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端貴代、杉山しずか下し王者に。石岡沙織、復帰戦は1R一本勝ち:5.18 新宿

DEEP JEWELS 4
2014年5月18日(日) 新宿フェイス
 新設のミドル級(61.2kg)王座決定戦では、海外でも活躍する36歳のベテラン・端貴代が、杉山しずかの体力を着実に削り、3R終盤にパウンドの連打でTKO勝ち。2年ぶり出場の石岡沙織は結婚・出産を経て、実力アップした姿を披露し、新鋭・SARAMIと激闘の末、腕十字で一本勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳



第9試合 メインイベント DEEP JEWELS初代ミドル級(61.2kg)王者決定戦 5分3R
×杉山しずか(禅道会)
○端 貴代(和術慧舟會AKZA)
3R 4'20" TKO (タオル投入:バックマウントパンチ)
※端が王者に

 DEEP JEWELSでは61.2kgの「ミドル級」を新設。世界標準ではバンタム級に相当し、UFCではロンダ・ラウジーが、パンクラスでは中井りんが王座に君臨しており、国内外で最もホットな階級といえよう。
 杉山はDEEP JEWELSの前身のジュエルスの2008年11月の旗揚げ大会でプロデビュー。2011年度のオーストラリア留学の間を除き、ジュエルスの大半の大会に上がり続け、60kg付近から体重無差別まで幅広く試合をこなしてきた。最近では2月のDEEP JEWELS 3で佐藤瑞穂に1R TKO勝ちしている。
 36歳のベテラン・端はジュエルスの前身のスマックガールの主力として活躍し、2007年には赤野仁美を破りミドル級(58kg)タイトルを獲得。スマックの休止後はストライクフォース等アメリカの大会に頻繁に参戦していたが、2012年3月のジュエルスではロクサン・モダフェリに勝利し、今年3月9日の韓国のROAD FCではキム・ジヨンと引き分けている。

 試合はジャブの応酬から始まり、杉山は左ミドルを当て、端は前に詰めてのパンチの連打という展開が次第に目立つように。ロープやコーナー際で脇の差し合いが何度か繰り返され、お互いなかなか倒れなかったが、1R終盤、少し疲れてきた杉山を端が抱えあげる。杉山は思わずロープをつかんでしまい、レフェリーに注意されて離すとすぐさま端が上に。バックを奪ってパウンドを落とし、最後は腕十字も狙って好印象を残す。



 2Rも杉山はミドルやローといった蹴り主体で攻めるが、端が距離を詰めて押し込む展開が増えてくる。中盤には端がタックルでテイクダウンに成功。しばらくして立たれてしまうが、杉山を押し込んで右膝をボディに突き刺し、離れれば右のフックをヒット。少しずつ杉山の体力を削っていく。
 3Rも端は杉山を押し込んで細かく打撃を当て、じわじわ体力を削り続ける。中盤、杉山がテイクダウンを奪い起死回生のチャンスを手にしたが、トップキープが不十分となり、端は脱出。逆にテイクダウンを奪い返し、サイドポジションを奪う。最後は残り時間も意識しつつ、マウント、バックマウントと移行しパウンドを連打し、杉山の動きが止まったところでセコンドがタオルを投入。端が圧巻の強さでベルトを獲得した。



 マイクを持った端は「日本で久しぶりの試合で、ベルトを懸けた試合で、むちゃくちゃ緊張したのですが、なんとか3Rで仕留めることができました。これからももっと強くなって日本で試合をしたいと思うのでこれからもよろしくお願いします」と喜びの笑顔で語った。

◆端「ホッとしたというのに尽きます。1R、向こうも打撃が強くてうまくて、3Rまで行ってやっと勝てた感じでしたね。打撃が自分のも当たってたので、行けるかな、って感じでした。海外で試合を経験して、経験値の上で勝たなきゃいけない試合で、勝てて良かったです。このベルトを取るだけなじゃくて、今後は防衛しないといけないし、海外にチャレンジして行くのが目標だと思ってます。」


第8試合 セミファイナル フェザー級(48kg) 5分2R
○石岡沙織(禅道会)
×SARAMI(クラブバーバリアン)
1R 4'44" 腕ひしぎ十字固め

 石岡は2007年にスマックガールでプロデビューし、スマックから衣替えしたジュエルスでは2008年11月の旗揚げ大会のメインイベンターを務める等、主力選手として活躍した。2012年3月のパンクラスでWINDY智美の引退試合の相手を務めた後、結婚と出産のため選手活動はストップしていたが、昨年夏から練習を再開した。
 石岡は現在26歳。禅道会の総本部のある長野県に住み、1歳半の長男を道場に同行させながら練習する日々を送っている。記者会見では復帰の理由について「引退試合をやらずにいたので、白帯の頃から応援してくれていた人たちに失礼だと思っていた」「長野(美香)さんが『石岡さんが戻ってくるまで(JEWELSを)支えて待ってる』と言ってて、長野さんもトーナメントで負けたりして辛い試合が多かっただろうなと思って、早く復帰して一緒に戦えたらと思った」とコメントしていた。
 対するSARAMIは2月大会で元フェザー級女王のスギロックを相手に判定2-1の接戦を演じている23歳の新鋭。「正直石岡さんは踏み台であり目指すはハム・ソヒ選手のベルトしか考えていません」とのコメントを発表していた。



 試合は開始すぐから石岡が試練を迎える。石岡は右ローを当てジャブを放つが、直後にSARAMIの右フックをもらってひるむ。SARAMIはすかさず組み付いてタックルでテイクダウンを奪う。SARAMIの右フックで左目が見えなくなったという石岡だが、下から腕十字を仕掛けSARAMIを捕獲。SARAMIは持ち上げて石岡をマットに叩きつけるが、石岡はしつこく腕十字を狙い続ける。



 だがSARAMIは防御し続け外すと、ヒールホールドを仕掛けて挽回。石岡も足関を狙って応戦するが、この攻防に固執せず、上体を浮かせてパウンドを落とす。そしてハーフガードからアームロックを仕掛け、防御された後も休まず動いてバックを奪取。容赦なくパウンドを連打してSARAMIを痛めつけた後、その体勢のままSARAMIの腕を引き伸ばしてタップを奪った。



 5分弱、濃密な攻防を繰り広げ見事勝利した石岡は、マイクを持つと笑顔で「復活しました!」と第一声。「今日の試合が面白かったと、1人が3人ずつに伝えてもらえたらうれしいです。ここでできないぐらい人を一杯にしたいと思います」とアピール。DEEP JEWELSを牽引していく決意を示した。

◆石岡「いつも打撃を当てるつもりなんですけど、やっぱ出せないですね。見ました?最初にジャブを入れた後にフックをもらったのって。あれで目、見えなくなって。『ここで負けたらマジでヤバい。みんな長野から応援来てくれたのに。ここで終わったら合わせる顔が無い!』って、必死でした(笑)。往復1万円ぐらいかかりますからね。



(久しぶりの試合で緊張をどう乗り越えた?)今回は緊張という緊張じゃなくて、楽しみな緊張だったんですね。練習が凄くできて。みんな協力してくれて。子供見てくれるよとか。旦那が指導してるってのもあって。キツかったですど、キツいことやってた自信があったんでしょうね。
(前に戦った時と今とジュエルスのリングは変わってましたか?)そうですね。ちょっと寂しくなって、熱が90度から80度になった感じがありました。100度までみんなで持っていきたいですね。
(結婚、妊娠を経て、どう変わりましたか?)今まで浮足立ってたところがあったと思うんですけど、地に足がついて落ち着いたかなという感じでした。あんまり変わってないですか?もっとママさん色を出したほうがいいですか(笑)
(今後は?)ずっとライト級でやってたのでライト級でやりたい思いがあるんですけど、体重が増えなくて。(フェザー級と)どっちでやってけるのかってのはありますけど、一回はタイトルマッチ、経験してみたいですね。
(地に足がついたと感じるところは?)試合前、凄く気持ちが落ち着いてて。打撃が絶対当たると思ってたし、テイクダウンもできると思ってたし。でも殴られて華麗に宙を舞ってましたけど(笑)。根拠の無い自信じゃなくて、根拠のある自信がつきましたね。
(2年前と今で、今のほうが強い?)絶対今のほうが強いですよ(即答で)」


第7試合 キックルール 48kg契約 3分3R
○ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA/DEEP JEWELSフェザー級(48kg)王者)
×キラッ☆yuuki(魁塾)
判定3-0

 J-GIRLS、シュートボクシングを主戦場とするyuukiが、開始すぐから右ミドルを積極的に当てるが、次第にハムがサウスポーからの左フックのヒットを増やして優勢に。互いにバッティングとクリンチが多く、膠着状態が続いたものの、3R終盤には余力で勝るハムが左フック、左ミドル、右前蹴り等を手数多く当ててyuukiを圧倒した。


第6試合 フェザー級(48kg) 5分2R
○V.V Mei(Riki Gym/武徳会)
×関友紀子(FIGHT CHIX)
1R 3'17" チョークスリーパー

 PXC等の海外でのハードな試合を経験したVは、開始すぐから前に出てパンチやタックルを仕掛ける積極的な試合運び。序盤からテイクダウンを奪って、ポジションキープをせずパウンドを連打し、立っても関を押し込んで鋭い右膝蹴りをボディに叩き込む。そして中盤に差し掛かり、関の背後から首に腕を入れ、オンブになりパンチを連打。そのままチョークを極めてグラウンドに持ち込み、見事タップを奪い快勝した。




第5試合 51kg契約 5分2R
○前澤 智(パラエストラ八戸)
×Briko(米国/和術慧舟會HEARTS)※ブリタニー・デッカー 改め
判定3-0

 前澤が両ラウンドともテイクダウンを奪い、パウンドや立ち際のアームロックを狙ったりと優勢をキープ。2R終盤にBrikoにバックを奪われパウンドを浴びたが、Brikoは乗り過ぎて下に落ち、前澤は上からパウンドをお返し。最後はミスを帳消しにし判定勝ちした。


第4試合 ライト級(52kg) 5分2R
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)
×エラ・ウー(英国/レジェンズ)
1R 1'25" 肩固め

 柔道経験13年の三浦が、グラップリングルールでの試合を経て総合デビュー戦で、いきなり国際戦。相手のウーは中国系イギリス人で総合1戦1勝で柔術紫帯を持つという。
 開始すぐ、リーチで勝るウーがパンチの連打で三浦を苦しめるが、三浦は右ローを返しつつ勢いを封じると、タックルでテイクダウンを奪取。ウーは下から首をつかまえギロチンを狙っていたが、三浦は外しながら脇を抱えてパスガードすると、一気に肩固めを極めウーを絞め落とした。
 試合後のマイクでは涙を流しながら「もっと打撃を練習して、勝てるよう頑張ります」とコメント。素質の高さはもちろんだが、危ない場面を作りながらも、チャンスは逃さない勝負強さは光るものがあり、ライト級の王座戦線に絡むのも遠い先ではなさそうだ。




第3試合 フェザー級(48kg) 5分2R
×川端佑子(総合格闘技闇愚羅)
○谷山尚未(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3


第2試合 グラップリングルール 50kg契約 4分2R
○MIYOKO(GRABAKA)
×山口小百合(和術慧舟會HEARTS)
1R 2'30" 腕ひしぎ十字固め


第1試合 パウンド無しルール 56kg契約 5分2R
○堀 詩織(k-style)
×土橋まや(総合格闘技闇愚羅)
1R 4'43" 腕ひしぎ十字固め

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