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秋山・青木・ヒョードル… 大晦日へアピール合戦

OLYMPIA DREAM.6 ミドル級GP2008 決勝戦
2008年9月23日(火/祝) さいたまスーパーアリーナ
 ミドル級GPは一本/KO続きで試合自体は沸いたが、知名度の低い外国人の争いのため、注目はもっぱらワンマッチ、さらに試合後のマイクのほうへ。秋山・青木らが、大晦日を見据えアピール合戦を繰り広げた。

ミドル級グランプリ2008



第1試合 リザーブマッチ 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×ユン・ドンシク(韓国/ チーム・ユン)
○アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
2R 0'30" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 ナカハラは開始早々から右ハイをドンシクの頭をかすめさせ、組み付こうとするドンシクも度々突き放す。マウントを奪われるが、きっちり防御してスタンドに戻すと、1R終盤にはパンチと四点膝でラッシュと反撃する。
 なぜか道着着用で試合に臨んだドンシクは、「今日思いついたが失敗だった」「個人的な事情で明かせないが、普段の10分の1ぐらいしか練習できなかった」といい、スタミナを切らし、やや集中力に欠いた様子。2R開始早々、パンチの打ち合いでナカハラが右と左のフックを当てると、ドンシクがダウンし、上からナカハラがパウンドを連打し試合終了。MMA 2戦目のナカハラが下馬評を覆す白星を奪った。


第2試合 準決勝 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)
○ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ / レッドデビル・インターナショナル)
1R 1'28" 三角絞め

 ムサシは胴タックルテイクダウンするとそのままマウントに。暴れるマヌーフの胴に足を絡めて、バックマウントをキープし、マヌーフがブリッジした隙を突き、下から三角を極める。マヌーフは立ち上がってマットに叩きつけるが、ロープにも当たり威力は不十分。余計にムサシの三角が深く極まり、最後はタップするしか無かった。


第3試合 準決勝 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス-エクストリーム・クートゥア)
×ゼルグ・“弁慶”・ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)
1R 1'27" 腕ひしぎ十字固め

 胴タックルでテイクダウンに成功したジャカレイは、あっさりとパスガードに成功すると、ニーオンザベリーからマウントへ。弁慶がブリッジして上になるが、下からカウンターで腕十字を極めるという、セオリー通りの攻めで完勝した。


第12試合 決勝 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ / レッドデビル・インターナショナル)
×ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス-エクストリーム・クートゥア)
1R 2'15" KO (顔面の蹴り上げ)
※ムサシが優勝。DREAM初代ミドル級王者に



 ジャカレイはムサシの足元に飛びつき、そのまま抱え上げて叩きつけるようにテイクダウン。ジャカレイが得意分野の寝技で圧勝しそうなムードが漂う。ところがジャカレイが腰を浮かせ、右のパウンドを落としながら飛び込むと、ムサシの下からの蹴り上げがジャカレイの顔面にクリーンヒット。これでジャカレイが完全に伸びてしまい、半ば自爆というまさかの結末となってしまった。優勝したムサシは、GPに参戦しなかった秋山成勲との対戦や、増量してのK-1への挑戦を新たな目標に掲げた。


ワンマッチ



第11試合 ヘビー級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
-ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ/102.7kg)
-アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー/109.9kg)
1R 6'09" ノーコンテスト



 試合開始前、観戦に訪れたエメリヤーエンコ・ヒョードルが両選手に花束を贈呈。ライバル・ミルコとも笑顔で握手する。紹介VTRでは「皇帝陛下御前試合」という文字も踊ったが、それにふさわしくない不完全燃焼な内容に終わる。
 アリスターは首相撲の状態から、タイ人のようにミルコのバランスを崩して上になると、ミルコの顔面に鉄槌を落とす。ミルコは左目尻を切られドクターチェックを受ける。
 膠着ブレイクがかかると、ミルコは左ミドルと左ハイを連打するが、アリスターは蹴り足をつかんで上になり、再び鉄槌を落とす。クロスガードで防戦一方のミルコはブレイク後、膠着を誘発したとしてイエローカードをもらってしまう。
 なかなかリズムがつかめないミルコの苦難は続く。アリスターが首相撲でミルコを捕まえると、膝蹴りがローブローに。ミルコは島田裕二レフェリーに金的だとアピールするが聞き入れられず。さらに数発もらってようやくブレイクがかかりイエローカードが出されるが、再開後もアリスターは首相撲からの膝蹴りをローブローにしてしまう。ここで再びイエローが出され、5分近くミルコに休憩が与えられるが、結局ドクターストップに。反則を連発したアリスターの反則負けでも不思議ではなかったが、「意図的ではない、偶発的な事故」という審判団の解釈により、ノーコンテストの裁定が下された。


第10試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○青木真也(日本/パラエストラ東京)
×トッド・ムーア(米国/チーム・サード・コラム)
1R 1'10" チョークスリーパー

 ムーアの左フックに合わせて組み付いた青木は、そのままオンブに。グラウンドを嫌ったムーアが自軍コーナーに青木を押し込むが、立ったままチョークを極められ、そのまま倒れ込んだところでタップアウト。青木が得意パターンの一つで完勝した。
 この日、桜庭和志を意識したようなオレンジのスパッツを着用した青木は、以前から「お茶を濁してきた人間」等と批判してきた秋山成勲に、マイクで対戦を要求。「僕の前に試合をした秋山“マイケル・ジャクソン”成勲先輩!青木真也と大晦日にネバーランドでワオワオしませんか?」と皮肉たっぷりに叫ぶと、場内は笑いと拍手に包まれた。


第9試合 ミドル級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○秋山成勲(日本/フリー)
×外岡真徳(日本/正道会館)
1R 6'26" 腕ひしぎ十字固め

 互いにパンチを交錯させた後、秋山が外岡を投げ飛ばすと、グラウンドで圧倒。サイドポジション、マウントからねちっこくパウンドを落とし、腕十字のチャンスをうかがう。いったんはスタンドに戻されたものの、余力の無い外岡を再び転がすと、今度は速攻で腕十字を極めタップを奪った。
 ブーイングを浴びながらもマイクを持った秋山は「年末、吉田秀彦さんとやりたいです。自分の夢であり、越えなきゃいけない壁だと思っています。そのためにはいろんな方の力が必要です」とアピール。すると場内はブーイングではなく歓声に包まれた。
 なお、青木の対戦要求については「リスペクトされるのは選手冥利に尽きますが、自分は今は吉田先輩しか見えていないです」とコメント。青木のマイクアピールの皮肉たっぷりの文言までは知らずこの言葉が出たようだが、さらにこれを伝え聞いた青木は「リスペクトって。すげえポジティブシンキング。何様か?殿様か?」と苦笑していた。

 なお、この日は桜庭、ヒョードル、ヨアキム・ハンセンもリング上での挨拶で、大晦日興行への参戦を希望(桜庭は田村戦を希望)。マヌーフのセコンドで来たバダ・ハリも、アリスターやミルコの名前も出しつつ「リアルノックアウトが見られる場所はK-1だ」等とDREAM勢を挑発した。
 年内のDREAMの興行はこの日が最後。大晦日に今年もさいたまスーパーアリーナで大会を開くことが場内アナウンスで発表された。例年Dynamite!!の開催される京セラドーム大阪を、今年はKinki Kidsが使うため、昨年のようなDynamite!!とやれんのか!の二元中継のような形になるかはまだ未定だ。DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「TBSさんの放送はDynamite!!の名称になるんじゃないかと思う」と話し、今後マッチメイク、会場等の調整を進めるという。


第8試合 ウェルター級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
×弘中邦佳(日本/アカデミア・アーザ水道橋)
判定3-0 (三宅=桜井/大橋=桜井/都鳥=桜井)

 1R、弘中が胴タックルからテイクダウンに成功するが、パスガードには至らずスタンドに戻る。マッハは鋭い右ローを当てつづけ、弘中は両手を広げ「効いていない」とジェスチャーする。マッハが自分の右ローでスリップしてしまい、再び下になると、弘中のフットスタンプがマッハの顎に当たってしまい口頭注意。スタンドに戻ると両者の打撃戦が繰り広げられるが、決定打のないまま2Rヘ。
 2Rも弘中が序盤から上になるが、マッハは相変わらずパスガードを許さない。時間が進むにつれ、互いのフックのヒットが増加。白熱した展開となるが、1Rから右ローも当て続けたマッハが一枚上手だった。残り1分を切り、弘中の左のカウンターで左フックを顎にクリーンヒット。弘中をダウンさせると、最後は上からのパンチラッシュ。ベテランらしい粘りが活き、DREAMウェルター級トップ日本人対決を制した。


第7試合 ミドル級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×ミノワマン(日本/フリー)
○船木誠勝(日本/ARMS)
1R 0'52" アンクルホールド

 船木は紹介VTRで、2000年のヒクソン戦で引退後、転向先の俳優業の仕事が少なく、工事現場の仕事で月5万円の収入しか無かった時期があったことを告白。かつての弟子・ミノワへの思い入れも語り、再び引退することも覚悟に入れた上で試合に臨むが、それがいい形で勝利につながったようだ。
 開始すぐ、船木の蹴り足をミノワがつかんでグラウンドへ。パンクラスの草創期を思い出させる足関節の取り合いを繰り広げると、船木がアンクルホールドを極めタップを奪った。ミノワはシューズを履いており、極められやすい状態だったことも船木の勝因だったといえよう。
 復帰後初勝利の船木は「やっと復活できました。こんな自分でも、体が使える限り格闘技を支えていきたい」とアピールした。


第6試合 63kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
×所 英男(日本/チームゼスト)
○山本 篤(日本/KRAZY BEE)
判定0-3 (ヒューム=山本/大橋=山本/三宅=山本)

 スタンドでのジャブの応酬の中で、山本が左フックで所をダウンさせる。下になった所は関節技を狙う動きで防御。その後スタンドに戻ると、所も右ストレート等をクリーンヒットさせるが、山本の左ジャブが何度も当り、所は口と鼻から出血し苦しそうな様子。劣勢になると、胴回し回転蹴りの奇襲でそのまま下になり、山本の追い討ちを防ぐ。
 2Rも山本が得意のタックル等を駆使し、再三上に。終了間際、所が下からの腕十字を極めそうになると、場内は大盛り上がりとなるが、山本は防御し試合終了。KID戦を希望していた所を、KIDの弟分の山本がストップした。
 マイクを持った山本は「ちょっと力抜きました。次は全力で行きます」とふてぶてしくアピールすると、観客がブーイング。するとセコンドのKIDが「ブーブー言うけど、ごめん、これがホントなんだよね」と火に油を注ぐ余裕ぶりをみせた。
 

第5試合 ヘビー級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ゴールデン・グローリー・ロシア)
×ジミー・アンブリッツ(米国/トッド・メディーナ・フリースタイル・ファイトチーム)
1R 2'15" KO (スタンドパンチ)

 開始すぐ、ハリトーノフの左フックでアンブリッツがダウン。だが耐えたアンブリッツはハリトーノフをロープに押し込み、倒そうとする。ハリトーノフはロープをつかんでしまいイエローカードをもらう。ブレイクで再開後は、ハリトーノフがボクシングで圧倒。右ボディストレートを効かせつつ、左右のフックを何発も当てつづけ、最後はダウンしたアンブリッツがギブアップした。


第4試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○中村K太郎(日本/和術慧舟會東京本部)
×アドリアーノ・マルチンス(ブラジル/KRAZY BEE)
判定2-1 (小林=マルチンス/都鳥=中村/大橋=中村)

 序盤、マルチンスとの打ち合いで、中村は右ストレートをもらってスリップ。その後もパンチをもらいひるむ。ようやくテイクダウンに成功するが、パスガードできず。故意では無い様子だが、マルチンスの肘が当たり、左まぶたを切られてしまう。
 両者膠着誘発のイエローをもらい、スタンドに戻ると、中村は右ジャブや左ストレートで優勢。2R序盤、数度組み付いてテイクダウンを狙うが、マルチンスを倒せない。中村はスタンド勝負に専念し、パンチを当てつづけるが、なかなか仕留めきれないファイトに終始し、終了のゴングと同時に会場はブーイングに包まれる。中村にとっては苦い総合復帰戦&DREAMデビュー戦となってしまった。

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