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賞金総額100万円争奪ワンデートーナメントは出口智也が優勝:12.6 札幌

ノースエリア格闘技イベント BOUT21
2015年12月6日(日) 札幌コンカリーニョ

  記事提供:BOUT実行委員会(レポート提供・布施鋼冶  写真提供:長尾迪)


 BOUT 21で行なわれた57.5kg契約の「カリア プレゼンツ Northen Supernova2015~賞金総額100万円争奪ワンデートーナメント~」は画期的なコンセプトのもとに発案された大会だった。
 出場者は北海道在住、あるいは北海道出身の選手だけに限定したうえで出場メンバーを募ったのだ。しかし、大会直前になって一回戦で中澤弘志(スクランブル渋谷)と対戦予定だった工藤卓也(Brightness門馬道場)が腰骨骨折により欠場することに。そこで工藤の代役としてリザーブマッチに出場予定だったがんばれ!ふるかわくん(Grabs)に白羽の矢が立った。
 ところが、不測の事態はそれだけでは終わらなかった。主催者は協議の末、より公平を期すために一回戦の対戦カードをばらし、組み合わせを改めて当日抽選で決めることにしたのだ。
 キックボクシングでは北海道初のトーナメント開催だっただけに、会場は285人(主催者発表)と超満員札止めの観客で埋めつくされた。試合前、場内アナウンスで当日抽選になることが告げられたため、リング上にトーナメント出場選手が集結しただけで緊迫したムードが漂った。

 抽選によって新たに決まった一回戦の組み合わせは以下の通り。

中澤弘志VS出口智也
田中章一郎(フリー)VS関口直正(パラエストラ札幌)
山川賢誠(札幌道場)VSがんばれ!ふるかわくん(Grabs)
畑中健太(蹴空ジム)VS永山敬之(札幌道場)

 中澤VS出口は1Rから相手が出てきたところにハイキックを決めたり、力強い右ローをコツコツとヒットさせた出口が3-0の判定勝ちを収めた。中澤は序盤から強いプレッシャーをかけ続けたが、リズムが単調になってしまい、最後まで自分のペースで試合をすることができなかった。

 第3代TRIEBLATEフェザー級王者の肩書を引っさげて登場した田中は1Rこそ多彩な攻撃で試合を優勢に進めたが、2Rになると失速。逆に1Rまでは相手の攻撃を見すぎていた関口が息を吹き返し、ワンツーとカウンターのヒザ蹴りを武器に試合の主導権を奪い返す。そして残り15秒というところで、パンチの連打で先制のダウンを奪った。3Rになっても関口の勢いは止まらない。右ハイで田中をKOした。

 ふるかわくんVS山川は1Rから山川が得意の左ミドルでどんどん相手を追い込んでいく展開に。クリンチからの崩しによって相手からスリップダウンを奪う戦法も有効に映った。2R、あとがないふるかわ君がパンチの連打で場内をヒートアップさせると、山川もムキになって打ち合いに応じ、カウンターのヒザ蹴りも織り交ぜて先制のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたふるかわくんに山川は打ち下ろしの右ストレートがクリーンヒットさせ、熱戦に終止符を打った。

 永山VS畑中は1R終了間際相手の蹴りに合わせて放った畑中の右フックによって永山がダウンを喫する展開に。2R、必死に反撃を試みようとする永山だが、畑中は相手が出てきたところに左フックを合わせて2度めのダウンを奪う。さらに右フックからの連打で自分のキャリアを遥かに上回る優勝候補の永山をキャンバスに這わせた。


 続いて準決勝──出口VS関口(左下写真)。1回戦のKO勝ちで自信を得たのか、関口は1Rから積極的にローを中心に前に出るが、出口のガードは固い。そしてチャンスと見るや、パンチの連打るよって関口を追い込む。とどめは右フック一閃。前のめりに倒れた関口を見て、レフェリーは慌てて試合を止めた。1R2分ジャスト、出口のKO勝ちだ。



 もうひとつの準決勝山川VS畑中(右上写真)は屈指の好勝負に。声援が二分する中、畑中はヒザを前に出しながら前へ。山川は得意のこかしによってリズムを作ろうとするが、畑中は右ハイや右ストレートをヒットさせ、試合の流れをたぐり寄せる。ラウンド終了間際、山川が右フックを当てると、畑中はムキになって前に出て打ち合いに。危険を恐れずに果てしない打ち合いを続ける両者に会場は興奮の坩堝と化した。筆者の採点は10-9で畑中。
 2Rになっても、両者は完全にキックボクサーズハイ。打ち合いを辞めようとしない。危険な距離で両者の腕が交錯する中、畑中が痛烈な左フックを決め、山川をキャンバスに深々と沈めた。2R30秒、畑中のKO勝ちだ。セコンドに肩を借りても足元がふらつく山川は担架に乗せられて退場した。


 決勝戦は出口VS畑中というハードパンチャー同士の一戦になった。出口の固いガードを畑中はテンポのいいワンツーで崩そうとする。ステップは完全にヒット・アンド・アウェー。時折放つ左ボディフックも有効に映った。筆者の採点は10-9で畑中。
 2Rになると、出口が動き出す。パンチの連打とローによって、試合の流れを引き戻そうとする。トータルしてみれば、やや出口が優勢なラウンドだったか。3Rになると、畑中が突っ込むと出口がカウンターで応じる攻防に。この日は初戦から強いプレッシャーをかけ続けていた畑中だったが、さすがに攻め疲れたのか初めてそれが弱まる場面もあった。 判定は1-0(畑中)で延長戦へ。先制したのは畑中。左フックで出口をグラつかせ下がらせる。出口も負けてはいない。右ストレートを打ち返して、さらにローの連打を浴びせて、畑中の足を止める。
 その後激しくやり合ったまま、ラウンド終了のゴングが鳴った。結局ローによるダメージがポイントになったのか、ジャッジは三者とも10-9で出口を支持した。

 試合後、出口は笑顔とともにトーナメントを振り返った。
「決勝の延長戦が一番きつかった。最初はがっちりパンチをもらってヤバいと思ったけど、なんとか勝てた感じがします。頑張って蹴り続けた自分のローが効いていたんですかね?」
 出口は釧路出身で釧路在住の28歳(12月23日で29歳)。トーナメント優勝の自信を胸に来年は再び東京の大会に乗り込むか。

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