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マッハ、ディアズに1R一本負け。高谷がハンセンをKO

DREAM.14
2010年5月29日(土) さいたまスーパーアリーナ
 青木真也のストライクフォースでの敗北に奮起し、ニック・ディアズ戦のケージ採用を志願し、それがかなったマッハだったが、ケージにぶつかって腕十字の防御に失敗し一本負け。フェザー級戦線は試合ごとの契約体重のバラつきが激しかったものの、高谷・KID・ウィッキー・宮田・大沢が結果を残した。
第8試合 ウェルター級 5分3R
×桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
○ニック・ディアズ(米国/シーザー・グレイシー柔術/ストライクフォース・ウェルター級王者)
1R 3'54" 腕ひしぎ十字固め

 マッハの右ミドルをつかんでニックがテイクダウンに成功。腰を浮かせて距離を取りながらパウンドを落とすが、マッハは落ち着いて対処してスタンドに戻す。マッハが右フックを当てると、ニックはマッハをケージに押し込んで追撃を防ぎ、離れ際に右フックを返す。するとマッハは一瞬後ずさりし、距離ができると勢いのあるタックルでテイクダウンを奪う。ニックはケージを背中にしたような状態となり、下から三角絞めを狙う。マッハがうまく潰すと、ニックは腕十字の体勢に移行。マッハは前転で脱出を試みるが、ケージにぶつかって回転が中途半端になってしまい、そのままニックが腕を伸ばしてタップを奪った。



 青木真也のストライクフォースでの敗北に奮起し、今大会のケージファイトへの変更を志願し、それがかなったマッハだったが、皮肉にもケージが邪魔になり一本負けを喫することに。記者会見では「ツイてないね。青木君とやって以来。あそこでターンして逃げるのが僕のパターンだけど、ゲージに引っかかってしまった。相手の土俵じでやるもんじゃない。UFCじゃあるまいし。ゲージとリングでは全然違いましたね。でもゲージじゃなくても極められてたかもしれないな」とボヤき放題。ケージ再挑戦については「もうやりたくねえ。つまんない。この歳で今更新しい挑戦はしたくない。リングのほうがエキサイティングですね」と消極的だった。負ければ引退を示唆していたことについては「一寸先は闇ですからね。今は運が悪い。勝てる試合だったのに、自分が嫌になっちゃってます。今は誰とやっても勝てない」等と自虐的な言葉を連発。この日の言葉の内容を総合すると即引退は無さそうだが、本人のキャリアでは初となる3連敗にかなり応えている様子だった。
 勝ったニックは「桜井選手はまだ強いし、引退して欲しくない」とエールを送ったが、「自分の強みは寝技なので、それを知っている選手はテイクダウンをしてこない。テイクダウンを取られてからは自分の思い通りの展開になった」とマッハの作戦ミスを指摘した。さらに「本当は青木選手と試合をしたかった」と話し、「体重を落とすのか?」という問いには「十分に準備をしないといけないので、それに見合ったファイトマネーをもらえればやります」と答えた。



第7試合 88kg契約 5分3R
×桜庭和志(Laughter 7)
○ハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術アカデミー)
判定0-3 (ヒューム=ハレック/足立=ハレック/三宅=ハレック)

 1R開始まもなく、ハレックのワンツーをかわした桜庭が後ろにスリップ。ハレックはバックを奪おうとするが、桜庭は得意のアームロックでハレックを捕まえ、一回転したハレックに対して、下から腕十字を狙い続ける。3分経過まで耐え続けたハレックはようやく外すと、ハーフからパスガードに成功。終了間際には足関を狙おうとする。
 2R、スタンドの攻防でハレックは左の前蹴りを連打。ヒクソンを彷彿とさせるぎこちない動きが、スタンドの打撃の未熟さを示す。中盤にはタックルで桜庭を捕まえると、頭からマットに叩きつける投げでハーフガードに。再びサイドを奪うと、マウントには行かず、ニーオンザベリーからパウンドを落としたり、サイドから桜庭の頭に膝を落とす。古典的なグレイシーのセオリーとは異なる、今の総合の主流のグラウンドを見せる。



 3R、右ハイを主体に攻めたハレックは、中盤にタックルであっさりとテイクダウンに成功するが、桜庭は下からアームロックを狙い、逆転のチャンスを得る。だが桜庭が反転した際、ハレックのトランクスが脱げそうになったため、大城レフェリーはストップドントムーブをかける。それでも二人が動いたため、大城レフェリーは元の体勢に戻そうとしたが、観客には大城レフェリーが通常のリングの試合のロープ際でのドントムーブと勘違いしたように見えたため、会場はブーイングに包まれる。すると桜庭の極めの流れが寸断され、ハレックは脱出。逆にハレックが腕十字で挽回し、桜庭は腰を上げて引き抜いたところで試合終了のゴングが鳴る。
 判定はグラウンドで優位な時間の長かったハレックに軍配。桜庭は3Rのドントムーブについて「あの流れでいけば取れたかなと思いますけど。それも運命だったのでしょうがない」と話した。


第6試合 65kg契約 5分3R
○高谷裕之(高谷軍団)
×ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
1R 4'27" KO (右ストレート)

 ハンセンがサウスポーの構えで前進するが、高谷はケージの面積の広さを活かし、ステップでかわしながらインローやパンチを的確にヒット。右ハイで一瞬ハンセンの動きを止める場面も。
 高谷は打撃で優勢ながら、なぜかその後タックルでテイクダウンを狙おうとするが、逆にハンセンに押し込まれてブレイク。試合経験の豊富なハンセンだが、ケージの試合は約8年ぶりとなるせいか、打撃の距離にせよ、押し込んで倒す動きにせよ、ややぎこちない感がある。
 再び打撃の攻防に戻ると、ハンセンの膝蹴りのタイミングで高谷の右ストレートがヒット。一瞬ハンセンの腰が落ちると、すかさず高谷は右ストレートで追撃し、見事ノックアウト勝ちをおさめた。
 ケージとリングの違いがあり、フェザー級でなく契約体重制という状況ではあっても、事実上のDREAMフェザー級ナンバー2対決を制した高谷。「これから俺の看板とDREAMの看板を取り戻す」とアピール。ビビアーノの持つ同級王座奪取への狼煙をあげた。




第5試合 60kg契約 5分3R
○山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)
×キコ・ロペス(米国/チーム・クエスト)
1R 1'41" KO (右フック)

 主催者の当初の発表では63kgのフェザー級の試合だったKIDの試合だが、実際は60kg契約。その後の高谷×ハンセンは65kg契約の試合だった。他団体の基準ならこの2試合は別階級と言っていい体重差だが、大会運営側が明らかにしたのは前日計量の時だった。
 試合はKIDの圧勝だった。蹴りを空振りするロペスに対し、KIDは落ち着いて左ローをヒット。さらにロペスが右フックで連続して前に出てくると、KIDがカウンターの右フックをクリーンヒット。ケージ際に吹き飛んだロペスの顔面に的確にパウンドを連打したところでレフェリーがストップした。07年のDynamite!!のヤヒーラ戦以来の白星をもぎ取ったKIDはマイクを持つと「勝った!久々!あー、ぐっすり寝れる!」と叫んで喜びを爆発させた。




第4試合 フェザー級(63kg) 5分3R
×所 英男(チームZST)
○西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
1R 2'51" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

 ウィッキーがノーガードでプレッシャーをかけつつ、右のアッパーをヒット。ひるんだ所を潰して上になるが、所は下から蹴り離して立ち上がる。だが最初の右アッパーで手ごたえをつかんだ様子のウィッキーは、右フックをクリーンヒット。足元から崩れて亀になった所に、パウンドを連打し、試合を終わらせた。




第3試合 64.5kg契約 5分3R
○宮田和幸(Brave)
×大塚隆史(AACC)
判定2-1 (三宅=宮田/都鳥=大塚/足立=宮田)

 レスリングを得意とする両者の戦いは、テイクダウン狙いの攻防だけでも緊張感があふれる内容に。1R中盤、宮田が飛び膝を大塚の胸元に当てると、大塚はそのまま組み付いて上に。だが宮田はすぐに脱出し、上をキープさせない。2Rも大塚のタックルを宮田が切ると、場内から拍手が起こる。



 なかなかグラウンドにならない状況が続く中、威力を発揮したのは大塚のミドルと前蹴り。2R終盤に差し掛かると、宮田のガードが下がり、バテてきているのがわかる。3Rに入ると、大塚のパンチの連打で宮田が少し防戦となってくるが、大塚が攻めきれずにいると、宮田がタックルで組み付いて背後に回りこみ、得意のジャーマンを狙う。これはうまくいかなかったが、そのまま宮田がテイクダウンに成功。ハーフガードからプレッシャーをかけ続けたまま、試合が終了する。
 打撃全般では大塚が若干優勢だったが、決め手が不十分となり、飛び膝やテイクダウンといったわかりやすい形で印象を残した宮田に軍配が上がった。


第2試合 61kg契約 5分3R
×前田吉朗(パンクラス稲垣組)
○大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)
判定1-2 (三宅=前田/ヒューム=大沢/小林=大沢)

 1Rはスタンド主体の攻防。大沢が右フックや右ボディを当てやや優勢。前田は左ハイを放つが動きを読まれ、クリーンヒットにつながらない。最後、前田がテイクダウンに成功するが、そのまま終了のゴングが鳴る。



 2R、前田のタックルを潰して大沢が上に。前田は金網を背中にして脱出する。互いにスタンドでなかなか決め手の無い状態だが、テイクダウン分で若干大沢が優勢か。
 3Rも両者決め手に乏しい内容となったが、打撃の的確さでは大沢が上。右ボディストレートを主体にヒットさせる。
 各ラウンドごとにポイントを割り振るアメリカ流なら大沢が30-27で完勝でも不思議ではない内容だったが、日本式の評価基準では採点が割れる格好で、大沢に軍配が上がった。


第1試合 無差別級 5分3R
○ミノワマン(フリー)
×イマニー・リー(米国/シャーク・タンク・ジム)
1R 4'16" チョークスリーパー

 開始まもなく、ミノワマンがタックルでケージに押し込んでテイクダウンに成功。ハーフガードからアームロックを狙うが、体格差もあって極めにくそう。リーを立たせないよう、慎重にパスガードするとそのままマウントへ。パウンドで戦意を奪うと、最後はチョークを極めタップを奪った。

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