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SARAMI、前澤智との接戦制す。渡辺華奈、デビュー戦制しRIZINへ:12.3 新宿

DEEP JEWELS 18
2017年12月3日(日) 新宿フェイス
 アトム級次期王者挑戦者決定戦はSARAMIが2Rに前澤智のパンチに苦しんだが、3Rにテイクダウンから優位に進め判定勝ち。プロデビュー戦の元柔道全日本指定強化選手・渡辺華奈は素質の高さを存分に発揮し一本勝ちすると、榊原信行RIZIN実行委員長が年末大会へのオファーを約束した。アイドルグループ「仮面女子」の川村虹花は初のMMAで判定勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳



第11試合 メインイベント DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)次期王者挑戦者決定戦 5分3R
〇SARAMI(パンクラスイズム横浜)
×前澤 智(リバーサルジム立川ALPHA)
判定3-0 (芹沢29-28/福田29-28/田澤29-28)

 SARAMIと前澤は5月大会で対戦し、SARAMIが2RグラウンドパンチでTKO勝ちし、15年の初対決含め過去2勝している。DEEP事務局によると、8月大会でSARAMIに判定2-1で勝った富松恵美も挑戦者候補だったが、富松が負傷により試合ができないため、SARAMIと前澤智での挑戦者決定戦となった。前澤は昨年11月に富松恵美に3Rチョークで一本勝ちしており、この3選手はジャンケン状態になっていた。
 最近では前澤は8月のROAD FCソウル大会で、しなしさとこに勝った実績のあるイ・イェジに判定勝ちし、10月のDEEP有明大会でも桐生祐子に判定勝ちし、着実に結果を残している。SARAMIと前澤の勝者は来年春(日付未発表)のDEEP JEWELS 19で王者・黒部三奈に挑戦する予定だ。
 なお、9月のDEEPのルール改正に伴い、女子もラウンド毎に10点法で採点する一般的な形式に変更される。



 1R、SARAMIが積極的にパンチを振るって前に詰めて押し込むが、前澤は耐えて突き離し、スタンドの打撃戦へ。前澤が前に出るが、SARAMIはかわしながら積極的に右ストレートを当て続ける。前澤も攻撃を返すが少し少ない。終盤、SARAMIがまたも押し込んで来るが、前澤は突き放すと右ストレートをお返しする。僅差だが、積極性でSARAMIか。
 2R、お互い頭と手を振って細かくステップしてパンチを狙い合う状況が続く中で、少しずつ前澤の左ストレートのヒットが増える。SARAMIは鼻から少し出血する。それでも動きは落ちないが、若干劣勢で、終盤、押し込んで倒そうとするが前澤は耐える。



 3R、序盤からSARAMIは押し込んで振り回して倒そうとする。前澤は時折ロープに腕を引っかけそうになるが、辛うじてテイクダウンを免れる。パンチの打ち合いとなり、お互い一歩も引かない激闘に。残り1分、SARAMIは戦い方を切り替え、片足タックルを仕掛け、テイクダウンに成功。素早くバックに回り、キープして最後はパウンドを当て、攻勢を印象付けて試合を終える。



 結局、1Rと3Rのポイントを取ったSARAMIが判定勝ち。SARAMIは「前澤さんがナメたことを言っていたんで絶対勝とうと思って試合をしました。このままもっと強くなって、黒部選手のベルトを巻きたいです」とアピール。リングサイドで試合を見守ってからリングに上がった黒部は「おめでとう。煽りV見たけど、何メソメソ泣いてるんだ。強くなれ。負けないよ」とエールを送り、SARAMIは「強いです。負けないです」と言い返した。


第10試合 セミファイナル 58kg契約 5分2R
〇奈部ゆかり(パラエストラ柏)
×中倉百合花(フリー)※FIGHTING TIESから所属変更
2R 2'50" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)



 1R、奈部が中倉の腕を抱えながら倒すと、上からロープをつかみながら鉄槌を連打。中倉は足関を狙うが奈部は防御。奈部は再三ロープをつかむためイエローカード(減点1)をもらってしまう。ブレイク後も奈部が首を抱えてテイクダウンを奪うが、背中を向けてしまいトップが取れない。
 2R、奈部が右ローを連打した後、組み付いてテイクダウン。今度はサイド、マウントとうまくポジションを取り、鉄槌をしっかり力を入れて当て続けると、最後は連打をまとめフィニッシュ。持ち前の破壊力を発揮し勝利した。


第9試合 アトム級 5分2R
×桐生祐子(BRAVE)
〇北野きゅう(高田馬場道場)
判定0-2 (田澤18-20/福田19-19/小池18-20)

 1R、桐生が序盤から押し込んでテイクダウン。立たれてもすぐ押し込んで主導権を維持する。終盤には北野が倒してトップになりキープしたが、桐生も終了間際に三角絞めを狙う。判定の難しいラウンドに。
 2R、北野が両脇を差して押し込んでたから倒すが、勢いがつきすぎて桐生が上に。だが北野は脱出し、バックに回りコントロールする。終盤、桐生が脱出してトップになるが、攻めきれず終了。結局、グラウンドで主導権を握る時間が長かった北野の判定勝ちとなった。




第8試合 フライ級 5分2R
〇渡辺華奈(Fighter's Flow)
×ひかり(ピロクテテス新潟)※佐藤ひかり 改め
2R 1'32" 腕ひしぎ十字固め

 両者ともデビュー戦。渡辺は1988年8月21日生まれの29歳。昨年9月の柔道アジアオープン台北大会-57kg2位で、7年間全日本指定強化選手に選ばれ、SASUKE出演でも話題を呼んだ。ひかりも柔道歴15年、9月の全日本アマチュア修斗選手権フライ級優勝者の有望株だ。RIZINでの女子の試合が話題を呼び、このようにDEEP事務局にも他競技の実力者からの参戦志願が増えているという。



 1R、渡辺が組み合った状態から足を払って倒すと、すぐさまマウントへ。ひかりは脱出すると、上からパウンドを落とそうとするが、渡辺は下から腕十字を仕掛けチャンス。ひかりは辛うじて防御してスタンドに戻すが、渡辺はひかりの右ミドルをつかみつつ、右ストレートを当てながら倒す。ひかりも下から足関を狙うが、渡辺は体を起こしてパウンドを連打し、終盤にも上になって肩固めを狙って追い詰める。渡辺が素質の高さを存分に見せつけるが、ひかりもデビュー戦離れしたスキルを見せる。
 2R、ひかりのミドルをつかんで渡辺は倒して上に。トップキープし、マウントを奪うと、パウンドを連打して弱らせた後、腕十字を極め、タップを奪った。



 渡辺は「MMAを遊びでやっているのじゃなく、競技として本気で上を目指します。柔道を本格的にやってきた選手がMMAにアジャストするのを観たくないですか?大晦日、空いてます。榊原社長。1か月あればもっと強くなるのでお願いします」とアピール。客席にいた榊原信行RIZIN実行委員長は「これから相手を調整します」と、参戦を承諾した。


第7試合 アトム級 5分2R
〇佐藤絵実(毛利道場)
×青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
2R 1'43" 腕ひしぎ十字固め

 青野もひかり同様に9月の全日本アマ修斗ストロー級で優勝し、レスリング全日本社会人&学生選手権優勝実績の持ち主。佐藤は15年の全日本アマ修斗優勝者で、6月の修斗大阪大会で檜山美樹子に判定勝ちしている。
 1R、青野が持ち前のレスリング力を活かし、タックルからテイクダウンを重ね、ポジショニングでも優位に進め、終盤には洗濯バサミを仕掛けて佐藤を追い詰める。
 2Rも青野がタックルを仕掛けて佐藤を崩し、背後に回り込んでオンブの状態からグラウンドに持ち込むが、トップになり少し攻めあぐねていると、佐藤は下から腕十字を極め、見事逆転勝ちを果たした。




第6試合 SP(セミ・プロフェッショナル)ルール(パウンド無し) アトム級 3分2R
〇川村虹花 [ななか](仮面女子)
×REICA(ISHITSUNA MMA GYM)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

 アイドルグループ「仮面女子」の川村がMMAに初挑戦する。1995年12月26日生まれの21歳。3月にDEEP JEWELSの試合を観てMMAに興味を持ち、4月からリバーサルジム新宿Me,Weで練習をしていた。川村の初のMMAの相手となるREICAはフィリピンと日本のハーフで、アマボクシング全日本ベスト4の実績がある。
 ルールはDEEPアマチュアで新たに設定された「SP(セミ・プロフェッショナル)ルール」が採用され、プロと異なりパウンドは禁止。他のアマルールと異なり、頭・膝・スネの防具はつけない。



 1R、開始すぐから川村が左ミドルを2連打して会場をどよめかせ、すぐさま胴タックルを仕掛けテイクダウン。ハーフガードになると、セコンドの山崎剛からアドバイスを聞きつつ、サイドを奪う。トップに戻されると、すぐスタンドになるが、川村は再びタックルを仕掛けて上になる。
 2Rも川村が左のミドル、ハイを連打。REICAも右フックを当てるが、すぐに川村は組み付いて、またもテイクダウン。肩固めを狙い、立たれた後もすぐ倒し、主導権を維持し判定勝ちした。



 序盤のプロの選手と遜色の無い戦いを繰り広げ勝利した川村は「格闘技をナメるなという意見もあることを承知で、この試合に臨みました。週6回、朝から夕方まで毎日練習して、試合に勝つことができました。まだまだアイドル、格闘技やるのかと思う方もいるかもしれません。でも私は本気です。総合格闘技に尊敬の念を抱いています。今私にできることは、格闘技に真剣に向かって一生懸命練習して、皆さんにいい試合をお見せすることだと思っています。勝った後ですけど、おいしいもの食べたいとか、休みたいとかいう気持ちはありません。反省点がいっぱいあり、今から練習したいぐらいです。これからも格闘技に挑戦していきます」とアピールした。




第5試合 グラップリングルール ストロー級 3分2R
×長野美香(フリー)
〇齋藤裕子(暁道場)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)

 長野は出産を経て、昨年8月のMMA復帰戦以来となる公式戦。今年5月大会はエキシビションマッチでの登場だった。齋藤は国際武道大学柔道部出身で、昨年の全日本アマ修斗選手権で優勝。8月大会のMMAプロデビュー戦では古瀬美月を寝技で圧倒しつつ、パウンドで1R TKO勝ちした期待のホープだ。



 1R、斎藤が左脇を差して押し込んで足を掛けて倒すが、長野は下から素早く腕十字を狙う。だが斎藤も対処して、背後に回り込もうとし、長野は防御。最後は斎藤がサイドからアームロックを狙い終了。レベルの高い攻防に観客からも溜息が出る。
 2R、斎藤が序盤から両脇を差して倒しハーフに。ガッチリ固めてから、肩固めで長野を脅かす。最後はマウントから腕十字を狙って終了。2Rははっきり差をつけ、キャリア・知名度で勝る長野から価値ある勝利をもぎ取った。
 なお、この試合の後には、浅倉カンナとKINGレイナがリングに上がり、年末のRIZINでの必勝を誓った。


第4試合 49kg契約 5分2R
×古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)
〇ARAMI(MIBURO)※荒井みか 改め
2R 2'17" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 ARAMIは昨年末に行われたRIZIN FF アマチュアMMA2016で優勝し、今年6月に韓国で開催されたROAD FCでホン・ユンハに判定勝ちを収めている選手。1R、ARAMIが中盤に押し込んでから倒すと、ハーフで固めつつ、終盤にはパウンドの連打をまとめ好印象を残す。2Rも序盤からARAMIがテイクダウンに成功し、ハーフからマウントに移ると、一気にパウンドを連打しフィニッシュした。




第3試合 フライ級 5分2R
×山口さゆり(和術慧舟會HEARTS)
〇RYO ko SKY WALKER(BRAVE)※宮田稜子 改め
1R 3'54" 三角絞め

 1R、山口が右ストレート主体のパンチ連打でRYO koを追い詰めたが、RYO koが右ストレート一発で山口をひるませると、パンチの連打で挽回。右ミドルをすくわれて下になってしまうが、ダメージの残る山口に、すぐさま三角絞めを極めタップを奪った。


第2試合 アトム級 5分2R
〇宗田智美 (HIDE'S KICK)
×まど花(フリー)
2R 3'03" チョークスリーパー


第1試合 AA(アマチュアA)ルール(パウンド無し) アトム級 3分2R
×吉川桃加(禅道会)
〇山崎桃子(CRAZY ARMAMENT)
判定0-3 (18-20/18-19/19-20)

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