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MIKUが有終の美。中西良行がライトヘビー級王者に

ファイティングロードpresents DEEP 47 IMPACT
2010年4月17日(土) 後楽園ホール
  レポート:井原芳徳  写真:神谷 渚


MIKU引退エキシビジョンマッチ&セレモニー



第9試合 MIKU引退エキシビジョンマッチ 5分1R
-MIKU(クラブバーバリアン)
-藤井 惠(AACC)
勝敗無し

 対戦が熱望されていた二人によるエキシは、ファンの期待通り実戦さながらの展開に。二人ともエキシで通例の防具を着用せず、公式戦と同じ姿だ。スタンドで主導権を握ったのはMIKU。サウスポーの藤井に、右ミドル、左ストレートなどを的確にヒットさせる。だがMIKUの右の前蹴りを掴んだ藤井が、コーナーに押し込んだ後に、高速の背負い投げでテイクダウンに成功すると、一気に主導権を握る。
 藤井はトップからマウントに移行すると、そのまま三角の体勢に。極まりにくいと見るや普通のマウントに戻り、容赦なくパウンドを顔面にヒットさせる。MIKUが背中を向けると、すぐさま反応して腕十字を仕掛けに行き、技が途切れない。だがMIKUは脱出すると、一気に膝十字の体勢になりチャンス。間一髪で逃れた藤井は再びバックを奪うが、MIKUは振りほどいて上になり、スタンドに戻す。



 残り1分、MIKUの蹴り足を再び藤井がつかんで上になると、パウンドを落とす。立ち上がってアリ猪木状態になるとレフェリーがブレイク。残り30秒のアナウンスが場内に響くと、両者は緊張が解け、笑顔を浮かべる。最後はMIKUが飛びつき腕十字。藤井が華をもたせる形でタップし、濃密な5分間は終了した。
 エキシの後には引退セレモニーが行われ、関係者のほか、過去に戦った瀧本美咲、関友紀子、渡辺久江、WINDY智美、しなしさとこ、そして藤井が花束や記念品を贈呈した。涙を浮かべたMIKUはマイクを持つと「格闘技と出会えて本当に良かったと思います。人生で最高の一日になりました。皆さん今まで本当にありがとうございました」と最後の挨拶。10カウントゴングを聞き、リングを降りた。




DEEP初代ライトヘビー級王者決定トーナメント(5ジャッジ制)



第4試合 準決勝 5分2R
○中西良行(Team MAD)
×クリスチャン・“トントン”・ムプンボ(コンゴ/ヨガタ・ファイトチーム)
判定4-1

 1R、ムプンボの右ミドルに対し、中西はカウンターで右ジャブを当てて尻餅をつかせる。中盤には中西がテイクダウンに成功すると、いったん立ち上がって距離を作りつつ、右のパウンドをクリーンヒット。ひるんだムプンボをパウンドの連打と腕十字で一気に攻め立てる。2Rはスタンドでのお見合いとコーナーへの押し込みの単調な攻防が続いたが、優勝候補のムプンボにほとんどチャンスを作らせず、中西が判定勝利をおさめた。


第5試合 準決勝 5分2R
○野地竜太(TEAM GARO)
×井上俊介(吉田道場)
判定5-0

 開始すぐ、井上が野地をコーナーにつめて右フックをうまく当てるが、野地は首相撲で井上をつかまえ、左右の膝蹴りで反撃。井上もテイクダウンに成功すると、マウントから腕十字で反撃するが、野地の体がロープに引っかかり極めの形に持ち込めず。頭への膝蹴りを連打して脱出した野地は、上からのパウンドを的確に当て、井上にダメージを与える。
 2Rも井上のパンチ、野地の膝で一進一退の展開に。中盤に井上がテイクダウンに成功するが、野地はすぐに脱出しスタンドに戻す。どちらも消耗が激しく、ほぼ五分の内容だったが、有効打で上回った野地に軍配が上がった。


第6試合 リザーブマッチ 5分2R
○ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
×加藤 実(フリー)
判定5-0

 1R、アッカが加藤を右ストレートでダウンさせ、マウントパンチでチャンスを作るが、フィニッシュに持ち込めず。以降も主導権を維持するが、スタミナが乏しく、序盤の勢いは感じられない。2Rも同様のまま攻めきれず、復帰戦は苦い内容となってしまった。


第12試合 決勝 5分2R
×野地竜太(TEAM GARO)
○中西良行(Team MAD)
判定5-0
※中西が初代王者に

 準決勝で消耗の激しかった野地を、中西が終始攻め続ける展開に。中西が1R序盤からテイクダウンに成功すると、マウント、バックと優位なポジションを取り、チョークを狙う。野地が脱出してもすぐさましがみつきテイクダウン。その後も野地は脱出を続けるものの、中西がすぐにグラウンドに戻す展開が繰り返される。2Rにも腕十字、バックマウントからのパンチなどで野地を圧倒。一本/KOこそ奪えなかったものの、文句なしの判定勝ちで王座を奪取した。




その他のカード



第11試合 バンタム級(62kg)(ノンタイトル戦) 5分3R
○今成正和(Team-ROKEN)
×寺田 功(ALLIANCE)
3R 0'27" 腕ひしぎ十字固め

 1R開始すぐ、今成がテイクダウンに成功すると、ニーオンザベリーの状態からプレッシャーをかけ、時折パンチをヒット。中盤にマウントを奪うと、激しいパウンドラッシュで寺田に背中を向けさせる。チョークは極められなかったものの、トップポジションに戻ると、立ち上がってサッカーボールキックを3連発し、寺田を後退させる。今成にしてはトリッキーさの薄い試合運びだが、持ち前の野性味は存分に発揮され、観客は盛り上がる。

 2Rは今成が引き込みから下になる展開が増える。オモプラッタなどを狙うがなかなかうまくいかない。終盤には得意とする下からの蹴り上げで寺田をひるませるが、スタンドに戻ると、組みつき際に寺田の右の膝蹴りを顔面にもらってしまい、ダウン気味に倒れて下に。寺田の追撃をしのぎラウンド終了のゴングを効く。

 3Rに入ると、今成がいきなりチャンスをものにすることに。寺田の蹴りに合わせて引き込んで下になると、蹴り上げで寺田をひるませてから、変形の三角絞めで捕獲。そのまま腕十字に移行するとタップを奪った。終盤のキツい時間でしっかり一本を取った今成。ベテランならではの勝負どころの強さを印象づけた


第10試合 ウェルター級 5分3R
△上山龍紀(U-FILE CAMP)
△門馬秀貴(Brightness MONMA DOJO)
判定0-1

 サウスポーに構えた上山が、門馬の前足にローキックを集中。門馬も時折、飛び込んでの右フックをヒットさせるが、互いにスタンドで慎重なまま3Rを迎える。上山がタックルで上になると、門馬は下からのギロチンや三角を狙うが失敗。その後も上山がしつこくタックルで食らいつくが、均衡状態は崩れずドローに終わった。


第8試合 バンタム級 5分2R
○宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
×ダレン・ウエノヤマ(米国/ハウフ・グレイシー柔術アカデミー)
2R 1'10" フロントチョーク

 1R、ウエノヤマのノースサウスチョークに捕まりかける等、宮下は寝技で主導権を奪われる。2Rも序盤からテイクダウンを奪われ、バック、腕十字と攻め込まれるが、上のポジションを取ると、脱出して立ち上がろうとしたウエノヤマを、得意のギロチンで捕獲し見事タップを奪った。
 試合後マイクを持った宮下は「もう一度DREAMに上がりたいです。今はそれだけをモチベーションにして生きています。神様お願いします」とアピールした。


第7試合 無差別級 5分2R
○田澤和久(THUG LIFE香和)
×ロキュー・マルティネス(グアム/スパイク22)
2R 2'11" ヒールホールド


第3試合 無差別級 5分2R
○藤沼弘秀(フリー)
×若翔洋(フリー)
1R 0'17" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)


第2試合 ライト級 5分2R
○川崎泰裕(R-BLOOD)
×加藤友弥(BONDS/DEEPフューチャーキングトーナメント'09ライト級優勝)
2R 0'16" 反則

 1R、川崎がスタンド、グラウンドともに優位に試合を運ぶ。だが、2R開始すぐ、加藤の右ローがローブローとなり、5分近く試合が中断。再開後、またも加藤の右ローがローブローとなってしまう。川崎のダメージが大きく、いったんバックステージに戻って回復を待つことになったが、結局ドクターストップがかかり、加藤の反則負けとなった。


第1試合 ウェルター級 5分2R
△九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)
△渡辺良知(AACC)
判定1-0

フューチャーファイト ウェルター級 5分2R  
○土屋彬充(本間道場)
×ショーン・ディーン(雷道場)
1R 4'14" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


大月晴明、DEEPのリングに登場



 大会中、佐伯繁DEEP代表の紹介で、K-1・Krushで活躍中の大月晴明がリングイン。佐伯氏は「インターネットで総合をやるという噂を聞きました。K-1 MAXが終わったら、ぜひこのリングに上がってください」と呼びかけると、大月は「よろしくお願いします。自分は強さを求めてこの世界に入ったんで、強さを見せれるよう準備したいと思います」と挨拶した。

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