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KID、復帰戦黒星。ジャカレイ×ミラーは無効試合に

OLYMPIA DREAM.9 フェザー級 GP 2009 2nd ROUND
2009年5月26日(火) 横浜アリーナ
 1年半ぶりにリングに戻った山本“KID”徳郁だが、レスリング世界選手権優勝経験もあるウォーレンの圧力に手を焼き判定負け。川尻達也はカルバンを破り、ライト級王座に大きく前進した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 DREAMミドル級王座決定戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
─ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス - エクストリーム・クートゥア)
─ジェイソン・“メイヘム”・ミラー(米国/チーム・メイヘム・ミラー)
1R 2'33" ノーコンテスト



 スタンドの打撃戦で、ジャカレイが左フックを当てるとミラーは右目尻をカット。その後、ミラーがジャカレイの蹴り足をすくって倒すと、反則となるサッカーボールキックを当ててしまい、さらにジャカレイは頭頂部をカットし出血してしまう。ブレイクがかかりミラーにはイエローカードが出され、両選手とも止血の処置が取られる。
 再開後ジャカレイがタックルで上になると、ジャカレイは血だるまに。再びドクターチェックに入った後、審判団と運営陣が審議に入る。島田裕二ルールディレクターは「ジェイソン選手の反則の蹴りはアクシデントによるものですが、それにより出血し、ドクターが続行できないと判断しましたので、ノーコンテストといたします」と発表し、終了のゴングが鳴らされた。
 DREAMは旗揚げ以来、大一番やメインでの不完全決着が多く、しかも平日夜10時を過ぎていたこともあってか、観客の多くは落ち着いてこの事態を受け入れて会場を後にし、大きな騒ぎにはならなかった。再戦は早ければ7月のDREAM.10で組まれる模様だ。


第9試合 DREAMフェザー級(63kg)GP二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ジョー・ウォーレン(米国/チーム・クエスト)
×山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)
判定2-1 (ヒューム=ウォーレン/足立=山本/三宅=ウォーレン)

 レスリング世界選手権グレコローマンで優勝経験のあるウォーレンは、KIDの首相撲をもろともせず、チーム・クエスト仕込みのクリンチアッパーで応戦すると、足を引っ掛けてテイクダウンに成功。ガードポジションのKIDは防戦一方で、膠着を誘発したとしてイエローカードをもらってしまう。
 スタンドに戻ると、KIDも右フック、左ミドル等をヒットさせるが、ウォーレンは下がらず再三組み付いて倒そうとし、KIDに連打を許さない。その後もウォーレンは1R終盤に1度、そして2Rにも2度テイクダウンに成功。KIDも下から腕十字を仕掛けるが、ウォーレンは潰して難なく防御する。ウォーレンの有効な攻撃も乏しかったものの、結局上になった時間の長さが評価されたようで、ジャッジ2者はウォーレンに軍配をあげた。
 KIDのMMAでの敗戦は02年の修斗でのパーリング戦以来2度目。試合後のKIDは「下になったらダメ。負けは負け」「組みが予想以上に強かった。腕がパンパンになって後半に全然パンチが出なかったのが敗因。相手の土俵に付き合ってしまった」と反省したが、「試合までが辛かったので、負けたけど、良かったといえば良かった。次頑張ります」と気持ちは前向きだった。



第8試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×今成正和(Team ROKEN/DEEPバンタム級王者、ケージレイジ世界フェザー級王者)
○ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム/Raw Combatフェザー級王者)
判定0-3 (都鳥=フェルナンデス/足立=フェルナンデス/小路=フェルナンデス)



 今成が左ミドルを当てると、ビビアーノは組み付いて倒すが、今成の足関を警戒して寝技で深追いせず、立ち上がって猪木アリ状態になる展開の繰り返し。1R終盤にはビビアーノがサイドを取るが、不用意に動かず、押さえ込んで膝を今成の頭に当てる程度の攻めにとどめる。今成も飛びつき腕十字や、ノーガードの体育座りで寝技に引き込もうと色々トライするが、基本的に狙いは変わらず膠着を打破できない。ジャッジはビビアーノが消極的だと判断し、両ラウンドに1度ずつイエローカードが出されていたが、採点時はタックルでのテイクダウン数の多さを評価したようで、3者ともビビアーノに軍配をあげた。ウォーレンもそうだが、両外国人はほとんどテイクダウンだけで準決勝に勝ち上がるような形となった。


第7試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○高谷裕之(高谷軍団)
×前田吉朗(パンクラス稲垣組/元パンクラス・フェザー級王者)
1R 9'40" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)



 サウスポーに構えた前田は、高谷の右ローをすくって上に。高谷のガードが固く、スタンドに戻ると、高谷が右フックを的確に数発当て、主導権を握る。前田は再びタックルで上になると、高谷の背中をコーナーにつけさせた状態で膝を顔面に叩き込む。高谷はもらったものの、クリーンヒットは免れスタンドに脱出する。
 スタンドの打撃戦の後、前田が再び組み付いて上に。寝技になると防戦一方の高谷は、膠着を誘発したとしてイエローカードをもらうが、逆にこのブレイクをきっかけにチャンスをつかむことに。前田の右ローのカウンターで右フックを当てると、その直後にも前田の右フックのカウンターで右フック。これをもろにもらった前田はダウンし、高谷が鉄槌でダメ押ししたところでレフェリーが試合をストップした。


第6試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○所 英男(チームZST)
×エイブル・カラム(米国/カラム・グランドファイティング/KOTCフライ級王者)
2R 1'38" チョークスリーパー



 1R序盤、所が左のテンカオをカラムのボディにクリーンヒット。苦し紛れにタックルを仕掛けたカラムを三角絞めで捕獲する。これは外され、その後もカラムの再三のタックルや、足関の奇襲に手こずったものの、マウントを奪う等、グラウンドで一進一退の手に汗握る接戦を繰り広げる。
 そして2R、所はカラムのタックルを潰して上になると、サイドから頭に膝蹴りを叩き込んだり、アームロックを仕掛ける等主導権。最後は背中を向けたカラムをチョークで捕獲し、見事タップを奪った。
 勝利後の所は「DJさんすみません」と、敗者復活の機会を所に与えてくれた練習仲間のDJ.taikiに詫び、「何度も心が折れそうになったけど、ファンの皆さんの声援が力になりました。ベスト4、次も精一杯頑張ります」とマイクでコメント。リングを降りると、友人のお笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀さんと喜びを分かち合った。


第5試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○川尻達也(日本/T-BLOOD)
×J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
判定3-0 (ヒューム=川尻/三宅=川尻/足立=川尻)



 カルバンのギロチンにつかまりかける場面もあった川尻だが、上になってパスガードを狙い続けて攻勢。スタンドでも左右のフック、ストレート等のヒット数で上回る。2R終盤はグラウンドでガッチリ押さえ込んで、判定勝ちをもぎ取った。
 マイクを持った川尻は「泥臭くても勝とうと思った。中途半端な試合になって、納得してもらえないと思うけど、Dynamite!!でライト級タイトルマッチをやらせてもらえると思う。その前に今日、K-1からお客さんが来ていると思うけど、魔裟斗選手、いますか? 二人で格闘技界を盛り上げませんか?」とアピール。7月のK-1 MAXでの魔裟斗引退カウントダウン戦の相手に名乗りをあげた。


第4試合 スーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜 一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ - レッドデビル・インターナショナル/99kg)
×マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム/130kg)
1R 1'19" アームバー

 ムサシが右ストレートを当てて突進すると、ハントはぐらついた状態でグラウンドへ。ムサシはそのままサイドを取ると、アームバーを極めて無傷のまま完勝した。
 ハルクトーナメント4試合は、紹介VTRと入場も含めてわずか45分で終了。その後、通常のDREAM様式のオープニング映像と入場式が行われた。イベント全体は第1部がハルクトーナメント、第5試合以降は第2部のノーマルなDREAMといった雰囲気で色分けされ、コアなDREAMファンのハルクトーナメントへの拒否反応に主催者側も配慮していたようだが、観客の多くは第1部もそれはそれとして割り切って楽しんでいた様子だった。


第3試合 スーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜 一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト/102kg)
×ヤン・“ザ・ジャイアント”・ノルキヤ(南アフリカ/スティーブズ・ジム/160kg)
1R 2'29" KO (グラウンドパンチ)



 ソクジュが距離を取って鋭い右ローを叩き込み続けた後、コーナーに押し込んで脇を差してテイクダウンを狙う。最初のトライではブレイクがかかったが、2度めは成功させるとパウンドのラッシュで試合を終わらせた。
 しかしレフェリーストップの後も殴りつづけたため、ノルキヤのセコンドのレイ・セフォーらの怒りを買い、リング上は両陣営の小競り合いになり、レフェリーやスタッフが必死の制止。かつてのK-1モンスター路線を思い出させる後味の悪い結末となった。ソクジュには最後の反則でイエローカードが出され、本人も「感情的になってしまった。ノルキヤ選手には謝罪しました」と話している。


第2試合 スーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜 一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○チェ・ホンマン(韓国/フリー/150kg)
×ホセ・カンセコ(米国/フリー/115kg)
1R 1'17" KO (グラウンドパンチ)

 カンセコは左右にステップしながら右のフック、ミドル、サイドキックを叩き込み、観客を驚かせたが、サイドキックを放った際、来日前から痛めていたという右膝を悪化。再び前蹴りを放った際、距離を潰してきたホンマンに上になられると、パウンドの連打を浴びてマットに沈んだ。


第1試合 スーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜 一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ミノワマン(日本/フリー/89kg)
×ボブ・サップ(米国/チーム・ビースト/145kg)
1R 1'15" アキレス腱固め

 開始すぐのタックルを潰されてバックマウントを取られそうになったミノワだが、体の小ささを活かしながらすり抜ける。そして本人曰く「フロント逆エビ固め」を仕掛けると、サップはあっさりとタップした。公式発表の決まり手は「アキレス腱固め」。サップは「膝に技が入って、これ以上続けると折れると思ってタップした」とのことだ。

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