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山内&望月、王座前哨戦制す。前田初戦敗退

Reverse × Rebirth
2008年7月26日(土) 東京・後楽園ホール
 全日本スーパーウェルター級王者・山内裕太郎は、望月竜介との防衛戦を前にサムゴーと危険な前哨戦。肘で3カ所を切られる死闘となったが、最終Rに飛び膝でダウンを奪い逆転勝ちした。

全日本スーパーウェルター級タイトルマッチ前哨戦





第8試合 70kg契約 3分5R
○山内裕太郎(AJジム/全日本スーパーウェルター級王者)
×サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/元ルンピニー2階級王者)
判定2-0 (梅木47-46/和田47-47/豊永47-46)
※2R右肘打ちで山内に1ダウン、5R右飛び膝蹴りでサムゴーに1ダウン

 ライバル望月とのタイトル戦を前に、山内に組まれた前哨戦の相手はサムゴー。ライト級時代に猛威を振るった左ミドルは思うように打てなかったものの、ムエタイの奥の手で山内を苦しめた。
 山内は左右に細かく動き、サムゴーの左ミドルの的を絞らせないようにすると、一気にロープに詰め、左右のパンチを上下に素早く連打。左ボディを叩き込むと、サムゴーの表情が曇る。
 しかし危険を察知したサムゴーは、ミドル主体から肘主体に移行。2R中盤、首相撲の離れ際に右肘を叩き込み、山内からダウンを奪う。
 「肘はモロ油断。想定外だった」という山内は、フラッシュダウンの後、パンチラッシュの勢いを強めるが、サムゴーは倒れない。サムゴーの肘打ちで、ラウンドごとに一つずつ山内の顔面に傷が増える。再三ドクターチェックが入るが、サムゴーもミドルを蹴った際に左スネを割ってしまい、痛々しい傷を作る。

3Rに出した飛び膝

 試合はドロドロの大流血戦となるが、逆にこういう展開で何度もピンチをはねのけてきたのが山内だ。パンチのラッシュは衰えず、逆にサムゴーは攻撃を伴わない首相撲を繰り返し、4Rのポイントを失う。5Rは逃げ切りモードのサムゴーに対し、山内は最後まで勝負をあきらめず、残り20秒、渾身の飛び膝蹴りで逆転のダウンを奪取。この瞬間、観客は総立ちになるほどの盛り上がりをみせ、熱狂の余韻はしばらく冷めなかった。
 採点は和田ジャッジのみ同点とつけたが、他の2名は山内に1ポイント差をつけ2-0で山内の勝利。山内が1、4、5Rにポイントを取ったものと思われる。顔の3箇所に傷を作りながらも、最後はきっちり勝ってみせた山内。この勝負強さはタイトル戦でも活きるはずだ。


第7試合 70kg契約 3分5R
○望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位、70's全日本キック中量級最強決定トーナメント王者)
×貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム/全日本ミドル級2位・J-NETWORKミドル級2位)
5R 2'38" KO (3ダウン:右ローキック)



 貴之はサウスポーの構えから、時計回りで距離を取りつつ左ミドルをヒット。事前に対策していた望月は右ローを少しずつ当て、3Rにはダウン寸前まで追い詰めるが、不得意とする肘打ちをもらい、生え際を切られてしまう。
 ドクターチェックを受け、危ない場面もあった望月だが、4R中盤から右ローを連打し、再び形勢逆転。5Rに右ローでダウンを積み重ね、KO勝ちで山内との王座戦につなげた。
 山内も望月も、揃って奇しくも肘に苦しむ展開に。今回の肘への免疫が、タイトルマッチの二人の戦いぶりにどう影響するかも気になるところだ。
 なお、両者の王座戦は9月大会で計画されているが、特に山内のほうは顔の3ヶ所に傷を作っており、10月大会に延期の可能性も出てきた。正式な実施タイミングは後日発表される。




全日本ライト級王座決定トーナメントBブロック





第1試合 一回戦 3分3R(延長1R)
×前田尚紀(藤原ジム/フェザー級1位)
○白濱卓哉(建武館/全日本新空手軽量級'04王者)
判定0-3 (豊永28-30/芹澤28-30/朝武28-30)
※3R右肘打ちで前田に1ダウン

 1R、両者とも慎重にジャブとローを放っていたが、効き目を発揮したのは体格で勝る白濱のローのほう。1Rから前田の内腿が赤く腫れ、2Rにはローを嫌って一瞬構えをスイッチする場面も。3Rに入ると序盤から白濱の左ローでスリップし、中盤、組み付いての離れ際に右肘をもらってついにダウン。終了時間まで前田は猛ラッシュで逆転を狙うが、白濱は逃げ切り、下馬評を覆す白星をもぎ取った。

第2試合 一回戦 3分3R(延長1R)
○遠藤智史(AJジム/4位)
×寺崎直樹(青春塾/6位)
判定3-0 (勝本30-26/朝武30-26/梅木30-26)
※1R左フック、3R左ローキックで寺崎に各1ダウン

第6試合 決勝 3分3R(延長1R)
×白濱卓哉(建武館/全日本新空手軽量級'04王者)
○遠藤智史(AJジム/4位)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)
※遠藤がタイトルマッチ出場権獲得。海戸淳(S.V.G./2位)と対戦

 2Rまで均衡状態が続くが、3Rに入ると、サウスポーの遠藤が左ミドルをきっかけに左膝の連打で白濱を圧倒。初の王座挑戦に駒を進めた。


その他の本戦ワンマッチ



第5試合 ミドル級 3分5R
○江口真吾(AJジム/1位)
×白虎(和術慧舟會RANGER品川ジム/スーパーウェルター級2位、70's準優勝)
4R 終了時 TKO (ドクターストップ:肘打ちによる額のカット)
※2R右ストレートで江口に1ダウン

 1Rから江口が右ローと首相撲からの膝蹴りで優勢。2Rには肘の連打で白虎の額を切り、江口の完勝ムードが漂う。ところが白虎はドクターチェック直後に右ストレートを当て、形勢逆転のダウンを奪取。その後も出血が止まらず、再三ドクターチェックを受け、結局4R終了時にストップがかかったものの、白虎が一矢報いる内容。一種の隙でドロドロファイトにしてしまった江口は終了と同時に四方に土下座をした。




第4試合 バンタム級 3分3R(延長1R)
○瀧谷渉太(WSK/桜塾/4位)
×水原浩章(光ジム)
判定3-0 (梅木29-27/和田29-28/豊永29-27)
※2R左ストレートで水原に1ダウン

 水原はバックステップで距離を取って、瀧谷の得意の蹴りを封じると、瀧谷の左フックのカウンターで右フックを当て、瀧谷の右目の下を腫らす。瀧谷は2R終盤に左ストレートでダウンを奪い、3Rもパンチで攻め勝利したが、プロ5戦目で試練を味わう内容になった。

第3試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
○岩切博史(月心会/6位)
×堀口貴博(WSRフェアテックスジム)
判定3-0 (勝本30-28/梅木30-29/和田30-29)

オープニングファイト



第4試合 ライト級 3分3R
○渡部太基(藤原ジム)
×丹藤義則(AJジム)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)

第3試合 ライト級 3分3R
△倉持 厳(超越塾)
△相馬一仁(DTS GYM)
判定0-0 (30-30/30-30/29-27)

第2試合 56.5kg契約 3分3R
○伊藤将彦(STRUGGLE)
×松倉良典(烈拳会)
判定3-0 (30-28/30-27/29-27

第1試合 68kg契約 3分3R
○清水 武(藤原ジム)
×小笠原克樹(青春塾)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)

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