Home > REPORTS > DEEP JEWELS > 浅倉カンナ、石岡沙織に判定勝ち。RIZINトーナメント優勝宣言:8.26 新宿

浅倉カンナ、石岡沙織に判定勝ち。RIZINトーナメント優勝宣言:8.26 新宿

DEEP JEWELS 17
2017年8月26日(土) 新宿フェイス
 10月15日のRIZIN福岡大会から開幕する女子スーハーアトム級トーナメントの出場者決定戦では、19歳の新鋭・浅倉カンナが、デビュー10年の29歳・石岡沙織を再三テイクダウンし、3Rにはパウンド等で攻め込み判定勝ち。浅倉は「石岡選手は女子格闘技が目立たない時から頑張っていた選手。石岡選手の分もトーナメントで爆発して優勝したいです」と宣言した。
  レポート&写真:井原芳徳


第6試合 メインイベント RIZIN女子スーハーアトム級(49kg)トーナメント出場者決定戦 49kg契約 5分3R
×石岡沙織(禅道会/48.8kg)
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸/48.8kg)
判定0-3 (小池=浅倉/梅木=浅倉/福田=浅倉)

 石岡は08年のJEWELSの旗揚げ大会のメインイベントで勝利し、藤井惠、辻結花、ハム・ソヒといった先輩の強豪には敗れたが、常連選手として大会を盛り立ててきた選手。結婚と出産を経て昨年復帰した。浅倉は石岡の休業中にデビューし台頭した新鋭。両者ともRIZINで既に1勝ずつしているが、10月15日のRIZIN福岡大会で開幕するトーナメントでDEEP JEWELS勢に与えられた1枠を争うことに。先日、甲子園での高校野球が閉幕したが、東京・大阪・神奈川あたりの予選の決勝のように、全国大会と遜色ない顔合わせで、ベテランとホープの意地と技術が真っ向からぶつかり合う好勝負となる。



 1R、サウスポーの浅倉に対し、石岡が圧力をかける。石岡はコーナーに押し込まれるが、押し返して足を掛けてテイクダウンを奪う。浅倉はすぐにリバースして上になり、パスガードを狙うと体が浮いてしまい、石岡に立たれるが、すぐタックルを仕掛けて上になる。膠着ブレイクがかかると、石岡が右ストレート、右ローを当てて若干優勢になるが、浅倉はまたもタックルでテイクダウンに成功。上からパウンドを落とす。一進一退ながら、最終的には浅倉が好印象を残しラウンドを終える。
 2Rも浅倉がタックルを仕掛けてテイクダウンを先取。石岡も下から足を登らせて鉄槌を当てて抵抗するが、浅倉はほどいてハーフガードへ。石岡がスタンドに戻すと、またも浅倉がタックルでテイクダウンに成功。鉄槌を落とし、このラウンドも主導権をキープする。



 3R、開始すぐから石岡が右ミドルを当てるが、浅倉は蹴り足をつかんで倒してサイドポジションに。ハーフに戻ると、石岡がスタンドに戻し、押し込んできた浅倉をアームロックで捕まえるが、浅倉はそこから豪快に抱え上げてまたもテイクダウン。相手の攻撃を次々跳ね返す浅倉に歓声が上がる。



 浅倉はサイドポジションを取ると、肩固めを仕掛け、一本を取りに行くが、極まりが浅くなると固執せず外し、バックマウントを素早く取り、パウンドを連打。残りの力を出し切るように一気に攻め込む。石岡もブロックして耐えしのぐと、終盤にはスタンドに戻すが、最後も浅倉がタックルで倒して上をキープして試合終了。浅倉が3Rに決定的な差をつけ、判定勝ちでRIZINトーナメント出場権を獲得した。



 マイクを渡された浅倉は「トーナメントがかかった大事な試合で、石岡選手と試合が決まった時は不安も緊張もありました。道場の先輩とたくさん練習したことで勝つことができました。一本決めて堂々とトーナメントに行きたかったんですけど、石岡選手、強かったです。石岡選手は女子格闘技が目立たない時から頑張っていた選手で、私なんかまだまだと思われるかもしれないですけど、石岡選手の分もトーナメント爆発して優勝したいと思います。石岡選手、本当にありがとうございました」とアピールした。



 リングにはRIZINの榊原信行実行委員長も上がり「本当に素晴らしい試合でした。3R、カンナ選手が一歩上に行きたいという思いが強かった試合だったと思います。カンナ選手はDEEP JEWELSを代表して、初めてのRIZINの女子GPで優勝するチャンスもあると思います。世界の強豪が出ますし、シュートボクシングを代表したRENA選手と対戦するチャンスもあると思うんで、頑張ってください」と激励した。

◆浅倉「煽り映像で石岡選手に『オバサン』と言ってしまって申し訳ないです。長年やってきた選手と戦えたこともうれしいです。先輩の意地もあったと思います。石岡選手は格闘家として尊敬します。出るからには二人分で頑張って優勝します。
(体重がいつもの47.6kgより上だったが?)いつもより階級が上なんでウェイトトレーニングも結構やって、パワーが上がってきたので、ちょうどいいかなって思います。
(どういう思いでトーナメントに上がる?)自分たちは課題を乗り越えてトーナメントに出るので、石岡選手の分も頑張りたいです。レスリングやってたころは2位ばっかりだったんで、大きい舞台で1位って結果が出せたらと思います」



◆石岡「完敗です。言葉が出ないです。変な感じですけど、女子格闘技、盛り上がってるなって(涙を浮かべる)。本来の女子格闘技を盛り上げたい目標は達成できたかなって。(浅倉にリング上で何と話しかけた?)ただただ、ありがとう、頑張ってね、って。彼女だけじゃなく、これでトーナメントがより盛り上がると思うんで、盛り上がって欲しいと思います」

◆佐伯繁DEEP代表「僕も350大会ぐらいやっているけど、こういう見たくない試合があると、せつないね。これだけお客さんが来てもらって、メインの空間が凄かったですね。富松さんと(1年半前に復帰戦を)やった時もそうだけど、負けても石岡さんがこの空間を作ってくれている感じがあるんだよね。カンナちゃんは可能性を秘めてるし、テイクダウンも上手かったし、決勝まで行って欲しいです。同じブロックの外人も倒せると思います。石岡さんもそうは言ってもまだ29だから、まだまだチャンスあるんで『もう1回やろうよ』って話をしました」


第5試合 セミファイナル アトム級(47.6kg)(肘有り) 5分3R
○富松恵美(パラエストラ松戸/47.4kg)
×SARAMI(パンクラスイズム横浜/47.6kg)
判定2-1 (小池=富松/芹沢=SARAMI/福田=富松)

 1R、SARAMIがコーナーに押し込んでからテイクダウンを奪うが、富松がロープの外に出てしまいブレイク。SARAMIは左ボディストレートを時折うまく当てるが、富松も右ストレートを返し、まだ大差が無い状態だ。



 2R、SARAMIが右ストレート、右のボディ狙いの前蹴りの連打を決めると、富松は流れを変えようとばかりに押し込んで来るが、SARAMIは押し返してまたもテイクダウンを奪う。すると富松は下から足関節技を仕掛け逆襲。SARAMIは逃げようとした際にロープの外に体が出てしまう。富松のチャンスの状況のためブレイクはかからず、SARAMIは体を中に戻して富松に覆いかぶさり、上から鉄槌を落として脱出し、コーナーに押し込んで再び富松を倒す。だがこれもすぐ富松が返して上になり、パウンドと肘をヒット。終盤にもスタンドに戻ってから、SARAMIの投げを潰して富松がバックを取りパウンドをヒットし、SARAMIの流れを潰し続けて優位を維持する。



 3R、SARAMIが度々コーナーに押し込むが、テイクダウンに持ち込めず。中盤以降、お互い差をつけようとパンチの打ち合いを繰り広げる。両者とも度々被弾しながらも下がらず打ち続け、観客を沸かせて試合を終える。

 大差は無かったため判定は割れたものの、2Rに差をつけた富松に軍配。富松は「2年近く前に戦っていますけど、所属も変わって強かったです。前と同じスプリットでした。年も年なんで、もう一度ベルトを取りたいです。今日勝ったことを評価してもらえると思います。RIZINのトーナメント、埋まってしまったんで、負けた人とワンマッチを組んでもらって、おばさんも頑張ってるところを見せたいです」とアピールした。


第4試合 58kg契約 5分2R
○杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We/57.5kg)
×空手こまち(武心会/J-GIRLSフェザー級(57.15kg)1位/57.9kg)
1R 4'58" 腕ひしぎ十字固め



 スタンドのパンチの打ち合いでこまちの右ストレートをもらって、少しだけ出血した杉山だが、タックルでテイクダウンを奪うと、サイドポジションを取り、腕十字を仕掛ける。こまちは脱出するが、その後も杉山が2度腕十字を仕掛け、時間ギリギリでレフェリーストップ勝ちを果たした。



 夫の中村K太郎のKポーズで喜びを表現した杉山はマイクを持ち「今回58kg契約でしたが、56.7kg(フライ級)まで落とします。榊原さん、来ていますか?私が杉山しずかです。まだ私のカラーが足りないと思いますが、RIZIN様の真珠(・野沢)オークライヤー選手の相手にどうですか?面白いカードが増えたら、もっとみんな注目すると思います。トーナメントがメインですが、杉山しずかも忘れないでください」と、RIZINでの真珠との試合を熱望した。


第3試合 アトム級 5分2R
×古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY/46.5kg)
○齋藤裕子(暁道場/全日本アマ修斗選手権'16女子フライ級(52.2kg)優勝/47.5kg)
1R 3'38" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 齋藤のセコンドには元パンクラス&修斗環太平洋王者の村山暁洋がつく。古瀬がゴングが鳴ると飛び膝で襲い掛かるが、国際武道大学柔道部出身の齋藤が組み付いて足を掛けて倒すと、ハーフガードからじわじわ圧力をかけ、マウントを奪うとパウンドを連打しレフェリーストップ。プロデビュー戦で快勝すると「これからも勝ってベルトに挑戦したい」とアピールした。


第2試合 アマチュア アトム級 3分2R
○山崎桃子(CRAZY ARMAMENT/43.6kg)
×リオン(トライフォース/46.3kg)
1R 1'30" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

第1試合 アマチュア アトム級 3分2R
×宗田智美(HIDE'S KICK!/47.3kg)
○モモ(空手道白心会/当日計量)
判定0-3

Home > REPORTS > DEEP JEWELS > 浅倉カンナ、石岡沙織に判定勝ち。RIZINトーナメント優勝宣言:8.26 新宿

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について