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和田竜光、元谷友貴を判定で破りフライ級王者に:8.25 後楽園

DEEP 63 IMPACT
2013年8月25日(日) 後楽園ホール
 DEEPフライ級タイトルマッチは23歳の王者・元谷友貴と24歳の挑戦者・和田竜光のフレッシュな顔合わせ。シーソーゲームとなったが、バンタム級時代にDJ.taiki、大塚隆史に勝った実績もある和田がテイクダウン数と攻め込む時間の長さで上回り勝利し、悲願のベルトを巻いた。メガトン級(無差別)では26歳の期待の星・長谷川賢が圧倒的な強さで初防衛に成功。戦闘竜の引退戦では中村和裕が公約通りの“横綱相撲”で1R KO勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 戦闘竜引退試合 無差別級 5分2R
○中村和裕(チームカズ/DEEPミドル級王者)
×戦闘竜(米国/ファイティング・ドラゴン)
1R 4'42" KO (右フック)



 戦闘竜が相撲15年、MMA9年の格闘家キャリアに終止符を打つ試合。入場時には相撲の化粧まわしを着用し、同じ友綱部屋出身の元大関・魁皇こと浅香山さんがリングサイドで見守る。両選手には和術慧舟會の創始者の西良典氏が花束を贈呈した。



 戦闘竜は夫人の父親の経営するアクセサリー会社のタイの工場長を任されるようになり、格闘技に集中できなくなったことが理由に引退する。44歳とは思えぬ引き締まった体を見せ、時折見せる右ローや右フックも十分な鋭さを持っている。だが、カード発表会見で「“キング・カズ”として真正面から受け止めて、力の差を見せつける“横綱相撲”で勝ちます」と表明していた中村は、その通りのシビアなファイトを展開する。戦闘竜のプレッシャーを封じ、左のインローをコツコツと当ててダメージを蓄積させると、右のローや右のオーバーハンドフックも絡めて戦闘竜を脅かす。時折パンチの打ち合いも繰り広げて戦闘竜に見せ場を作りつつ、最後は1R残り20秒を切ったところで、右のオーバーハンドフックをクリーンヒット。真後ろに倒れた戦闘竜は動けず、中村はパウンドの追撃をすることなく、レフェリーが試合をストップした。

 戦闘竜は引退セレモニーで「これから先も、いい選手が見つかったら紹介したいし、日本の格闘技をサポートしますんで、会場で会いましょうね。声かけてください」「元力士として、あまりいい結果は出せてないけど、自分なりに満足してます。格闘技人生に悔いが無いです。今日はありがとうございました」と語り、最後の10カウントゴングを聞いた。




第10試合 DEEPフライ級(58.5kg)タイトルマッチ 5分3R
×元谷友貴(CBインパクト/王者)
○和田竜光(吉田道場/挑戦者)
判定1-4 (小路=元谷/福田=和田/芹沢=和田/島田=和田/千葉=和田)
※和田が新王者に

 元谷はDEEP 7戦目の昨年7月の名古屋大会での王者決定トーナメントを制し初代王者となり、今回が初防衛戦。その後も柴田“MONKEY”有哉、青山忍相手に連勝している。挑戦者の和田はバンタム級時代、DJ.taiki、大塚隆史に勝ったこともあり、昨年8月、前田吉朗の持っていた王座に挑戦し敗れた。その後はフライ級に転向し、4月のTDC大会での王座挑戦者決定戦で中村優作を1R KOした。



 試合で先手を取ったのは経験で勝る挑戦者の和田だった。1R、パンチを振るいながら組みつくと、柔道仕込みの足技で元谷を倒すとハーフガードに。元谷がロープの外にはみ出てしまいブレイクがかかるが、その後もテイクダウンを重ねると、背後に回り込んでチョークを狙いチャンスを作る。
 2R、元谷は和田をロープに押し込んで膝を放つが、真っ直ぐに和田の股間に入ってしまい、和田に体力回復の時間が設けられ、元谷にレフェリーから口頭注意がなされる。再開後も1R同様、和田が差し合いの攻防からテイクダウンを重ねて主導権。再びバックマウントを奪うが、今度はその動きを読んだ元谷が脱出し、上になることに成功。サイドをキープしてパウンドを落とし、和田の背中に膝を連打する。ラウンド終了間際にはサイドキープを止めて顔面への踏みつけを連打するが、ロープをつかんでいたためレフェリーから口頭注意を受ける。このラウンドだけで2度の口頭注意を受けてしまい、せっかくの攻勢が印象を悪くしてしまう。



 3Rも和田が柔道仕込みの腰投げで上になり、今度はラウンド序盤からバックを奪ってチョークを狙って元谷を脅かす。だが極めきれずマウントになると、元谷は脱出し、バックマウントを狙う動きから腕十字狙いに。和田の腕のロックをほどけばタップを奪えるところまで追い詰める。和田は上になって腕十字狙いの動きを潰すと、上からパウンドとサッカーボールキックをヒット。サイドを取ろうとすると、元谷はブリッジで脱出し、最後はテイクダウンで上になりパウンドを連打し試合終了となる。

 DEEPのタイトルマッチはレフェリーも含めた5人のジャッジによるマストシステムで、1者のみ元谷を評価したが、4者がテイクダウン数と攻め込む時間の長さで上回った和田を支持。24歳で念願の初のタイトル獲得に成功した和田は「もっと圧倒したかったんですけど、今日は絶対勝ちたい試合だったんで、つまらない試合になってしまいました。これから海外でも試合したいんで、もっと上目指して頑張っていきます。応援よろしくお願いします」とアピールした。




第9試合 DEEPメガトン級(無差別)タイトルマッチ 5分2R
○長谷川賢(キングダムエルガイツ/王者)
×藤沼弘秀(NEXUSENSE/挑戦者)
1R 4'20" TKO (レフェリーストップ:踏みつけ)
※長谷川が初防衛

 両者は2月の第4代王者決定戦で戦う予定だったが、藤沼が負傷欠場。藤沼の代わりに誠悟が出場し、長谷川が判定5-0の完勝し、DEEP 6戦全勝で初のタイトルを獲得した。今回の初防衛戦の前日の調印式は藤沼が仕事の都合で欠席。長谷川は「忙しいから来れない人には負けられないんで、とりあえず明日は早い段階で勝てればなと思います」と意気込みを語っていたが、その通りの展開となる。
 大学時代に柔道の全日本強化選手に選ばれたこともある長谷川。序盤から体格差も活かして度々テイクダウンを奪い主導権を握る。上をキープすると藤沼の片腕を背中の後ろに回しこみ、防御できない状態にしてパウンドを連打。最後はロープ際で動きの取れない藤沼の顔面に踏みつけを連打するエゲつない攻めで試合を終わらせた。
 長谷川は初防衛を果たすとともに、DEEPデビュー以来の連勝を7に伸ばした。既にDEEPのメガトン戦線では敵なしで、DEEPの佐伯繁代表は調印式の席で、長谷川に海外からオファーが来ていることを明かしていた。素質も若さ(26歳)も兼ね備えており、今後経験を積み重ねることでどれだけ成長するかが見ものだ。




第8試合 ライト級 5分3R
○菊野克紀(ALIANCE/70.2kg)
×イ・ヨンジェ(韓国/ROAD FC/CMA KOREA)
1R 4'12" チョークスリーパー



 6月の韓国のROAD FCで小見川道大、川村亮、大塚隆史が敗れたことを受け、日本で企画されたこの対抗戦。だが韓国側の3選手は18~21歳とまだ若く、慣れない海外での試合ということもあってか、前日計量は3選手とも1回目でクリアできない事態に。ゴングが鳴ってからの展開では、菊野の相手の20歳のヨンジェと北田の相手の21歳のミョンシクはそれなりに見せ場を作ったが、トータルの技量差は歴然としていた。
 菊野はサウスポーのヨンジェにじわじわとプレッシャーをかけ、左ミドルをすくってからのパンチ連打でダウンさせる。立ち上がったヨンジェを押し込んでテイクダウンを奪い、上からパウンドを重みのあるパウンドをヒット。ヨンジェが脱出した後も右ミドルや左フックでヨンジェを脅かす。
 だがヨンジェも左ミドルを随所でお返し。菊野の右ミドルをつかんだまま右フックを当て、菊野に尻餅をつかせチャンスを作る。しかし菊野はすぐに立ち上がって、パンチで詰めてきたヨンジェに組み付いてコーナーに押し込むと、少し息を整えてからテイクダウンに成功。ヨンジェは寝技に対応できず、菊野があっさりとバックマウントを奪うと、体を伸ばしてチョークを極めタップを奪取。ピンチを最小限に食い止め快勝した。




第7試合 フェザー級 5分2R
○長倉立尚(吉田道場/65.6kg)
×ファン・オクヨン(韓国/ROAD FC/CMA KOREA)
1R 1'53" TKO (レフェリーストップ:左ボディフック→グラウンドパンチ)

 初来日のオクヨンはアマチュア含め24戦と経験はそれなりにあるようだが、18歳とまだ若く、DEEPフェザー級トップ戦線で活躍する長倉の相手としてはあまりにも力不足だった。開始すぐから長倉がスタンドで細かくフェイントをかけながらプレッシャーをかけ、左のオーバハンドフックやアッパーを的確にヒット。じわじわとオクヨンを痛めつけ、最後は左ボディフック一発でマットに沈めた。



第6試合 バンタム級 5分2R
○北田俊亮(パラエストラ千葉)
×グァク・ミョンシク(韓国/ROAD FC/CMA KOREA)
1R 2'28" フロントチョークスリーパー

 ミョンシクは2011年6月のDEEPでTAISHOにヒールホールドで敗れた選手。現在21歳と伸び盛りで、2年ぶりの日本上陸でのDEEPへのリベンジに向けて調整もバッチリかと思いきや、前日計量で700gもオーバーしてしまい、イエローカード2枚からスタートする。だが動きは悪くなく、重みのある左ミドルを場内に響かせる。差し合いとなると、北田が得意とするギロチンを先に仕掛ける。だが北田は反応してゆっくりポイントをずらして脱出すると、トップポジションから喉元に腕を挿し込みギロチンを仕掛け、そのままリバースして極めを深くしてタップを奪った。試合後のマイクではバンタム級王座挑戦を熱望した。




第5試合 ウェルター級 5分2R
×岩瀬茂俊(T-BLOOD)
○悠太(ALLIANCE)
2R 0'24" TKO (タオル投入:右ストレート→グラウンドパンチ)

 1Rは終始スタンドでの攻防。互いに左のジャブとストレートを何度も交錯させ、ほぼ互角の展開だったが、2R開始まもなく、悠太が右ストレートをクリーンヒットさせて岩瀬をダウンさせると、パウンドの連打でダメ押ししたところでレフェリーがストップし、同時にセコンドからタオルも投入された。悠太はこれで5連勝で、試合後のマイクではウェルター級王座挑戦を熱望した。




第4試合 フェザー級 5分2R
○津田勝憲(総合格闘技津田沼道場)
×芦田崇宏(BRAVE)
2R 3'34" 腕ひしぎ十字固め

 1R、両者サウスポーに構えるスタンドの展開で、津田が左ストレートで芦田をダウンさせると、タックルに来た芦田を潰してバックマウントを奪い、鉄槌を当て続ける。2Rもパンチを交錯させた後にバックを奪ってチャンス。芦田に脱出され下になったが、足を登らせて腕十字を極めタップアウト。4月のTDC大会に続き時間内で勝利した。


第3試合 バンタム級 5分2R
△釜谷 真(Honey Trap)
△恒村俊範(GRABAKA)
判定1-0

 1R、恒村がテイクダウンに成功し、マウントを奪い、終盤にもタックルからテイクダウンに成功するなど主導権。だが2R、釜谷が右ハイの後の左フックで恒村をダウンさせ、鉄槌の連打で恒村を追い詰め挽回。その後も釜谷が引き込んでのギロチンを仕掛けチャンスを作るが、終盤に恒村がマウントパンチで再び攻勢。ドローに持ち込んだ。


第2試合 ウェルター級 5分2R
○片平なぎさ(CBインパクト)
×中倉三四郎(Fighting Ties)
判定3-0

 片平が1Rから右ローで中倉の動きを止めると、左右のフックで苦しめ、終盤にはジャーマンスープレックスも決める。2Rも中倉を打撃で苦しめ完勝。DEEP戦績9戦7勝2分とした。


第1試合 フライ級 5分2R
○小島壮太(吉田道場)
×中村龍之(IMPACT GYM)
判定3-0

 柔道をベースとする小島が、1Rから度々テイクダウンを決め主導権。2R、中村の下からの腕十字に捕まりかけてしまったが、終盤にバックマウントからのパウンドとチョーク狙いで追い詰め判定勝ち。本戦初登場で勝利を果たした。


オープニングファイト第3試合 フェザー級 5分2R
○高橋憲次郎(マッハ道場)
×青山祐大(ALLIANCE)
1R 4'20" 腕ひしぎ十字固め


オープニングファイト第2試合 ライト級 5分2R
×永瀬 功(GRABAKA)
○藤澤優作(禅道会)
判定0-3


オープニングファイト第1試合 フライ級 5分2R
○石橋幸太(総合格闘技DOBUITA)
×板谷一樹(GRABAKA) 
判定3-0

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