えながらバックをキープし続け、試合運びでも巧さを発揮。判定は割れてしまったものの、負傷からの復帰戦を白星で飾ることに成功した。


第5試合 DREAMライトヘビー級王座挑戦者決定戦 1R10分・2R5分
○ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ)
×ジェイク・オブライエン(米国/インテグレイテッド・ファイティング・アカデミー)
1R 0'31" フロントチョークスリーパー

 オブライエンは計量をクリアできず、96kg契約の試合となり、ファイトマネー10%没収、イエローカード1枚からのスタートに。試合は開始すぐ突っ込んできたオブライエンをムサシがギロチンで捕獲しそのまま一本。大会直前に試合が決まったせいもあってか、オブライエンは何も力を出せないまま敗退した。



第4試合 DREAMライトヘビー級王座挑戦者決定戦 1R10分・2R5分
×メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
○水野竜也(日本/フリー)
1R 7'38" アームロック

 シアトルのAMCパンクレイションのマット・ヒューム氏の元での武者修行帰りの水野のセコンドには、ヒューム氏とU-FILE時代の先輩である長南亮がつく。試合は序盤からマヌーフがパンチのラッシュを仕掛け、水野はダウン気味に倒れてしまうが、パウンドの追撃を下からの腕十字のプレッシャーでしのぐ。いったんスタンドに戻ると、今度は自ら組み付いて上になると、サイドポジションでアームロックを仕掛けながら、マヌーフの頭に膝蹴りを落とす。



 その後の腕十字はすっぽ抜けてしまったものの、スタンドに戻ると、逆にパンチの連打でマヌーフをダウンさせ大チャンス。追撃のパウンドラッシュでマヌーフがフラフラになってもなかなか大城レフェリーがストップしなかったが、最後はアームロックを極めて試合を終わらせた。
 水野はDREAM.1のミルコ戦以来となるDREAMの試合で劇的な勝利。苦戦の続く日本の重量級に希望の光をもたらす貴重な白星となった。王者決定戦のムサシ戦が楽しみだ。


第3試合 65kg契約 1R10分・2R5分
○小見川道大(日本/吉田道場)
×ジョン・ヨンサム(韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ)
1R 7'31" フロントチョークスリーパー

 戦極を離れ、DREAMに初参戦してきた小見川が盤石の強さを発揮。観客の多くも「外敵」のような扱いは無く、小見川に拍手と歓声を送る。開始すぐからパンチの連打でヨンサムをダウンさせると、トップポジションからギロチンを仕掛け、そのまま立ち上がった後も振り回し、頭からマットに叩きつけた後もギロチンの状態をキープする。柔術がベースのヨンサムに下から腕十字を狙われる場面もあったが、落ち着いて対処。ブレイク後、再びパンチの連打で攻めると、ヨンサムが引き込んで来たが、今度はハーフからのギロチンをきっちりと極めて見事一本勝ちをおさめた。
 試合後のマイクでは「日本の総合格闘技は不況と言われているけど、不況なんかくそったれ!」と、戦極時代から恒例の「くそったれ!」フレーズを使ってアピールした。


第2試合 65kg契約 1R10分・2R5分
○石田光洋(日本/T-BLOOD)
×DJ.taiki(日本/マルワジム横浜)
判定3-0 (小路=石田/三宅=石田/大橋=石田)

 DJ自身の予想通り、DJが終始押さえ込まれる展開に。石田がタックルで上になり、パスガードに成功すると、バックを奪ってチョークを狙う展開が繰り返される。2Rも石田がマウントを奪う等主導権をキープし完勝。最後まで体力を切らさず、70kgのライト級からの階級ダウンは問題なさそうだ。


第1試合 84kg契約 1R10分・2R5分
○中村和裕(日本/吉田道場)
×カール・アモーゾ(フランス/チーム・アモーゾ)
判定3-0 (ヒューム=中村/小林=中村/都鳥=中村)

 小見川同様、直前の試合決定でDREAM参戦となった中村は、終始慎重な試合運び。タックルで上になると、パウンドと鉄槌でじわじわとダメージを与え続ける。下になったアモーゾはガッチリとクロスガードでディフェンス。中村にとっては攻めにくい展開が続いたが、危ない場面無く完勝した。

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