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菊野、松本を1R KOしライト級新王者に。宮田一本勝ち

ファイティングロードpresents DEEP 41 IMPACT
2009年4月16日(木) 東京・後楽園ホール
 菊野克紀はベースの空手を活かした強烈な打撃で初のタイトル奪取。DREAM参戦をきっかけに「世界を元気にしたい」と壮大な夢を語った。宮田和幸は67kg契約で快勝し、フェザー級進出に弾みをつけた。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 第5代DEEPライト級王者決定戦 5分3R
○菊野克紀(ALLIANCE)
×松本晃市郎(今田道場)
1R 4'32" KO (右フック)
※菊野が新王者に



 03年に極真会館の全九州と全関西大会の無差別級で優勝し、内弟子として5年間の修行経験もある菊野。ゴングが鳴ると、空手の三戦(さんちん)を元にしたという構えを取り、すり足で松本にプレッシャーをかけながら右ローを放つ。松本は回りながらジャブを放つが、度々コーナーを背にし、不利な状態。耐えきれなくなったようにパンチで飛び込むと、菊野が右フックで迎撃。松本がロープまで吹き飛ぶと、菊野はさらに右の前蹴りをボディに突き刺す。苦しそうな表情を浮かべた松本は、組み付いて難を逃れる。



 その後も菊野が執拗に右ローでプレッシャーをかけ続け、残り30秒とリングアナがコールすると、突然クライマックスが訪れる。またも松本が飛び込むと、右フックを当て、さらに右のミドルでコーナーまで下がらせると、体重の乗った右フック一撃。意識を失った松本が腰から崩れていく、衝撃的なKO劇だった。



 菊野は2月のチョン・ブギョン戦での三日月蹴りでの1R勝利に続き、強烈なインパクトをリングサイドで観戦していたDREAMの首脳陣にも植え付けた。DREAMの広報でもある佐伯繁DEEP代表も「菊野は久しぶりにDREAMに自信を持って出せる選手」と太鼓判。12月・2月・今回と短い間隔で試合が続いたことから、「3ヶ月ぐらい休ませてからDREAMに送りたい」とのことで、「K-1 MAXに出ても面白い」とも話した。

◆菊野「昨日と今日の僕は、別の次元です。ようやく新しいスタートが切れました。ずっとこれ(ベルト)が欲しくてやってきて、心技体が最高の状態で今日を迎えて、パズルの最後のピースをはめる所まで来て、勇気を出したらちゃんとハマったって感じです。
(戦った松本について)彼は僕と向かい合って怖かったと思います。皆さんが感じた以上のものを彼はリング上で感じていたと思う。あれ以上距離を詰めればパンチで倒されるし、あれ以上離れても蹴られる。今日はリング上を全て自分の空間にして戦えました。すり足で入ってこられて、逃げにくかったんじゃないか。僕は日頃80kgぐらいあるけど、たぶん彼は73kgぐらいしか無くて、DREAMの桜井選手と青木選手の試合じゃないけど、体格差があったと思います。最後のKOも『ああ、こんなので倒れるのか』という感じでした。
(独特の構えについて)あれば三戦の構えを自分なりにアレンジしたものです。この構えで [立ち上がって実演しながら] 相手が入ってきたら、バーン!と。まだ三戦をちゃんとわかったわけじゃなく、これからもっと進化できると思います。総合の常識を変えたいですね。今まで総合をやるのなら柔術やレスリングをやるという既成概念があったけど、『総合をやるなら空手をやれ』みたいな意識をみんなに持ってもらえたら、極真にも恩返しができると思います。

(打撃は空手の練習だけ?)フューチャーキングトーナメントの決勝戦(06年2月)で田村幸成選手に負けたとき、顔面パンチへの対応ができなかったので、キックボクシングの藤本ジムに1年間通っていました。
(今後について)僕はマザーテレサの心と、マイケル・ジャクソンの影響力に憧れているんですよ。音楽に興味が無い僕でも、マイケル・ジャクソンのことは知ってるほどですから。入場テーマにしているWe are the worldを初めて聞いたときに凄く感動しました。あの曲は困った人たちを助けるムーブメントじゃないですか。僕も5月に鹿児島に帰って、さっそくムーブメントを起こして、これからどんどん日本を元気にして、世界を元気にしたいです。僕はチャンスが無いということが凄く嫌で、アフリカの貧しい子供たちには何のチャンスも無い。これからは地上波に出ていき、影響力を活かして活動していきたい。DREAMに出させてもらえるなら一生懸命頑張って、DREAMにふさわしい選手になります」


第9試合 女子52kg契約 5分2R
○MIKU(クラブバーバリアン/DEEP女子ライト級(48kg)王者)
×ニックダリ・“ザ・ナイトクイーン”・キャラノック(米国/アンダー・ダグワス/フリースタイル・ケージファイティング女子125ポンド級(約56kg)王者)
1R 0'21" TKO (レフェリーストップ:ボディへの膝蹴り)



 蹴りを放つMIKUに対し、キャラノックは突進して接近戦を望むが、MIKUは首相撲につかまえると右の膝蹴りを連発。キャラノックが戦意を失い腰から崩れ、MIKUがパウンドを連打したところでレフェリーストップがかかった。MIKUは通常より4kg重い契約体重でもパワー差を発揮。6.28富山大会で予定される防衛戦に向けてさらに弾みをつけた。


第8試合 67kg契約 5分2R
○宮田和幸(Brave)
×ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA)
1R 2'31" フロントチョーク



 フェザー級転向を目指す宮田がDEEP初参戦。セコンドには前田日明氏がつく。右ストレートで飛び込んできたジェヒョンを豪快な腰投げで倒すと、柔術を得意とするジェヒョンのラバーガードを潰してパウンドを落とす。いったん立ち上がってからパスガードに成功すると、最後は上四方に回り込んで、得意の変則フロントチョーク(ワールドと呼ばれる)を極めて一本を奪った。
 DEEPフェザー級は王者の三島が8月に防衛戦を行う予定。宮田、山崎、北田、大塚、そしてライト級から転向する松本が挑戦者候補に上がっており、次回6月大会は熾烈な争いが繰り広げられそうだ。


第7試合 ウェルター級 5分2R
○上山龍紀(U-FILE CAMP町田)
×窪田幸生(坂口道場)
判定3-0 (竹村=上山/木村=上山/梅木=上山)

 1R、お見合いの時間が長かったが、上山が右フックと左膝を当てる等若干優勢。2Rも静かな展開となるが、上山が2度テイクダウンを奪ってパウンドを放つ等優位をキープ。8年前に2度引き分けている両者の対戦は上山に軍配が上がった。


第6試合 85kg契約 5分2R
○金原弘光(U.K.R.)
×長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)
2R 3'02" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 DEEP初参戦の金原は、髪型もさわやかにイメチェン。1Rはバッティングを繰り返しレフェリーから口頭注意を受けたり、終盤に長井の右フックをもらってふらつく場面もあったものの、2Rから挽回する。長井の蹴り足をすくって上になると、クロールの動きで重みのあるパウンドをヒット。ひるんだ長井からパスガードすると、最後は右のパウンドの連打でレフェリーストップ勝ちを果たした。


第5試合 ライトヘビー級 5分2R
○桜木裕司(掣圏会館)
×加藤 実(フリー)
2R 0'59" KO (左フック)



 ストライカー対決を制したのはキャリアで勝る桜木。1R、左ハイをドンピシャで決め加藤をダウンさせる。その後の追い討ちは防がれたものの、リーチのある加藤の蹴りとパンチをさばき続けると、最後はセコンドの「体重移動」という声に反応するかのように左フックを放つと、加藤が真後ろに伸びてノックアウト。久々に桜木らしさあふれる勝利となった。


第4試合 フェザー級 5分2R
○北田俊亮(パラエストラ千葉)
×ジョー・“ベイビー・ジョー”・タイマングロ(グアム/スパイク22)
1R 1'29" フロントチョーク

 タイマングロが半身の構えからタックルを仕掛けると、北田は三島も苦しめた得意のギロチンで捕獲。マウント、ガードとポジションを変えながら極めを深くし、最後はタップを奪った。


第3試合 無差別級 5分2R
○誠悟(フリー)
×和歌嵐(手塚道場)
1R 0'19" ネックロック

 誠悟が開始すぐから巨漢の和歌嵐を首投げで倒すと、袈裟固めで首を締め上げ一本。見事な速攻だった。


第2試合 バンタム級(62kg) 5分2R
○宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
×クレイジーヒル(バンゲリングベイ)
1R 2'39" スピニングチョーク

 MMAデビュー戦のキックボクサー、ヒルだったが、開始早々タックルで倒されると、ハーフからパウンドを浴び劣勢。宮下は逆サイドのハーフに移ると、パスガードして一気にスピニングチョークの体勢になり、最後は竹村レフェリーがストップ。顔を赤くしたヒルは、しばらくすると立ち上がって両手を広げてストップに抗議したが、「ギブアップ?」と尋ねる声に反応していない様子だったため、ストップは致し方ないところだろう。


第1試合 ライト級 5分2R
×松下直揮(MB3z)
○パーキー(韓国/CMA KOREA)
1R 3'59" TKO (ドクターストップ:膝蹴りによる眉間のカット)

 以前はParkyの表記でMARSに上がっていたパーキー(本名はパク・ウォンシク)。テコンドー三段を腕前を活かした飛び膝と右ハイで松下を苦しめた。韓国では柔術、グラップリングの大会にも積極出場しており、今後の躍進が期待できる。


フューチャーファイト 72kg契約 5分2R
○川崎康裕(R-BLOOD)
×八木 俊(ヤマジム静岡)
1R 3'02" TKO (レフェリーストップ:パンチ)


コールを受けるときの菊野(1)コールを受けるときの菊野(2)宮田
桜木北田パーキー

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