Home > REPORTS > 空道 > 全日本体力別 加藤久輝が圧巻の5連覇。-230で末廣智明が優勝:5.11 仙台

全日本体力別 加藤久輝が圧巻の5連覇。-230で末廣智明が優勝:5.11 仙台

全日本空道連盟「北斗旗全日本空道体力別選手権大会」
2014年5月11日(日)宮城・仙台市青葉体育館
  情報提供:全日本空道連盟(レポート:土倉延洋 写真:牧野壮樹・土倉延洋


加藤久輝
 今年11月14~16日に開催される空道世界選手権。5年前の前回大会(第3回大会)では、史上初めて日本選手が誰も優勝できなかっただけに、“日本空道”にとって王座奪還 は大きな課題である。
 今回の全日本選手権は、その代表選手を決める最終選考大会となっただけに、各階級で熾烈な闘いが繰り広げられた。“4年後はない。今季をもって引退”と考えているベテラン選手たちはもちろんのこと、年齢制限(18歳以上のみ出場可)をクリアし初出場となった全日本ジュニア選手権連覇者・清水亮汰や、他競技の全日本選手権優勝者(13サンボ全日本選手権74キロ級優勝・佐藤優作、13アマチュア修斗全日本選手権ライト級優勝・阿部貴広)までが入り乱れての大混戦。
 そんななかにあって、HEAT総合ルールミドル級王座を獲得してからの凱旋となった加藤久輝は、闘った4試合で、一本勝ち2・効果8を奪う、圧巻の闘いぶりをみせる。6カテゴリー(男子5階級&女子)のなかの最多ポイント獲得者に贈られる“北斗旗”をなんなく手にした。


+260クラス 決勝戦
○加藤久輝(大道塾安城支部)
×野村幸汰(大道塾札幌西支部)
本戦 効果優勢
※加藤に効果3あり

 野村は2週間前に行われた全日本柔道選手権でベスト16入りを果たしている一方で、大道塾にも籍を置き、打撃を学ぶ。決勝に勝ち上がるまでの3試合すべてを投げ→絞め・関節技で一本勝ち。そんな野村に対し、加藤は打っては下がるクレバーな闘いぶりに徹し、左ストレートで効果を3つ奪い、本戦の3分間で勝利を決めた。




-260クラス 決勝戦
○加藤和徳(大道塾吉祥寺支部)
×渡部秀一(大道塾岸和田本部)
本戦 有効優勢
※加藤に有効1、効果2(いずれもパンチ連打)あり

 共に初の決勝進出。1年前に両者は2回戦で対戦し、その際は渡部が得意の絞め技で一本勝ちしている。その経験があってのことだろう、渡部は、打撃を捨てて徹底的に組みつきに出るのだが、それが裏目に出た。襟を持たれつつ、加藤は次々とパンチを畳み込み、ポイントを連取。寝技への引き込みを許さず、リベンジを果たした。


-250クラス 決勝戦
○アレクセイ・コノネンコ(大道塾東北本部)
×勝直光(大道塾関西本部)
延長 有効優勢
※コノネンコに有効1(左フック)、効果2(いずれも右ストレート)

 勝は写真映えのする美しいフォームでパンチ・キックのコンビネーションを繰り出すのだが、コノネンコはそれに動じることなく、肩甲骨ごと投げ出すかのような武骨なパンチを叩き込んで、あれよと言う間にポイントを重ねてしまう。国際大会における日本人選手の敗戦パターンを象徴するかのような内容だった。なお、ジュニア大会で年齢別のすべてのカテゴリーで全日本王者となり、今大会で初めて一般大会参加を果たした清水亮汰(大道塾総本部)は、準決勝でコノネンコに僅差で敗戦。昨年の全日本サンボ選手権74キロ級優勝者・佐藤優作(大道塾札幌西支部)は、勝にニーインベリーからのキメ突きで効果を奪われ、敗れている。




-240クラス 決勝戦
○堀越亮祐(大道塾日進支部)
×内田淳一(大道塾総本部)
延長 効果優勢

 堀越は右足を前に出したり、左足を前に出したり、歩むようにスイッチしながら上体を柔らかくウィービングさせ、カウンターで相手を沈める組手で、初戦は失神KO、3回戦は効果2、準決勝は効果6を奪い、勝ち上がってきた。ナジーム・ハメドのようでもあり、古流武術的とも捉えられる独特のスタイルである。一方の内田は、空手の大家として知られる倉本成春氏のもとに学び、我妻猛、田中洋輔ら前回の世界選手権日本代表に競り勝ち、決勝に進出。一進一退の攻防のなか、パンチに対して頭を下げて躱した内田の顔面に、堀越が左膝を叩き込み、効果を得た。


-230クラス 決勝戦
○末廣智明(大道塾吉祥寺支部)
×谷井翔太(大道塾総本部)
延長 判定4-1
※谷井に反則1(金的蹴り)

 5年前の世界選手権当時、すでに全日本選手権を制していながら、キックボクシングの試合に集中していたこともあって、日本代表を決める大会にエントリーしなかった末廣。「前回のタイミングではまだ勝てる自信がなかったけど、ずっと出たいと思っていた」と言う。その後、寝技対策練習を徹底して行い、キックスタイルの打撃で攻め込み、相手の組み技に対しては防御に徹するスタイルを構築。今大会準決勝では、前回世界選手権準優勝の中村知大の組技を完封してみせた。決勝ではスピード溢れる谷井翔太に、ハイキックを再三チップされ、投げられ……と押され気味ながら相手の反則により勝利を拾うかたちとなったが、“本番”である世界選手権での活躍を期待したい。なお、13アマチュア修斗全日本選手権ライト級優勝者・阿部貴広(大道塾仙台東支部)は2回戦で目黒雄太(大道塾長岡支部)に判定で敗れている。




女子クラス決勝戦
○庄子亜久理(大道塾仙台西支部)
×前原映子(大道塾北本支部)
延長 判定5-0

 昨年の全日本体力別、全日本無差別大会においても決勝で対戦している両者。過去2戦はいずれも前原が判定勝利を収めていたが、今回は庄子が、師・長田賢一を彷彿させる右ストレートをヒットさせ、完勝。旗がすべて自らの勝利を支持するのをみて、顔を覆った。




各階級優勝・準優勝者。左から庄子、前原、谷井、堀越、末廣、内田、コノネンコ、勝、渡部、加藤(和)、加藤(久)、野村

Home > REPORTS > 空道 > 全日本体力別 加藤久輝が圧巻の5連覇。-230で末廣智明が優勝:5.11 仙台

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について