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元谷友貴、階級上のDJ.taikiに判定勝ち。カン・サトーがストロー級王者に:10.18 後楽園

DEEP CAGE IMPACT 2016 in KORAKUEN HALL
2016年10月18日(火) 後楽園ホール
 4月のRIZINで計量失敗した元谷友貴は、1階級上のバンタム級でDJ.taikiを寝技・打撃共に圧倒し、RIZINへの復帰を熱望。新設のストロー級ではカン・サトーが小島壮太を左のオーバーハンドフックで苦しめ初代王者となった。ウェルター級GP 2試合はいずれも接戦・死闘となり、奥野“轟天”泰舗と長谷川賢が勝ち残った。
  レポート&写真:井原芳徳


第8試合 メインイベント バンタム級 5分3R
×DJ.taiki(パンクラスイズム横浜/元DEEPバンタム級王者/61.20kg)※フリーから所属変更
〇元谷友貴(CB IMPACT/元DEEPフライ級王者/61.20kg)
判定0-3 (福田=元谷/芹沢=元谷/梅木=元谷)

 元谷は4月のRIZINの計量前に体調を悪化し欠場。その責任を取る形でDEEPフライ級王座を返上し、8月27日のDEEPで再起戦を行い、58kg契約でコ・ドンヒョク(韓国)に1Rチョークで一本勝ちしている。今回のDJ戦はバンタム~フェザーの選手が多いRIZINで、上の階級で戦える力を示す機会にもなる。
 対するDJは昨年12月29日のRIZINの高谷裕之戦で判定負けして以来の試合。Road to UFC Japanフェザー級トーナメントを含め、1階級上での試合が続いていたが、今回は適正体重のバンタム級。破壊力を活かしたいところだったが、近年スキルの上がった寝技の展開に自ら行ってしまったことが裏目となってしまう。



 1R、DJはサウスポーを主体にしつつ時折スイッチし、パンチを狙う。元谷もパンチ戦に応じていたが、DJは中盤、自ら組み付いてテイクダウンを奪う。寝技なら元谷が上手で、下からオモプラッタを仕掛けてコントロール。スタンドに戻ると、またもDJが投げを狙ってくるが、元谷は絡めた腕をそのまま十字に持ち込み、終盤にはフットチョークのような形からもう片方の足でDJの顔面に蹴りを連打。DJは左まぶたのあたりを腫らしてしまう。



 2R、打撃戦の中でDJはスイッチを繰り返すが、そこからうまくパンチを当てることができず、逆に元谷が回って距離を取りながら左フックを時折ヒットして好印象を残す。するとまたもDJがテイクダウンを奪うが、元谷が三角絞めを仕掛けてバックへ。スタンドに戻るが、DJはなかなか状況を打開できない。

 3Rも同じようなスタンドの打撃戦が続き、元谷は次第に右のロー、ミドル、ハイといった蹴り技のヒットも増やし多彩さを印象付ける。終了間際になってようやくDJが圧力を強めてパンチを連打するが、元谷はかわしながら回って逃げ続けて試合終了。何度もチャンスを作った元谷に軍配が上がった。



 試合後マイクを持った元谷は「こんな試合で、前に大きなミスをして言える立場じゃないですけど、また良かったらまたRIZIN出させてください」と、リングサイド席に座っていたRIZINの榊原信行実行委員長を見ながらアピール。榊原氏はその話を聞きながら笑顔で拍手をし、RIZIN復帰を歓迎する様子だった。




第7試合 DEEPストロー級初代王座決定戦(GP決勝戦) 5分3R
×小島壮太(吉田道場/52.00kg)
〇カン・サトー(グラップリングシュートボクサーズ/52.00kg)
判定0-5 (小池=サトー/梅木=サトー/芹沢=サトー/梅田=サトー/福田=サトー)
※サトーが王者に

 新設のストロー級(52.2kg)では6月の後楽園で初代王者を決める4選手参加のトーナメントがスタート。フライ級王座挑戦経験もある小島は阿部博之に2Rギロチンで一本勝ちし、サトーは越智晴雄に判定2-1で勝利し決勝にコマを進めた。



 1R、両者スタンドで打ち合う展開で、サトーは金網を背にしながら、頭を下げて両腕を振り回す。空振りも多いが、何発かは確実に小島の顔面を捕らえ、ヒット数では少し上だ。
 2Rもパンチ合戦となり、両者鼻血を出してはいるが、次第にヒットを増やしたのはサトーのほう。左フックだけでなく左の前蹴りやミドルのヒットも少しずつ増える。ダメージを小島に与えると、サトーは押し込んでから倒し、バックに素早く回ってチョークを極める。フィニッシュに持ち込めないと判断すると三角絞めに移行。最後は外して下からの蹴り上げでダメ押しする。



 3Rは完全に小島が手詰まりといった様子で、サトーが左ミドル、左フックを当て続け優勢をキープ。オーソドックスながら左主体の珍しいスタイルだったが、次第に右のストレートも当たるように。そのままサトーが主導権を維持し文句なしの判定勝ちで、22歳・デビュー4年で初のベルト奪取に成功。試合後は名古屋から応援に来た仲間たちに囲まれて叩かれる愛情たっぷりの祝福を受けた


第6試合 DEEPウェルター級GP一回戦 5分3R
×桜井隆多(R-BLOOD/元ミドル級王者/77.10kg)
〇奥野“轟天”泰舗(CAVE/77.10kg)
判定1-2 (小池=桜井/梅木=奥野/芹沢=奥野)

 10月9日の大阪大会からスタートした8選手の参加のウェルター級GP。大阪大会では住村竜市朗が元王者の悠太に一本勝ちしている。桜井は45歳、奥野は39歳とベテラン同士の顔合わせ。激闘派で知られる二人のぶつかり合いは、期待通りの好勝負となる。



 1R、序盤からパンチの打ち合いとなり、さっそく揃って鼻血を出す。奥野が桜井を金網に押し込んで倒すが、桜井が脱出してがぶりの体勢になると、そのまま抱え上げてプロレスのパワーボムのような形で奥野を頭からマットに叩き付け、怪力ぶりを見せつける。そこからチョーク、腕十字を狙うが、キープは甘く脱出を許す。

 2Rもパンチの打ち合いから始まり、またも奥野がテイクダウンを奪取。いったん立たれても、すぐ動いてマウントをストレートで奪うと、バックに回ってチャンスを作る。桜井は体をひねって上になるが、奥野は脱出すると、まだ座った状態の桜井にサッカーボールキックを当てる。
 3Rはようやく桜井がテイクダウンを先取するが、しばらくすると奥野が返して上に。膠着ブレイクがかかると、お互いに押し込み合う状況が続くが、最終的にまたも奥野がテイクダウンを奪うことに。とはいえ桜井も長く下にならず、立ち上がると再び奥野を押し込む。一進一退の状況が続き、最後はお互いの余力を振り絞り、掴み合ってのアッパー合戦。試合が終わると二人ともマットに寝ころび、場内は暖かい拍手に包まれる。



 判定の難しい接戦となったが、2Rの主導権を握って挽回し、3Rに若干ながらトップキープの長かった奥野に軍配が上がった。


第5試合 DEEPウェルター級GP一回戦 5分3R
〇長谷川賢(フリー/元DEEPメガトン級(+100kg)王者/77.10kg)
×佐藤洋一郎(マカオ柔術アカデミー/修斗ミドル級(77.1kg)世界2位・元環太平洋王者/77.10kg)
判定2-1 (梅田=長谷川/芹沢=佐藤/梅木=長谷川)

 長谷川は8月のDEEPで元DEEPミドル級王者の中西良行に1R KO勝ち。以前からさらに1階級下げることに意欲的で、今回初めてウェルター級の試合に。3年前のメガトン級王者だった頃よりも約40kg絞り、別人のようだ。対する佐藤は修斗、パンクラス、海外等で活躍し、一時は6連勝もし、DEEPは初登場だ。

 1R、長谷川が序盤から組み付いてテイクダウンを奪うと、ハーフ、サイド、トップを行き来しコントロールを続け、時折パウンドも当てて主導権をキープする。
 2Rも長谷川が上になり、ハーフ、サイドと動き、肩固めを仕掛ける。レフェリーからキャッチサインも出たが、タップは奪えず。ハーフに戻り、しばらくキープしたが、佐藤が終盤、スタンドに戻すと、立ち上がった長谷川の息が荒く、減量の影響が出始めた様子。すると佐藤は膝蹴りを当てた後、長谷川を倒してすぐバックに回ってチョークを極める。いつタップしてもおかしくない状態だったが、長谷川は時間いっぱいまで耐えきる。
 3R、長谷川はもちろんのこと、2R終盤に力を使った佐藤も息が荒い。長谷川がこのラウンドもテイクダウンを先取しバックに回るが、キープが雑になり、佐藤は脱出しテイクダウンを奪い返す。佐藤も同様に力が入らず脱出を許すが、ギロチンで長谷川を捕まえる。だがこれも極まりきらず、上の長谷川がその状態をキープ。バックを狙いに行ったところで立たれてしまうと、腕が上がらない。佐藤も疲れているが、時折右フックを当てて積極性をアピールする。



 結局時間切れとなり判定へ。DEEPでは今のMMAの主流のラウンドごとに採点をつける形式ではなく、試合全体の内容で優劣をつける。フィニッシュに近づいたほうの選手の評価が高いため、2Rに長谷川をチョークで追い詰めた佐藤に1票が入ったのもうなずけるが、2Rは長谷川も肩固めでチャンスを作っており、トータルの攻勢の時間が佐藤よりも長かったことが評価された模様で、2票を獲得し長谷川の勝利となった。勝った長谷川も「練習している仲間やスポンサーに顔向けできない試合をしてしまいました」と苦戦を反省。敗れたものの佐藤も評価を高める試合で、GP後のタイトル戦線の活躍が期待される。


第4試合 フライ級 5分2R
×ランボー宏輔(パラエストラ松戸/修斗バンタム級(56.7kg)世界2位/56.70kg)
〇安谷屋智弘(闘心/56.70kg)
1R 3'52" チョークスリーパー

 修斗のトップ戦線で活躍したランボーはDEEP初参戦。安谷屋は8月27日の有明大会での試合の3日後、交通事故で亡くなった秋葉尉頼の最後の対戦相手を務めた選手だ。
 開始すぐ、安谷屋が右ストレートを当てると、そのまま組み付いてテイクダウンを奪取。マウントを取りに動くが、ランボーが立ち上がると、今度はテイクダウンを奪い返してバックマウントへ。そこから腕十字を狙うが、安谷屋は落として上になると、横三角絞めで反撃し、外れて立ち上がるとオンブになりそこからチョークを狙い、頭からマットに突っ込む形でグラウンドに持ち込み、そのままチョークを極めタップを奪った。



 安谷屋は「ランボー選手という素晴らしい選手と試合を組んでもらい、ありがとうございます。8月に自分が負けてしまった秋葉選手とはもう戦えないですけど、僕が戦い続けることで、秋葉選手の強さが証明できると思います。秋葉選手、見とけよ」と天井を見上げて秋葉に呼びかけた。
 この試合の後、秋葉の追悼セレモニーが行われた。秋葉の極真空手時代からのキャリアを振り返る内容で、親族がケージに入り、母親が感謝の言葉を涙ながらに述べた後、最後はテンカウントゴングが鳴らされた。


第3試合 フェザー級 5分2R
〇門脇英基(和術慧舟會東京道場/元修斗ライト級(65kg)世界王者/65.35kg)
×オーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツクラブ/65.70kg)
判定3-0

 40歳になった門脇は3年ぶりDEEPに参戦。スタンドの攻防が続き、門脇はタックルで倒したいが、終盤に左ミドルをもらいやや印象が悪い。2R、門脇はテイクダウンを2度奪うが、すぐ立たれてしまう。オーロラも次第に金網に押し込む場面が増えるが、互いに決め手の無い状態に。
 このまま時間切れでドローかというムードだったが、終了のゴングの直前に門脇が放った右フックでオーロラがダウン。結局、これが決め手となり門脇が勝利。最後まであきらめないベテランの執念が光った。


第2試合 ライト級 5分2R
〇ムン・ジュンヒ(韓国/ギーク・サブミッション/CMA KOREA/69.80kg)
×ジャイアン貴裕(パラエストラ松戸/70.00kg)
判定3-0

 修斗&ONE二冠王・内藤のび太の“心の友”としても知られるジャイアンが初参戦。6年前に修斗でKO負けした相手であるジュンヒとの再戦が組まれたが、今回もジュンヒが圧倒する。
 1R、マウントを奪い、腕十字で一本寸前まで追い込み、終盤にはマウントからの肘でジャイアンの顔面を切り裂く。時折ジャイアンも上になるが、すぐ脱出を許し、2Rもジュンヒがマウントからの肘とパウンドで攻め続け完勝した。


第1試合 フェザー級 5分2R
〇今成正和(Team-ROKEN/元DEEPフェザー級&バンタム級王者/65.8kg)
×新里佳彦(MAKUGAN/68.85kg)
1R 0'32" ヒールホールド
※新里が3.05kgオーバー。減点2、今成が勝った場合のみ公式記録となる。

 今成は8月27日の有明大会に出場したが、ビョン・ジェウン(韓国)に得意の関節技を防御され判定2-0で惜敗。2か月弱の短い間隔での試合に。開始すぐ、今成がタックルから下になると、足を取ってヒールホールドを極めタップアウト。定番中の定番パターンで快勝した。


オープニングファイト バンタム級 5分2R
〇坂野周平(マルワジム/61.20kg)
×横川凌真(パラエストラ松戸/58.70kg)
1R 1'23" ニンジャチョーク


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