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K太郎 “大”の字。門馬、大逆転勝利

CAGE FORCE-EX eastern bound
2008年11月8日(土) ディファ有明
 トーナメントと王座戦を軸に展開されるのがCAGE FORCE通常戦とすれば、ワンマッチの魅力を前面に押し出すのがEXシリーズ。UFC・DREAM・WEC・修斗等、世界の戦場に散って行ったGCMのトップ選手を揃えた今回は、通常戦を凌駕する豪華な顔ぶれとなったが、単なるオールスター戦に終わらない緊迫した戦いが続出した。(写真:ひっとまん大場。)
第8試合 ライト級 5分3R
×中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
○キム・ジャンヨン(韓国/CMA KOREA KTT)
1R 0'59" KO



だから、ケージの試合は気が休まる暇がない。
セミでの手に汗握るシーソーゲームがようやく決着したと思ったら、沸騰した感情をリセットする暇も与えられずに、また戦慄の光景が訪れる。−−修斗環太平洋ミドル級王者にまでのぼりつめ、UFC、DREAMと世界のメジャーの舞台も踏んだ中村K太郎が、無名の韓国人にほとんど何もできないまま秒殺で破れ去ったのだ。

実質、勝負はキムの左右のパンチ2発で決した。フォロースルーの利いた右のストレートを浴びて、勝利の“K”ポーズならぬ、K太郎“大”の字でマットに寝かされてしまった。素早く多いかぶさると、ジャンヨンは、躊躇い無く鉄拳の雨を降らせる。文句なしのKO劇。セミではマフェトニが、まったく同様のチャンスを一瞬の逡巡で棒に振ったが、ジャンヨンにその甘さはなかった。



試合後のインタビューでは、一転「自分の右パンチだけを信じてました」「パンチが当たった瞬間、心にグァンという音が聞こえた」「どこでも呼んでくれるところがあったら、自分は走って行きたいと思います」と満面の笑みで大物食いの喜びを語ったジャンヨン。天真爛漫なその言葉と、フィニッシュの瞬間に見せた野獣のような獰猛さとのギャップが、妙に心に残った。



第7試合 ウェルター級 5分3R
○門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
×アンドレ・“ナパウォン”・マフェトニ(ブラジル/グレイシーBH)
1R 4'47" フロントチョーク

勝利の女神は、脇目もふらずにその手を取りに来る人間にしか微笑まない。
メインのレポートでも少し触れたが、マフェトニは試合序盤に訪れた絶好のチャンスに、その手を取る事を逡巡した。序盤のパンチの打ち合いで、いきなり門馬がマフェトニの伸びのいいストレートの連打を浴びてしまい、がっくりと腰を落としたのだ。おそらくそこで一気にパウンドを連打しておけば、マフェトニはメインのジャンヨン同様のワンナイトサクセスをモノにしていたはずだ。だが、そこで一瞬であったがマフェトニは、“嘘?倒れちゃったの?”という顔をして、足を止めてしまったのだ。

相手を上手に殴ることは練習できても、ダウンした相手にさらに止めを刺すという“キラーマインド”は、通常の練習では磨けない。持って産まれたセンスか、あるいは一定の修羅場経験値がなければ、ついそこで足が止まる。これがボクシングならレフェリーが割って入り、ダウンカウントが擬似的に死への接近度を計測する場面であろうし、空手であれば残心の構えで追撃が止まる、だが、MMAはさらに相手を、死が待つ彼岸よりに追い込まねばゲームが止まらない。

その意味で、マフェトニは、まだ「いいパンチの打てる柔術家」でしかなかった。



逆に門馬のMMA経験値は遥かに高い。タイミングを逸してパウンドに来たマフェトニを、クロスガードで捕獲し、息を整えてから立ち上がり、また打ち合いに応じて行く。

だがまだダメージが残るのか、再びパンチを浴び、フェンスに詰められてしまう。なんとか抱きついてテイクダウンを奪うも、立ち際にバックを取られるピンチが続く。後ろから腿にヒザを飛ばすマフェトニ。ここでフェンスを掴んだ門馬に芹澤レフェリーは、試合を止めて口頭注意。同ポジションからの試合再開後、門馬はなんとか体を入れ替えるが、さらに腿にヒザを打ち込んで来るマフェトニの一発が金的に入ったとして、試合は中断。

この2度のインターバルで、試合の流れは変わった。息が整った門馬はパンチの精度を上げる事に成功し、打ち合いに応じたマフェトニにクリーンヒットを浴びせる。フェンスを背負ったマフェトニにさらに左フックを被せダウン奪取。被いかぶさってヒジを落として行く門馬。この猛攻を浴びてマフェトニは防戦一方。いつレフェリーが止めるかという勢いだったが、ここでマフェトニも意地を見せる。ボディーへの蹴りあげで門馬を吹き飛ばすと、再びパンチで襲いかかっていく。



だが先のアンダーポジションの攻防で体力をすり減らしたマフェトニのガードは低い。門馬のパンチを浴びて、堪らずマフェトニはタックルへ。だが、グラウンドにはつきあわず立ちに行く門馬。際を突いてフロントチョークを取ったのが功を奏し、そのまま締め上げてタップアウト。

ジェットコースターのような急勾配連続のアップ&ダウンを制した門馬は、そのままフェンスを飛び越えて、大応援団の待つ客席に躍り込んで行った。


第6試合 バンタム級 5分3R
○大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)
×宮下トモヤ(POWER OF DREAM)
判定3-0 (松本=大沢/池田=大沢/豊永=大沢)


第5試合 フライ級 5分3R
○漆谷康宏(和術慧舟會RJW)
×清水清隆(SKアブソリュート)
1R 3'06" TKO (ドクターストップ:カット)

第4試合 ミドル級 5分3R
○内藤征弥(和術慧舟會A-3)
×アレックス・シウバ(ブラジル/アクシス柔術)
1R 4'29" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 ミドル級 5分3R
×藤井陸平(和術慧舟會RJW)
○佐藤豪則(Laughter 7)
判定0-3 (松本=佐藤/豊永=佐藤/芹澤=佐藤)

第2試合 ウェルター級 3分3R
○圭太郎(和術慧舟會RJW)
×グッドマン田中(グッドマンジム/パワーゲート推薦)
判定3-0 (池田=圭太郎/豊永=圭太郎/梅木=圭太郎)

第1試合 ライト級 3分3R
×星野大介(総合格闘技津田沼道場)
○宮崎直人(パラエストラ松戸)
2R 1'48" チョークスリーパー

[プレリミナリーファイト]

第2試合 ライト級 3分3R
○高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子)
×藤本 新(大月道場)
1R 1'07" 腕ひしぎ十字固め

第1試合 バンタム級 3分3R
×安永雄太(慧舟會ナックルズ)
○佐藤将大(TEAM坂口道場)
1R 2'26" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


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