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Dynamite!! SRCとの対抗戦でDREAMが勝ち越し

FieLDS Dynamite!! 勇気のチカラ2009
2009年12月31日(木) さいたまスーパーアリーナ
 SRC(戦極)の有明大会中止で急遽決まったDREAM×SRC対抗戦は、DREAM側が5勝4敗で勝ち越し。うちライト級2試合は青木&川尻のDREAM勢が圧勝したが、フェザー級は金原&小見川のSRC勢がKID&高谷を撃破。ウェルター級ではマッハが郷野に完敗し、選手個々人の明暗は分かれた。
  レポート&写真:井原芳徳  (→魔裟斗引退試合) (→石井慧MMAデビュー戦)


第16試合 DREAM×SRC対抗戦 ライト級 5分3R
○青木真也(パラエストラ東京/DREAMライト級王者)
×廣田瑞人(フリー/SRCライト級王者)
1R 2'17" アームロック

 開始すぐ、片足タックルで簡単にテイクダウンに成功した青木は、コーナー際の狭い場所ながらも、バックマウントを奪取。廣田の右腕を捕まえたままパンチを落とした後、アームロックを極める。なかなか廣田がタップせずにいると、青木が廣田の腕の骨を折ったところでレフェリーストップがかかった。

 仰向けのまま動けない廣田に対し、青木は舌を出しながら中指を立てる侮辱行為を繰り広げたが、試合後のインタビューでは「試合が終わった後、ちょっと興奮して失礼な態度を取ったことは素直に詫びたいと思います」と謝罪の意を表明した。DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーも青木に厳重注意したという。廣田は病院での診断の結果、右上腕骨骨折で手術が必要だと判明した。

 DREAMとSRC対抗戦は、DREAMが5勝4敗で勝ち越し。日本人対決中心ながらも、ライト級はDREAM、フェザー級はSRCのレベルの高さが示される結果となった。だが、敗れた選手も、直前にカードが決まる無茶な状況下、十分な対策ができた選手は少数と考えられ、気の毒な感覚が残った。

 DREAMの次回大会は3月後半に首都圏で開催予定で、SRCは3/7に両国国技館で開催が決定。勝った選手をより光らせ、敗れた選手にもきちんと光を当てることができるか。今回の対抗戦を打ち上げ花火で終わらせないことを、両団体の首脳陣には期待したい。


第14試合 DREAM×SRC対抗戦 ヘビー級 5分3R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー/118kg)
×藤田和之(藤田事務所/114kg)
1R 1'15" KO (左膝蹴り)

 開始すぐからアリスターが藤田にプレッシャーをかけ、左膝蹴りを多用。最後もロープに下がった藤田の顔面に、左膝蹴りを叩き込んでノックアウトした。敗れた藤田はしばらく立ち上がれず、病院に運ばれた。


第12試合 DREAM×SRC対抗戦 63kg契約 5分3R
×山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)
○金原正徳(パラエストラ八王子/SRCフェザー級王者)
判定0-3 (足立=金原/ヒューム=金原/礒野=金原)

 1R序盤、サウスポーのKIDの左ストレートでよろめく場面のあった金原だが、次第に距離をつかむとパンチをもらわなくなり、終盤には蹴り足をつかんでテイクダウンに成功して上になる。
 2R、金原がタックルに失敗して下になったが、パウンドをかわしてスタンドに戻すと、KIDの左フックのカウンターで右フックをヒット。KIDは前のめりでダウンし、フィニッシュかとも思われたが、KIDはすぐガードポジションを取る。しかしそれでも金原の猛攻は止められず、金原はハーフガードからマットに叩きつける等のプレッシャーをかけ続ける。



 3RもKIDはスタンドで思うように攻められず、金原も終了時間を待つような展開となったが、残り1分のコールの直後、KIDの左ストレートが炸裂し、金原は尻もちをつく。KIDは突進してギロチンでつかまえ、スタンドに戻ってからも左フックで攻めるが、惜しくも時間いっぱい。2Rは金原、3RはKIDがポイントを取るような展開となり、ドローに近い形ではあったが、KOにより近づく攻撃を繰り広げた金原に軍配が上がった。
 憧れのファイターだったKIDから勝利を奪った金原は、バックステージでのインタビューで「ザ・MMAができた感じ。アメリカでトップ選手と練習して自信がついた」と、内容に満足するコメント。「3月、小見川さん、待ってますんで。タイトルマッチをやりましょう」と、大晦日にSRCタイトル戦をやる予定だった小見川にエールを送った。


第11試合 DREAM×SRC対抗戦 ライト級 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD)
×横田一則(GRABAKA)
判定3-0 (大橋=川尻/三宅=川尻/都鳥=川尻)

 川尻は1R序盤から何度もテイクダウンに成功すると、マウント、バックマウント等の優位なポジションを度々奪い、チョークや肩固めや腕十字を狙って終始優位に試合を運ぶ。試合前は川尻を激しく挑発していた横田だったが「腰を痛めて、寝技の練習が一度もできなかった」といい防戦一方。勝った川尻も一本を取れなかったことを反省。「正直あそこまで横田選手を押さえられると思ってなかった。スタンドが長くなるイメージトレーニングをしてきたので、押さえ込みの長いつまらない試合になった」と振り返った。

 青木同様、SRCへの拒否反応を露骨に示していた川尻だが、試合後の態度は青木とは対照的。自ら横田に手を差し伸べ、「ありがとう」「俺達で格闘技を盛り上げて行こう」といった暖かい言葉をかけた。試合後のインタビューでも「試合前は無視していたけど、横田選手は間違いなく強い選手。日本にいてライト級で横田選手が見えてなかったわけじゃないので、俺も相当警戒していた。いつかお互いもうひとつ上のポジションになって闘えたらと思う」とエールを送った。
 SRCとの対抗戦をクリアし、当初Dynamite!!でやる予定だった青木とのタイトルマッチに駒を進めたいところだったが、川尻は「10月の終わりか11月の頭ぐらいに、左膝の靭帯を歩けないぐらいに怪我してしまった。試合では痛みを感じなかったが、練習中には痛みがあった。選手生命に関わる箇所なので、今はしっかり検査したい」とコメント。DREAMの次回大会は3月に首都圏で開催される予定だが、そこでの実現は難しそうだ。


第10試合 DREAM×SRC対抗戦 64kg契約 5分3R
○所 英男(チームZST)
×キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA / KTT)
判定3-0 (礒野=所/三宅=所/小路=所)



 1R中盤過ぎ、所は首相撲からの膝蹴りの連打から、飛びつき腕十字に移行。極めきれなかったものの、試合の主導権を握る。しばらくお互いスタンドで慎重な攻防が続いたが、3R序盤、ジョンマンのパンチの連打で所がダウン。しかしジョンマンが打撃ではなくバックチョーク狙いの攻めをしてくれたため、寝技が得意な所は救われることに。体力を回復してスタンドに戻すと、パンチの連打で再び反撃。山あり谷ありの所らしい展開ながらも、最後はしっかり勝利をものにした。
 この日は試合数が多いため、勝利者のマイクアピールは大幅に規制されていたが、亀田興毅戦で平均43.1%の驚異的な視聴率を叩き出した内藤大助の、練習仲間である所は別。リングサイドの内藤に向かい「もう一丁お願いします」と現役続行を呼びかけた。


第9試合 DREAM×SRC対抗戦 ミドル級(83kg) 5分3R
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
×三崎和雄(フリー)
1R 1'49" TKO (レフェリーストップ:左フック)



 両者タイミングを待ちながら、マヌーフは素早いパンチを、三崎は飛び膝の奇襲を仕掛けるが、どちらも不発。しかしマヌーフが左フック一発で三崎を下がらせると、さらに左フックを叩き込んで三崎をダウンさせる。マヌーフが追い討ちのパウンドを落とそうとしたところで、芹澤健市レフェリーがストップした。しかし三崎はすぐに立ち上がって抗議。文書で正式な提訴文を審判団に出すといい、2週間以内に審判団が回答するという。


第8試合 DREAM×SRC対抗戦 ウェルター級(76kg) 5分3R
×桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
○郷野聡寛(GRABAKA)
2R 3'56" 腕ひしぎ十字固め



 郷野はロックバンドの氣志團を引き連れ「ワンナイトカーニバル」の曲に乗って踊りながら入場。共にリングインした氣志團の綾小路翔さんは、マッハとも友人であることを明かし、マッハの入場コールを行い、場内をさらに盛り上げる。
 1R、マッハとの打ち合いでバランスを崩した郷野だが、組み付いて防御。その後も右フックから組み付くと、豪快に抱えあげてテイクダウンを奪い、ハーフガードまで行く。2Rもしばらくスタンドの打撃戦が続くが、マッハのパンチを郷野は得意のアウトボクシングでかわす。そしてマッハのローをすくってテイクダウンすると、パスガードに成功。クルッと体勢を入れ替えながら素早く腕十字を極め、タップを奪った。
 郷野の一本は鮮やかだったが、追う側の郷野と追われる側のマッハのモチベーションの差が感じられた試合でもあった。郷野も試合後、「もしかしたら青木とやる時のマッハのほうが強いのかもしれない。あそこまで簡単に行くのは100%のマッハじゃないと思う」と、複雑な心境を明かした。


第7試合 DREAM×SRC対抗戦 64kg契約 5分3R
×高谷裕之(高谷軍団)
○小見川道大(吉田道場)
1R 2'54" TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)



 小見川が開始すぐからリズムよくパンチを当て、足を掛けて投げを狙うが高谷は防御。しかしその後も小見川がパンチの手数で優位に攻める。高谷はセコンドの声を聞いてようやく右ローを当てるが動きは硬い。すると小見川は右ストレートを効かせて高谷を下がらせると、もう一発右ストレートをアゴに叩き込んでダウンさせ、パウンドの連打でフィニッシュ。小見川の全く隙を見せない完勝劇だった。


第6試合 DREAM×SRC対抗戦 ライトヘビー級 5分3R
×柴田勝頼(Laughter 7)
○泉 浩(プレシオス)
判定0-3 (大橋=泉/都鳥=泉/礒野=泉)

 1R、柴田がスタンドで右ストレートと膝で何度か泉を追い詰め主導権。2Rはテイクダウンを奪われながらも脱出し、3R序盤にもパンチでチャンスを作ったが、そのまま倒しきらなかったことが災いすることに。3R後半、泉の左フックをもらって倒れこむと、四点膝とマウントパンチを浴びてレフェリーストップ寸前まで追い詰められ、泉にプロ初白星とSRCチームの先勝を許した。


第15試合 DREAMルール ヘビー級 5分3R
○ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ / レッドデビル・インターナショナル/99kg)
×ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー/104kg)
1R 1'34" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 対抗戦要員だったムサシだが、相手が決まらず消化試合のような形に。開始すぐ、タックルで上になると、パウンドを連打しあっさりと勝利した。


第3試合 スーパーハルクトーナメント決勝 DREAMルール 無差別級 5分3R
○ミノワマン(フリー/89.4kg)
×ソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト/100kg)
3R 3'29" KO (左フック)

 1R、ミノワがソクジュのローキックをつかんでアキレス腱固めを狙うが失敗。ソクジュはバックを取ると、チョークを狙って反撃するがこちらも極められない。2Rもミノワが足関を狙うがうまくいかない展開。3R、スタンドでのお見合いが続き、観客からブーイングも。レフェリーが2度イエローカードを出すと、突如試合はフィニッシュに。ミノワの左フックが見事炸裂し、一発でソクジュがノックアウト。終わってみればファンの喜ぶ結末だった。

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