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チェ・ドゥホ、昇侍との死闘制す。横田、桜井、菊野も快勝:6.15 後楽園

DEEP CAGE IMPACT 2013 in KORAKUEN HALL
2013年6月15日(土) 後楽園ホール
 DEEPで帯谷信弘、石田光洋ら相手に5連続KO勝ち中の22歳の新鋭・チェ・ドゥホが、昇侍と対戦。初の後楽園でのケージMMA大会のメインにふさわしい一進一退の壮絶な打撃戦となったが、最後は右ストレートからのパウンド連打でドゥホがTKO勝ちした。4月26日のTDCホール大会で引退表明した戸井田カツヤは、今成正和との引退エキシでまさかのタップ。横田一則、桜井隆多、菊野克紀の新旧DEEP王者3人は持ち味を発揮し1R勝利した。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志



第11試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○チェ・ドゥホ(韓国/CMA KOREA/65.7kg)
×昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/元ライト級キング・オブ・パンクラシスト/65.7kg)
2R 2'33" TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

 ドゥホはDEEPで坪井淳浩、帯谷信弘、石田光洋、梅田恒介、長倉立尚にKO勝ちしている22歳の新鋭。昇侍とは昨年10月の60 IMPACTで戦う予定だったが、ドゥホの交通事故で大会直前に中止となった因縁がある。



 1R、昇侍が左ジャブ、左ミドルを当て続けた後、左右のストレートの連打でドゥホをケージまで下がらせる。そして左フックを2連打すると、ドゥホの腰が落ちる。昇侍はパンチラッシュで仕留めにかかるが、ドゥホも時折右ストレート等をお返ししつつじわじわと流れを変え、中盤には左フックで昇侍をダウンさせると、そのままマウントポジションを奪う。だがダメージの小さい昇侍は脱出すると、立ち上がってサッカーボールキックを2連打。両者スタンドに戻り一息つくと、ここまでの激しい打撃戦に観客から大きな歓声が巻き起こる。終盤にかけ、ドゥホは左右のミドル、昇侍は左右のフックを当てるが、中盤までに比べると落ち着いた打撃戦となる。



 2R、昇侍がパンチを先制すると、ドゥホはタックルを仕掛けてくるが、昇侍は後退しながら切ると、ケージを背中にした状態でドゥホを首相撲で捕まえて、顔面に膝蹴りを叩きこむ。だがドゥホは一瞬ひるんだ程度で立て直し、昇侍を押し倒すようにしてから、直でマウントポジションを奪取。バックに移行し腕十字を狙うが、昇侍はあえて動かせた感じで、すり抜けて脱出し、トップポジションを奪い返す。



 だが昇侍が顔を上げた際、ドゥホの下からの蹴り上げが炸裂。ドゥホは脱出すると、サッカーボールキックと踏みつけで昇侍を仕留めにかかる。普通の選手ならここで終わりそうだが、昇侍は立ち上がり、左フックをヒット。不屈の闘志で会場を沸かせるが、ドゥホの右ストレートをもらうと、口から血を吐き出しながらダウン。ドゥホがダメ押しのパウンドを連打したところで島田レフェリーが試合をストップした。



 敗れたものの、壮絶な試合を繰り広げた昇侍に、満員の観客からは暖かい拍手が贈られた。試合後マイクを持ったドゥホは「今までDEEPで7回戦ったんですけど、最初の頃は50点の選手でした。DEEPで戦うことによってだんだん強くなりました。DEEPの佐伯代表とCMAの諸岡代表に感謝しています」と述べた。



戸井田カツヤ引退エキシビジョンマッチ 5分1R
―戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場
―今成正和(Team-ROKEN/元DEEPフェザー級、バンタム級王者)
勝敗無し

 4月26日のTDCホール大会の赤尾セイジ戦後に引退を表明した戸井田が、メインイベント終了後、今成を相手に引退エキシビジョンマッチ。立った状態で左足を自ら突き出して、今成お得意の足関節技を誘ったり、背中を向けたり、独特な角度から飛びついたりと、持ち前のトリッキーな動きを繰り広げる。そして足関の攻防にもつれ込むと、なんと今成が掟破りのタップアウト勝ちという結末となった。



 試合後の引退セレモニーでは、久保優太、所英男らのビデオメッセージが流れ、慧舟會で共に汗を流した宇野薫、岡見勇信、練習仲間の青木真也、北岡悟らの花束贈呈が行われ、元陸上選手の為末大さん、お笑いタレントのねづっちさんも駆けつけ、戸井田の交流範囲の広さを示す内容となった。

 マイクを持った戸井田は「後楽園ホールで初めて試合したのは今から13年前の2000年です。井上(和浩)選手に負けちゃったんですけど、そこからプロとして頑張ろうって決めて、なんとか今までやってこれました。体のほは、まあ今日は足を壊されましたけど、凄い元気なんですけど、今自分が一番何をすべきか考えた時に、道場やって、会員を増やすことが格闘技界への一番の貢献だと思うんですよ。これからは日本中に格闘技を広げるために、道場経営を頑張って、日本の格闘技界を盛り上げていきます」と、涙声で最後のメッセージを観客に届けた。




第10試合 ミドル級 5分3R
○桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者/83.9kg)
×桜木裕司(掣圏会館/83.3kg)
1R 1'04" TKO (レフェリーストップ:左フック)

 開始すぐ、桜木が左ミドルを当てるが、桜井はもらっても前に出てパンチ勝負に応じ、クリンチアッパーで桜木を下がらせケージに押しこむ。短時間の攻防で、桜井は右まぶた、桜木は鼻から出血。離れると、桜木が左フックを当てるが、桜井はひるまず左フックをお返し。すると桜木は後退りするように崩れ落ち、桜井がダメ押しのパウンドを叩き込んだところでレフェリーがストップ。桜井がストライカー相手でもパンチの破壊力を示した。




第9試合 ライト級 5分3R
○菊野克紀(ALLIANCE/元DEEPライト級王者/70.2kg)
×中尾受太郎(フリー/元DEEPウェルター級王者/70.2kg)
1R 1'07" TKO (レフェリーストップ:左フック→踏みつけ)

 菊野は昨年12月の有明大会のLUIZ戦に続くケージ大会出場。中尾は現在42歳で、昨年9月の大阪大会のジョン・ドゥジェ戦以来の試合となる。
 1R、菊野は足はオーソドックスの構えだが、右手を低くし、左手を前に出す独特の構え。サウスポーの中尾にじわじわプレッシャーをかけて下がらせ、左フックと右ストレートの連打を叩きこむ。さらに右ミドルを突き刺すように当てると、パンチで前に出てきた中尾をかわしつつ、左フックを顎にクリーンヒット。前のめりに崩れた中尾の頭に、ルール上有効な踏みつけをダメ押しのように叩きこんで試合を終わらせた。




第8試合 フェザー級 5分3R
○横田一則(フリー/DEEPフェザー級王者/65.8kg)
×キム・ウンギョム(韓国/CMA KOREA/65.6kg)
1R 4'02" アームロック

 横田は2月に昇侍を破って王座防衛して以来の試合。ウンギョムはROAD FC、グラディエーターなどに出場し、アマを含めMMA戦績20戦18勝2敗、ムエタイ6戦5勝1分の23歳。1R、横田が柔道仕込みの投げ技でテイクダウンに成功し、サイドポジションとなったが、ウンギョムは下から横三角絞めを極めて横田を脅かす。だが横田は外していったんトップポジションで落ち着くと、再びサイドポジションに移行し、横三角絞めを極め返し、その状態のままアームロックを極めてタップを奪った。




第7試合 メガトン級(無差別) 5分2R
×誠悟(TEAM東京CLUTCH)
○キム・ジョンワン(韓国/CMA KOREA)
1R 0'37" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 ジョンワンが開始すぐ、パンチラッシュで誠悟を追い詰める。誠悟も一発右フックを当てたが、ジョンワンはひるまずパンチラッシュを続け、最後は膝をついた誠悟にパウンドを連打したところでレフェリーがストップした。


第6試合 ライトヘビー級 5分2R
○井上俊介(シュクラン/92.9kg)
×篤志(BLUE DOG GYM/92.6kg)
2R 0'16" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)



 1R開始すぐ、井上がパンチと膝のラッシュで篤志を追い詰めテイクダウン。一旦立たれた後もケージに押し込んで、首投げで豪快に倒すと、サイドポジションをキープしながら鉄槌と肘を当て続ける。そして2R、開始すぐから左ハイを当てて動きを止めると、右フックでダウンを奪い、パウンドを畳み掛けてレフェリーストップとなった。
 試合後マイクを持った井上は「DEEPに戻ってきたのは1年半ぶりで、やっぱり総合格闘技は楽しいです」と喜びを語り、「またここに戻ってきて、どんどん試合をやっていきたいと思います。(DEEP代表の)佐伯さん、よろしくお願いします」とアピールした。


第5試合 ウェルター級 5分2R
×渡辺良知(AACC/77.1kg)
○岡野裕城(マッハ道場/77.0kg)
2R 0'26" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

 1R、岡野がテイクダウンを奪った後、立ち上がろうとした渡辺の背中に飛び乗りオンブ状態となるが、渡辺は自軍コーナーまで歩いてから脱出。その後、スタンドでのお見合い状態が続いてしまったが、2R開始早々、前に出てきた渡辺に合わせた岡野の左のショートフックがクリーンヒット。渡辺は顔を背けるようにダウンし、岡野がパウンドを畳み掛けたところでレフェリーストップ。2月の前王者・白井祐矢戦での敗北からの再起戦を白星で飾った。



 第5試合開始前、前日計量に向かう途中に交通事故に遭い欠場となった長谷川秀彦(アカデミア・アーザ)が松葉杖姿でリングイン。「私の不注意で試合ができなくなってしまいました。金子選手、ファンの皆さん、関係者の皆さん、申し訳ありませんでした」と謝罪し「できるだけ早いタイミングで金子選手と試合を組んでもらって、それを最後にしたいと思います」と表明した。対戦相手のエドモンド金子(Brave)は「このような素晴らしい舞台で名前のある選手と試合できると思ってワクワクしてたんですけど、このようになって残念です。お客さんにも申し訳ないです。またこれからも宮田先生の元で日々精進していきます」と話し、仕切り直しのマッチメイクについては言及しなかった。


第4試合 バンタム級 5分2R
×原田ヨシキ(マッハ道場/61.1kg)
○石司晃一 (Brightness門馬道場/60.7kg)
1R 3'54" チョークスリーパー



 「(株)グランドエステート懸賞金マッチ」と題し、30秒以内にKO勝利した選手に30万円を贈呈されるこの試合。リングアナが「10秒経過」「20秒経過」「30秒経過」とアナウンスする独特のムードで試合が始まり、結局30秒で決着はつかなかったものの、その後も両者アグレッシブなファイトを展開。原田が右と左のストレートの連打で石司をダウンさせたが、石司はケージに押し込んでからテイクダウンを奪う。いったん立ち上がり、原田がギロチンで引き込みまたもチャンスを作るが、石司は外してケージ際でハーフ、ニー音座ベリー、マウントと優位なポジションに移動すると、最後はバックからチョークを極めタップアウト。8ヶ月ぶりの試合で勝利し、4連勝となった。


第3試合 ウェルター級 5分2R
×川中孝浩(BRAVE/77.1kg)
○中倉三四郎(Fighting Ties/DEEPフューチャーキングトーナメント2012ウェルター級優勝/75.9kg)
1R 3'32" チョークスリーパー

 中倉は膝を痛めている様子で、川中のジャブから距離を取れず、被弾右目を腫らすが、接近戦で逆に右ストレートを当てて川中をダウンさせると、得意のグラウンドで攻め込み、バックチョークを極めタップアウト。DEEP戦績を3戦3勝とした。


第2試合 バンタム級 5分2R
×ROY(GDO/60.8kg)
○篠川キャベツ(クラブバーバリアン/61.0kg)
判定0-3


第1試合 メガトン級 5分2R
○ビッグボディ(ボンサイキン肉星)
×酒井リョウ(パラエストラ松戸)
判定3-0


オープニングファイト第2試合 フライ級 5分2R
×石橋幸太(DOBUITA/DEEPフューチャーキングトーナメント2012フェザー級優勝/58.1kg)
○鈴木隼人(BRAVE/57.9kg)
2R 0'44" チョークスリーパー

 鈴木は元戦極育成選手一期生。1R、2階級落としてきた石橋にテイクダウンを奪われると、下になり続けて劣勢となったが、2R開始早々、オンブの状態からバックマウントに持ち込むと、チョークを極めタップアウト。DEEP戦績を3戦2勝1分とした。


オープニングファイト第1試合 ライト級 5分2R
○藤澤優作(禅道会/70.1kg)
×友貫たつや(IMPACT GYM/70.0kg)
判定2-1


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