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祖根寿麻、総合初挑戦の寒川慶一破りバンタム級王座防衛:11.30 大阪

オフィスレガース「DEMOLITION PREMIUM & DEMOLITION 22」
2014年11月30日(日) 大阪・アゼリア大正

  記事提供:オフィスレガース 乾真治  写真提供:稲福 エミリオ ヤスオ


DEMOLITION PREMIUM(第2部)


第2試合 メインイベント DXFCバンタム級タイトルマッチ 5分3R
○祖根寿麻(志村道場/DXFCバンタム級王者)
×寒川慶一(SFK/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
3R 1'39" タップアウト(チョークスリーパー)

 元K-1選手で、J-NETWORKスーパーライト級王者の実績を持つ寒川は、関西で打撃の名門・SFKを主宰。指導者として人望も厚い。彼が5年ぶりの復帰戦に総合格闘技のリングを選ぶとは、一体、どこの誰が予想できたというのか。わざわざ慣れない分野への挑戦。しかも、相手はDEMOLITIONで一番強い奴。これを無謀と言う以外に何と例えようか。一筋縄ではいかないことぐらい、他の誰よりも寒川自身が一番理解しての決断だ。
 このリスキーな対戦を引き受けたチャンピオン・祖根寿麻は男だ。相手のネームバリューさえ利用して「自分が目立ってやる」と、プラスに転じる思想。四の五の言わず、プロモーターの要請に自分の役割を客観視できる。王者として、誰の挑戦でも受ける風格が感じられる。
 今大会は、この一戦のみに仕掛けられたプロジェクトだ。
 祖根は、タックルからグラウンドでの打撃を得意とする。総合でも肘を使いこなし、グラウンドでは相手を起き上がらせないテクニックを持つ。首都圏でも活躍していける実力の持ち主だ。
 寒川は勿論、スタンドで打撃勝負に来る。寝技になる前に仕留めることが出来るか?また、グラウンドになった場合、どこまで対処出来るのか?が未知数であり、この試合の焦点となるだろう。
 尋常ではない館内のボルテージ。試合はたったの3試合しかない、これだけで充分だ。観客全員が集中する環境にいる。
 通常ではできないロングインタビューを盛り込んだ煽り映像。入場ゲートやムービング等を設置し、普段のアゼリアとは一風変わった雰囲気が漂う。
 構想から半年。発表から2ヶ月。いよいよ決戦のゴングが鳴り響いた。

 1R、軽快なステップの寒川、スイッチしながら出方を見る。ファーストコンタクトは祖根のバックブロー。そのままタックルを狙うが、寒川のプレッシャーで後退せざるを得ない。
 寒川の左ミドルに、右ミドルで応える祖根。バックスピンキックの寒川、左ハイの祖根。両者、攻撃が単調なのは警戒心の表れか。リング中央の祖根に、サークリングする寒川という展開。
 試合が動いたのは祖根の胴タックル。ロープ際からコーナーまで詰め、倒れない寒川にスタンドで密着し、肘打ち連打から膝蹴り。尚も祖根はスタンドでバックをキープ、再三のテイクダウンを狙う。
 残り20秒過ぎ、ロープを掴む行為で寒川にイエローカード。

 2R、またも左右に相手を霍乱させる寒川のステップ。祖根を中央に、寒川がサークルで手足のモーション。肘、膝、打撃の全てを使ったフェイントで一瞬の隙を窺う、流石の祖根も踏み込めない。
 均衡を破る寒川の右ストレート、立て続けの膝がクリーンヒット。再度、サークルしてからの右ストレートに、「効いてないぞ」のジェスチャーを見せる祖根。両者、距離を多めに取らざるを得ず、瞬時に2歩・3歩前進して打撃を放つことから、互いにクリーンヒットは難しい。
 3分過ぎ、寒川がオーバーフックでダウンを奪う。腕を上げて観客にアピールする寒川。すかさず立ち上がった祖根が目を覚ましたか、ようやく待ちの状態からタックルに成功。ハーフからボディーパンチ。下の体勢でも寒川、この半年で培った寝技でのディフェンスを駆使、ハーフから先を許さない。祖根は次の一手に膝十字の体勢へ。極まらないと見るや、半身を翻して膝で首をロック、鉄槌と肘を乱打する。スタンドへ脱出した寒川に回り込み、バックから膝蹴り2発。離れ際の左ハイがジャストミート。祖根にエンジンが掛かったぞ。

 3R、勢い付いた祖根がゴングと同時に前進。インローから左ハイ。続けて得意のボディーブローからタックル。コーナー際で堪える寒川。片腕で脇を刺し、離れ際に両者の腕が交差する。
 リスタートから祖根のローキックを合図に、寒川が左右ストレートのコンビネーションで懐に入り、タックルに来た祖根をバックステップでかわし、今度は左右フックで追撃。当てられても冷静さを失わない祖根。
 接近した祖根に、カウンターのバックブローを放つ寒川、潜ってタックルを決める祖根。バックリフトから首狙い。更にバックグラブで逃げ道を防ぎ、王者が貫禄のチョークで一本勝ちをもぎ取った。

 手数ではスタンドファイターの寒川に軍配が。グラウンドテクニック&コントロールでは祖根が。それぞれ得意分野を駆使し、手に汗握る攻防は観客の想像を超えていた。
 懸念された寒川のグラウンド対策だが、スタンドレスリングで倒されない技術。タックルを切る技術。倒されても立ち上がる技術。下から脱出する技術。限られた練習期間で、これら、ディフェンス面を徹底したであろう成果が見てとれた。打撃のスペシャリストがこうしたテクニックを体得したら、今後のマット界の絵図が変わる。関西でその先駆者となるべく、自ら体言して見せた寒川。破れはしたものの、誰もが感服の想いだろう。
 祖根は2R中盤まで様子を見すぎたか。しかしながら祖根、あの寒川のプレッシャーの前に、相手の土俵であるスタンド勝負に行く度胸。元々、相手の攻撃に合わせるタイプだが、元キック王者に左ハイを決めるなど、祖根の自信の表れが技に乗り移っていた。スイッチが入った後の祖根の爆発力がこの文面から伝わったであろうか。
 何げなく目を惹いた両者の攻防で、フェイントや単発の攻撃ではなかなか観客を沸かせられないものだが、こうした心理戦だけでも観客を魅了したのは特筆に値する。並みの選手では到底できない芸当だ。
 祖根は試合後、他団体で総合のリングに上がった有名選手を名指して、打撃でも総合でも勝てる自信があると豪語。総合ファイターとして、打撃系の侵略には自分が相手したい、とアピール。今回をクリアーした祖根に説得力は充分だ。今後の飛躍に期待したい。


第1試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
○角田成健(総合格闘技スタジオSTYLE)
×服部浩典(SFK/元KOSライト級王者)
1R 3'10" タップアウト(フロントスリーパー)

 服部はロー、角田は左ジャブで牽制。ミドルから右フック、左ストレートのコンビネーションで接近した服部を掻い潜り、胴タックルから一時はグラウンドに移行する角田。持ち堪えた服部が立ち上がり、クラッチを胴から首に切り替えた角田がスタンドで組膝ラッシュ。伸びのある攻撃だ。
 リスタートからローの服部、ジャブの角田。服部が左ハイで勝負に出たところを、角田がカウンターのロシアンフックを合わせた。インサイドからハーフの角田。追撃を防ぐため、片腕を取ってディフェンスの服部。グラウンドパンチを繰り出したい角田だが、密着されて思うようにヒットできないと見るや、肘打ちで突破口を見出す。足を掬った服部がアンクルの体勢へ。すり抜けた角田がインサイドでスタンド状態からパウンド攻撃。サイドに回った角田、エビで脱出しようとする服部。しかし、これを読んでいた角田がスリーパーに移行。回転してマウント状態でガッチリとロックした。勝った角田は、コーナーからバク宙して喜びを披露。マイクを持ち、DXFCのベルトに挑戦アピールした。


サプライズエキシビジョンマッチ 2分2R
-皇治(SFK/HEATキックルールライト級王者)
-fire仭士(SFK/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
勝敗無し

 観客にはサプライズとして、チャンピオン同士の豪華なエキシ対決が行なわれた。レガース着用ではあったが、両者共さすがチャンピオン、本番さながらの打撃の応酬で息を飲む展開に。
 残り10秒のアナウンスで皇治がタックルからパウンドを落とすなど、キックルールをはみ出し、総合のリング向けに攻防をアレンジした。
 大会に華を添えた両者は、月末に控える防衛戦へ必勝を誓った。


オープニングファイト バンタム級 5分2R
○優作(志村道場)
×箕嶋唯人(G-FREE)
1R 3'12" KO(グラウンドパンチ)


※第2部では関西のそうそうたる面子がオフィスレガース10周年セレモニーに駆けつけた



DEMOLITION 22(第1部)


第9試合 バンタム級 5分2R
○白帯(SPOK/2010ケージフォース選抜バンタム級優勝)
×海鬼袈侍鬼(相補体術)
1R 2'50" KO(バスター)

第8試合 キックルール 70kg契約 3分3R
×鹿津シンジ(月心会)
○野崎悟(寝屋川ジム/シュートボクシング協会)
判定0-3(29-30/29-30/28-29)

第7試合 キックルール 63kg契約 3分3R
×佐藤友紀(誠空会/シュートボクシング協会)
○矢野浩司(OZMOSIS)
判定0-3(29-30/29-30/28-29)

第6試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)ライト級決勝戦 5分1R
×フジワラダイチ(UBF)
○世羅友茂(GROUND CORE)
ポイント判定3-9(フジワラ PGで3P/世羅 TDで2P・PGで3P・BCで4P)

第5試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)バンタム級決勝戦 5分1R
×一本佳徳(CARPE DIEM NAGASAKI)
○吉本草彦(和術慧舟會兵庫支部)
2'28" タップアウト(バナナスプレッド)

第4試合 キックルール 58kg契約 3分3R
○谷岡祐樹(パラエストラ加古川)
×藤本倖綺(亀岡キックボクシングジム)
判定3-0(30-28/30-29/30-29)

第3試合 フライ級 5分2R
○北川公崇(総合格闘技YJ)
×ドングリかつ(総合格闘技道場reliable)
判定2-0

第2試合 フェザー級 5分2R
○伊藤風童(総合格闘技闇愚羅)
×森田陽介(フリー)
判定2-0

第1試合 フライ級 5分2R
×前田慎次朗(総合格闘技闇愚羅)
○安藤 広(和術慧舟會兵庫支部)
2R 2'16" タップアウト(アンクルホールド)

OPファイト第4試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)ライト級1回戦  5分1R
○世羅友茂(GROUND CORE)
×玉木壽成(総合格闘技チームソフトコンタクト)
ポイント判定6-0(TDで2P・MPで4P)※世羅が決勝進出。

OPファイト第3試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)ライト級1回戦 5分1R
○フジワラダイチ(UBF)
×土肥潤(MIBURO)
0'25" タップアウト(アキレス腱固め)
※フジワラが決勝進出。

OPファイト第2試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)バンタム級1回戦 5分1R
×小堀貴広(総合格闘技ゴンズジム)
○吉本草彦(和術慧舟會兵庫支部)
ポイント判定0-2(TDで2P)
※吉本が決勝進出。

OPファイト第1試合 D-NET CONTENDERS REX トーナメント(グラップリング)バンタム級1回戦 5分1R
○後藤貴史(吹田柔術)
×一本佳徳(CARPE DIEM NAGASAKI)
4'14" タップアウト(アンクルホールド)
※後藤が決勝進出だが、負傷で棄権。一本が決勝に。

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