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前田&横田が新王者に。廣田&ラズマゼが防衛:2.18 TDC

DEEP 57 IMPACT ~12年目の現実
2012年2月18日(土) 東京・TDCホール
 DEEP 2度目のTDC大会は5階級タイトルマッチが目玉に。バンタム級では前田吉朗が大塚隆史からチョークで一本を奪い王座を獲得。フェザー級は横田一則が緊急出場の門脇英基を破り新王者になった。
  レポート&写真:久保与志


第14試合 DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
○廣田瑞人(CAVE/王者)
×池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE/挑戦者)
判定5-0
※廣田が初防衛

 1R、立ち上がりからパンチで前に出てプレッシャーをかけ、距離が詰めると組んでコーナーに押し込んでいく廣田。池本は組まれると首相撲で対処しようとするが、逆に脇を差されて廣田に良い組み手を許してしまい、廣田が足をかけてテイクダウン。廣田はインサイドガードにはあまり入らず、体を起こして強いパウンドを落としていく。池本はパウンドを浴びながらも、下からの蹴り上げでパウンドを阻み、イノキアリ状態でブレイクがかかる。再開後も廣田がボディも交えたパンチのコンビネーションで池本を攻めてラウンド終了。



 2R、廣田が右ストレートから押し込んでいくと、首相撲に来た池本の脇を差してサバ折りでテイクダウン。池本が立ち上がってスタンドに戻り、池本は左ミドルを多用。これで距離を作り、パンチのフェイントから飛び膝を見せるもこれはヒットせず。逆に廣田の右フックを浴び、廣田がテイクダウンからバックについて細かいパンチを連打。池本が立ち上がってもバックをキープしてショートのパンチを入れ続ける。池本はこれを嫌って引き込み気味に下になり、廣田は体を起こして右の強打を狙う。ここまでは完全に廣田が試合の主導権を握り、特に組み力はかなり力の差が感じられる。



 3R、首相撲に持ち込もうとする池本だが、すぐに脇を差されて押し込まれてしまう。ブレイクがかかり、廣田がスイッチからの右アッパー、左ストレートをヒット。さらにパンチで追撃するが、池本が逆に左ミドルから左フックをヒット。一瞬、廣田の腰が落ちるが、廣田はすぐにタックルで組み付いて追撃を許さず。リカバリーの時間を作ってブレイクを待つと、再開後に池本が左フックをヒットさせるが、廣田が組み付いてテイクダウン。サイドについてパンチ、鉄槌を連打すると、マウントからパウンドを集中砲火。防戦一方の池本が何とかガードに戻したところで試合終了のゴング。左フックをもらってあわやの場面もあったが、すぐにテイクダウンで流れを断ち切る上手さも見せ、判定5-0で初防衛に成功した。




第13試合 DEEPメガトン級(無差別)タイトルマッチ 5分3R
○レヴァン・ラズマゼ(グルジア/フリー/王者)※どすこい羅頭魔勢 改め
×野地竜太(TEAM GARO/挑戦者)
1R 3'16" 腕ひしぎ十字固め
※ラズマゼが初防衛



 1R、グローブタッチはせずにいきなり右ハイを見せた野地だが、蹴り足を掴まれ、足払いでテイクダウンを奪われる。ラズマゼはすぐにマウントを奪い、そこからボディ、顔面にパンチを入れる。アームロック、腕十字を狙うが野地は手を抜いて立ち上がるとサッカーボールキック。これはクリーンヒットせず、ラズマゼは立ち上がるとすぐに組み付き難なくテイクダウン。パンチを入れながら腕十字に移行すると、これで完全に腕が伸びて野地がたまらずタップ。ラズマゼが完勝でタイトル防衛に成功した。




第12試合 DEEPフェザー級王者決定戦 5分3R
○横田一則(フリー)
×門脇英基(和術慧舟會東京道場)
判定5-0
※横田が新王者に

 1R開始すぐ、右フックで横田がいきなりダウンを奪う。横田は追撃しようとガードに入るが、門脇がスイープして上を取り返す。ハーフから細かいパンチを入れる門脇に対し、横田は密着してスペースを潰すブレイク待ちの対応。門脇がブレイクがかかる前に動き、体を起こしてパスガードを狙うと、立ち上がろうとした横田の手を絡めて門脇スペシャルの体勢に入りかけるが、横田は立ち上がって脱出。門脇がバックから腿に膝を入れていく。



 2R、ガードを固め、左ジャブを差しながら前に出る門脇に対し、横田はステップワークで距離を外しながら右ロー、門脇の動きが止まると右ストレートを狙っていく。横田が右フックをヒットさせて門脇をコーナーに詰めると、そのまま押し倒すようにテイクダウン。ブレイクがかかり、残り10秒のところで横田が投げを打つが、門脇が潰してバックからパンチを落としたところでラウンド終了。ここまでは1Rにダウンを奪った横田、もしくはイーブンといった内容。



 3R、何とかテイクダウンしてグラウンドへ持ち込みたい門脇だが、前には出るもののあまりにも手数に乏しく、テイクダウンをしかける攻めもほとんどない。横田はテイクダウンを警戒して距離を取りながら、時折右フックをヒットさせてほとんど大きな動きなく試合終了のゴング。横田が判定5-0でライト級に続く2階級制覇を達成したものの、試合後のマイクでは試合内容に反省しきりだった。


第11試合 DEEPバンタム級タイトルマッチ 5分3R
×大塚隆史(AACC/王者)
○前田吉朗(パンクラス稲垣組/挑戦者)
2R 3'13" チョークスリーパー
※前田が新王者に



 1R、前田が左ストレートで先制するが、大塚は距離を詰めて両足タックルに入る。前田は手をマットに着きながらもバランスを保ち完全には寝かされず、立ち上がってスタンドに戻す。距離が空くと左ストレート、大塚が詰めてくると右フックを合わせる前田。大塚は圧力をかけてコーナーに詰め、右ミドルから左右のフック、さらにそこからタックルをしかける。積極的にテイクダウンを狙っていく大塚だが、前田は膝や手をつくことはあっても、背をつけた完全な形でのテイクダウンは許さず。前田はスタンドでバックについた大塚の右腕をアームロックで捕らえると、ロープの外に出そうになりながらも、大塚の腕を捻っていく。大塚もロープで身動きが取りにくい状態になり、前田がさらに腕をひねりあげるが、前田の体がリングから落ちてしまいそうになり、レフェリーがブレイク。




 2R、左フックから前に出てタックルをしかける大塚だが、前田は腰を引きながら右フックを合わせ、テイクダウンを許さずにブレイク。再開後、大塚が前に出てきたところに前田の右フックがカウンターでクリーンヒット。前のめりに膝をつく大塚に、前田は膝蹴りで追撃するがこれはヒットせず。大塚は足にしがみつくようにタックルに入り凌ごうとするが、前田はこれを潰してパンチ、鉄槌を連打。さらに片足立ちの状態で立ち上がり、右のパンチを大塚の顔面に入れていく。正対してタックルに入りなおそうとする大塚だが、前田はこれを突き放して再び右フックをヒット。力なくタックルに入る大塚を潰すと、バック、マウントから怒涛のパウンドを浴びせる。最後はラッシュを嫌って大塚が後ろを見せたところで、四の字ロックでしっかりと胴をロックしてチョークを極め、大塚がタップした。




 見事な一本勝ちでベルトを奪取した前田はマイクを持つと「(座り込んだまま)いやー、疲れた。(05年12月に)最初に今成とベルトを獲りあってから随分たって、形は違えどDEEPのベルトを巻くことが出来ました。ここまでやってこれたのも1人の力じゃなくて、数多くの人に後押ししてもらったおかげです。これが稲垣組です!」とコメント。初挑戦から約6年の月日を経て、パンクラスフェザー級に続く2度目の王座戴冠を果たした。




第10試合 DEEP女子無差別級王者決定戦 70kg契約 5分3R
○アマンダ・ルーカス(米国/ザ・スクラップ・パック)
×堀田祐美子(REINA女子プロレス)
3R 2'16" アームロック
※ルーカスが新王者に



 1R、パンチで突っ込んでいく堀田だが、アマンダが脇を差してタックルでテイクダウン。ごつごつとパウンドを落としていくが、パスガードは出来ずにブレイクがかかる。再開後、堀田が左右のフックで前に出るが、アマンダは組み付くと、リフトアップしてテイクダウン。ヒューズポジションからパウンドを入れつつアームロックを狙い、一旦はレフェリーがキャッチをコールするも、凌ぎきってラウンド終了。
 2R、細かいパンチの打ち合いからアマンダがテイクダウンを奪い、ハーフガードから肩固め。マウントへと移行すると、対処出来ない堀田にパウンドを落としていく。一方的にパウンドをもらい続ける堀田だが、セコンドからタオルの投入はなく、ひたすら耐え続ける展開が続く。残り時間わずかのところでアマンダは腕十字にいくがこれは極めきれず。
 3R、パンチの攻防からアマンダが組みにいき、一度はブレイクがかかるも、2度目のトライでテイクダウンに成功。堀田が下からフロントチョークに捕らえるが、アマンダが頭を抜いてトップをキープ。そこからあっさりとパスガードに成功すると、最後はヒューズポジションからアームロックを極めてタップを奪い、ベルト奪取に成功した。




第9試合 ライト級 5分3R
×郷野聡寛(フリー)
○中村大介(U-FILE CAMP)
判定0-3

 郷野は計量900gオーバーでイエローカード2枚からのスタート。総合では初めてだが、ライト級ではKrushでの山本優弥戦に続き2度目の計量失敗だ。
 1R、共に武器の左リードを活かすため低いガードの両者。圧力をかけていくのは中村で半身に構えながら左を伸ばし、距離が空くと左インロー、右のアウトと郷野の前足に蹴りを集める。得意の左ジャブは、互いにボディワークで外してほとんどヒットを許さない。前半は中村の圧力にロープに詰まる場面が目立った郷野だが、中村の打ち終わりに左フックを合わせ、中村の動きが止まるとダイレクトの右ストレートから左ミドルのコンビネーションで攻めて流れを掴み始める。
 2R、1R終盤と同様に郷野が右ストレートから左ミドルのコンビでヒットを重ねていく。中村も前に出て左ジャブを差していくが、中々ヒットしない。郷野が右ハイを放ったところで、バランスを崩して転倒。中村はガードには入らず中腰の状態からボディにパンチを入れていく。郷野の上体がロープから出てしまいブレイク。スタンドでの攻防から、中村の左フックがヒットして膝をつく郷野。中村はロープに詰めてパンチで追撃し、郷野は何発かパンチをもらいながらも、組み付いてその後のヒットを許さずラウンド終了。2Rは中盤まで完全にペースを握っていた郷野だが、左フックはかなり効いていたか。イエローカード2枚かのスタートということもあり、郷野は3R倒しに行かないと苦しい。



 3R、前に出てきた郷野がいきなり右クロスをヒット。動きの止まった中村に、郷野は左飛び膝蹴りで追撃するが、中村に蹴り足を掴まれてテイクダウンを奪われる。郷野の立ち上がろうとする動きに合わせて中村が腕十字にいくが、これは郷野が対処。郷野は中村のチョークのしかけも防いで立ち上がり、スタンドに戻す。左フックで前に出る郷野に対し、中村がこれをかわしてカウンターで左フックをヒット。グラつく郷野だが、すぐに右ストレートを当て返して反撃する。郷野はさらに左ボディから右ストレートを振るうが、中村がカウンターでタックルに入りテイクダウン。立ち上がろうとする郷野の動きを制しながら、パスガードを狙っていく中村。中村がパスを狙ったところで郷野が上手くバックに回り、立ち上がってスタンドに戻す。郷野は右クロスを振るいながらロープに詰め、左フック、左ハイ、ミドルと手数を増やして攻めに出る。ガード一辺倒になっていた中村だが、残り30秒を切ろうかという時間になると左右のフックで押し返し、最後は首相撲に捕まえて顔面への膝蹴りを連打して試合終了のゴング。
 判定はイエローカード2枚もあり、判定0-3で中村に軍配。「今日の試合は結果を重視して、理想とは違った試合になってしまったけど勝ててよかったです。前の試合でも言いましたけど、次はタイトルに挑戦させてください」とタイトル挑戦をアピールした。


第8試合 フェザー級 5分2R
○昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×長倉立尚(吉田道場)
判定3-0

 1R、長倉は低い姿勢から左ジャブを差して昇侍を下がらせると、タックルのフェイントも交ぜながら右クロスを狙っていく。昇侍は左フックを合わせながら、距離が詰まると首相撲を狙っていくが、これは長倉が突き放して対処。昇侍はダッキングで低く入ってくる長倉に膝蹴りも狙っている。2Rも長倉が手数で押す流れで試合が進み、時折左フックが顔面を捉える。昇侍は右三日月蹴り、首相撲からの膝蹴りでボディを攻めるが、これがローブローになってしまい中断。再開後、パンチの攻防から昇侍が再び首相撲に捕らえてボディに膝蹴りをヒット。ローブローのダメージも抜けきっていなかったか、長倉はこれを効かされて完全に失速。動きの止まった長倉に、昇侍が左右のフックを集め、組み付いてテイクダウンにいくも長倉がロープを掴んで耐えようとしてしまいイエローカード。グラウンドから再開され、昇侍がパスガードしようとしたところを蹴り放して長倉が立ち上がる。長倉は左フックを振るって前に出るが、昇侍は首相撲から膝蹴りを突き刺し、テイクダウンを奪ってトップをキープした状態で試合終了のゴング。2Rに攻勢を印象づけた昇侍が判定3-0で勝利した。




宮下トモヤ追悼エキシビジョンマッチ(グラップリング)
所 英男(リバーサルジム武蔵小杉所プラス/DREAMバンタム級日本トーナメント2011優勝)
松本晃市郎(フリー/第4代DEEPフェザー級王者)
砂辺光久(TEAM reversaL/フライ級キング・オブ・パンクラシスト)
山崎 剛(GRABAKA)
堀内佑馬(TANG TANG FIGHTCLUB)
勝敗なし




第7試合 バンタム級 5分2R
○DJ.taiki(フリー)
×中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
2R 3'37" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ連打)

 DJはレスリングシューズ着用。1R、グロープタッチはせずにいきなりバックブローから左ミドルで奇襲をしかけたDJだが、これは中村が落ち着いて捌いて対処。DJはアップライトな構えから、距離を詰めて首相撲、タックルで捕まえようとするが、中村は強引に首投げで振り解く。中村はガードを下げて左リード、右ロー。DJが再び距離を詰め、脇を差してロープ際に押し込むが、倒しきれずにブレイク。手数はあまり多くないものの、パンチから右ローのコンビネーションをヒットさせていく中村。DJが中村の右ローをキャッチし、そのままタックルに入りテイクダウンに成功。ここで中村がロープの外に出てしまい、リング下に落下。腰を打ったかやや痛そうな様子の中村、DJは場外逃避をアピールするもイエローカードは出されず。再開後、中村の右アッパーがヒットしてDJの動きが止まるが、すぐにリカバリーして組み付いて追撃を防ぐ。



 2R、1R同様にガードを固めながら組みに行くDJ。中村は首相撲は強引に投げを打って振り放すが、脇を差されると対処できずにテイクダウンを許してしまう。それでも、中村はすぐに立ち上がってスタンドに戻し、右アッパー、フックを振るっていく。パンチの手数は中村だが、ガードの上か距離が詰まった状態でのパンチが多く、クリーンヒットはない。DJが組み付いてテイクダウンを奪うと、パスガードしてサイドにつき、そこから中村の右手を両足で固定してヒューズポジションに。完全に上体を固められ身動きが取れない中村に左のパウンドを落とし続け、レフェリーが試合をストップ。テイクダウンに徹してTKO勝ちを収めたDJはマイクを持つと、しどろもどろになりながらも「今日の勝利を天国の宮下さんに捧げます」とかつての練習仲間だった宮下へ追悼を捧げた。


第6試合 バンタム級 5分2R
×戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場
○釜谷 真(TEAM TOURI)
1R 1'13" KO (グラウンドパンチ連打)



 開始すぐに釜谷が戸井田の右アッパーに左フックを合わせてグラつかせると、一気にパンチで攻めたてる。何とか距離を取り直した戸井田だが、釜谷が右ハイから左右のフックを叩き込むと、ロープ際でダウン。最後は釜谷がパウンドを浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。釜谷はDEEP外での試合も合わせるとこれで8連勝、マイクを握ると「ビッグネームも食ったんで、そろそろベルトに挑戦させてください」とタイトルマッチをアピールした。


第5試合 メガトン級 5分2R
×誠悟(TEAM東京CLUTCH)
○藤沼弘秀(SKアブソリュート) 
1R 1'20" KO (スタンドパンチ連打)


第4試合 ウェルター級 5分2R
○渡辺良知(AACC)
×寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット)
判定2-0



第3試合 87kg契約 5分2R
△金原弘光(U.K.R.金原道場)
△松井大二郎(フリー)
判定1-0


第2試合 フライ級 5分2R
○小林聖人(総合格闘技津田沼道場)
×中村龍之(IMPACT GYM)
1R 0'09" KO (右フック)


第1試合 ライトヘビー級 5分2R
×ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
○悠羽輝(TEAM TACKLER) 
1R 3'35" チョークスリーパー
※アッカは試合後引退を表明した。

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