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マッハ、青木を怒りの27秒殺。DJが所に勝利

OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦
2009年4月5日(日) 愛知・日本ガイシホール
 ライト級から一階級上げてきた青木の「オヤジ狩り」宣言に「ナメてる。ムカついていた」という桜井“マッハ”速人は、その怒りを爆発。わずか27秒の圧勝劇で、名古屋のファンを大熱狂させた。
  レポート:井原芳徳、木佐木昭  写真:井原芳徳


第10試合 DREAMウェルター級GP一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
×青木真也(日本/パラエストラ東京/修斗ミドル級(76kg)世界王者)
1R 0'27" KO (グラウンドパンチ)

 青木のライト級からの挑戦、「オヤジ狩り」発言等に「ナメてる。ムカついていた」というマッハは、その怒りをいきなり爆発させる。ゴングと同時にパンチで青木に向かって突進すると、青木はドンピシャのタックルでテイクダウンに成功する。ところが下になったマッハは豪快にリバースしてみせると、コーナー際で上から押さえ込んで、青木の頭に膝蹴りを連打。そこで青木が「白目をむいていた」のがわかったというマッハは、さらにパウンドの連打で追い討ちをかけ、青木の動きが止まったところでレフェリーがストップした。




 わずか27秒の圧勝劇に名古屋のお客さんは大盛り上がり。マッハはコーナーによじ登り、ガッツポーズでファンと喜びを分かち合う。マイクを持ったマッハは「苦戦すると思ったけど、最後はパンチ?何当たった?まあ勝ててよかった。試合前は色々言い合ったけど、青木くんには謝りたいです」と大喜びでコメントした。

 爽快の表情で会見場に現れたマッハは、勝利の感想をまず聞かれると「あんまり覚えてない」と笑い飛ばした。マッハは気持ち良さそうに自分の前に群がる記者たちを目を配らせ「修斗時代もよく秒殺してたけど、今日もできて良かったです」と重ねた。
 しかし、「最初に倒された瞬間どう思いましたか?」と聞かれると一瞬顔をしかめ、語気を少しだけ低めにして「僕も柔術ができるので倒されても問題ない。実際、スイープもしたじゃないですか」と返した。戦前から青木に言われていた『古いスタイル』という言葉、『寝技では劣っている』という評価がかなり気に入らなかったのが実際に伝わって来る。「古いスタイルだと言われたけど、自分の戦い方を古いスタイルとは思っていない」と、その言葉を繰り返す。
 フィニッシュとなった膝蹴りについても「怒りですよ。(青木は俺を)舐めくさってたじゃないですか」と笑って言ったが、目の奥は笑っているようには見えなかった。自分よりはるかにキャリアの短い青木に『古いスタイル』だと表現されたことを、マッハが最初に見た、もしくは耳にしたのかは分からないが、そういう言葉で評価されてしまったことに対してマッハがどれだけ怒ったのか想像に難くない。

 笑いもありつつ会見場が少しピリっとした空気になるが、「試合でこんなに怒ったのは初めてですか?」との問いに「昔のことは忘れちゃうので。ただでも怒ってはいました」とあっけらかんと笑い飛ばして場の空気を和ませた。「試合のことで、まぁ悪口じゃないですけど色々言われたので、そりゃムカつくじゃないですか」とも、とにかく自分の感情を素直に口に出すと、その野生ぶりに記者たちはみなマッハの口から発せられる一言一言の虜になる。
 「ウェルター級GPの他の試合は見てたか?」という問いには「見てました。どの選手も個性があって強い。知らない外国人選手が多くて、日本人がもっと残ると思ってたけど日本人が自分だけになってしまった」と返答。「青木選手と戦ってみて階級の違いを感じましたか?」との問いに「そう感じる前に終わった」と言うと、また語気を変えて「ただ舐めてるじゃないですか。一年ぐらい経たないとライト級からウェルター級への階級変更には対応できないじゃないですか」と、青木への厳しい忠言を添えた。
 更に「僕の集めた人達も、朝日昇さんとかマット・ヒュームとか古いタイプの人達ばっかりだった」「古いスタイルで一生懸命やった」などと、青木の発言に抵触する言葉も並べた。青木がNTT『ニッポントップチーム』と自ら達をそう名乗り、自分達こそ最先端だと思って、マッハのことを『古いスタイル』だと決め付けられたことに対する怒りは簡単には収まらないようだ。

 それを象徴するように、リバースした際に脇を差されていた事を指摘されると「そうだったっけ?でもスイープできたじゃないですか。俺にも黒帯くれ、って話しですよ」と言って笑いを取りつつ、『自分の寝技技術が青木より決して下ではない』と意思表示した。戦前の舌戦に対して試合後リング上で青木に「悪かったな。これからは仲良くしようね」と言ったようだが「ダメージが効いてて俺が何て言ったか分かってなかったと思う」とのことらしい。

 一方、「あ〜、泣かないよ〜!」とテンション高く言いながら会見場に現れた青木。「一番DREAMのことが好きだけど、うまく行かないよね。でも俺は止まらないし、青木真也という生き方は辞めれない。あ〜、う〜ん・・・、歯切れ悪いね、いつもより。勝って、やりたいことや言いたいことだったり実現したいことがあったけど、『じゃあ今回これで(終わり)』って投げ出したりできないし、一からもう一回頑張ります。でも俺にしかできないよね、こんなこと。絶対そう思うんだよね、うん」と、何を聞かれるでもないのに椅子に座った途端、青木はひとり、話し始めた。
 記者から「想像していたマッハ選手と現実のマッハ選手は違いましたか?」と聞かれると「まぁ想像の範囲内だったし、試合に関しては『際(きわ)』ですよね。一発もらったら死ぬし、僕があのまま極めてたかも知れないし。まぁ格闘技面白いよね。でも感じたのは76、ウェルター級、パワーあるね。まぁそんなの分かってたことだけど俺は逃げずに戦って、自分と仲間を信じて戦ったわけで・・・。今、終わってみて、俺間違ってないって」質問にきっちり答えながらも独り言のように、時間を止めながら言葉を続ける。
 膝蹴りは何発目から効いてましたか?という質問に対しては「記憶無いから〜、一発目じゃない? 何発打たれたかも分からない。情けね〜」と、おどけながら嫌な顔ひとつせず答える。
 今回ウェルター級で負けたが、またライト級に戻っるのか?と聞かれると、今度は表情を引き締め、「僕はライト級の選手ですから。ライト級の青木真也がウェルター級に挑戦したっていうだけであって、でもそんなの言い訳じゃない
。俺はケンカして、一生懸命戦って、今の状況で負けた。それだけ。そして終わった後に『泣くんじゃねえ!』って言われたけど、俺は、青木真也は、これが青木真也の生き方だから俺は泣いて強くなります」と、常に質問以上の答えを返してくれる。
 最後、「マッハ選手は試合が終わって『これからは仲良くしよう』と言ってましたが、青木選手はマッハ選手に対してどう思っていますか?」という問いには「それはもう、ありがとうございました、って。別に特別な感情は無いし。先輩強ぇな〜って感じです」と爽やかに答えて会見場を後にした。


第9試合 DREAMウェルター級GP一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×白井祐矢(日本/チームM.A.D)
○ジェイソン・ハイ(米国/ボディショップ・フィットネスチーム)
1R 0'59" チョークスリーパー



 ゴングの後、互いにファーストコンタクトとなる左フックを放つと、突進力で勝るハイの左がヒット。白井が半身の状態でダウンして亀になると、ハイはすぐさま白井のバックに回りこみ、チョークを極める。しばらくしのいだ白井だが、最後はガッチリと極まり失神。大舞台初進出でいきなり厳しい洗礼を浴びた。
 
◆ハイ「最高の気分です。全ての試合がああなったらいいのにと思うぐらい良い試合だった。(こういう質問は失礼かも知れませんが、ジェイ・ヒエロン戦での初めての敗戦で何か学びましたか?)どんな質問でもしてくれて構わないです。下着の色でも何でも答えるし。今日は黒で、昨日はキャメルだった(笑)マジメに答えると、その敗戦はまず第一に残念だった。その敗因を受け入れて、気持ちを切り替えて一からやり直した。
(所属名のボディショップとは?)私はもともと中西部にいたが、アントニオ・マッキーらと練習したくてそのジムのある地に移住して、そのジムに入りました。本当に素晴らしい環境の整ったジムです。
(今日はチョークを極めましたが好きな技は?)リングの外に投げ投げ出してみたい(笑)でも反則だよね。フロントチョークでも何でもとにかくチョークスリーパーが好きです。(レスリングがバックボーンですか?)そう。高校、大学とレスリングをしていました。
(次に戦いたい相手は?また、印象的だった選手は?)全員非常に強いので誰とでも戦いたいです。印象に残ったのはマッハ選手。青木のグラウンドに付き合ってあの戦い方でいいのかと思ったが結果的に勝って強かった」

◆白井「(感想の感想をお願いします)死んだ方がいいですね [悔しくて吐き出すように] 。(敗因は?)油断したんじゃないですけど最初にもらっちゃって・・・ [とにかく悔しそうに。質問を受け付けたくない空気を醸し出して会見を終わらせ、足早に会見場を後にした] 」


第8試合 DREAMウェルター級GP一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×池本誠知(日本/総合格闘技スタジオSTYLE/DEEPウェルター級王者)
○マリウス・ザロムスキー(リトアニア/ロンドン・シュート・ファイター / MMA Bushido)
判定0-3 (礒野=ザロムスキー/ヒューム=ザロムスキー/三宅=ザロムスキー)



 テコンドーを思わせる若干変則的な蹴りを使うザロムスキーに対し、池本も打撃で応戦。得意の伸びのあるハイや前蹴りはもちろん、ウェルター級GP出場者決定戦で出した新技のダブルパンチも多用するが、一発狙い陥ってしまう。
 逆にザロムスキーのほうは、サウスポーの構えからローキックを着実に当て続けた後、1R残り1分の一番しんどい時間帯にパンチから左ハイのコンビネーションを完璧に決め、池本をぐらつかせる。
 1R中に仕留めきれなかったザロムスキーだったが、2Rも主導権をキープ。池本はグラウンドに持ち込む作戦に切り替え、タックルを多用するが、ザロムスキーはその都度脱出してみせる。猪木アリ状態では、立ったザロムスキーが突然背中を向け、バック宙からフットスタンプを落とし、場内を沸かせる。そしてザロムスキーはこのラウンドの終盤も左ハイを当て、最後はコーナーに追い詰めてのパンチと膝の猛ラッシュ。終了のゴングと同時に力尽きた池本は膝をつきマットに倒れ込んだ。
 敗れたものの池本について、笹原圭一DREAMイベントプロデューサーは「彼の頑張りがメインの盛り上がりにつながった。負けはしたが、また使いたいと思わせる試合だった」と高く評価した。

◆池本「ベルトを狙ってたんで負けて残念ですけど、また一からやり直して、まだまだ諦めないで頑張ります。(今後の目標は?)また明日から気持ちを切り替えて上を目指して頑張ります。(両腕でチョップするような技を出しましたがあの技の名前は?)ダブルハンマー。焦って早く出し過ぎたけど、出せて良かったです。ダブルパンチにしても、もっと精度を高めて行けば試合でも十分使える技だと思うのでこれからも練習に取り入れて使って行きたいです。(バック宙して来た、あの相手のトリッキーな技がありましたが?)あれは自分も使いたかった技でした。観客を沸かせられる攻防が出来たのは良かったです。(今後の目標は?)グランプリは一回戦で敗退したので、自分の地位をまた努力と練習で掴み取りたいです」

◆ザロムスキー「非常に驚いているのは、何度パンチを当てても、頭に膝蹴りを入れても相手が倒れなかったことです。厳しい試合でした。(池本選手の戦法はどうでしたか?)変わった戦い方をして来ることは予測していました。他の選手とは違った戦い方だった。(あのバック宙の技は狙ってた?)準備はしていました。本当は足を相手の体に当てるつもりだったが、足が当たらずうまく行かなかった。(その技の名は?)[少し考えてから]・・サムライ(笑)(グランプリで戦いたい相手は?)サクライ、アオキ、・・・でも二人とも強くてどっちが勝ち上がって来るか分からない。どっちが勝ち上がって来ても戦いたいです」


第7試合 DREAMウェルター級GP一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○アンドレ・ガウヴァオン(ブラジル/チーム・ブラサ)
×ジョン・アレッシオ(カナダ/エクストリーム・クートゥア)
1R 7'34" 腕ひしぎ十字固め



 両者ステップとジャブで様子をうかがう展開が続いたが、ガウヴァオンが2度目でグラウンドに引き込むことに成功。いったん立たれたが、再び倒すとすぐさまバックを奪ってみせる。チョークを狙いながら、アレッシオのこめかみに鉄槌を当てつづけると、最後は腕十字に移行して、きっちりと一本を奪った。

◆ガウヴァオン「強い相手でした。40戦もしている経験豊富な相手に対して自分はまだ3戦目だったが勝つことができた。とにかく試合が終わる前までにフィニッシュさせるのが目標だった。(次に戦いたい相手は?)グランプリなので誰とでも戦う。目標は優勝することですが、決勝戦まで私の柔術が進化し続ける姿を見届けて欲しい」

◆アレッシオ「(試合の感想)試合については気分が良かったが負けたことは悔しい。まだMMAを2戦しかしてない相手に負けるべきではなかった。(ガウヴァオンはこれからどこまで行けると思う?)柔術の素晴らしい選手なので上に行ける可能性はあるし、グランプリでも活躍できると思うが、この試合で(私に)負けるべき選手だったと思う。[敗戦を素直に受け入れがたい様子でとにかく悔しそうにしていた] 」


第6試合 DREAMフェザー級(63kg)GP一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×所 英男(日本/チームZST)
○DJ.taiki(日本/フリー)
判定0-3 (礒野=DJ/ヒューム=DJ/三宅=DJ)

 所のセコンドには前田日明氏。前田氏がセコンドに付くことは異例だ。試合中、所に細かい指示を送り続ける。
 1R、所は距離を取って回りつづけ、DJの左ミドルのカウンターで右フックをうまく当ててみせ、グラウンドに引き込むと下からの蹴り上げでもDJを嫌がらせる。
 しかし1R残り30秒、所が飛び膝気味に距離を詰めると、DJはパンチで迎撃し、右フックで所をひるませる。一発の破壊力ではやはりDJが上。さらにDJはパンチラッシュで所を倒し、パウンドの連打を浴びせる。所はタックルでなんとかラウンド終了までしのぎきる。

 2R、スタンドでアームロックを仕掛ける所を、DJが持ち上げて頭から叩きつけると、上からパウンドのラッシュ。リーチとパンチの回転の早さを活かしつつ、そして頭を押さえつけながら的確にヒットさせたりと、所を圧倒する。スタンドに戻ると、右まぶたを切られてドクターチェックを受けるが、その後もパウンドを中心とした攻めで優勢。スタンド勝負で太刀打ちできない所は再三グラウンドに引き込むが、パワフルなDJをサブミッションで捕まえることができず。結局DJがフルマークの判定で勝利した。
 試合後、二回戦進出を果たした日本人5選手がリング上に勢ぞろいし、次戦に向けての抱負を述べた。

◆DJ「僕は打撃が得意ですけど、打撃でKOできなかったんで、誰か打撃を教えてくれるジムを紹介してください」
◆前田吉朗「一回戦が不完全燃焼だったので、二回戦の相手はわかりませんが、とにかく倒したいです」
◆今成正和「次、誰が相手でも、必ず足を極めたいです」
◆高谷裕之「二回戦もKOで決着をつけたい」
◆山本“KID”徳郁「久々の試合、楽しみにしています。それぐらいです」

◆DJ(インタビュースペースにて)「所さん強かったですね。チャンスがあったらいつか来られると注意しながら戦いました。(試合前の戦略は?)いつも通り行ければと思って戦いました。(DREAMのリングで戦ってみてどうでしたか?)キャンバスが滑りにくくて戦いやすかったです。(思い通り戦えましたか?)倒せなかったのが駄目ですね。1、2ラウンドにダウンを奪う場面はあったんですけど、下になられて
から攻め切れなかったのが反省材料です。
(二回戦は誰と戦いたいですか?)まずは怪我が一番の敵ですね。相手が誰とか、誰と戦いたいとかは今は意識できないです。(右目が腫れてますが怪我の具合はどうですか?)・・・痛いです(笑)。
(所選手の印象は?)予想より攻めて来なかったですね。あまりにも来ないから、1ラウンド自分から引き込もうかと一瞬しました。(判定前に勝利を確認しましたか?)冷静に自分がジャッジだったら、僕は自分に票を入れてたと思う。所選手に票を入れる要素は無い試合内容だったと思います。(最後に一言)所さんは練習仲間だという意識が強いので、また一緒に練習したいです」

◆所「 [憔悴し切った表情で登場し] 相手にも負けたけど、全体を通して自分にも負けてしまって情けないです・・・ [質問が途切れると] もういいですか?」


第5試合 ヘビー級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/クラブ・ヴォルク・ハン)
○ジェフ・モンソン(米国/アメリカン・トップ・チーム)
1R 1'42" ノースサウスチョーク



 開始すぐ、モンソンが横に回り込むようなタックルでグラウンドに持ち込むと、サイドポジションから上四方へと回り込んで、太い腕でノースサウスチョークを仕掛ける。しばらく下からパンチを当てて抵抗したハリトーノフだったが、レフェリーが後頭部へのパンチを注意した直後、モンソンの絞めがきつくなりタップアウト。モンソンがテクニシャンぶりを発揮した。


第4試合 89kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/ウニベルシダージ・ダ・ルタ)
○福田 力(日本/GRABAKA)
判定0-3 (ヒューム=福田/都鳥=福田/足立=福田)

 負傷欠場のユン・ドンシクに代わり、急遽大会前日に出場の決まった福田だったが、まるで今日のために前から準備していたようにコンディションが良く、最後までニンジャと真っ向勝負。サウスポーの構えから、左ストレートをヒットさせてパンチラッシュでニンジャを追い詰める。逆にニンジャのパンチで左まぶたを切られ、ドクターチェックを受ける場面も1Rに二度あったが、それでも臆することなくニンジャと打ち合う。パンチだけでなくニンジャは右ミドルや膝蹴りも駆使し、福田も左ミドルを当て、攻撃がワンパターンにならない。

 ほぼ互角で迎えた2R、お互い消耗が激しくなり、しばらく立ち技での静かな展開が続くが、残り2分、レフェリーが積極的なファイトをうながすと、福田が左ストレートとフックのラッシュでニンジャを後ずさりさせる。ダウンこそ奪えなかったものの、この最後の攻めが評価され、福田がキャリアで勝るニンジャから見事白星を奪うことに成功した。正規のミドル級契約の試合では無かったものの、日本人の実力者が不足するミドル級戦線で福田が今後キーマンとなることは確実だ。


第3試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ビトー・“シャオリン”・ヒベイロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
×永田克彦(日本/新日本プロレス New Japan Factory)
1R 7'58" TKO (レフェリーストップ:膝蹴りによる額のカット)



 永田のパンチに合わせ、シャオリンがタックルでコンタクトしてから引き込むと、リバーサル、パスガードしてマウントへ。何度もハーフやサイドを往復しながら極めのチャンスをうかがう。粘る永田をなかなか極められなかったが、最後はサイドで押え込んでから、膝蹴り一発で永田のこめかみあたりを切り裂き、決着をつけた。


第2試合 86kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
×大山峻護(日本/フリー)
2R 2'07" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)



 ナカハラがサウスポーの大山に対し、右のインロー、右ストレート、右ミドルを的確にヒットさせる。大山は組み付くと投げ技に見せかけて足関を仕掛ける奇襲を試みるが、ナカハラは脱出。すると大山の立ち上がり際にパウンドを当て、あっさりと勝負をつけた。


第1試合 88kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×ミノワマン(日本/フリー)
○柴田勝頼(日本/ARMS)
判定0-3 (礒野=柴田/足立=柴田/ヒューム=柴田)



 1R、ミノワがアキレス腱固めでチャンスをつかむが、柴田は顔をしかめながらも耐え抜き、逆にミノワのシューズの履いた足を極めにかかって脱出する。
 スタンドでのお見合いが多い試合となるが、2R後半から柴田が爆発。首相撲からの膝蹴りの連打でミノワを下がらせると、オンブからバックを取り、最後は立ち上がってジャーマンスープレックスを完璧に決め、見事逆転勝ちを果たした。

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