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岡見勇信、久々日本で桜井隆多に完勝。白井祐矢、引退戦は判定勝ち:2.27 後楽園

DEEP 75 IMPACT ~DEEP15周年大会~
2016年2月27日(土) 後楽園ホール
 UFCミドル級で活躍し、現在WSOFと契約中の岡見勇信が、ウェルター級での試合経験を増やすため、約10年ぶりに日本の団体の大会に出場。大きな炸裂音のパウンドを桜井隆多に何十発も叩き込んで2R TKO勝ちし、世界レベルの強さを見せつけた。元DEEPウェルター級王者の白井祐矢は引退試合でミノワマンに判定勝ちし有終の美を飾った。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
×桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者/77.1kg)
○岡見勇信(和術慧舟會東京道場/77.1kg)
2R 4'23" TKO (タオル投入:グラウンドパンチ)

 岡見は02年にプロデビューし、06年からUFCに参戦し、11年にはアンデウソン・シウバの持つミドル級王座に挑戦するところまで登りつめたが、2R TKO負け。13年にUFCとの契約が切れると、米国3番手の団体WSOFと契約し、1勝の後は14年11月にデヴィッド・ブランチのWSOFミドル級王座に挑戦したが4R TKO負け。昨年10月にウェルター級に階級を落とし、ジョン・フィッチと対戦したが判定負けを喫している。
 WSOFとの契約は残っているが、最近落としたウェルター級での試合経験を増やしたい思いから、WSOFの承諾を得て、DEEPへのスポット参戦を志願。04年2月のPRIDE武士道で岡見が判定勝ちしたことのある、DEEP常連の桜井と12年ぶりに肌を合わせることになった。

 岡見の日本での試合は13年3月のUFCのヘクター・ロンバード戦以来3年ぶり。日本の団体での試合、日本人との試合、統一(ユニファイド)ルール以外の試合は06年6月のD.O.Gの竹内出以来約10年ぶり。リングでの試合も06年5月のMARSのパン・ジウォン戦以来10年ぶりで、ルール・試合場の違いへの適応が気になるところだが、岡見は1月の会見で「気を付けないといけないところは出てきますけど、強い選手はどんなルールでも対応できる」と自信。減量についても前日計量後は「やっと今回で減量の仕方をつかめたかな、と。今回はいいリカバリーができると思います」と話していた。ちなみに日本の格闘技の聖地・後楽園ホールでの試合も、04年10月のパンクラスの石川英司戦以来11年半ぶりとなる。



 1R、開始すぐから岡見が圧力をかけ、左ミドルを当ててコーナーに押し込み、右ボディをヒット。離れた桜井がパンチで前に出ながらタックルを仕掛けるが、岡見は切ると、桜井を再び押し込んで右の膝蹴りをボディに強打し、弱らせた後に崩す。すぐバックに回り込みポジションをキープするとパウンドを連打する。明らかに普通の日本人選手のパウンドとは違う炸裂音が響く度に、満員の観衆はどよめき、何発も当たり続けるが、島田裕二レフェリーはいつものように簡単には止めない。桜井のセコンドの岩瀬茂俊はタオルを握りしめ、何度も川尻達也と話し合うが、タオルは投入しない。



 2Rも序盤から岡見が桜井をコーナーに押し込んでから崩し、バックに回り込んでパウンドを連打。途中チョークも狙い、パウンドも絡めるが、島田レフェリーは相変わらず止めようとしない。結局最後は岩瀬がタオルを投入し試合終了。桜井は歩いて退場したものの、引退後にも脳に残るダメージを考慮すれば、1R4分ぐらいの時点でレフェリーが止めておくべき試合だったのではないだろうか。

 岡見は「もっとすっきり勝ちたかったんですけど、自分の成長の無さを実感しています。またこれを一からのスタートとし、格闘技ロードに挑戦します。もっと強くなって帰って来ます」と謙虚にマイクアピールした。




第11試合 メインイベント 白井祐矢引退試合 ウェルター級 5分3R
○白井祐矢(TRIBE TOKYO M.M.A/元DEEP王者/77.1kg)
×ミノワマン(フリー/77.1kg)
判定3-0

 03年にDEEPでプロデビューし、10年に池本誠知を破りウェルター級王座を獲得し、岩瀬茂俊、奥野“轟天”泰舗を相手に2度防衛した白井がついに引退。対するミノワマンはウェルター級に落として初の試合だ。
 1R、ミノワがパンチで突進してくるが、白井が押し返すとテイクダウンを奪取。スタンドに戻れば右のオーバーハンドフックを2発クリーンヒットしてミノワをぐらつかせるが、ミノワも左右のパンチを返して打撃でも応戦する。
 2R開始すぐ、白井の右フックがクリーンヒットし、ミノワがダウン。コーナー際で白井が上になってパウンドをラッシュし、肩固めを狙いながらマウントになり、パウンドを落とす。ミノワは回復して脱出し、パンチをお返し。白井の引退試合とはいえ、そのまま負ける気は当然無い。



 だが3Rも白井がテイクダウンを繰り返しつつ主導権をキープ。パウンドを落とし、ダメージを与え、最後は右ミドルを強打したところ終了。一本・KOはできなかったが、しぶといミノワを相手に、長年培った力と技を出し切る内容で完勝した。試合後の引退セレモニーには吉田秀彦氏も登場し、白井は10カウントゴングを聞いた後、チームメイトに胴上げされた。




第9試合 バンタム級(ノンタイトル戦) 5分3R
○大塚隆史(AACC/DEEP王者/61.2kg)
×遠藤大翼(和術慧舟會IGGY HAND'S GYM/61.0kg)
判定3-0

 1Rから大塚が得意のタックルでテイクダウンを奪い上になるが、その先のパウンドや肘やギロチンで攻め込もうとすると、遠藤が逃げ、再び大塚がタックルで上になるという展開が繰り返される。3R、遠藤も右フックで何度か大塚をぐらつかせチャンスを作るが、大きなダメージは与えられず、最後も大塚が倒して上になり、パウンドをまとめて終了。完勝ではあったが、観客に大きなインパクトを残す試合とはならなかった。




第8試合 フライ級 5分3R
○和田竜光(吉田道場/元DEEP王者/56.7kg)
×ユ・ゼナム(韓国/TEAM FORCE/ROAD FC/56.7kg)
2R 4'03" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、和田が右ローでゼナムをぐらつかせ、右のパンチを当てるが、サミングとなってしまい、ゼナムの右まぶたが腫れ、2度ドクターチェックが入る。試合が寸断されるが、和田は集中力を切らさず、終盤には投げを決めてからサッカーボールキックを当ててみせる。
 2Rもゼナムのタックルをしのいで、脇を差して倒して上に。いったんゼナムに立たれても、すぐに背後に回ってオンブになり、肘を効かせてからグラウンドに引きずり込み、バックマウントからチョークを狙いつつ、肘とパウンドを何発も当て続けてレフェリーストップ勝ちした。



 完勝の和田は「フライ級、レベル違うんですよ、ROAD FCのもっと上の人とやらせてください。それか(フライ級王者の)元谷君、RIZIN行ってるからわからないけど、いつでもやりましょう」とアピールした。


第7試合 バンタム級 5分3R
○北田俊亮(パラエストラ千葉/61.2kg)
×齊藤 曜(トイカツ道場/61.2kg)
2R 3'41" フロントチョークスリーパー

 ギロチンチョーク(フロントチョーク)を得意とする選手同士の対決は、決着もギロチンに。1R、序盤から北田が右フックを当てて齊藤をダウンさせて、上からギロチンを狙う。これでトップキープが甘くなり、齊藤が脱出すると、素早く動いてバックマウントへ。だがこれも北田が前方に振り落として上になる。スタンドに戻ると、終盤に齊藤がコーナーに北田を押し込んでから倒すが、北田は下からギロチンを仕掛けチャンスを作り、時間切れのゴングが鳴る。



 2R、序盤に齊藤の左フックが炸裂し、北田は右まぶたが腫れる。だが突進してくる齊藤を、再びグラウンドに引き込んでギロチンを仕掛けチャンス。これも外され、再び齊藤がバックを取るが、これも北田が脱出。今度も齊藤がタックルで前に来ると、北田はまたもギロチンを仕掛ける。最初は極まりが浅かったが、自軍コーナー近くだったことも幸いしてか、アドバイスを聞きながらじわじわと極めを深くすると、齊藤がタップ。北田の一本勝ちとなった。



第6試合 バンタム級 5分2R
○釜谷 真(Honey Trap)
×安部路人(漢塾)
判定2-0

 スタンドの攻防で互いにパンチとミドルを当てるが、なかなか均衡が崩れず。テイクダウンを奪ってもすぐスタンドに戻り、このままドローかというムードだったが、2R残り1分に釜谷の左フックがヒットし安部がダウン。そのまま釜谷が上になり続け終了。結局この最後の展開が決め手となり釜谷に軍配が上がった。


第5試合 ライト級 5分2R
○江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)
×大山釼呑助(INFIGHT JAPAN)
判定3-0

 1R、江藤がマット・ヒューズポジションと横三角の中間のような状態から、3分以上パウンドを連打し、最後は腕十字を極める。2Rは序盤こそ右アッパーをもらって苦しむものの、再びグラウンドに持ち込むと、コントロールを続けて、再び腕十字を狙い終了。一本は取れなかったが完勝した。


第4試合 フェザー級 5分2R
○大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×高橋憲次郎(マッハ道場)
1R 5'00" 反則失格 (グラウンド状態の相手の顔面への蹴りで試合続行不可能に)


第3試合 バンタム級 5分2R
×宮川博孝(ALLIANCE/TEAMゆでたまご)
○大石真丈(フリー/元修斗フェザー級(60kg)世界王者)
1R 1'45" アームバー

 47歳、プロ23年目の大ベテラン、大石が3年半ぶりのDEEP参戦。序盤、タックルのタイミングで左ミドルを顔面にもらう場面があったものの、しぶとくタックルでしがみつきテイクダウンに成功すると、大石の独壇場。素早い動きでアームロックを狙いつつ、下になると三角を極め、最後はその体勢のままアームバーを極め宮川からタップを奪った。


第2試合 バンタム級 5分2R
○高野優樹(和術慧舟會HEARTS)
×聖王 DATE(Team DATE)
判定3-0

第1試合 ウェルター級 5分2R
×住村竜市朗(トリニティーサンズ)
○鈴木友希(フリー)
判定0-2

オープニングファイト第3試合 フェザー級 5分2R
△DARANI DATE(Team DATE)
△高塩竜司(KIBA マーシャルアーツクラブ/DEEPフューチャーキングトーナメント2015ライト級優勝)
判定0-1

オープニングファイト第2試合 ライト級 5分2R
○笹川JP(ディープラス)※笹川順平 改め
×涌井 忍(和術慧舟會HEARTS)
判定3-0

オープニングファイト第1試合 フェザー級 5分2R
○岩田啓輔(マーシャルアーツファイターズ チーム侍)
×パク・チャンセ(韓国/APGUJEONG GYM/ROAD FC)
1R 3'52" TKO (レフェリーストップ:右フック)

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